2025/10/13

長野・新潟・群馬旅行(その4)

Category: 旅行・観光, — Annexia @ 00:00

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2

 夜間は結構な量の雨が降っていましたが、翌朝は綺麗に晴れました.
 宿をチェックアウトし車をしばらく置かせてもらって、再び弥彦神社に参拝しました.今回は弥彦山も拝むことができました.
 そしてこのあと、その弥彦山に車で向かいました.

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2

 弥彦山スカイラインと名付けられた曲がりくねった道路を進み、弥彦山の山頂近くまでやってきました.昨日の雨のせいか道路には枝葉が大量に落ちており、さらに落下した栗を食べる猪に遭遇するなど運転していて注意が必要でした.まあ熊が出なかっただけよかったとしましょうか.
 弥彦山スカイラインから向かうと駐車場は崖の下のようなところに位置しているため、このままでは山頂に向かえません.

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2

 縦長で下部が斜めにカットされた「クライミングカー」に乗車して山頂に向かいます.

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2

 弥彦山からの眺め.標高は634mということで、同じ高さとしてスカイツリーを引き合いに出されます.
 田んぼの広がる越後平野、そして積雲がいいですね.

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2

 反対側を見ると、海の向こうに佐渡が見えます.佐渡にもいつか行ってみたいものです.

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2

 弥彦山を下り、向かったのが三条市にある諏訪田製作所
 以前からここの爪切りが欲しかったのですが、サイズの違いやバリエーションも多いので、現物を見てから決めたいと思い、本社工場に併設のショップにやってきたわけです.

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2

 様々な爪切りが展示されており、自由に試せるように(=自分の爪を切る)なっています.
 実際に切ってみましたが、切れ味の良さはもちろん、切ったあとの爪の滑らかさで刃先の精度の高さを感じさせられます.

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2

 刃の仕上げは同じながらサイズやグリップの形状などにより価格が異なっており、しばらく迷ってこのDIAMONDを購入しました.

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2

 この多面カットの美しさに惹かれました.

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2

 あわせてケースも購入.爪切りの価格としてはちょっと想像を超えた額になってしまいましたが、日々使うものですし、これから長い付き合いになることを考えたら気に入ったものを買うのがよかろう、と思うことにしました.

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2

 続いて燕三条駅近くにある、道の駅 燕三条地場産センターにやってきました.

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2

 2ヶ月ほど前に訪れたばかりですが、そのときに購入を迷い、結局見送ったアルミ製の箸と箸置き、そしてアイスクリーム用スプーンを購入しました.

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2

 アルミの特徴は熱伝導性の高さ.なのでアルミ製のスプーンでアイスクリームを食べると、指の熱でアイスクリームが溶けて食べやすくなります.硬いことで名高い新幹線で販売されるアイスクリームでも食べやすくなるので車内販売で売られたりもしています.
 さっそく試してみようと思い宿泊先の売店でアイスを買おうとしたらハーゲンダッツしかなく、最初から柔らかかったのであまり参考にならない結果になってしまいました.
 帰宅後、冷凍庫にあるアイスで試してみましたが、指の熱がアイスに伝わるためすくいやすくなります.そのかわり指先にアイスの冷たさも伝わってきますが.

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2

 アルミ製の箸と箸置き.小さな紙を丸めたような形状の箸置きがまず気に入りました.
 箸については先端がシャープなこともあってご飯粒のような小さなものもしっかりと掴めます.その反面、力をかけすぎると容易にご飯粒が2つに分断されてしまいますが.
 熱伝導性の高さで懸念だったのが熱いものを食べたときに持ち手まで熱くなるのではということだったのですが、気にするほどではありませんでした.ただ、カップ麺のようなものを食べると麺だけでなくスープに浸かった箸先端部も熱くなります.

