
RICOH GR
帰省ついでに静岡県立美術館に出かけてきました.

RICOH GR
お目当てはこの企画展「美少女の美術史」.
過去から現在までの「美少女」と呼ばれるものをまとめた展覧会です.展示されているのは旧くは浮世絵から、最近のものではフィギュアや初音ミクなどまで.浮世絵や美人画などの過去の絵画から「美少女」というものの変遷を検証し、文化との関係をまとめています.
フィギュアがずらっと美術館のギャラリーに展示されている様子は、造形の凄さはもちろん理解できるものの、ちょっと不思議な感じを受けました.
平日の午前中ということもあり、来場者はまばら.やはり女性が多いですが、自分以外にも男性で1人で来ている人もいました.
自らが「美少女」になることはないいわば「鑑賞」する立場である男性と、「憧れ」でもあると同時に「美少女」になりうる女性では当然受け取り方も異なるでしょう.それに絵画としてならともかく、解説文にもたびたび表現されている「鑑賞」という存在に対する受け止め方によっても見方が分かれそうな展示会であると感じました.

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静岡県立美術館には「ロダン館」という建物があるほど、ロダンの彫刻物を収集しており、「地獄の門」や「考える人」が展示されています.
「考える人」は日本国内にもいくつかあるとのことで、NHK Eテレの番組開始時にも登場していた記憶がありますが、実際に見たのはこれが初めてかもしれません.