2017/02/26
富士フイルムのX100Fを購入しました.
いままでは前作のX100Tを使っていました.レンズ描写の良さ、光学ファインダと電子ファインダの両方を切り替えながら使うことのできるハイブリッドビューファインダ、そしてクラシカルな外見などが気に入っていたのですが、X-Pro2のフォーカスレバーやX70のタッチパネルに慣れるとAFポイントの移動が煩わしく、また操作系が左右に分散してやや煩雑なことがやや気になっていました.
そうした気になるポイントを改善し、画像センサや画像処理プロセッサをX-Pro2と同等にしたX100Fが出たので予約して購入したというわけです.ちなみに購入にあたってはX-T1とX100Tを下取りに出したところ、出費額は12,500円ほどで抑えることができました.X100T用の純正のサムレストも下取りに出したのですが、定価1万円位するのに500円でした.周辺機器は下取り額が低いですね.かといって残しておいてもX100Fには使えそうにないのですが.
FUJIFILM X70
FUJIFILM X70
外見はX100シリーズを踏襲しています.このデザインがX100シリーズのアイデンティティなので、大きくは変えないのでしょう.
シルバーの色味がやや明るくなったような気もします.販売店のかたいわく、初代X100の発表時の色合い(製品版ではない)に近い感じだそうです.
また、X100Tに比べてエッジが立っているというかシャープになった感じがします.
サムレストはレンズメイト製のX100T用のものを暫定で装着していますが、指がかり部分が後ろダイヤルを邪魔するのでイマイチです.持ちやすさと後ろダイヤルの使い勝手を天秤にかけて前者を選んだのですが、X100F用が出たらすぐに購入したいです.
外見はX100シリーズながらも、シャッタースピードとISO感度を兼用したダイヤルや、露出補正ダイヤルに「C」ポジションが追加されて、フロントダイヤルでも露出補正が可能になるなど、こうした部分はX-Pro2に準じています.なお、X-Pro2にもない機能としてISO感度もフロントダイヤルに割り当てることができます.
Apple iPhone SE
Apple iPhone SE
X70と比べるとやや大きいですね.細かな違いはあれど、X70もX100Fも、そしてX-Pro2も操作系が近いのは美点です.
バッテリがX70と同じNP-95からX-Pro2と同じ、やや大きなNP-W126(S)に変更になりました.それでも全体のサイズはX100TもX100Fもほぼ同じです.バッテリを極力同じものを使うように設計してくれるのはユーザには親切な設計ですね.X-T2で4K動画の熱対策としてNP-W126Sというバッテリが採用されましたが、旧型のNP-W126と互換性があるあたりにもそうした姿勢が感じられます.
FUJIFILM X100F
ASTIA F4.0 1/60秒 ISO4000
新宿駅前.夜景は自分の好みよりも明るめに露出が出やすいので-1/3補正.自分にとってX100Fは5台目のXシリーズのカメラですが、いつもどおり信頼の置ける画質です.だからこそ現物を見もしないで予約購入できるのです.
FUJIFILM X100F
ASTIA F5.6 1/56秒 ISO12800
X-T1やX100T、X70に採用されていたX-Trans CMOS IIでは常用できるISO感度は6400までかなという印象でしたが、X-Trans CMOS IIIになって、画素数が1600万画素から2400万画素に上がったにもかかわらず、ISO感度12800でも十分使える画質になりました.
FUJIFILM X100F
ASTIA F5.6 1/8秒 ISO640
ND8フィルタを内蔵しているのはX100Tと同じ.無理に絞らなくても低速シャッターを日中でも使えるのは重宝します.
FUJIFILM X100F
ASTIA F5.6 1/60秒 ISO1250 デジタルテレコン50mm相当
FUJIFILM X100F
ASTIA F5.6 1/60秒 ISO1250 デジタルテレコン70mm相当
X70に搭載された、デジタルテレコンバータがX100Fにも搭載されました.デジタルズームによる拡大処理なのですが、不満のない画質に仕上がっています.操作方法はX70と同様にレンズ鏡筒部分にあるコントロールリングを回すのですが、X70が回し続けると28-35-50-28-35……と変化し続けるのに対して、X100Fは35-50-70と変化した時点で停止し35mmには戻りません.地味な改良ですが使いやすくなっています.
FUJIFILM X100F
ASTIA F4 1/60秒 ISO2000
中野のフジヤカメラで購入したのですが、中野の飲食店には詳しくないんで新宿に移動してボンベイでカレーを.思えばX100Tを買った時もボンベイで夕食をとって試し撮りをしたのでした.
