2013/03/16

RX1にサムグリップ

Category: カメラ・写真,物欲 — Annexia @ 21:00

 RX1には純正オプションとしてサムグリップTGA-1が用意されています.本体購入と同時にこれも購入しました.

Apple iPhone 5
上:収納時、下:使用時

 この製品、純正品らしく手の込んだ作りで使わないときは左に折りたたむことで本体の曲線に沿うようにして邪魔にならないようにする仕掛けになっています.が、可動式にした結果、ヒンジ部分に遊びがあってカタカタと動くのです.撮影時に親指をかけて安定させるためのグリップがぐらつくとは何事かと、以前から不満に思っていました.また、レバー式のロック機構がついているのですが、ロックの爪が非常に浅く、レバー自体も緩みやすいため、知らず知らずのうちにレバーが緩んで落下ということもありました.つまり、ギミック的にはおもしろいけど、製品のクオリティはもう一歩という感じなのです.

 そういえば、以前にライカM8かM9用のサムグリップをサードパーティが出しているのを見たことがあったなと探してみたところ、CSEP-2という製品がRX1でも使えるらしいということが判明.また、価格.comの書き込みでも「装着時には,0.5mm 程度のプラ板等を下敷きにした方が良い」「寸法が微妙に異なる(奥行きは明らかに 2mm 位浅いですね)」とあるものの、装着した人がいることを確認.

 海外で作っているようですが、ヨドバシで取り扱いがあったので注文.そして翌日には到着しました.

Apple iPhone 5 + Hipstamatic

 厚紙で作られた、ポップな感じの箱.箱の蓋はなんとマグネット.妙なところで手が込んでいます.

Apple iPhone 5 + Hipstamatic

 箱を開けたところ.なんかよくわからないものが入っています.

Apple iPhone 5 + Hipstamatic

 小袋に入ったものをどかすと、Thumbs Upが登場.ウレタンに包まれていて、リボンの片端が出ていたのでコレを引っ張ればThumbs Upが出てくるのかと引っ張ってみたら、ぶちっと音がしてリボンだけが手元に.仕方がないので隙間に指を突っ込んで取り出しました.

Apple iPhone 5 + Hipstamatic

 謎の付属品.メッセージタグとともに翡翠っぽい石でできたストラップがついていました.そして六角レンチも.

Apple iPhone 5 + Hipstamatic

 純正のTGA-1との比較.Thumbs Upのほうが指をかけることが長いです.

Apple iPhone 5

 RX1に取り付けてみました.再生ボタンの縁の出っ張りに干渉して奥まで入りません.1mm程度浅い感じでしょうか.
 価格.comで書かれていた「寸法が微妙に異なる」というのは、干渉して入っていないということですね.それから装着時にプラ板を挟んだほうがよいというのも間違いで、ホットシュー上部にねじ穴があり、ここを付属の六角レンチで締め込んで固定するようになっています.説明書のたぐいが一切ないのでわかりづらいところではあります.

Apple iPhone 5
上:Thumbs Up、下:TGA-1

 指をかけるところの長さの違い.7-8mmくらい違う感じでしょうか.
 また、高さも違いがあって、Thumbs Upのほうが高い位置にあります.TGA-1だと完全に再生ボタンとダイヤルが隠れますが、Thumbs Upだとどちらも操作できることからも明らかです.
 長く、また上部に出っ張っているため、撮影モードと露出補正のダイヤルが若干操作しづらくなりました.


 TGA-1とThumbs Up、まとめると次のような感じでしょうか.

■ TGA-1
○ 純正品としての安心感
○ 手に入りやすい
○ 使わないときにたためるので邪魔にならない
× ぐらつく
× ロックが浅く、ロックレバーも緩みやすいので外れやすい
× 上部のアクセサリシューもバネが弱いのでファインダなどがずれる

■ Thumbs Up
○ がっちりした剛性感
○ 取り付けたままでも再生ボタンとダイヤルが操作できる
○ 上部のアクセサリシューのバネが強めでファインダなどがずれにくい
× 取り付けできるものの、流用品なのでボディと干渉する
× 付け外し時に六角レンチが必要
× 国内では取り扱いが少なく入手が難しい

 それぞれ一長一短ですね.自分は剛性感を優先してThumbs Upを使うことにします.
 カタカタしない純正品、または専用設計で干渉のないThumbs Upが発売されたらまた考えようかと思います.


【2013.3.20補足】

Apple iPhone 5

 干渉が気になったので、ヤスリで干渉する部分を削りました.そして、RX1本体と金属同士があたるところは革を貼って擦れて傷が付かないように、さらに指が当たるところのエッジ部分を紙やすりで軽く削りを入れてエイジング加工してみました.
 これで安定感もあり、干渉もしないサムグリップとなりました.

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