「伊勢神宮とリニア・鉄道館(その1)」の続きです.
RICOH GR DIGITAL III
伊勢から名古屋に戻り、あおなみ線に乗って終点の金城ふ頭に向かいます.
駅が近づくと白くて平べったい形状の建物が見えてきました.でも、個人的にはそれよりもその先に見える鉄鋼系の工業地帯に目を奪われました.
入り口すぐ近くにはSL C62、新幹線300X試作機、リニアモーターカーMLX01-1という、過去・現在・未来をそれぞれ代表するかのような車両が展示されています.
メインホールに入ると、新幹線0系、100系、300系、300系量産試作が見えてきます.
後ろにはドクターイエローも展示されています.
在来線も展示されていますが、新幹線に比べて展示に力が入っていないようにも感じられました.JR東海の収益の多くは新幹線からのものなので、まあ仕方のないところかもしれませんが.
2階からの眺めです.
0系新幹線.どれも懐かしいものばかりです.
しかし、飲料水が出ないのは仕方がありませんが、背もたれを動かして向きを変える座席はワイヤーで固定されており、そもそも座らないようにと注意書きがされているのは興ざめです.
JR系の博物館というと大宮にあるJR東日本の鉄道博物館がありますが、それに比べるとJR東海のこれはいくらか落ちる印象を受けました.展示の方法も鉄道博物館は配置が工夫されてホームを模して雰囲気を盛り上げていますが、リニア・鉄道館は並べただけ.しかもほとんど全ての車両で着席不可.先頭車と食堂車と両方展示させたいという目的は理解できますが、1号車と8号車を連結するのもちょっとどうなのかと.
来場者は普段は乗客なのですから、座るという行為を拒否するのは体験の一部を削いでいるようなものでつまらなさの一因であるような気がします.
予定では閉館時刻までいるつもりだったのですが、展示物も見終えてしまったので早めに名古屋に戻り、矢場とんで味噌カツをいただきました.
さらに、伊勢で食べそびれた赤福氷を名古屋駅の高島屋でいただくことができました.これで思い残すことはありません.
天候に恵まれず、また慌ただしい行程でありましたが、充実したよい旅行でした.伊勢神宮は年に1回くらいのペースで訪れていますが、何度行ってもいいところだと思います.心が洗われます.リニア・鉄道館は期待していただけにちょっとがっかりでした.
旅行楽しまれた様ですね。
次回は、伊勢神宮と工業地帯でしょうかw
コメント by 静岡散歩 — 2011/09/19 @ 07:20
工業地帯、名古屋も四日市も撮りに行きたいです.
名古屋のリニア・鉄道館から見えた工業地帯は新日鉄のもののようです.ただ、対岸は荷物の積み出し用の港湾設備があるので撮影は厳しそうです.
四日市は「ポートビル」というビルがあって、そこの最上階に「うみてらす14」という展望施設があるので、そこが狙い目のようです.土曜と7-11月の金曜は21時まで営業なので(通常は17時まで)、夜景を狙うならそこですね.
コメント by Annexia — 2011/09/19 @ 14:26
東京駅のポスターを見る限り、かなり凄そうに思えたのだけど、実はそうでもなかった感じですか。
というか、大宮が凄すぎるのかもしれないね。
アレを見た後だと、どこもイマイチに見えちゃうのは仕方ないのかもw
コメント by エヌ氏 — 2011/09/19 @ 22:22
Wikipediaによると延べ床面積では大宮の半分なんだよね.
面積もさることながら見せ方に工夫がないというか、こういう言い方をしていいのかわからないけど、単なる対抗馬として作っただけのような気もしました.
あと、地域柄なのか大宮に比べてフリーダムなお子様が好き放題に走り回っていて親も注意しないのもちょっとイヤでした.
コメント by Annexia — 2011/09/19 @ 22:36