FUJIFILM X100F
ASTIA F2.8 1/60秒 ISO800
小籠包.X100シリーズのレンズは4世代とも同じレンズが使われており、絞り開放でのマクロ域の撮影時の収差が好みの分かれるところではあります.1段絞ってF2.8で撮りましたが、最短撮影距離10cmに近いところまで寄ると少々ふわっとした描写になりますね.
FUJIFILM X100F
ASTIA F2.8 1/60秒 ISO1000
ホットケーキ.銅板焼きによる綺麗な色合いが食欲をそそります.
このくらいの距離だと収差の影響を感じません.
FUJIFILM X100F
ASTIA F2 1/90秒 ISO400
絞りF2開放.撮影距離も近め.ピントが合っているイチゴがソフトフォーカス気味になっています.だいたい1段、気になるようであれば2段絞ってF4にすればシャープな画質になるので、そこはお好みでどうぞという感じでしょうか.X100Tの時は2/3段絞ってF2.5で撮るのが好みでしたが、画素数の増加による影響か、1段絞ったF2.8がX100TのF2.5に近いような感じもしました.この辺はあれこれ撮っていって好みを探っていきたいところです.
まだ購入から3日程度なので結論を出すには早いかもしれませんが、いい買い物であったと思っています.X100TのボディにX-Pro2の性能を入れたカメラといえるもので、レンズ固定式のX-Pro2のような感じです.
普段使いにはやや大きいですが(日々の持ち歩きにはX70を使っています)ちょっとした散歩や小旅行にはぴったりではないでしょうか.X70にはないファインダはやはり大きなアドバンテージです.
2017/01/25
1週間ほど前、X100Fが発表された旨のブログを書き、その時に締めの文章にこんなことを書きました.
「予約購入するかどうかはわかりませんが、買い替えは積極的に検討していこうかと思っています.」
で、結局予約を入れました.
販売価格は約14万円.そして下取りにX-T1とX100Tを出すと両方合わせて124,000円ほど.上限額で下取りされた場合には16,000円ほどの追加で購入することができる…… これを調べた時点で答えはひとつ.では予約するか、とフジヤカメラのWebから予約申し込みをしたという次第です.
販売価格は発売から時間が経てば徐々に下がるのではないかという意見もあるかと思いますが、下取りする製品の下取り額も徐々に下がること、そしてX100Tのときも発売開始から3ヶ月ほど待ったものの大きな値下がりもなく(多少の上下はありましたが)、結局発売当初と変わらない額で買っているので、待つくらいだったら予約購入してもいいんじゃないかという判断に至ったわけです.
フードやケースはX100Tからの流用ができ、バッテリはX-Pro2と共通なので追加出費が本体以外にはないのも魅力です.
まあ言い訳はさておき、あとは発売を楽しみに待つばかりです.
2017/01/19
究極の高画質を実現するプレミアムコンパクトデジタルカメラ「X100シリーズ」の第4世代光学式と電子式を自在に切り替えられる「アドバンスト・ハイブリッドビューファインダー」がさらに進化!「FUJIFILM X100F」
自分が使っているX100Tの後継機、X100Fが発表されました.
外見は従来のX100シリーズのデザインを受け継ぎ、内部にX-Pro2で導入された
・2400万画素のX-Trans CMOS III 撮像素子
・X Processor Proプロセッサ
・AF位置を変更するためのフォーカスレバー
・フィルムシミュレーション「ACROS」
などの新技術が導入されています.
新型機が登場するたびに賛否両論が繰り広げられる23mm F2レンズは引き続き使われています.絞り開放での近接域の撮影時の収差が好みが分かれるレンズですが、個人的には好きなレンズなので継続されるのは歓迎したいですね.
デザインも機能もサプライズはないですが、X100シリーズはすでに完成された形といえる製品なので富士フイルムとしても大きくは変えないし、変えられないのでしょう.オフィシャルページの「X Stories」の「最強のX、最愛のX」にこんな文章があります.
「しかし、ことX100シリーズに関して言うといつも不思議なことがおこる。彼らはみな口を揃えて、”このままがいい。何も変えてはいけない”と言うのだ。しかも、彼らはそうは言いつつも”次のカメラのときは、どうなるんだ?”という期待も持っている。だから、彼らの言う”変えていけない”ところはどこなのかを慎重に探り当てて、進化すべきところを探しださねばならない。」
予約購入するかどうかはわかりませんが、買い替えは積極的に検討していこうかと思っています.
