2025/12/13
FUJIFILM X100VI
AmazonのブラックフライデーセールのタイミングでKindle Colorsoftを購入しました.
カラー版のKindleということで発売当初から欲しいなと思ってはいたのですが、読書端末として考えると高価で、なおかつそれまで使用していたKindle Oasisのようにページ送り/戻しのハードウェアボタンがないことが気になって購入に至らず様子見をしていました.
しかしながらブラックフライデーのセールで通常価格44,980円が34,980円と1万円引きになったこと、ハードウェアボタンを備えたOasisの後継が出る様子もなさそうということで購入することにしました.
FUJIFILM X100VI
いっしょに純正のファブリックカバーと保護フィルムを購入.周辺機器類はセールの対象外なので、結果的には合計で4万円を超える額になってしまいました.
FUJIFILM X100VI
パッケージを開けた状態.カラー画像が表示されています.
Kindleのディスプレイに採用されているE-inkは書き換え時のみ電力を消費するので、画面表示したまま届けられるわけなのです.
使ってみた感想です.
画面がカラーになった以外は従来のKindleと変わらないですね.レスポンスも多少速くなったとはいえ、何枚かおきに反転して書き換えが発生しますし.
また商品名に「Colorsoft」とあるように、液晶や有機ELのような鮮やかなカラーではなく、例えるならばわら半紙にインク節約モードで印刷したかのような地味な風合いです.とはいえ、カラーになった恩恵は大きく、カラーの資料画像付きの本などを読むときに、モノクロでは判別不可能だったところもしっかりと認識できます.
モノクロ部分が従来通り300dpiで表示されるのに対してカラーは150dpi表示になること、ディスプレイにカラーフィルタが挟まることで文字のくっきりとした描写がモノクロモデルより劣るという評価もあるようですが、自分の目では気になりませんでした.
Kindle Oasisから変わった点として見逃せないのが、端子がmicroUSBからUSB Type-Cになったことです.充電頻度は少ないとはいえ、他の端末とケーブルが使い回しできるのはやはり便利です.
2025/11/23
RICOH GR III
GPSロガーとしてGarminのeTrex Touchを購入しました.
2024年頭にGarminのeTrex Solarを購入してGPSロガーとして使用してきたのですが、いくつか重大な問題がありました.
・記録しているはずのログが部分的に記録されていないことがある
・記録容量が少ない(28MB)
・使用時に地図が表示されない(上記記録容量が少ないため地図データを格納できない)
・総移動距離表示が一定距離(168km)を超えると更新されなくなる(のちにファームウェアアップデートで解消)
・ソーラーパネル内蔵で充電しながら使えるものの、日差しが強すぎると熱でハングアップする
とくに記録しているはずのデータが部分的に記録されないのは致命的で、偶然かと思いますが自分の旅行記録でも再訪できるか微妙な場所(例:津軽岩木スカイライン、弥彦山スカイライン、白馬から糸魚川に抜ける国道148号など)が記録されておらずがっかり、ということがありました.厄介なことに記録中に画面で確認することができないため、帰宅して取り込んでからデータ欠落していることに気づくわけです.
メモリが28MBしかないことや、途中でファームウェア更新で修正されたとはいえ、総移動距離が168km以上は表示されないことを見るに、長距離のログを取ることやトレッキングナビを目的とした製品ではないらしく、歩行用レベルの機能しか有していない製品といえるもので、以前に使用していたeTrex20と比べても機能的に劣っていると言わざるを得ません.
これでは困る、ということで代替品を探していたところ同じGarminから上位モデルといえるeTrex Touchが発表になっていたので購入しました.
RICOH GR III
eTrex Solarとの違いとしては、
・タッチパネル式カラー液晶を搭載
・記録容量32GB
・日本地図データを収録
・画面等の詳細なカスタマイズが可能
ということで、記録容量が1,000倍あまりになっていることからもわかるように、別物といえる製品に仕上がっています.
また、アクティビティの種類として「ドライブ」が選択できることからも、長距離移動も考慮した設計になっていると思われます.
Apple iPhone Air
実際に2台を持ち出して日帰り旅行で試してみました.
衛星の補足については大きな違いはなく、トンネルを出たときなどで場合によってはeTrex Solarのほうが先に位置情報を取得することもありました.
またeTrex Touchは移動していない場合には記録をオフにする機能があり(移動を検知する速度は変更可能で初期値は1.6km/h)、そのため鉄道での移動時にも駅停車時に記録が一時的に中断するので、停止時に位置情報のずれでログがぐちゃっとするのを防ぐことができます.
