2011/06/24

RICOH GR DIGITAL III
先日、いわき市にでかけたときにDPZの記事で紹介されていた「やきかつ 太郎」で昼食をいただいてきました.
到着時間が14時近くでかなりの空腹だったとはいえ、さすがにジャンボやきかつ定食を食べきる自信はなかったので「上 やきかつ定食」をいただきました.
「ジャンボ」ではない通常のメニューとはいえ、かなりのボリュームです.
厚さも衣込みで2cmくらいあるのではないでしょうか.通常の揚げたカツと焼いたカツとの違いなのかわかりませんが、バターの風味がきいたカツに負けない濃厚な衣です.写真ではケチャップがかかっていますが、机の上にある「にんにくしょうゆ」をかけるのがおすすめの食べ方だそうです.匂いが気になるので大量にはかけませんでしたが、なるほどたしかにおいしかったです.
おいしかったのですが、相当なボリュームで食べきるのがやっとでした.ご飯やキャベツはおかわり自由なのですが、それどころではありませんでした.

RICOH GR DIGITAL III
数日前に休暇をとって常磐道方面に出かけてきました.
常磐道は1車線をふさいで道路工事をしていたり、補修痕が生々しいところもあったりと、地震の影響がまだ残っていました.
常磐道の終点は常磐富岡ICですが、その1つ手前の広野ICですべての車がおろされます.ここから先は福島第一原発から半径20km圏内になるため立ち入り禁止です.
広野ICを出ると、目の前に巨大な煙突が見えてきます.東京電力の広野火力発電所です.また、左手方向には原発対策の拠点と化している「Jヴィレッジ」があります.自分が通過したときも大量の車がとまっているのが見えました.
インターより北側は20km圏内で一般車両進入禁止のため、ここから南側のいわき市方面に向かいます.
建物の損傷はそれほど多くはないのですが、ブロック塀などが崩壊しているところがいくつか見受けられました.また、常磐線と並行する区間では、鉄道の電柱が斜めになっているところもありました.常磐線は久ノ浜駅までしか運行が再開されておらず、そこから先は手つかずのままです.
国道6号線をずっと南下し、久ノ浜駅まできたところで漁港のほうに向かうと、凄まじい光景が目に飛び込んできました.テレビやWebなどで見ているのと同じ状況ではあるのですが、津波がすべてをさらっていった、だだっ広くがれきが散乱した土地を目の当たりにすると言葉に言い表しがたい恐怖感がしました.
6号線は海辺近くを通ることもあるのですが、そうした場所では津波の影響を受けたとおぼしき家がそこかしこにあり、これが現実とはいえ見ていて辛いものがありました.
帰りは小名浜方面を経由して6号線で日立まで行き、そこから常磐道に乗りました.
しばらく前から、原発の近辺の区域や津波の被災地を見てみたいと思っていました.興味本位といわれれば否定できない側面もありますが、テレビやWebを通して見ることと、実際にこの目で見ることではちょっと違うのではないかと思い、訪れることにしました.
原発、放射能の影響については目に見えないこともあって具体的になにかを感じるようなものはありませんでしたが、津波の恐怖についてはTVで見るそれとは全く違うものを感じました.
2011/06/23
JR東日本パスで行く青森の旅、2日目です(1日目はこちら).
7時過ぎに起床.同行したIくんはもっと先に起きて、露天風呂に行っていたそうです.「貸し切りでした」とのこと.起こしてくれればよかったのにー.

RICOH GR DIGITAL III
朝食はバイキングでした.和食も洋食もとりそろえられています.私は洋食で.飲み物がリンゴジュースが用意されていたのはさすがです.おかわりしました.

Nikon D700 + Voigtlander NOKTON 58mm F1.4
不老不死温泉の前からバスに乗って十二湖に向かいます.不老不死温泉から十二湖までは45分くらい.
十二湖はWikipediaの説明によると、江戸時代に起きた地震で川がせき止められてできたのが始まりだそうです.十二湖という名前がついていますが正確にはもっとたくさんの湖ーーというかサイズ的に池でしょうかーーがあります.これらの池は濁っているものから水底や泳いでいる魚がくっきりと見えるほど透明度の高いものまでまちまちです.
時期的にも非常によい感じで新緑が目にまぶしく、天気もよく、気持ちよく歩くことができました.アクセスしづらい立地のせいか観光客はそれほど多くなく、ゆったりできるのも魅力です.

Nikon D700 + CarlZeiss Distagon 25mm F2.8
なかでも有名なのは、この青池です.インクを垂らしたかのよう、といわれるその青さは素晴らしい美しさです.なぜこのように青いのかはよくわかっていないそうです.