2016/12/31
今年1年の振り返り.締めは物欲で.
だいたい1万円を超える買い物をピックアップしました.
2月 FUJIFILM X70
3月 Apple iPhone SE
5月 SEIKO PRESAGE SARW011
5月 YAMAHA TSX-B235
5月 ロードスター アルカンターラ内装オプション
9月 タニタ 体組成計 RD900
10月 INDUSTAR-69
10月 FUJIFILM X-Pro2
12月 Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 P
ジャンルごとにまとめます.
■ カメラ関連
2月 FUJIFILM X70
カメラ本体購入その1.
35mm換算28mmの単焦点レンズを搭載したレンズ固定式カメラという、マニア好みするスペックの富士フイルムX70.
同様のカメラとしては長いことリコーのGRシリーズを使い続けていましたが、そのGRを下取りに出して予約して発売日に購入しました.カメラのような高価なものを実機を触りもせずに購入するのはやや勇気のいることではありますが、それまでにX-T1やX100Tなどの富士フイルムのカメラを使っているのでハズレはないだろうという判断をしました.
GRと比較してやや重くサイズも大きいものの、APS-Cサイズのセンサーを搭載した機種としてはコンパクトで、富士フイルムの色調が好みである自分としては待ち望んだ機種でもあります.
APS-Cサイズで1,600画素というセンサーが製造中止になるとのことで、すでに販売終了となってしまった機種ですが、使い勝手が良く、手持ちのカメラでは使用頻度が最も高いカメラであります.
10月 FUJIFILM X-Pro2
カメラ本体購入その2.
X-T1の後継として購入しました.とはいえ、使い分けの可能性もあって様子見をしようということでX-T1は下取りには出していません.しばらく使った印象としては使い分けの必要性はなさそうなので、いずれレンズを買うときにでもドナドナしようと思っています.
X-Pro2は2月の発表で3月発売ですがすぐには手を出しませんでした.X-T1の後継のX-T2の登場が噂されており、X-Pro2にはないX-T2の魅力的な機能が出る可能性も鑑みて様子見をしたというわけです.
X-T2とX-Pro2は基本的なところはほぼ同じですが、
・ファインダの位置や4K動画撮影の有無(X-T2のみ4K動画撮影対応)
・AF-C追従機能周りのカスタマイズの有無(X-T2のみAF-C追従時のAFカスタマイズ対応)
・液晶モニタのチルトの有無(X-T2のみ3方向チルト対応)
・液晶モニタの解像度(X-Pro2の方が解像度の高いモニタを使用)
などの違いがあります.レンジファインダカメラの使用経験がなく、一眼レフカメラに慣れており、前機種であるX-T1を使っていた身としてはX-T2の方が馴染みやすいのですが、スナップ撮影メインということを考えるといかにも写真を撮っているというアピール(攻撃性)は控えたく、被写体から見てメーカー名や機種名の表示のなくソフトな印象のあるX-Pro2を選びました.
X-Pro2の最大の特徴はファインダ.「アドバンスドハイブリッドマルチビューファインダ」なる、ご大層な名前が付いてますが、光学ファインダ(OVF)と電子ファインダ(EVF)を切り替えて使用可能であり、OVF時でも画面の右下に電子レンジファインダと称されるEVFの小窓が表示されることでピントを確認することが可能になりました.同様の機能はX100Tにも搭載されていましたが、X-Pro2の場合はレンズ交換式ということもあって、OVFに2段階の光学ズームと焦点距離に応じてフレームサイズが変化する機能が搭載されています.
4K撮影やAF-C機能の充実、液晶モニタのチルトの有無という面からするとX-T2の方が高そうなイメージがありますが、実際にはX-Pro2の方が高価なのは手の込んだファインダ、シャッタースピードとISO感度の両方の機能を持たせたダイアル、そしてセミグロスブラック仕上げのボディ塗装のせいだといわれています.
また、富士フイルムのカメラはフィルムの画質をシミュレートした「フィルムシミュレーション」が大きな特徴となっていますが、X-Pro2からは新しいモノクロームシミュレーションである「ACROS」が追加され、これが素晴らしい画質で魅了されました.あんまりモノクロでは写真を撮らなかった自分が積極的にACROSを使ってモノクロ写真を撮るようになりました.
