つづきです.
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伊那市駅から朝5時半の始発に乗り、北上します.
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岡谷駅で中央本線の長野行き電車に乗り換えて、下車したところは姨捨(おばすて)駅.
いくつもの特徴のある、一度は訪れてみたかった駅なのです.
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最大の特徴は、やはりこの駅からの眺め.「日本三大車窓」に数えられる雄大な眺めです.
手前には棚田が見え、その先には町並みと千曲川を臨み、さらに奥には山並みと美しい光景が広がっています.
この日は霧が酷く、ややかすんで見えていましたが、それでもこの眺めには感動しました.
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これだけの光景が臨めるということは高低差も大きいということでもあります.
この姨捨駅に入った列車は高低差をクリアするために入線後、いったんバックして、本線に戻るというスイッチバックを行っています.
そのため、眼下にこうして自分の乗ってきた列車を撮影するなんてことも可能なのです.
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再び列車に乗って長野駅へ.そしてそこから路線バスに乗って善光寺に.
善光寺に来るのはこれが初めて.というよりも、松本には何回か来ているのですが、長野市に来たのはこれが初めてなのです.
想像以上に善光寺の建物や規模が大きくて驚きました.これは仁王門.この時点で大きな建物だと思いましたがまだまだでした.
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さらに大きな門の先には…
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本堂が見えてきます.存在感に圧倒されます.
本堂には「びんずるさま」と呼ばれる像がまつられていました.
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参拝を済ませたら、お楽しみの買い食いタイム.
長野といえば、やはりおやきです.定番は野沢菜ですが、今回はキノコとナスをいただきました.11月とはいえ外歩きをしているとそれなりに冷え込むので、これは暖かくて美味しくて満足でした.
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善光寺から長野駅に戻るバスは、観光用の周遊バス「びんずる号」でした.料金は路線バスと同じ150円です.
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長野駅に戻ってきてから向かったのは、長野電鉄の長野駅.
ここには、すでに首都圏では引退した、あの車両があるのです.
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かつての小田急ロマンスカー10000系です.現在は1000系「ゆけむり」と呼ばれています.
小田急線で使用されていたときには10両ほどの編成でしたが、ここでは4両に短縮されていました.特急料金は100円で展望席も含めて全席自由席ということもあって、展望席は混雑していました.自分も3列目に座りました.
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長野電鉄の長野駅は地下駅ですが、しばらくすると地上に出て車窓を楽しめるようになります.
向かいからやってくるのは、かつての成田エクスプレス.
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自動車と共用の橋を通って千曲川を渡ります.乗っている列車も含めて違和感というか、不思議な感覚です.
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窓の外には林檎畑.
途中駅の小布施が近くなると、林檎畑よりも栗の木が多くなってきました.小布施は栗の名産地として有名なところです.
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目的地である信州中野駅に到着.隣には元営団日比谷線の車両、そしてその隣には東急の車両が見えます.
長野の地でこの3社の車両が並んでいるなんて奇妙な夢を見ているかのようです.
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タクシーに乗って着いたのがここ、ぽんぽこの湯.坂道をえんえんと登った先にあるだけあって、眺めがよいのです.
ここは、以前にRX-8が納車されたときにならしを兼ねてやってきた、思い出の温泉です.
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温泉からの眺めは撮影できませんが、建物の横から露天風呂からの眺めと同じ方向を撮影したものです.
平地の向こうには雪をかぶった山が見えます.
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昼食はぽんぽこの湯の中にある食堂で.
日帰り温泉に付随する食堂なんて、と思っているとおいしさに驚きます.天せいろ蕎麦を食べましたが、蕎麦も美味しければ、天ぷらもカラッと揚げたてでした.
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帰りはかつての成田エクスプレスこと、2100系「スノーモンキー」でした.
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側面のステッカーがかわいらしいです.
長野駅からは新幹線で東京まで戻りました.
今回の旅行は飯田線に乗るのも初めてでしたし、善光寺など初めて行くところが多く、見るところも多く、また改めて見たいところも多いと感じました.これから長野は雪も降って寒くなってきますが、寒いところには寒いときにいってこそ楽しめるというもの.また訪れてみたいと思いました.