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2

 新潟から東京くらいの距離であれば大した距離でもないのでそのまま帰っても良かったのですが、今回は休みも長くてまだ余裕もあったのでもう一泊、水上温泉に宿泊しました.
 大型観光旅館で、建て増しに建て増しを重ねたような数棟の建物がつながった構造で、夕食バイキングに向かうにもエレベータAで2階まで降りたのちにエレベータBに乗り換えて3階まで向かうとか、バイキング会場も巨大すぎて案内された席から料理が並ぶところまで距離があるとか、露天風呂がいくつもあるのだけど向かう途中で迷ってしまうとか、ふだん利用しないタイプの宿なのでこれはこれで楽しめました.

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 翌日はとくに観光もせず、途中で夕飯にいただく駅弁を購入し、途中のサービスエリアで焼きまんじゅうをいただきつつ帰宅しました.

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Apple iPhone Air

 走行距離は824km.新潟往復と現地での移動ということを考えるとこんなものでしょう.今回は4泊5日と日数も多かったのでひたすら車移動という感じではなかったですね.
 今回の旅行では、ここ最近の新潟界隈の旅行でとりこぼしてきたことをフォローするのが目的だったのですが、
 ・諏訪大社4社を巡る
 ・松本から糸魚川までの大糸線沿いの道路を車で走る
 ・ヒスイ海岸でヒスイを拾う(拾えたかどうかは別として)
 ・筒石駅のトンネル駅で下車し、筒石漁港周辺や電柱島を巡る
 ・諏訪田製作所の工場で爪切りを買う
 ・以前購入を見送った、アルミ製の箸と箸置き、アイス用スプーンを買う
 というのを達成できたので良い旅でした.
 もっとも、今回の旅行で新たな積み残し案件も出てきてしまったので、またいずれ出かけたいなと思いますが.

2025/10/11

長野・新潟・群馬旅行(その3)

Category: 旅行・観光, — Annexia @ 22:31

 夏休みの旅行、つづきです.

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Nikon Zf + NIKKOR 24-120mm f/4 S

 この日は車を駐車場に停めて、直江津から鉄道で移動します.

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Nikon Zf + NIKKOR 24-120mm f/4 S

 えちごトキめき鉄道の旧北陸本線区間はすべて電化されていますが、一部の旧国鉄車両を除いてこの区間を走行する車両はディーゼル車が使用されています.
 これは、直江津から先の富山県境までの間に交直流切り替え区間があり、電車だと交直両用車両が必要になりコストを抑えるためにディーゼル車を運用しているそうです.
 では電化設備はもう必要ないのでは?という話にもなりそうですが、この区間は日本海縦貫線として貨物列車が多数運用されており、電気機関車で牽引されているので非電化にはできません.

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Nikon Zf + NIKKOR 24-120mm f/4 S

 下車したのはトンネルの中の駅、筒石駅です.

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Nikon Zf + NIKKOR 24-120mm f/4 S

 トンネル内の駅といえば上越線の土合駅が有名ですが、土合駅が下りのみ地下ホームなのに対して筒石駅は上下とも地下ホームです.ただし上下の位置がずれて配置されています.

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Nikon Zf + NIKKOR 24-120mm f/4 S

 ホームに続く扉は地下シェルターのような雰囲気を感じさせられます.
 ドアを開けたままにしない、列車通過時はホームに出ない、と注意書きがされています.通過列車、とくに貨物列車の風圧がすごいのが理由ですが、ちょうど自分が地上に向かっている途中で背後から大きな音とともに空気の押し出される圧のようなものを感じました.おそらくこれが貨物列車通過の風圧なのでしょう.

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Nikon Zf + NIKKOR 24-120mm f/4 S

 地上に向かう階段です.
 土合駅よりも小さめですが雰囲気は似ています.手すりの左側に空間が空いているのはエスカレータ設置用スペースでしょうか.スペースだけ用意したものの設置されなかったところも含めて土合駅に似ています.

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Nikon Zf + NIKKOR 24-120mm f/4 S

 地上に出ました.駅周辺には民家も少なく、筒石の集落までは坂を下って10分以上かかります.