10月 INDUSTAR-69
ちょっと毛色の変わったレンズを使ってみたい、ということで購入してみたロシアンレンズ.
焦点距離28mmなので、X-T1やX-Pro2で使うと焦点距離42mmくらいになります.絞り解放F2.8なのですが、解放で使うとピントが合っているのかどうかよくわからない、もやっとした写真が撮れてしまうので、実用的になるのはF4からでしょうか.もちろん絞り開放時の画質を味として捉えるのもアリだとは思いますが.
12月 Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 P
ちょっと毛色の変わったレンズ、と呼ぶには真っ当なレンズ.
富士フイルムXカウントにはメーカー純正のライカMマウントアダプタが用意されており、使用時には周辺減光や色ズレ、歪みなどを補正できるようになっています.なんか面白そう、でも本家のライカのレンズはあまりも高い…… というわけで選んだのがこのVoigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 P.すでに販売終了品のため程度の良い中古を購入しました.
見ての通り、とてもコンパクトなレンズで絞り開放からよく写ります.とはいえ、ちょっとピントの山が掴みづらい印象でまだ慣れていません.また、Mマウントレンズに共通することですが最短撮影距離が50cmと寄れません.撮影条件によっては光芒が出るのですが、その辺の癖もまだつかめてません.最短撮影距離を考慮すると、Mマウントレンズを使うときはサブにX70を用意しておくのが良さそうです.
■ コンピュータ関連
3月 Apple iPhone SE
今年買ったApple製品はこれだけ.iPad mini 4は後継機種もなく、またその必要性もなく稼働中.MacBookに関しては新型が出ましたが、思い切った仕様なのでしばらく様子見.
iPhoneはサイズの関係から5sを使い続けており、やっぱりこのサイズが手に馴染んでいいよねー、サイズ同じで新型が出たら喜んで買うのに…… と思っていたら本当にサイズがまったく同じ後継機が出たので予約して発売日に購入しました.3D Touchのような新機能はありませんが処理速度的には6sに匹敵するものがあり、不満がありません.
■ 車関連
5月 ロードスター アルカンターラ内装オプション
ロードスターのディーラーオプションである、アルカンターラ内装のオプションを取り付け.ドア内張り、デコレーションパネル、センターコンソールのパームレスト、シフトブーツ、サイドブレーキブーツの5ヶ所でオプションとしては躊躇する値段でしたが、装着してみたところやっぱりつけて良かったと満足.見た目の落ち着いた雰囲気もさることながら、柔らかくしっとりとした感触も素晴らしいです.もっとオプションで取り付けできる場所を増やしてくれればいいのに、とすら思ってしまいます.
■ その他
5月 SEIKO PRESAGE SARW011
ちょっとお高めの腕時計.自分が買った腕時計としては最高額のものになります.
機械式でパワーリザーブ(残り稼働時間)つき、そして文字盤が琺瑯(ほうろう)なのがポイント.針が一見すると黒でよく見ると青みがかっているところも気に入っています.
5月 YAMAHA TSX-B235
スピーカー出力から音の出なくなったミニコンポのヘッドホン端子にアンプ内蔵スピーカーをつないで使うという、強引なつぎはぎだらけのシステムをオールインワンでリフレッシュすべく購入したCDつきラジオ.
Bluetooth内蔵でiPadとつないで音を出しているのですが、なかなかに便利です.また専用アプリが用意されており、タイマーの時刻セットをスマホ側からセットできるだけでなく、心地よく目がさめるように徐々にボリュームを上げる設定などができるようになっています.
9月 タニタ 体組成計 RD900
10年以上使っていた体脂肪計がケーブルがちぎれかけて寿命になりつつあるのと、測定値の管理をiPhoneでできるようにしたいという理由により購入.
iPhoneでアプリを起動して、測定開始ボタンを押すと体組成計の電源が入り、乗って数秒で計測完了→各種データがiPhoneに転送、というのはやはり便利です.残念なのは今のところ計測をして体調管理するも体重が増加傾向にあるところでしょうか……
去年のこのエントリーにはX-Pro2のこととiPhone 5sの後継機は欲しいということを書いていたので順当な買い物をした感じでしょうか.
来年はどうでしょう.X100Tの後継機が確実視されていますが、迷うところではあります.X-Pro2やX-T2と同様のセンサーや画像エンジンが乗るというところはそれほど惹かれないのですが、フィルムシミュレーション「ACROS」には惹かれるものがあります.
