2018/12/30

2018年を振り返る – 物欲篇

 今年1年の振り返り、最後は物欲篇です.
 カメラ関連とコンピュータ(ほぼApple製品)関連に集約されますね.

4月:焦点工房 マウントアダプタ ヘリコイドつき
4月:CarlZeiss C Biogon T* 2,8/35 ZM
4月:iPhone 8 Product RED
5月:Oculus Go
6月:RICOH THETA SC
9月:Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical II VM
11月:iPad Pro 11 + Apple Pencil
11月:nexum AQUA+
11月:CarlZeiss C Biogon T* 4,5/21 ZM

■カメラ関連
4月:焦点工房 マウントアダプタ ヘリコイドつき

FX702885

 富士フイルムXマウントのカメラでライカMマウントレンズを使用する際に、レンズ全体を最大6mmまで繰り出すことのできるアダプタです.それまでも富士フイルム純正のMマウントアダプタは持っていたのですが、レンジファインダ用レンズの弱点である「寄れない」という問題のため、レンズはVoigtlanderの25mm F4しか持っておらず、このアダプタ購入により一気に今年はMマウントレンズの購入がはかどりました.

4月:CarlZeiss C Biogon T* 2,8/35 ZM

FX703016

 以前から欲しかったツァイスのMマウントレンズです.値段もさることながら、最大0.7mまでしか寄れないのがネックで購入を躊躇していたのですが、上記のヘリコイド付きアダプタの購入により、最短撮影距離が大幅に短縮されるようになったので購入に踏み切りました.
 X-Pro2で使用するとAPS-Cセンサーのため焦点距離が52.5mmとなってしまい、個人的にはやや苦手な焦点域になってしまうこと、そしてテーブルフォトには引きが取れずにやや不利なレンズではあるのですが、金属の光沢感のあるシルバーのコンパクトなレンズという、見た目の格好よさに惹かれて購入したものです.画質的にもまったく不満がなく、気に入っているのですが稼働回数はやや少なめです.もっと使いこなしたいのですが.

6月:RICOH THETA SC

FX703095

 今年購入した、唯一の「カメラ」といえる部類の製品.かなり変わり種ではありますが.
 レリーズボタンを押すだけで、360度周囲すべてを撮影することができます.もちろん撮影者も同時に被写体となるわけで、手に持って撮影すると手が強調された写真が撮れてしまうので、このように自撮り棒と小型三脚の三点セットで購入しました.iPhoneからリモート撮影できますので、写らないように隠れて撮影したり、自撮り棒を高く掲げて違和感のない撮影をすることができます.
 面白い使い方がいろいろできそうなのですが、まだその面白さをつかみあぐねているところでもあります.

9月:Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical II VM

100F1798

 Mマウントレンズ増強計画の第2弾として購入したのが、このVoigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical II VMなる長い名前のレンズ.20年近く前にこのレンズの初代モデルをBESSA-Lとともに使用していたのでいささかの懐かしさもありますが、フィルムとデジタル、35mmとAPS-Cフォーマットという違いに加えて初代と2代目ではデザインもサイズも違うので、昔を思い出すようなこともないですね.
 APS-CフォーマットであるX-Pro2での画角は22.5mm.かろうじて超広角という領域ですが、パースのつきかたは強烈で癖が強いレンズではあります.

11月:CarlZeiss C Biogon T* 4,5/21 ZM

FXP23769

 Mマウントレンズ増強計画の第3弾として購入した、C Biogon T* 4,5/21 ZM.外見は2,8/35とそっくりです.
 当初はVoigtlanderのCOLOR-SKOPAR 21mm F4P VMを買おうと思っており注文までしたのですが、納期にかなり時間がかかり、その途中で程度のいい中古(このレンズはすでに販売終了しているので新品はないです)が出たのでこちらを選んだというわけです.
 F4.5と暗めのレンズで、撮った画質も絞り開放だと四隅が滲んだような描写になるなどスペック的には目立つところはないのですが、コンパクトなサイズとAPS-C換算で31.5mmと自分として最も好みの焦点域となるのでこれからの出動回数が多くなりそうなレンズではあります.