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Nikon Zf + NIKKOR 24-120mm f/4 S

 海と山の間にわずかな土地しかないためか、住宅が密集しています.土地が限られるためか3階建ての家が多いのも特徴でしょうか.
 北陸本線の旧線(単線)はこの集落の近くを通っており、いまは遊歩道と自転車道として整備されています.

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Nikon Zf + NIKKOR 24-120mm f/4 S

 筒石駅が目的地のひとつでもあったのですが、この集落の先の海沿いにもうひとつ見たいものがあったので海までやってきました.

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Nikon Zf + NIKKOR 24-120mm f/4 S

 この辺りにはかつての筒石漁港があり(いまは移転)、廃墟じみた舟屋があるなどどことなく最果て感があります.

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Nikon Zf + NIKKOR 24-120mm f/4 S

 見たかったのはこれ.通称『電柱島』と呼ばれるものです.どこに繋がっているのでもない、電柱が一本だけ立っています.
 この日は朝から天気が良くなく、筒石駅から集落に向かう途中で雨が降り始め、海沿いにいるときは結構な量の雨に降られてしまいました.とはいえ悪天候ゆえに雰囲気のある写真が撮れたので、これはこれでよかったのかなと、
 また悪天候を想定したわけではないのですが、今回の旅行では24-120mmという防塵防滴対応レンズを用意していたので、Zfとの組み合わせで、濡れつつも安心して撮影できました.

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Nikon Zf + NIKKOR 24-120mm f/4 S

 昼過ぎに車の置いてある直江津駅に戻り、海沿いに道路を進んで弥彦神社に向かいました.
 このあたりの土地には詳しくないこともあって、漁村などの続く道路を進むのかと思っていたところ、意外性に富んだ道路でした.当初は国道8号線を進むも内陸に進む8号線をそれて海に向かうと、夏場は賑わっていそうな鯨波海岸の海の家近辺を通過し、こんどは何重にも鉄条網が張られた柏崎刈羽原発のすぐ横を通過し、さらには寺泊の水族館や港、海水浴場そばのカニを売る店が連なる通りを走行するなど、走っていて変化に富んで飽きませんでした.

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Nikon Zf + NIKKOR 24-120mm f/4 S

 この日は弥彦神社近くの旅館に宿泊しました.宿で一休みしたのちに参拝に出かけました.霧が出ており、御神体である背後の弥彦山は拝めませんでした.
 宿のかたの話では参拝自体はいつでもできるとのことでしたが、社務所などは自分が参拝中に閉まってしまいましたので、御朱印は翌日にいただくことにしました.

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2

 宿に戻り、温泉に浸かり、そして夕飯というのはやはりいいものです.
 以前より多少はましになったものの、一人旅で旅館に泊まるのはなかなかに厳しくて、まずは一人での宿泊を受け付けていないところが多く、予約できても素泊まりのみというところもあったりします.予約可能であっても夕飯は特別プラン(えてしてちょっと豪華な料理が追加されていたりする)で単価が上がっていたりします.今回もそのパターンで、もともとの料理もかなりのボリュームではあったのですが、さらに新潟牛ステーキとカニが並びました.
 予約時に夕飯のメニューはある程度わかっていたので昼食はとらなかったのですが、それでも食べ切るのに苦労するほどでした.とはいえどれも美味しく大満足でした.

 つづきます.

2025/10/05

長野・新潟・群馬旅行(その2)

Category: 旅行・観光, — Annexia @ 20:33

 長野・新潟・群馬旅行、その2です.
 2日目は松本を出発して、大糸線沿いに北上して糸魚川を目指します.
 大糸線はJR東西どちらの路線も以前に乗車していますが、南小谷以北のJR西日本区間の車窓から並行して見えていた、スノーシェッドが延々とつづく道路を通ってみたいと以前から思っていたので、ようやく走行することができました.
 想像以上にハードな道路で、山間部の道路なのでカーブも多い上にそれほど車線が広いわけでもなく、そのくせ交通量が多くて対向車の大型トラックも大量に走っていました.走行したのが平日ということもあってか道路工事が多く、交互通行の信号待ちも影響して松本から糸魚川の市街地まで2時間以上かかりました.

