2019/04/30

小樽旅行(その2)

Category: 旅行・観光 — Annexia @ 16:15

 小樽旅行、つづきです.

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 2日目です.9時くらいにホテルをチェックアウトし、キャリーケースをフロントに預けました.
 そしてホテルのすぐ裏にある、「色内食堂」で朝食を.ここはお昼のお弁当が豪華で有名らしいのですが、朝も充実しています.コーヒーが390円なのですが、それに100円追加でモーニングメニューを頼むことができ、それがこのボリューム.トーストに卵2個くらい使っていそうな卵焼き、ウインナーとベーコン、ポテトサラダ、自家製っぽいピーナツバターなど盛りだくさん.

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 色内食堂から10分も歩かない距離に北海道中央バスのターミナルがあり、そこからおたる水族館行きのバスが出ているので乗り込みます.マスコットキャラがタコなのは珍しいですね.しかもちょうど訪れたときには特集が「蛸展」でした.

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 昔はあんまり見なかったような気もしますが、最近は水族館でも「食」をからめた展示が多くなっているような気がします.たとえばアクアマリンふくしまでは大水槽の前に寿司店のカウンターがあったりもしますし.
 ここでも食べて美味しい魚たちを特集して展示していました.

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 もちろん北海道にしか生息していない希少な生物の展示もあります.これは「オショロコマ」.イワナに近い生物だそうですが北海道にしか生息していません.

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 おたる水族館には、メインの建物とは別に海沿いに「海獣公園」というコーナーがあります.ペンギンやトドのショーが行われるというので行ってみました.

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 まずはフンボルトペンギンのショー.ショー、といっていいものかわからないほどのフリーダムぶりです.
 写真ではこの飛び込み台からプールに飛び込むところを見せたかったのですが、餌欲しさにじっと飼育員をみていて飛び込みませんでした.

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そのあとで開催されたのがトドのショー.間近で見ると巨大です.しかも動きが俊敏.奥のほうにある小屋からやってきてプールに飛び込んだかと思いきやすぐ目の前のコンクリートの台の上に飛び乗ってきます.ペンギンと違ってトドは見事なショーでした.

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 再びバスに乗って小樽の市街地まで戻ってきたところで時刻は昼過ぎに.下車したターミナルに「ぱんじゅう」が売られていたので食べてみることに.
 「ぱんじゅう」とは、自分も初めてその存在を知ったのですが、Wikipediaによると今川焼き(大判焼き)から派生した食べ物で、小樽のほかでは伊勢や足利でも食べられているのだとか.
 好きな3つと飲み物のセットがあったので、こしあん、クリーム、抹茶を注文.少し大きめの一口サイズで、供される前に表面を再度焼いてもらえたので表面はカリカリ、中はふわっとして美味しかったです.

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 お昼は「洋食屋マンジャーレ」でカレーを.洋食店が好きというのもあって、旅先で洋食店に入ることが多いです.その日のランチのチキンソテーと迷ったのですが、少し離れたところでカレーを食べているのが妙に美味しそうに見えたのでカレーを選択.煮込んだ野菜の旨味とじわっとくる辛さのバランスがよかったです.

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 お土産のたぐいを買ってなかったなと思い、運河から少し離れた、土産物店やお菓子などの店の立ち並ぶエリアに.
 小樽の駅前に土産物店が少ないのは鉄道でくる観光客がそれほど多くないからというのもあるのでしょうけど、主たる観光地である運河からも少し離れているのも不思議な気もします.景観地区と土産物店を分離したいという意向なのでしょうか、それとも単に観光バスの駐車場が近いからという理由なのでしょうか.
 小樽を代表する土産物というかお菓子を作っているところといえば、ルタオがあります.実際には他の地区の会社が運営しているだとか作っているのは小樽じゃなくて千歳だとかいわれてはいますが、「小樽」を前面に出して、しっかりとしたブランドを構築したそのスタイルには見るものがあります.
 いくつかあるルタオの店舗に併設された喫茶店で看板である「ドゥーブルフロマージュ」をいただきました.お土産用のものは鮮度維持などを考慮して冷凍してありますが、店舗で食べるのは「生ドゥーブルフロマージュ」としてちょっと違うようです.たしかに美味しいですねこれ.評判がいいのもわかります.一緒にアールグレイティを注文したのですが、ポットに入れてたっぷりと供されるのもよかったです.
 ということで、キャリーケースの空きスペースを考慮しつつルタオでお土産を購入し、ホテルでキャリーケースをピックアップして、ロビーでパッキングして小樽をあとにしました.