■コンピュータ関連
4月:iPhone 8 Product RED

FX703058

 iPhone SEからの機種変更です.機種変更の決め手はやはりこの色.iPhone 7でも PRODUCT REDはありましたが、赤の色味が好みではなく画面の縁が白だったこともあって見送ったのですが、8は赤の色味といい縁がブラックアウトされていることといい、自分の好みでした.
 悩ましいのは外装色が気に入っているのでケースに入れたりすることができないことでしょうか.

5月:Oculus Go

FX703079

 気軽にVRを体験できる製品としてリリースされたOculus Go.VRとしての用途だけでなく、大画面でNETFLIXなどの動画配信も見られるとのことで、飽きても活用方法があるなと思って入手しました.
 フル充電していても放電が激しいのか、いざ使おうとしてもバッテリ切れなんてことが多々あるのが難点です.
 もうひとつ難点としては、ヘッドセットを頭に装着する手間が面倒ということでしょうか.

11月:iPad Pro 11 + Apple Pencil

FX703281

 iPad mini 4が処理速度的にもたつきを感じるようになり、仕事ですぐ資料を見たい場合などに待つことが多くなったので、miniシリーズの新型も出なさそうだし…… ということで初のiPad Proを購入しました.
 ストレスフリーで動くのはさすがです.Apple Pencilについても、いままで他で触ってきたタッチペンは一体何だったのかと思えるほどに快適に使えます.ただ、サイズや性能と引き換えというのはわかるのですが重さには慣れないですね.それから持ち運ぶのにカバンを選ぶのも悩ましいところです.
 そうした経緯もあって、従来のiPad mini 4は下取りなどには出さずに、IIJmioと契約して持ち運びできる状態にしました.

11月:nexum AQUA+

FX703245

 iPad Proがイヤホンジャックを廃止したことに伴って購入した、Bluetoothレシーバ.Bluetoothイヤホンはすでに持ってはいますが、手持ちの気に入っているヘッドホンやイヤホンを使えるようにしたいということで購入しました.
 すでに持っていたBluetoothレシーバと比べても格段の音質の差があります.さらにそれに加えて32bit 384kbpsへのアップコンバート機能を備えており、さらに音質を高めることができます.充電はQiを採用しています.
 消費電力が高いうえにアップコンバート時はさらに電力を使うので持続時間が短いのが難点です.

 去年書いたように、主力たるX-Pro2やX100Fの新型はリリースされなかったので、カメラの購入はTHETA SCのみでした.その代わりにレンズの購入が多かったですね.Mマウントレンズについてはこれで15/21/25/35mmが揃ったので、X-Pro2で使用したときに22.5/31.5/37.5/52.5mmと必要十分なレンジを揃えることができました.
 来年は春にGR IIIの発売が発表されています.手持ち機種として焦点域が同じX70もあるので迷うところですが、長いことGRシリーズを使い続けてきた身としては気になるモデルではあります.またいままでのリリース間隔からしてX100Fの後継機も出るのでしょうか.X100Fに関しては満足して使っていますので、新型でどのような変化をつけてくるか興味深いところです.X-Proシリーズはスパンが長めの機種なので、新型が出ることはないと思われます.
 レンズに関しては絞りリングもないことから使用頻度の低いXマウントの27mmを18mmに買い換えようかと考えています.それから18-55mmを新しく出る16-80mmにしたいなとも思いますが、ズームレンズはそもそも頼まれごとがあるときくらいしか使わないので優先順位は低めですね.
 コンピュータ関連はiPhoneもiPadも買い替えてしまったので来年は大型の出費はないかもしれません.
 自動車関連は買い替えはないでしょうけど、ロードスターにApple CarPlayを接続できるキットが海外でリリースされたそうなので、日本で導入されたらすぐにでも取り付けてもらおうかと考えています.