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Z-Mount

 夕飯は魚料理を食べようと決めていたので、お昼は違うものを…… と前日夜に糸魚川近辺を調べていて見つけたのが中華料理店.
 四川料理風の痺れる辛さがしっかり効いた店とのことで、担々麺と焼き麻婆豆腐丼のセットを注文.
 辛いものは好き、でもそれほど強くない自分にとってはなかなかにパンチの効いた一品でした.美味しい、けど辛い、やっぱ美味しい、と繰り返しながら完食しました.

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Z-Mount

 糸魚川といえば糸魚川静岡構造線の北端であり、フォッサマグナの露頭を見ることができるなど、地学的には有名な街です.またヒスイの産地としても知られています.
 フォッサマグナやヒスイの展示がされているフォッサマグナミュージアムを訪れました.2度目の訪問ですが、前回のときはまったく詳しくない状態で訪れてしまったので、改めての訪問となります.

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Z-Mount

 巨大なヒスイの原石など大量の展示があり、見入ってしまいます.ここまで見事なヒスイはなかなか拾うのは難しいそうです.

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Z-Mount

 週末になると持ち寄った石を鑑定してくれるイベントが開催されますが、チケット制で人数制限もあって見てもらうのは大変なようです.そのためか、こうしてセルフ鑑定コーナーが用意されています.こうして見ても、この石とあの石の種別の違いがわからない…… みたいなものはたくさんありますね.

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Z-Mount

 フォッサマグナミュージアムを出て、糸魚川の海岸にある通称「ヒスイ海岸」にやってきました.

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Z-Mount

 ここは砂浜ではなく、砂利の海岸です.

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Z-Mount

 波打ち際の石を見ても、多種多様な石が打ち上げられているのがわかります.これは近くの山から海に流れ出た石が波で打ち上げられたものだそうです.その近くの山にヒスイの産地があるので、ヒスイも打ち上げられるというわけです.

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Z-Mount

 それっぽい石をいくつか拾ってみました.
 ヒスイの特徴としては、
・白っぽい(一般的にヒスイとして知られる緑色のものは滅多に出ない)
・他の石より重たい
・固くて割れにくいので角張っている
・滑らかで光を当てるとキラキラする
だそうです.暗いところでスマホのLEDライトを当てると透過するものがいくつかありましたが、これがヒスイなのでしょうか.

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Z-Mount

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Z-Mount

 糸魚川から直江津まで移動し、ここで宿泊しました.
 夕飯は宿近くの居酒屋で海鮮丼とバイ貝のおつくりをいただきました.どちらも美味しかったです.

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Z-Mount

 直江津といえば、かつては北陸本線と信越本線の合流するところとして知られる鉄道の街です.いまは信越本線の長野寄り、そして北陸本線の新潟県所在の路線は北陸新幹線開業に伴う並行在来線の経営分離によりえちごトキめき鉄道に移管されて、直江津から新潟駅方面のみJR東日本管轄となっています.
 直江津駅は乗り換えたことはあるものの、街を歩いて宿泊するのは初めてだったのですが、駅構内の広さや駅前の雰囲気など、昔から賑わいのある街だったことを感じさせられました.

 つづきます.

2025/10/01

長野・新潟・群馬旅行(その1)

Category: 旅行・観光, — Annexia @ 23:35

 夏休みの旅行先として、新潟方面に向かうことにしました.
 ここ2,3年は期せずして新潟方面に旅行に行くことが何回かありました.「どこかにビューーン!」の行き先が上越妙高や新潟であったり、会津若松からSLに乗った先の行き先が新津であったり.
 それなりにあちこちを巡ってはいるものの、鉄道旅行では難しい行き先や、鉄道でも余裕を持った旅でないと行きづらい駅もあるので、今回の旅行はそうした今までの旅行でフォローしきれないところを車メインで訪れることにしました.