200kmを超える移動も含めて数回試してみましたが、いまのところデータの消失などもなく、安定したログが取れている印象です.気になった点としては、タッチパネルの反応がよすぎるため、鞄から下げているような状態でも意図せず画面表示が切り替わってしまうことがありました.誤って記録停止などが起きないようにするため、タッチパネル操作ロック(唯一の物理ボタンである電源スイッチを押すまで解除されない)が必須といえそうです.それ以外は満足のいく製品といえます.
2025/10/19
半年ほど前ですが、Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Asphericalを購入しました.
Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Aspherical Z-Mount
F1.2 1/80秒 ISO100
きっかけは今年3月に行った、CP+のコシナブースでこのレンズを試したことでした.
当時、メインのレンズとして同じVoigtlanderのAPO-LANTHAR 35mm F2を使用していました.解放からキレのいいレンズでII型になって最短撮影距離が27cmまで寄れるようになるなど、焦点距離含め自分にとっては理想のレンズです.
が、このNOKTON 40mm F1.2は絞り開放時の「ユルさ」「柔らかさ」がAPO-LANTHARにはない魅力でした.それでいて絞ればキレのよさもあり、絞り値によって描写を変えられるのが気に入り、購入することにしました.
少し気になったのは焦点距離.個人的に好みの焦点距離は28mmから35mmくらいなので40mmだと望遠寄りかなと思いましたが、CP+で触った時もそれほど違和感がなかったので購入に踏み切りました.
Apple iPhone 13mini
F1.2という明るいレンズながら前玉はそれほど大きくないですね.フィルタ径は58mmでAPO-LANTHAR 35mm F2と同じです.Voigtlanderのレンズキャップはバネが弱いのと引っ掛かりがよくなくて外れやすいので予備を常備しているのですが、使い回しできるので助かります.
モダンクラシックなデザインのレンズで、Zfとの組み合わせで違和感がありません.絞りリングは先端寄りにあり、細めですが操作しやすいです.
Apple iPhone Air
フードはねじ込み式で、内側にネジが切ってあって58mmフィルタが取り付けできるようになっています.なのでフィルタをつけても全長が伸びません.ただし、つけ外しはしづらいので一時的に使うようなフィルタはレンズとフードの間につけたほうがよさそうです.
自分は日中の屋外でも絞りF1.2解放で使えるようにND8フィルタをつけています.室内や屋外でも暗くなって光量の低い環境ではフードごと外して撮影しています.
Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Aspherical Z-Mount
F1.2 1/200秒 ISO100
絞り解放、最短撮影距離で撮影.収差で霧がかかったかのようにふわっとボケています.しかしながらピントの合っている部分はしっかりと描写されています.昔の単焦点大口径レンズは絞り解放で撮影距離が短いとピントの合っているところも収差がありすぎてユルく、2段くらい絞らないと使えなかったりしたものですが、これであれば解放から使っていけます.ただし、ピントの合っている範囲が狭すぎるので必要に応じて絞った方がいいでしょうね.
Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Aspherical Z-Mount
F5.6 1/800秒 ISO100
屋外でF5.6まで絞って撮影.同じレンズとは思えないほどキレのいい描写です.
Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Aspherical Z-Mount
F1.2 1/1600秒 ISO100
Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Aspherical Z-Mount
F2 1/800秒 ISO100
絞り解放ですと周辺減光が強めに出ます.F2まで絞るとほぼ気にならなくなります.
周辺減光も描写表現として変化がつけられて気に入っているところです.
Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Aspherical Z-Mount
F1.2 1/1250秒 ISO100
絞り解放で撮影.こうした花の撮影などでは収差がプラスに働きますね.
ピントの合っているところもふわっとしていますが、ピントの芯はしっかり出ているのがいいですね.
Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Aspherical Z-Mount
F1.2 1/1600秒 ISO100
同じく絞り開放ながら、やや離れたところにピントを合わせると収差も抑えられた描写になります.
Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Aspherical Z-Mount
F7.1 1/40秒 ISO1400
画角40mmなのと、最短撮影距離30cmなので新幹線などでテーブルのものを撮影するのにちょっと引きが足りないかなと感じる部分はあります.
Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Aspherical Z-Mount
F2 1/40秒 ISO360
F2まで絞って撮影.1段半絞ることで周辺減光も控えめになり、近接域でも安定した画質になります.
Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Aspherical Z-Mount
F1.2 1/125秒 ISO250
ふわっとした収差、ピントの合っている場所の存在感、周辺減光が相まって立体的な描写を感じます.
Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Aspherical Z-Mount
F1.2 1/2000秒 ISO250
ややノスタルジックな色味で撮影したら、ジオラマを撮影したかのような雰囲気が出ました.
Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Aspherical Z-Mount
F1.2 1/40秒 ISO2000
夜を意味するNoktから名付けられたNOKTONだけあって、夜の撮影でも絞り解放F1.2が威力を発揮します.
夜間の神社の薄暗い照明でも絞り解放、1/焦点距離のシャッター速度でもISO2000で撮影できるのは明るいレンズならではです.
同じVoigtlanderでもAPO-LANTHAR 35mm F2は絞り解放からシャープな画質で、絞りはシンプルにボケ具合を加減するものという性質なのに対し、このNOKTON 40mm F1.2は画質のユルさやシャープさ、周辺減光による空気感のようなものまで絞りで調節できる自由度を感じます.
2025/09/28
RICOH GRIII
iPhone Airを購入しました.
以前に使用していた機種がiPhone 13miniで、3年半ぶりの機種変更です.
過去3機種の購入履歴を見てみると、
・iPhone 8(PRODUCT)RED:2018年4月購入
・iPhone SE2(PRODUCT)RED:2020年5月購入
・iPhone 13mini(PRODUCT)RED:2022年3月購入
と、おおよそ2年に1回のペースで買い替えているので、3年半は比較的長く使った感じです.
これはiPhone 13miniを最後に小型モデルが消滅したことが最大の理由ですが、それに加えて旧機種でも比較的安定して使えるようになってきたこと、それからマイナンバーカードや金融系の情報などiPhoneで機密情報を多く扱えるようになったことで機種変更の手間や難易度が上がったことも理由だったりします.
RICOH GRIII
iPhone 13miniとAirの比較.13miniが小型だったこともあって、こうして比較するとAirの大きさが際立ちます.
普段使いのバッグのポケットに13miniは余裕で収まっていたのに、Airはギリギリすぎて出し入れに難儀したり、シャツの胸ポケットに入れてもはみ出してしまうなど、大きさの面では扱いづらさを感じます.もちろんそれと引き換えに画面が大きくなることで視認性は向上しているわけなのですが.
RICOH GRIII
今回購入したのは256GBのスカイブルー.
スペースブラックを除くと、クライドホワイト、ライトゴールド、スカイブルーの3色は明るめの色合いをしており、光の加減によってはどれもみなホワイトに見えてしまうなど似たような色合いです.見方を変えると、ホワイトで色温度が寒色(スカイブルー)、標準(クラウドホワイト)、暖色(ライトゴールド)みたいな感じでしょうか.
RICOH GRIII
今回発売されたiPhone 17、17Pro、17Pro Max、そしてこのAirの中からAirを選んだのは、この薄さが魅力だったからというのが大きいですね.
薄くなることと引き換えにいくつか機能が制限されているわけなのですが、
・カメラが広角26mmの1つのみ→撮影はGRIIIやX100VIなどのデジカメを使うのでiPhoneのカメラにはメモ程度しか求めていない
・スピーカーがモノラル:本体から音を出すのはタイマーや着信時だけなのでステレオの必要性なし
・バッテリが他機種より持ちが悪い:13miniと比べればはるかに長持ち
・USB-C端子がUSB2規格で通信速度が遅い:USB-C端子はCarPlayやたまに充電に使う程度なのでこれで十分
・USB-C端子から映像出力できない:映像出力したことないのでどうでもいい
というような感じなので、この割り切ったスペックでまったく問題ありませんでした.というか、Airのスペックを見るにつけ、割り切りのよさに「わかってんじゃんApple、こういうのでいいんだよ」という気分になり13miniから乗り換えようという気持ちになったわけです.
なお、従来と同様にケースなどに入れず保護ガラス/フィルムだけ貼って運用するつもりです.
RICOH GRIII
側面は今回発表された機種の中で唯一のチタン製.iPhone 17Pro/Pro Maxが放熱製重視でアルミを採用しているのに対し、薄くしたぶん強度が求められることをチタンのフレームで補っている設計のようです.
艶ありの素材なので指紋が目立つという指摘もありますが、指紋がついているのをわざわざ気にして使いませんし、気になったら適当なクリーニングクロスで拭けばいいので大した問題ではないと思っています.
Apple iPhone Air
前述したようにiPhoneのカメラはメモ程度にしか使うつもりがないのですが、Appleに限らずスマホメーカー各社ともカメラ性能は重視しているのでためしに撮影してみました.
ピントの合っているパフェの部分はよいのですが、背景のボケがデジタルカメラでは見たことのないレベルでぐずぐずの汚さです.
