金沢観光、つづきです.
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仕事も終わり、翌日は有給休暇を取ったのでのんびりできます.
まずは荷物をコインロッカーに預けるために金沢駅に.普通に移動するのであればバスに乗ってしまえば乗り換えもなく最短で移動できるのですが、それはちょっと味気ない.地図を見ると自分が泊まっていたホテルから金沢駅と反対側に歩いて行くと北陸鉄道の駅があり、西金沢駅経由で金沢駅に行けることが判明.夕方の列車に乗るまでは時間の縛りもないので、それではと北陸鉄道の野町駅に.
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朝の時間帯なので列車の本数もあるだろうと調べもせずに駅に向かうも、時刻表を見て30分に1本しかないことに気づいてがっくり.しかも前の列車は出発したばかり.バスに乗ったほうが早く金沢駅に着くよなーと思いつつも、急ぐ旅でもないしということでしばらく休憩.
ここの鉄道に乗りたかったのは、車両が旧井の頭線の3000系車両というのが大きいのですよね.とはいえ、この北陸鉄道石川線は旧井の頭線の車両だけでなく旧東急の車両も走っているので、乗れたのはラッキーだったといえるでしょう.
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新西金沢駅でJRの西金沢駅に乗り換えて北陸本線で金沢駅に.
平日の朝9時とはいえ、すでにコインロッカーは多くが埋まってしまっており、もうちょっと遅かったら荷物の扱いに困ることになりそうでした.
駅からバスに乗ってひがし茶屋街に向かいます.金沢のバスは北鉄バスが主力でJRバスや観光用の周遊バスなどもあるのですが、2017年9月現在ではSuicaやICOCAのような大手の電子マネーでバスに乗れるのはJRバスのみ.北鉄バスも電子マネーは使えるのですが、この地域ローカルのもののみ対応でした.距離にもよりますが1回乗るとだいたい200円なので3回以上乗るのであれば北鉄バスの1日フリー乗車券を買う方が小銭を用意する手間も省けるのでよいでしょう.
自分は前日に街中を歩いて、これくらいの距離だったら歩きでなんとかなるだろうと判断したのでこの日乗ったバスはこれ1回きりでした.
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金沢には「ひがし茶屋街」「にし茶屋街」「主計町茶屋街」の3つの大きな茶屋街があり、駅から近いのはひがし茶屋街と主計町茶屋街.地図で見る感じでは川を挟んで両側にこの2つの茶屋街がある感じでしょうか.規模的にはひがし茶屋街が大きいようです.
昔の雰囲気を残す街並みは歩くだけでもいいものです.
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加賀藩御用達の看板を掲げる森八の茶寮で加賀棒茶と和菓子「すすき」をいただきました.金沢ではお茶というとほうじ茶がよく飲まれるようです.
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ひがし茶屋街を出て、歩いて兼六園へ.距離にして1kmほどあるので、時間のことも考えたらバスをお勧めしますが、知らない街を歩くが好きなのでここは徒歩で.
庭園には詳しくないのでそのよさというのはあんまりわからないのですが、この有名な灯篭の置かれたところの眺めは美しいなと思いました.紅葉や雪つりのある時期にも訪れてみたいと感じさせられます.
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もう一つ、兼六園で自分が見たかったのがこの日本武尊の像.
この日本武尊の像が鳩のフンなどで汚れていないことにヒントを得て、カラスよけの合金を開発したことでイグ・ノーベル賞を受賞しているのです.
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兼六園を出て少し歩くと円形の建物が見えてきます.金沢21世紀美術館です.ここには以前から行ってみたかった「スイミング・プール」があるのです.
上から見るぶんには入場料はかからないのですが、中に入るには入場料が必要となります.とはいえ360円と安価であること、それに他の展示も観れるのですからこれは入らざるを得ません.
上から見るとゆらゆらとした水面の下に普段着の人たちがいて不思議ではありますが、中に入って見ると水のきらめきを浴びながらも普段着でいる自分がいて、上から眺めていたのとはまた違う違和感のようなものがあります.
自分が訪れた時には「コレクション展2 死なない命」が開催されており、そこでやくしまるえつこの「わたしは人類」や八谷和彦の「M-02」(一人乗りの飛行物体)を見ることができたのはタナボタ的な感じでラッキーでした.
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またしばらく歩いて近江町市場まで戻り、回転寿司店に.ところが思っていたほど食べたいようなネタが流れていなかったので、握りのセットを注文することに.金沢にきたらやはり食べたい魚といえばのどぐろ、ということでのどぐろ入りのセットを注文.こってりとして濃厚な味わいはインパクトがあります.逆にいうと一切れ食べれば満足でもあります.
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食後は昨日の散策で気になっていた珈琲店「東出珈琲店」に.店の外からも見えるロースターが珈琲店として主張をしています.
メニューを見るとたくさんのコーヒーの種類が.いつもであれば深煎りの豆を選ぶのですが、ここはやはり店の名前を冠したブレンドをということで中深煎りの東出ブレンドを注文.そしてプリンも.
中深煎りとはいえなかなか深みを感じさせる味わいでかなり好みの味でした.プリンもプリン本体の優しい味と苦味のしっかり効いたカラメル、そしてコーヒーとの組み合わせがぴったりです.東出ブレンドはかなり気に入ったので豆を買って帰りました.
つづきます.