【1日目】

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Z-Mount

 自宅を出て中央道に乗り、諏訪ICで下車.まずは諏訪大社 上社前宮に向かいます.
 諏訪大社は、上社前宮、上社本宮、下社春宮、下社秋宮の4社で構成されています.上社前宮と上社本宮、下社春宮と下社秋宮はそれぞれ近い場所にあるのですが、前者と後者はそこそこ距離が離れています.しかも湖岸に位置しているわけではなく(昔の諏訪湖はもっと広く、それぞれ湖岸にあったという説もあるそうです)諏訪湖近辺の道路は狭く入り組んでいるので移動には時間がかかります.

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Z-Mount

 続いて上社本宮へ.4社で諏訪大社を構成するというのを知ったとき、4社のうちの1社が大きく他は小規模なのかと思っていたら、どこの社もかなり立派な作りをしていました.

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Z-Mount

 下社春宮に.使用しているカーナビアプリで下社春宮を案内させたところ、裏手の狭く細い道路に案内されてしまい難儀しました.
 この日は祝日ということもあってか、どの社も人出が多く、駐車場も混雑していました.

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Z-Mount

 下社秋宮に.これで4社参り完了です.4社巡るのにおおよそ2時間半ほどかかりました.
 特急「あずさ」で諏訪湖近辺を通過するたびに諏訪大社行きたいなと思っていたものですが、下車しても徒歩で行ける場所にはないので、車移動でようやく訪れることができました.

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Z-Mount

 下社秋宮の参道からの眺め.小高い丘の上に神社があり、諏訪湖まで1km以上離れています.

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Z-Mount

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Z-Mount

 諏訪大社の御神紋は梶の葉ですが、上社は足の数が4本、下社は足の数が5本です.

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Z-Mount

 諏訪大社といえば有名なのが御柱祭.各社とも本殿の四隅に御柱が立てられています.

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Z-Mount

 お守りなどは共通のようですが、それぞれの名前を冠したお守りだけは色違いが販売されており、最後に訪れた秋宮で秋宮守を入手しました.

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Z-Mount

 4社参りをし、それぞれで御朱印をいただくと記念品をいただけます.どうやら年によって異なるそうで、今年は巾着袋でした.御朱印帳を入れるのにちょうどいいくらいのサイズ感です.
 ちなみに4社参りは自分のように1日で回らなくても、年を跨がなければいいようです.

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Z-Mount

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Z-Mount

 この日は松本に宿泊しました.
 松本は洋食屋が充実しています.当初予定していた店が祝日ということもあって休業でしたので別のお店に向かいました.
 お店のおすすめセットを注文し、ポークソテーをいただきました.何回か訪れたことのある店ですが、ここのプリンが好みです.

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Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Z-Mount

 洋食店から歩いて数分のところに松本城があり、夜間は城内は入れないものの周囲は散策できるので出掛けてきました.青白くライトアップされ城内に灯が灯されており、ちょっと不穏な雰囲気を漂わせていました.

 つづきます.

2025/07/27

会津若松、燕三条 鉄道旅行(その2)

Category: 旅行・観光,鉄道 — Annexia @ 21:20

 ちょっと豪華な鉄道旅行、つづきです(その1はこちら).

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 3時間ほど会津若松を観光し、再び駅に戻ってきました.
 ホームでしばらく待っていると、次に乗車する列車が入線してきました.
 会津若松駅は1番線と2番線ホームが頭端式で行き止まりになっているので、慎重に後退しながらの入線です.

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 次に乗車するのは蒸気機関車牽引による列車「SLばんえつ物語」です.
 停車位置より手前でいったん停車し、慎重に下がっていきます.

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 JR東日本のロゴの入った制帽をかぶっていなければ、服装含めてJR車両には見えない雰囲気です.
 とはいえ、ATS-P/ATS-Ps搭載を意味する「P」「Ps」表記があるところがポイント.列車自動停止装置が搭載されているあたりが現代を走る車両らしいところです.

