FUJIFILM X100V
 iPad mini6を購入したときに、イヤホン端子がないということでAnkerのUSB-Cをイヤホン端子に変換するAnker USB-C & 3.5 mm オーディオアダプタを購入しました.
 USB-C端子からの音声データ出力はアナログではなくデジタルで出されるので、デジタルからアナログへの変換(D/A変換)を行うチップを搭載した変換アダプタが必要となります.従来、イヤホン端子がついていたモデルは本体内にD/Aコンバータが内蔵されていましたが、単なる端子形状の変換だけでなくデジタル-アナログ処理も必要となるわけです.
 Ankerの製品も音質はそれほど悪くはないのですが、若干音にざらつきを感じるのと、ハイレゾ対応とはいえ24bit 96kHzまでの対応なので、もう少し高音質なものが欲しいと思い、Astell&KernのPEE51を購入しました.
FUJIFILM X100V
 Ankerのアダプタが24bit 96kHzまで対応なのに対し、PEE51は32bit 384kHzまでの対応となっています.手持ちの製品としてはShureのAONIC 50が同じく32bit 384kHzまで対応しています.
FUJIFILM X100V
 左右独立のD/Aコンバータ搭載など音質重視の設計のためか、Ankerの製品に比べてサイズがあります.また使用中は若干熱を持つのと消費電力が大きいのかiPad mini6のバッテリ消費も早くなります.デザインは色合いも含めてなかなか格好よく見えますね.
 音質はAnkerの製品と比べても、滑らかで細かな音まで出ている印象です.またクリアな音質というか線の細い印象で、低音が弱いようにも感じられます.イヤホンはShureのSE425を使っていましたが、これをAONIC 4に交換してみると低音がやや強調されてバランスがいい音に感じられるようになりました.
 Ankerと比べて価格差が約10倍あるのですが、10倍音が良くなったかといえばさすがにそこまでの差はないですね.もし差があったとしても自分の耳では聴き分けられないでしょう.イヤホン(というかオーディオ全般)が沼なので、こだわるとこの先にはリケーブル、バランス出力、ヘッドホンアンプ…… と続いていってしまうので、そこそこのレベルで満足するという観点では妥当な選択かなと思います.
         
        
             この冬、コートを2着買ったのでその記録を.
Apple iPhone SE2
 Mackintosh Irelandのコート.色はオリーブです.
 マッキントッシュのコートというと、生地の間にゴムを挟んだ防雨コートが知られていますが、そこから転じてレインコート的な用途として使えるコートを総称してマッキントッシュ、またはマックコートと呼ぶそうです(受け売りの知識).
 スコットランドのオリジナルから暖簾分けなのかライセンス生産なのかわかりませんが、アイルランドの会社が独立してゴムではなく新素材を用いて開発したコートだそうです.
 同じ会社のものを以前に購入して使っていたのですが、少々くたびれてきたので追加で購入しました.
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 Gloverallのダッフルコート.色はグレーです.
 こちらも以前から別のものを着ていたのですが、鞄と擦れて背中というか腰に近い部分に穴が開いてしまったので、急遽購入することに.
 服装に無頓着な自分が1シーズンにコートを2着も買うことなど初めてですが、1着は予定外だったのでちょっと痛い出費でした.
         
        
            
Apple iPhone SE2
 映画『キングスマン:ファースト・エージェント』を観てきました.
 本来であれば2019年に公開される予定でしたが、COVID-19の影響などで何度も公開延期され、ようやく2021年末から公開されたので、待ち望んでいた作品でした.
 『キングスマン』『キングスマン:ゴールデンサークル』よりも前の時代、キングスマンが結成される経緯を作品化したものなので、時代背景は第一次世界大戦ということもあって全体的にクラシカルな雰囲気がありました.
 トータルでは楽しめましたが、オープニングのシーンからなんとなく最後の展開が読めてしまったり、戦場のシーンがやや冗長に感じられたり、ラスプーチンのキャラが強く出過ぎていてバランスの悪さも感じられました.まあ今回の作品は前日譚ということもあって本編とはやや別の路線でしたので、次回作に期待したいところです.
         
        
             ブロンプトンを買った自転車店でGOKISOのハブ展示会があり、試乗車も用意されるというので出かけてきました.
FUJIFILM X100V
 GOKISOは航空機エンジン部品などを手掛けている近藤機械製作所の自転車向けブランドで、航空機向けの技術を用いた独自の高精度なパーツが特徴です.
FUJIFILM X100V
 ハブのカットモデルが展示されていましたが、自分の知っている一般的なハブとはかけ離れた構造をしています.車軸とスポーク取り付け部の間にわずかなスペースがあり、金属のしなりを利用して衝撃を吸収し、高精度ベアリングに負担をかけずにスムースに回転する、という非常に高度な設計がなされています.
FUJIFILM X100V
 構造や素材によって3つのグレードがあるのですが、これは最上位のチタン合金製のモデルでしょうか.チタンの塊を削り出してこの複雑な形状を作り出しています.
 わかりづらいですが、フィン状になっている部分は車軸両端部分から浮いた構造になっており、わずかな隙間を切削して作り出されています.現物を見るとため息の出るほどの高品質ぶりです.
FUJIFILM X100V
 最上位のチタン合金モデルはシルバー、その下の2モデルはアルミ合金(超々ジュラルミン)製でカラーはレッドとブラックの2種類.一般的なシルバーは用意されていないのですが、カラーオーダーで注文することができます.
FUJIFILM X100V
 前輪はブロンプトンの標準であるボルト留め以外にクイックリリースも選べます(後輪はボルト止めのみ).輪行時に前輪を外す必要のないブロンプトンではクリックリリースを選ぶ必要性はそれほど高くないのですが、パンク修理のしやすさからクイックリリースのオーダーが多いとのことでした.クイックリリースはいたずらされるリスクもありますが、もはやそういう悪さをされるような場所に置くような使い方をされる人は少ないという側面もあるそうです.
 仕様の異なるモデルを3台試乗しましたが、感想としては、
・とにかくよく進む.漕がなくても惰性でスーッと進み続ける.
・ギヤが軽く感じられる.自分が乗っているS2Lだと12/16Tで、スペックを知らずに11/15Tの試乗車に乗ったものの同じような感覚で漕ぐことができた.
・フリーホイールのラチェット音が静か.ほぼ無音といっていいレベル.
・ギヤの切り替えが早い.
・路面のショック吸収は一般的なハブと多少違うかなという印象.
 と、非常に好印象でした.
 では早速オーダーを…… といかないのが価格.一番安価なモデルでもシルバーのカラーオーダーをかけると30万円を超えてしまうのです(チタン合金の最上位モデルは70万円以上……).つまり、20万円の自転車に30万円のパーツを入れるということになるわけで、即決はとても無理.
 品質の高さ、というか高価な理由は現物を見て説明を受けて理解はできましたが、少しお金を貯めてから考えることにします.
         
        
            
FUJIFILM X100V
 2022年を迎えました.
 新年の抱負、というようなご大層なものはとくにございませんが、自分の思うところに素直になり、前向きに行動していければそれでよしとしたいと考えております(訳:欲望の赴くままに、欲しいものは買うぜ!).
 今年もよろしくお願いいたします.
(文章は年号だけかえて昨年のコピペ)