Apple iPhone Air
おそらくメーカーとしてはこう使ってほしいのだろうな、と思われるポートレートモードで撮影.
上のものとは打って変わって綺麗にボケてはいますが、細かく見ていくとあちこちに違和感があります.被写体であるパフェがしっかりとピントが合いすぎていて、このレベルのボケであればパフェ容器のラウンドした両端がボケるべきであるところがシャープすぎます.それに比べてパフェ容器の下部が途中から急激にボケており、置いてあるスプーンも急にボケています.
もっとも、この手のコンピュテーショナルフォトは処理速度の向上やAIの学習習熟度とともにみるみる性能が上がって、いずれば著名などこそこのメーカーのレンズをシミュレートしました、的なものまでできるようになるのでしょう.というかすでに某カメラメーカーの名を冠したアプリでそんなようなものがあったような.
FUJIFILM X100VI
参考までに富士フイルムのX100VI(絞りF2解放)で撮影したものを.絞りを開けてぼかして撮ると当然ながら被写界深度は薄くなり、グラスのフチはボケるのです.
もっとも、デジタルカメラもレンズによっては補正に手間のかかる色収差などを優先して、比較的補正の難易度の低い歪曲収差はカメラの映像エンジンの処理まかせする製品もあるわけで.これもコンピュテーショナルフォトの一部とも言えるわけですが、過剰な味付けは自分の好むところではないですね.個人的にはまだまだ光学性能で画質を求めたい気持ちがあります.
まとめます.
購入から10日ほど使った感想としては、大きさは気になるもののそれ以外は概ね満足といった感じです.どちらかといえばハードウェアよりもiOS26のLiquid Glassの見づらさが気になる感じでしょうか.
2025/07/16
FUJIFILM X100VI
ソニーのウェアラブル温度調節デバイス「REON POCKET」が大幅なモデルチェンジを行い、「PRO」を名乗る製品を発売したので購入してみました.
以前にREON POCKET 3を購入し主に夏場に使用していましたが、持続時間の短さなどがネックで使用頻度が少なくなっていたので、バッテリ性能などを期待しつつの購入です.
FUJIFILM X100VI
外部センサーであるREON POCKET TAGは所有しているので、今回は付属しない製品を購入しました.
本体以外の付属品は廃熱用のエアフローキットの大小、USBケーブル、説明書です.
FUJIFILM X100VI
持ち運びや保管を考慮して別売のケースも購入しました.
FUJIFILM X100VI
本体と付属品一式、REON POCKET TAGを収納できます.
REON POCKET TAGは背面のクリップが心許なく落としそうなので、Amazonで売られていたカラビナ付きのシリコンカバーを装着しています.
FUJIFILM X100VI
REON POCKET 3との比較.結構大きさが違います.
REON POCKET 3→4→5と倍々に性能が上がっており、さらに5と比べてPROは冷却面積やバッテリ持続時間が2倍になっているなど、動作時間には期待が持てそうです.
FUJIFILM X100VI
本体側面に電源スイッチ、反対側に温度調整スイッチがあります.
従来モデルはスマホから操作することを前提にして本体は必要最低限のスイッチしか装備されていませんでしたが、機密保持などでスマホを持ち込めない場所でも使えるよう、スイッチが増やされたとのことです.
FUJIFILM X100VI
剥き出しだったUSB Type-C端子もカバーがつけられています.
REON POCKETシリーズは本格的に暑くなる前に品切れとなって入手困難になるのが毎年のことなので、このREON POCKET PROも5月下旬に購入し、1ヶ月近く使わずに放置し、6月下旬ごろから暑くなってきたのでようやく本格投入しました.
今まで自分が使っていたREON POCKET3の場合は出社しただけ(使用時間約1時間)でバッテリがほぼカラになってしまい、帰りも使うのであれば充電必須でしたが、REON POCKET PROの場合は通勤の往復に使用した場合には2日間使用できます.本体サイズが大きくなってバッテリ容量が上がっただけのことはあります.
冷え具合については従来機とは異なり2つのペルチェ素子を交互に駆動させて感覚の麻痺を避けるような設計が功を奏しているのか、ひんやりとした感触が続きます.
サイズが大きく重くなったことにより懸念であった装着感については、さすがに従来よりは大きなものを装着している感覚はありますが、実際の重さほどの差は感じづらく、うまく重量が分散されている印象です.
従来モデルのREON POCKET 5は併売されるそうで、このPROについては全体的に堅牢性や耐久性を高めた別ラインの製品という印象で、そこがPROモデルをうたうゆえんなのかなと感じました.