広島観光の続き、その4です.

FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R
千光寺山荘からロープウェイで麓に降り、そこから歩いて尾道駅へ.尾道駅から山陽線で三原に、三原から呉線に乗り換えて広に、広で乗り継いで呉に.2時間半ほどかけて呉に到着しました.
お目当てはこの「大和ミュージアム」.

FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R

FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R
呉は古くから軍港として栄えた街であり、戦艦大和の建造された土地.そして今も海上自衛隊の地方隊が置かれており、「海上自衛隊呉史料館 / てつのくじら館」なるものもありました.時間があったらそちらも見に行こうと思っていたのですが、大和ミュージアムの資料に見入ってしまって時間がとれませんでした.また訪れたいものです.

FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R

FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R
入館して目を惹くのがこの巨大な戦艦大和の模型.1/10スケールだそうです.
上の階から見ても、周囲の人と比べて大きさが際立っているのがわかります.

FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R
自分が訪れたときには、特別展として「戦艦大和・武蔵の進水式展」というものを開催していました.
進水式というのは船が建造されて海に初めて出る、いわば晴れ舞台.なのですが、大和や武蔵は建造自体が極秘であり、周囲を他の船などで覆い隠して建造していた位なので、非常に簡素で少ない人たちで進水式を行ったとのことでした.

FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R
一般展示も内容が濃く、見入ってしまいます.
これは戦艦大和を建造するにあたって導入された技術が後生にどのように役立っているかを示した図.

FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R
戦艦大和以外にも大型資料展示として零戦や特殊潜航艇、そして人間魚雷「回天」などが展示されていました.

FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R
零戦とそのエンジン.翼の一部が布製なので触らないようにという注意書きがあり、軽量化のためとはいえ驚きでした.
展示全体を通して感じられたのは、戦争を賛美もせず、かといって否定もしないきわめてニュートラルな展示姿勢ということです.
中立的な視点から戦艦大和を中心に戦争の光と陰をすべて伝え、見ている側にそこからなにを感じ取るかを託しているようにも感じられました.
2時間ほど見学した後に、呉から再び呉線に乗って広島に戻り、新幹線で帰宅しました.
出張に絡めての旅行ということでやや慌ただしいところがありましたが、ココをもうちょっと見たいと思うところがいくつかありましたので、これを踏まえて旅行計画を練ってみようかと思います.