Nikon D700 + Voigtlander NOKTON 58mm F1.4
青く見えるのは青池だけではありません.こちらの「沸壺の池」もなかなかです.個人的にはこちらのほうが綺麗に感じました.この写真では水面の反射と同時に水底も見えてわかりづらいですが(写真の半分以上は水面です)、ここまで綺麗な水はそう見れないのではないかと感じるほどでした.

Nikon D700 + Voigtlander NOKTON 58mm F1.4
十二湖全体を見ると半日はかかってしまうので、ほんの一部分しか見ることができませんでした.もっとゆったりとした行程を組んで、また訪れたいところです.
再びバスに乗って山を下り、ふもとの十二湖駅でからリゾートしらかみに乗り込みます.今回は「くまげら」編成です.「ぶな」「くまげら」「青池」と3編成あるリゾートしらかみのうち、乗ったことのない青池だけ最新鋭のハイブリッド車両なので、乗れなかったのが心残りです.

RICOH GR DIGITAL III
秋田で帰りの新幹線に乗るまでの間、ぶらぶらとしていたところ、駅の通路で秋田名物のアレを見つけました.「ババヘラアイス」です.「ババ」が「ヘラ」でアイスをカップに盛りつけて売っているので「ババヘラアイス」.わかりやすいですね.「ババ」って呼び名なのはどうなのよ、とかねてから思っていたのですが、こうしてのぼりまでたっているところを見ると、オフィシャルで浸透している名前のようです.秋田では道路端にパラソルをたてて売っていたりするようです.

RICOH GR DIGITAL III
名物ならば食べるしかないでしょう、ということで購入.寸胴のステンレスの容器に黄色とピンクのシャーベット状のアイスが半々で入っており、それをヘラでそいでコーンカップに盛りつけてくれます.200円はちょっと微妙な感じもしますが、おいしかったです.
2月に続いて今年2度目の青森旅行でしたが、青森は見所が多くて観光のしがいがあります.奥津軽とか陸奥半島も行ってみたいですし、十二湖も今度は紅葉が見てみたいです.
2011/06/21
JR東日本が震災復興などを目的として1日1万円で乗り放題の「JR東日本パス」を発売したので、これを使って青森旅行に行ってきました.
青森には今年の2月も行ったばかりで、東京から鉄道でアクセスするとなるとルートも限られてしまうので今回も似たような行程になりましたが、経由地を変えることでまったく違う旅行になりました.

RICOH GR DIGITAL III
東京から新幹線に乗って、まずは八戸へ.

RICOH GR DIGITAL III
駅前から出ている100円バスに乗り、八食センターに向かいます.
八食センターは海産物をはじめとした様々な食べ物が売られているショッピングセンターです.ウリは、買ったものをその場で食べられる「七輪村」ですが、自分が行ったときは土曜の昼過ぎということもあって30分待ちでした.

RICOH GR DIGITAL III
レストランなども結構な混雑ぶりだったので、パックの寿司を買いました.パックの寿司とはいえ、この贅沢さです.トロとウニ、貝、ヒラメ(かな?)のにぎりと、もう一つはマンボ巻き.マンボ巻きとは聞き慣れない言葉ですが、筋子とキュウリの巻物のことをそう呼ぶそうです.

RICOH GR DIGITAL III
再び100円バスに乗って八戸駅に戻り、新幹線で新青森に向かいます.
青森の特産といえばいろいろありますが、やはり有名なのはリンゴ.ということでリンゴジュースを買いました.とくにこの炭酸入りリンゴジュースはおいしくて2日続けて購入しました.

NIkon D700 + Voigtlander NOKTON 58mm F1.4
新青森でそのまま在来線の特急「つがる」に乗り換えます.
今回のJR東日本パスは2回まで指定席を取ることができるのですが、全席指定の列車に2回乗る関係もあって、ここは自由席です.混雑した状態で到着したのですが、新幹線に乗り換える人が多くて無事に席に座ることができました.

NIkon D700 + Voigtlander NOKTON 58mm F1.4
弘前に着きました.青森のなかでも有数のリンゴの産地である弘前ということもあって、どこもかしこもリンゴ推しです.駅前の銅像は手にリンゴを持ち、ポストの上には大きなリンゴがのっかっています.思えばさっき乗った「つがる」が赤いのもリンゴをイメージしているのかもしれません.

NIkon D700 + Voigtlander NOKTON 58mm F1.4
弘前からさらに乗り換えて「リゾートしらかみ」に乗車します.
リゾートしらかみは「青池」「ぶな」「くまげら」の3編成がありますが、2月は「くまげら」、今回は「ぶな」です.