2016/12/03
FUJIFILM X70
富士フイルムのレンズはどれも素晴らしい.けれど、たまにはちょっと変わったレンズも使ってみたい…… とは、以前にINDASTAR-69のときに書いた文章ですが、もうちょっと別の世界のレンズを使ってみようということで、ライカMマウントアダプタを購入し、同時にVoigtlanderのCOLOR-SKOPAR 25mm F4Pを購入しました.
COLOR-SKOPAR 25mm F4Pはすでに販売終了になったレンズなので、今回は中古品を購入しました.型番の末尾につく「P」はパンケーキのPで薄型レンズであることを示しています.
FUJIFILM X70
Xシリーズには富士フイルム純正のMマウントアダプタが用意されています.Xシリーズが登場し始めた頃に、まだXマウントレンズのバリエーションを補うためにリリースしたのではないかと言われているこのマウントアダプタ.とはいえ未だに発売されていますし、サードパーティのマウントアダプタではできない特殊な機能が搭載されています.
まず、マウントアダプタ自体に電子接点が付いており、カメラ側が自動的に「レンズなしレリーズ」モードがオンになり、そして上面から見て左側にあるボタンを押すことでカメラのメニューを遡らなくても使用するレンズの焦点域を設定する画面を表示させることができます.
さらに、専用の機能として、歪みや周辺減光の補正、さらに画面の四隅それぞれに色ズレなどを補正する機能も搭載されています.
FUJIFILM X-Pro2 + COLOR-SKOPAR 25mm F4P
このような被写体だとどうしても歪みが気になります.
そのままで撮るとタル型の歪みの傾向があるのでカメラ側設定の歪み補正を使って補正をかけ、周辺減光についてはあえて強調する方向に設定をしました.
FUJIFILM X-Pro2 + COLOR-SKOPAR 25mm F4P
1段絞ってF5.6で撮影.バイクや自動車のヘッドライトに強めの光芒が出ています.
光芒については好みが分かれるところですが、自分は好きですね.ただ、その後でクリスマスのイルミネーションを撮影したりもしたのですが、出るときと出ないときがあって、どうもまだ癖がつかめていません.
FUJIFILM X-Pro2 + COLOR-SKOPAR 25mm F4P
(レンズ設定ミスによりEXIFは28mmになっています)
最短撮影距離は50cm.このカメラが寄れないのではなく、Mマウントの特性として近距離撮影が苦手なのでレンズ側も近接撮影に対応した設計がされていないのです.なのでテーブルフォトなどには向いていません.
散歩の途中でたい焼きを買ったのですが、手をいっぱいに伸ばしてようやく撮影できる感じです.
FUJIFILM X-Pro2 + COLOR-SKOPAR 25mm F4P
(レンズ設定ミスによりEXIFは28mmになっています)
フィルムシミュレーションACROSで撮影.
たい焼きの写真もそうですが、絞り開放値がF4なので被写体によっても背景を大きくぼかすのは苦手です.
FUJIFILM X-Pro2 + COLOR-SKOPAR 25mm F4P
(レンズ設定ミスによりEXIFは28mmになっています)
豪徳寺にやってきました.招き猫発祥の地(のひとつ)と呼ばれているだけあって、招き猫が大量に奉納されています.
フルフレーム対応のレンズをAPS-Cフォーマットで使っているので四隅の像の流れなども気になりません.下側のほうにいる招き猫が緑っぽくなっているのは色ズレなどではなく、古くなって汚れや苔のようなものが付着しているものです.
FUJIFILM X-Pro2 + COLOR-SKOPAR 25mm F4P
撮影途中でレンズ設定が28mmになっているのに気付いたので25mmに変更.その関係もあって、これだけ周辺減光が強めに出ています.
薄曇りで紅葉も終わりかけなのでフィルムシミュレーションをVelviaにして色合いを派手めに.
このような空をバックにした撮影で明暗差が大きい状態で絞り開放で撮影すると、エッジ部分にパープルフリンジが少し出ます.1段絞るとほぼ解消します.
街歩きでスナップするには良さそうなレンズですね.絞り開放値がF4ということもあって被写界深度があるので、被写体を見つけたらレンズの深度目盛りを見ながら目測スナップするような撮り方にも向いていそうです.
次にMマウントレンズを買うとしたら、これとは性格の異なる、背景をぼかせられそうな絞り開放値がF1.4などのレンズを使うと使い分けができて楽しそうです.こうしてレンズ沼というものにはまっていくのですね.