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 小樽からは新千歳空港まで快速で.行きは指定席が取れませんでしたが、帰りは指定席でゆったりできました.北海道内を走る列車なのに、JR東日本の「えきねっと」で予約できるんですよね.知りませんでした.
 夕飯は新千歳空港でラーメンをいただきました.

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 帰りはこれまた利用したことのないAIR DOを選んでみました.AIR DOはANAとコードシェアをしているので選ぶことができるのです.AIR DOの機体はボーイング737と767がありますが、767はBluetoothなど無線を利用した機材は使用不可とのことでワイアレスイヤホンが使えないので737で.

 1泊2日で北海道、しかも小樽だけというのももったいないような気もしますが、こうしてお値打ちな価格で旅行できるのであれば、滞在先を絞って何度も訪れるような旅行もいいなと思いました.

2019/04/29

小樽旅行(その1)

Category: 旅行・観光 — Annexia @ 13:05

 ANAのサイトに航空券とホテル宿泊をセットにした『ダイナミックパッケージ「ANA旅作」』というのがあります.
 そこを見ていたら羽田-新千歳の往復航空券と札幌や小樽のホテル1泊で24,800円というプランがあったので、これは安いということで小樽まで旅行に出かけてきました.

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 格安プランだからといって飛行機の便が選べないというようなこともなく(便によっては追加料金が必要ですが)、好きな便や座席を選ぶことができます.自分はそれほど飛行機で旅行をしないので、行きは物珍しさでボーイング787を使用した便を選んでみました.

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 東京から北海道というと、かなり時間のかかるイメージがあるのですが、離陸して機内サービスがあって飲み物をいただき、通信速度の遅いWi-Fiサービスでツイートしたりしているうちに、函館が見えてきてすぐ着陸態勢に.
 荷物を預けずに機内持ち込みのキャリーケースを使用したので、すぐに小樽行きの快速列車に乗り込むことができました.
 小樽駅はホームの一部が昔のまま残されており、遠くに石原裕次郎のパネルが飾られています.

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 小樽駅です.かつて北海道の玄関口であったことを思わせる立派な作りの駅で、駅からはまっすぐに道路が伸びて小樽のシンボルともいえる小樽運河があり、そしてその先には海が見えます.

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 小樽といえば海産物、特に寿司が有名ではありますが、それは夕飯のお楽しみということにして駅から余市方面に線路沿いに進んだところにある「小樽Muse」で煮込みハンバーグを.デミグラスソースがたっぷりかかっていて美味しかったです.

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 昼食を食べ終えて14時くらい.ホテルのチェックインが15時からなのですが、キャリーケースを引っ張りながら観光するのも邪魔なので、ホテルに預かってもらおうと思って、小樽運河に面したところにある今日の宿である「ホテルノルド小樽」に.フロントで荷物を預かってもらおうとしたら、すでに部屋の準備ができているとのことで予定よりも早くチェックインすることができました.翌日もフロントで夕方までキャリーケースを預かってもらうことができ、快適な旅を過ごさせていただくことができました.

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 小樽駅からホテルに向かう途中で、廃線跡に遭遇しました.これは北海道初の路線「手宮線」の跡です.
 明治初期、北海道開拓のため小樽から札幌まで鉄道が敷かれることとなり、その時に作られた線路がそのまま残されているのです.

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 1880年から1985年まで使用され、その後廃線になりましたが可能な限り線路が残されており、すぐ横を遊歩道として歩けるようになっています.国鉄末期に日本のあちこちで赤字路線が廃止されましたが、多くが線路を撤去されて車道や自転車道などに転用されてしまいましたので、このように観光資源として残されている例は珍しいように思います.
 廃線跡が観光資源となるのか?と思われるかもしれませんが、見ていると線路と一緒に写真を撮っている人がかなりいました.なかには「『スタンド・バイ・ミー』みたいだよね」とかいう声も.使用中の線路に立ち入って写真を撮ると問題になりますが、この廃線跡では誰でも心置き無く撮影できるので、人気があるのです.