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 SLが現役で走っているのを見ている世代ではないのですが、それでもノスタルジー的な感覚があるのはこの煙やボイラーの湯気などによるところなのかなという気がします.
 観光用としてSLを走らせているところはいくつかありますが、この「SLばんえつ物語」は100km以上(正確には111km)という比較的長距離を走る列車として珍しい存在です.

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FUJIFILM X100VI

 今回の旅行でいちばん予約が難しいのが、この「SLばんえつ物語号」のグリーン車指定席です.
 ゆったりした座席レイアウトに加えて展望室もあるため、30席しか座席がなく争奪戦です.1ヶ月前10時の予約でなんとか押さえることができました.この席を押さえられなかったら旅行自体を取りやめていたでしょう.
 ちなみに旅行に出たのは7月12日の土曜で、1週間前だと「大人の休日倶楽部」の期間中、1週間後だと夏休みかつ3連休初日で混雑するので、そのどちらでもない12日だったら行けるだろうと思い、ピンポイントで狙っていました.

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 グリーン車は1+2列の落ち着いた空間になっています.
 普通車(全席指定)もクラシカルな雰囲気のボックスシートですが、1人旅だと相席になってしまう可能性もあります.

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 今回は展望室寄りの2列目の席を予約できたので、走行中も座席からこのようにして蒸気機関車の後ろ姿を見ることができます.
 以前に「SLばんえつ物語」に乗車(その時もグリーン車)したときは、新潟(当時)から会津若松行きに乗車したので展望室は最後端でした.それはそれでいいのですが、やはり蒸気機関車のすぐ近くの車両に乗ってみたいこと、そして間近で汽笛を聞きたいと思って逆方向にも乗ることにしたのです.

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 展望室からの眺めはこんな感じ.グリーン車の展望室なので、グリーン券を持っていないと立ち入ることはできません.とはいえ反対側の車両端部にも展望スペースが用意されています.
 蒸気機関車を間近に見ることのできる特等席って感じです…… が、磐越西線は山中を走る路線ということもあってトンネルも多く、締切の窓なのに排煙がどこからともなく入ってきて、展望室だけでなく座席も煙たくなります.ある意味、マニアのための砂かぶり席のようなものといえるかもしれません.

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 客車7両編成のうち、グリーン車と反対側の1号車は「オコジョスペース」として子供用の遊べるフリースペースになっています.
 また途中にもこのようなラウンジスペースや売店などが用意されており、全体的にゆったりとした構成になっています.

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 列車は会津若松から新津までの111kmを3時間以上かけて走行しますが、途中2回の点検(うち1回は給水も行います)のため10分ほど停車します.戦後まもない1946年製造の機関車で、生態保存の期間をはさんで80年近くが経過した車両なので、念入りに点検もされるのでしょう.
 このC57 180は生態保存時には新津市内の小学校に保存されており、また新津は鉄道の街といわれるだけあって、新津駅が近づくと沿線から手を振る人が急増します.ディーゼル機関車などとは比べ物にならない排煙があり、沿線は洗濯物などで大変な面も多そうですが、それでもこうして手を振ってくれる人が多いのはそれだけ地元からも愛されている車両ということなのでしょう.

 この日は他路線でダイヤ乱れがあった影響で発車が10分ほど遅れ、新津での乗り換えがギリギリということもあって下車後の写真撮影が叶わなかったのが残念なところです.
 新津から信越本線に乗り換え、途中でさらに弥彦線に乗り換えて燕三条にて宿泊しました.

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 翌日です.ここは道の駅「燕三条地場産センター」です.燕三条駅からも近く、駅周辺にあるビジネスホテルからもアクセスのしやすい立地にあります.
 燕三条に宿を取ったのはここを訪れたかったからです.