NIkon D700 + CarlZeiss Distagon 25mm F2.8
前回は雲がかかっててっぺんが見えなかった津軽富士こと岩木山も今回は見れました.とはいえ、ちょっとどんよりとしていましたが.
ウェスパ椿山で下車し、送迎バスに乗って本日の宿に向かいます.

RICOH GR DIGITAL III
宿泊先は「不老ふ死温泉」.青森県でも日本海側に突き出たところにある温泉宿です.
ここのウリはなんといっても露天風呂.日本海のすぐそばに設置されており、雄大な景色を見ながら温泉につかることができます.
宿に到着したのが18時半過ぎ.そしてこの日の日没が19時過ぎなので、チェックインして部屋に入ってすぐに身支度をして露天風呂に出かけました.やはり夕陽の沈むところは見たいですからね.
が、やはり考えることはみな同じで、あんまり広くない湯船にはそれなりに先客が.ちなみに露天風呂は「混浴」と「女風呂」に分かれていますが、混浴に女性はおりませんでした.あとからオバチャンが1人入ってきましたが・・・

RICOH GR DIGITAL III
日没とともに人が減っていったのでここぞとばかりに入浴.日没してもそこからがマジックアワーとして魅力的な光景になるのですが、そこにこだわるかたはさして多くないようです.
いちおう露天風呂にはカメラ類は持ち込み禁止と書かれているのですが、大半の人がカメラを手にし、さらに強者は携帯で通話していたりビールを持ち込んだりとフリーダムな感じでした.なので、自分も人が減ったところでGR DIGITALを手に湯船につかって撮影してみました.
この露天風呂、照明設備はありませんので、日没で暗くなったところで店じまいとなります.

RICOH GR DIGITAL III
夕食です.温泉宿の夕食はどこもボリュームたっぷりですが、今回もかなりの量でした.
珍しい料理としては、写真にはありませんがワカメで作った麺や、2月に浅虫温泉でも食べた甘栗入り茶碗蒸しがありました.また、太宰治もこの近辺で食べたといわれるアワビが出ました.あとで「津軽」を読み返したところ、深浦で鯛とアワビを食べておいしかったと書かれていました.くしくもこの翌日は桜桃忌(太宰の誕生日)でした.
2日目につづきます.
2011/06/20

RICOH GR DIGITAL III
コーヒーは豆を買ってきて自宅で挽いています.が、10年以上も愛用してきたフィリップスの電動コーヒーミルが最近モーターがブレているかのような怪しい音と振動を出すようになってきました.フィリップスのWebを見て新型を買おうと思ったのですが、コーヒーミルの取り扱いをやめてしまったようで、製品が載っていません.
他のメーカーの製品などを検討したのですが、どうせ時間のあるときに好きで淹れているコーヒーなので、手動式のミルもいいのではないかと思って、今回は手動式を購入することにしました.
手動式のコーヒーミルというと、思い浮かぶのが木製で上面にハンドルがついているものです.雰囲気を味わうのならばやっぱりアレがよいのですが、豆の粉の処理などに難があるという指摘をネットで見かけたので、今回はハイテクな感じの一品を選んでみることにしました.

RICOH GR DIGITAL III
ぱっと見は金属製の筒にしか見えませんが、コーヒーミルです.3分割できるような構造になっており、上面(写真奥)のフタを外してコーヒー豆を入れ、ハンドルをセットして回すことで下面(写真手前)に挽いた豆が出てくる構造です.

RICOH GR DIGITAL III
付属の説明書より.このような内部構造になっています.本体はステンレス製、刃はセラミック製ということもあってすべて水洗い可能です.

RICOH GR DIGITAL III
挽いた豆の受け口側のキャップを外すと現れる調節ネジです.これを回すことで挽きの細かさを設定できます.全部回すとネジが外れてセラミックの刃が取り出せるので洗浄可能です.
挽き加減の調節ですが、いっぱいまでネジを締めてからネジをゆるめて好みの挽き具合にセットします.90度単位でクリック感があるので、何度か試してどれだけ回せば好みの挽き具合になるかを覚える感じでしょうか.今日は12回(3回転)してみたところ、かなりの粗挽きになりました.
コーヒー約3杯ぶんの豆を挽きましたが、お湯を沸かしている間に挽き終えることができました.人によって違うのかもしれませんが、ハンドルを回す右手よりもミル本体を支える左手のほうが疲れました.

RICOH GR DIGITAL III
普段と挽き具合が違うせいか、電動ミルで挽いたものと香りや味わいが違う感じがしました.電動ミルは短時間で挽ける反面、熱を発してしまうので香りが飛びやすいそうです.
コーヒーを飲むという行為に、また一つ趣味性がプラスされた感じです.