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 その廃線跡を海に向かって歩き続けると、このような転車台があり、さらにその先に車両らしきものが見えてきます.これが小樽市総合博物館です.

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 入館すると、明治時代に使われていた機関車「しずか号」が展示されています.

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 運転席にも入れます.蒸気機関車の運転席はボイラーがあることもあって大量の配管やメーター類があって格好いいものですが、しずか号のそれはスチームパンクとでもいうか、艶めかしさのようなものすら感じさせる魅力があります.

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 屋外には大量の国鉄時代の車両が展示されているのですが、残念ながらまだ冬季営業期間中とのことで雪よけのブルーシートがかけられている車両が多かったです.
 翌日、バスですぐ横を通った時にはブルーシートの撤去がかなり進んでいたので、翌日訪れればよかったと思いました.

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 それでも珍しい車両をいくつか見ることができました.これはキ700.大正時代から使われ始めた雪かき車.

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 これはセキ6000石炭車.キ700にもありましたが帯状に黄色の塗装が施され「道外禁止」の文字が入っています.これは最高速度が65km/hまでしか運用できず高速貨物列車(75km/h以上)での運用には組み込めず、北海道以外での使用は禁止という意味です.「道外禁止」の文字の入った車両はもちろん本州では見れないので、貴重なものを見ることができました.

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 ホテルまで戻り、向かいにある運河で営業している「小樽運河クルーズ」を申し込みました.とくに夜は「ナイトクルーズ」として夜景も楽しむことができます.

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 乗船した時はまだ薄暗くなってきたくらいの状態だったのですが、30分のクルーズ中にみるみる暗くなっていき、その様子を楽しむことができました.
 運河だけでなく港のほうにも出て、周囲の建物や小樽の歴史、運河がどうやってできたかというような話もしてくださりました.遠くに見える冠雪している山は天狗山.かなり斜度のある上級者向けのスキー場だそうです.

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 小樽運河といえばこの倉庫街が立ち並ぶ様子がよく写真で出てきますが、これを船の上から見ることができるとは思いませんでした.写真を撮れるようにと、要所要所で停止してくれるのも助かりました.

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 下船後、橋の上から撮った写真.こちらが一般的にはよく見る写真ですね.

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 この日は日中でも最高気温12度くらい、夜は6度くらいまで冷え込む天候でした.寿司を食べるべく、「寿司屋通り」と呼ばれる寿司屋が多くあるところまで行こうと思っていたのですが、寒さに負けて運河沿いにある「政寿司 ぜん庵」でいただくことに.
 さすがの美味しさでした.残念だったのは小樽の名物であるシャコを追加で注文しようとしたのですが、今日はシャコが入ってなかったとのこと.とはいえ、冷凍もののいつ仕入れたかわからないようなシャコを出されるよりは、こうして「ない」といわれて諦めるほうがいいと自分は思います.シャコはまた今度訪れたときの楽しみにとっておきます.

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 夕食後、ぶらぶらと歩いていたら日本銀行の旧小樽支店が.いまは金融資料館になっています.小樽は北海道の玄関口として栄えたこともあって、銀行や倉庫など石造りの建造物が大量に残されています.日本銀行の他にも三井、三菱、第一、北海道拓殖などの建物がそのまま残されており、それぞれの特徴を残しつつも店舗などに活用されています.運河沿いには倉庫を活用したライブハウスまでありました.

 つづきます.

2019/04/07

SquareHood mkII

Category: カメラ・写真,物欲 — Annexia @ 23:00

 X100F用フード「Square Hood mkII」を購入しました.以前に初代のmkI(買った当時はこれしかなかったので、単なるSquare Hoodという名称でしたが)も購入しましたが、形状はいいものの無塗装のプラスティックでもう一つな出来だったので、ほとんど使用することなくお蔵入りとなってしまいました.
 mkIIになってフード自体がアルミ製となったとのことなので、品質も上がっていることを期待して再度購入したというわけです.
 スウェーデンの方が販売しているので海外通販での購入となります.