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 一般的な道の駅といえば地元で採れた野菜や名物の料理などが並んでいるものですが、ここにはそのようなものはありません.「地元で採れた」ではなく、「地元で作られた」金属加工品を中心とした製品が大量に並んでいます.

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 切れ味の鋭そうな刃物や工具、農機具も魅力ですが自分のお目当ては食器や調理器具、カトラリです.

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 チタンを二層構造にしたタンブラーのカットモデルとか見入ってしまいます.

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 今回、買うつもりでいたものが2つあって、1つはカレー専用スプーンです.
 が、残念ながら道の駅「燕三条地場産センター」には左右対称のものと右利き用は売り切れており、左利き用しかありませんでした.
 右利き用、左利き用という言葉から想像されるようにスプーンの形状が左右で違っており、右利き用の場合には右手で持ったときに口に運びやすい形状をしており、同時にじゃがいもや肉などの具材をカットしやすい加工がされているそうです.

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 もしかしてこっちにはあるのでは…… と思い、道の駅「燕三条地場産センター」から5分足らずのところにある燕三条駅構内の燕三条Wingにやってきました.道の駅「燕三条地場産センター」と同じところが運営している、新幹線利用客向けの店舗です.
 道の駅「燕三条地場産センター」ほど広くないこともあって品揃えは限定されますが、新幹線利用者をターゲットとしたカジュアル寄り、カトラリなどを中心に販売されています.

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 右利き用は売り切れでしたが、左右対称のカレースプーンは在庫がありました.

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 新潟でカレーといえばこれ、万代シティバスセンターのレトルトカレーも売られていたので、こちらも購入.
 で、さっそくこの日は夕飯にカレーをいただきました.自分が普段使っているスプーンや、カレー店で置いてあるスプーンと比べても皿(すくう部分)が深いです.具材、ルー、ライスが絶妙なバランスになるように設計されたそうですが、慣れもあるのか自分の食べ方では皿部分にライスが残ってしまう感じでした.

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FUJIFILM X100VI

 もう1つ買うつもりでいたのがコーヒーミルだったのですが、事前に調べていたお目当ての品がなかったのでこちらは見送ることに.
 そのほか、店頭で惹かれて買おうかどうしようか迷ったのがアルミ製の箸.箸だけであればそれほど気にならなかったと思いますが、セットで使うように作られている箸置きに惹かれました.まるで紙を丸めたかのような柔らかそうな外見をしていますが、もちろん曲がりません.
 食べる前は丸くなった部分に箸の先端を入れて箸袋として使い、食事中はもちろん箸置きとして使えるというのも魅力でした.
 とはいえ、箸置き使わないしなと思って見送りましたが、次回来たときに買ってしまいそうな心残りがあります.

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 燕三条から東京に向かう新幹線が最後の贅沢、グランクラスです.
 7月中は通常の半分のJREポイントでグリーン車やグランクラスに乗車できるというキャンペーンをやっており、1度くらいは乗っておくかと思って予約しました.

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 東北新幹線はアテンダントがおり軽食や飲み放題のサービスがありますが、上越新幹線はそのようなサービスはありません.
 豪華なのはいいのですが過剰というか浮ついた雰囲気にも感じられたので、自分にはグリーン車くらいがちょっとした贅沢という趣があっていいかなと感じました.

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FUJIFILM X100VI

 ホットコーヒーとアイスクリームを注文し、前回の新潟旅行で入手した燕三条謹製のアルミスプーンでいただきました.
 車内アナウンスで「シンカンセンスゴイカタイアイス」と自ら名乗って販売している割には柔らかめでした.本当に硬い「シンカンセンスゴイカタイアイス」を食べるには、東海道新幹線(「のぞみ」「ひかり」限定)のグリーン車に乗って、モバイルオーダーでアテンダントに運んできてもらうしかないのかもしれません.

 今回の旅行ではやはり「SLばんえつ物語」に乗れたのが良かったですね.とくに蒸気機関車直後の車両に乗ることができたので機関車を間近に見つつ、汽笛を聴くことができたのは格別です.