計画停電が実施されるようになってから、渋谷などの都心部でもネオンが消えるようになりました.ネットなどを見ているとこの状態を「寂しい」と思う人と「落ち着いていい」と思う人に二分されるようで興味深いです.私は後者ですね.
実際にはピーク時(18-19時?)を過ぎれば電気の供給には余裕が出てくるのでネオンを点灯させても問題ないようなのですが、電気をムダにしないという姿勢を示すためにはネオンの消灯はわかりやすいアピール方法となっているのかもしれません.
昨晩の夜中に車で移動していたのですが、甲州街道のような幹線道路でも街灯が消されているところがあり、普段とはまったく雰囲気が異なりました.先週、調布で飲んだ帰りにタクシーに乗ったときにも感じたのですが日本ではないようなイメージです.
また、ガソリン代が上がったからか、それとも道路が薄暗いからかはわかりませんが、全体的に走行速度が低めです.
電気の供給量が下がっていたり、原油価格の高騰などによってこうした省エネムードが出ていますが、おそらくこうした生活は今後しばらく続くことでしょう.もしかしたら、今までのように湯水のように好きなだけ電気使ってOK的な生活はもう戻ってこないかもしれません.
結局のところ、原発を大量に作って大量に電気を供給すればそれに見合っただけ浪費してしまう社会ができてしまうわけで、もうこれ以上電気はありませんよということが示されればその範囲内でやりくりするしかないのです.年収が300万円しかないのであれば、その中でやりくりする.どこぞの政府のように無駄遣いばかりして足りないから赤字国債を発行しちゃえ、的なことは通用しないのです.
経済が回らなくなる、生活水準の維持が難しくなるという懸念もありますが、大量生産・大量消費という経済から少量ながら高品質を目指すような成熟した社会を目指すよい機会かもしれません(経済とかよくわからないので適当なこといってます).