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 送料が2種類あったのですが、注文したからには早めに届いてほしいと思って高い送料のものを選んだところ、注文から10日ほどで到着しました.
 mkIはキャップは付属していませんでしたが、mkIIになって、フード先端にはめ込むタイプのゴム製キャップが付属するようになりました.

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 このようにパーツが分割されており、最初にフード左右にある小さなネジを緩めて分解しておき、ベースとなる部分をカメラにねじ込みます.そのあとでフード部分を正しい角度に合わせ、ネジで固定して取り付け完成です.ネジを固定するための簡易的なドライバも付属しています.ネジで固定しておけば、ねじ込み部分とフードが一体化するので取り外しも簡単です.

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 X100F本体のシルバーと比べると若干、明るめのシルバーに見えます.とはいえ、ブラックに比べてシルバーは材質や塗装など色合わせが大変な色なので、よくできていると思います.外側はシルバーですがもちろん内側はつや消しのブラックで塗装されています.

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 純正フードも格好いいのですが、Square Hood mkIIは格好いいだけでなくコンパクトなところも気に入っています.いままでは旅行時など撮影メインのときだけフードをつけて、ちょっと外出するくらいのときはフードは使わなかったのですが、これならつけっぱなしでも気になりません.
 またX100Fは光学ファインダを備えていますが、ファインダのケラレも純正よりも控えめです.光学ファインダの右下に小さくEVF画像を表示させることができますが、この機能を使っているぶんにはフードのケラレはほとんど無視できるレベルです.
 mkIでは残念賞なつくりでしたが、このmkIIは十分満足できるクオリティに仕上がっています.

2019/04/02

iPad mini 5

Category: コンピュータ,物欲 — Annexia @ 22:40

 3月中旬の発表直後に注文していたiPad mini(第5世代)が到着しました.

 いままでiPad mini 4を使用していましたが、さすがに発売から3年以上が経過し速度的につらい部分も出てきたことや、もう長いことminiの後継機が出ないということはこのまま終息するのではないかとも思って、昨年秋にiPad Pro 11を購入しました.iPad Pro 11はさすがに発売されたばかりの最新鋭機でしかも「Pro」とつくだけあって、申し分のない速度で動作するのですが片手で持つには大きく、そして重たいのが難点でした.そのため、iPad mini 4は退役させずにSIMフリー化してIIJmioのSIMを入れて荷物を抑えたい外出の時などに使用していました.
 そうしていたところ、突如iPad mini 5が発表されたので、ここはひとつ、サイズの差で使い分けるハイローミックスで運用すればいいのではないかと物欲の虫がうずいて購入にいたったというわけです.

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Apple iPhone 8

 パッケージを開けて保護ガラスを貼り、SIMを移し替えて電源投入.iCloudからiPad mini 4のバックアップを復元してiPad mini 4のケースに入れて、あとは指紋登録やIIJmioのプロファイル登録など細かな作業をしたところで移行完了.本体色の違いはあれど(4はシルバーで5はスペースグレイ)いままでとなんら変わりない環境に戻りました.
 スペック上のサイズは0.1mm単位までまったく同じで、重量もほぼ同じなので手にした感覚は変わらないのですが、中身はまったくの別物.カメラやボタン類の位置も少しづつ異なっています.自分が使っていたmini 4用ケースは柔らかい素材だったのでうまく収まりましたが、ボリュームボタンの位置がずれているので硬めのプラスティック製のケースなどではフィットしないのでiPad mini 5用のケースを買ってくるほうがいいでしょう.自分も注文はしているのですが納品待ちなのでしばらくはmini 4用のケースでお茶を濁します.

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 iPad mini 4との違いのひとつがApple Pencil(第1世代)対応.ただ、自分が使っているiPad Pro 11用の第2世代Pencilには対応していません.個人的には第1世代のPencilは重心が上寄りにあって表面の仕上げが滑りやすくて好みではないので、LogicoolのCRAYONを購入しました.純正のPencilと共通のパーツを使いつつも筆圧感知を省くことでコストダウンを図った製品です.イラストなどでは機能不足を感じるかと思いますが、メモ書きがメインの自分の使い方にはこれで十分です.