2019/11/10
Apple iPhone 8
立川シネマシティで『銀河鉄道の夜』を観てきました.
1985年の作品なので、34年前ですね.サウンドトラックを細野晴臣が手がけているので、先週観た『NO SMOKING』の上映にあわせて復活上映されたというわけです.3日間各1回ずつの上映だったのですが、3回とも早々に予約で埋まってしまうほどの人気でした.
いまどき珍しい、フィルムでの上映でした.フィルムならではの映像ノイズやパチパチとした音が時代を感じさせます.
本来は人間が登場する話を、この作品ではその大部分を猫に置き換えて作られています.Wikipediaの記述を見ても、否定的な見解もあったそうですが、銀河鉄道の夜の世界観を映像化して登場するキャラクタを馴染ませるにはなるほど、猫のほうが馴染むのかもと映像を見て思いました.
映像表現に古さを感じさせるところもあるのですが(おそらくは製作された1985年当時は最先端の表現とされたようなものがむしろ古くなっているような気もします)、作品の持つ世界観は色あせていない感じがしました.
FUJIFILM X100F
夜の上映でしたが、夕飯にシネマカフェでピザを.
ナポレターナとビスマルクをハーフ&ハーフで.
2019/11/03
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細野晴臣デビュー50周年記念ドキュメンタリー映画『NO SMOKING』を観に立川シネマシティに行ってきました.
デビュー50周年記念とはいえ、デビュー後からではなく生まれたときや幼少時の環境などから始まっており、細野さんがいかにこのようなスタイルで音楽活動を続けてきたかがわかる内容となっています.
細野さんといっしょに音楽活動をしてきた様々な人が登場したり、当時のライブ映像などもあってファンとしてはたまらないです.
ゆるやかなテーマはあるものの、あんまり枠にはめた形で構成されていなくゆったりと半生を追うようなスタイルで映像が進んでいくのですが、細野晴臣という一人のアーチストが辿ってきた歴史によってストーリーが形成されており、見応えがありました.
この手の実写を交えた実在人物のドキュメンタリーというものは、往々にして本人が亡くなってから作られることが多く、見終えた後もなんだかちょっとしんみりしたりするものですが、本人は「もうおじいちゃんだし」とか「そんなにレコーディングできないし」というようなことを言っていますが、音楽活動やラジオ番組もこなしており、まだまだこれからの活動も楽しみです.
FUJIFILM X100F
いつものようにシネマシティでランチをいただいてきました.この日はトンナータ.ツナとアンチョビの魚系の旨味が効いています.
2019/10/27
FUJIFILM X100F
映画『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』を立川シネマシティに観に行ってきました(以下、ネタバレを含みます).
ナチスドイツの捕虜収容所にいるソ連兵がナチスのソ連侵攻の練習台としてT-34を与えられてパンター中戦車と軍事演習を行うことに.軍事演習とはいえ、パンターは実弾あり、T-34は実弾なしで実質的な処刑行為的なものであったものの、与えられたT-34/85には砲弾6発が隠されており、それを使って収容所を突破して逃走する…… というのが主なストーリーです.
収容所の話になる前に、主人公である士官学校を出たてのイヴシュキンが食料輸送トラックで戦車砲をかわし、そして村に立てこもってライバルであるイェーガーと戦うところから始まるのですが、最初から戦闘シーン山盛りです.戦車による実戦については自分は詳しくないので細かなことはいえませんが、「ガールズ&パンツァー」の試合の模様を思わせる絶妙な砲弾運びというか、そのようなものを感じました.もっとも、ガルパンも過去の戦争映画などを参考にしている部分もあるようなので、映画における戦車戦というのはこのようなものが多いのかもしれませんが.
ストーリー上仕方ないとはいえ、ナチスドイツが要所要所で詰めが甘い部分があったりとか、ライバルであるナチス司令官のイェーガーが冷酷ながらも「いい人」であったりと、いささか御都合主義的な部分は否めませんが、内容の濃い観ていて楽しい映画でした.戦車好きであればオススメです.
FUJIFILM X100F
シネマシティ シネマ2といえばやはり1Fのシネマカフェ.ということで今回はクワトロフォルマッジに蜂蜜トッピングをいただいてきました.チーズの塩味と蜂蜜の甘さ、体に悪そうと思いつつもたまに食べたくなるんですよねこれ.
2019/10/20
FUJIFILM X-Pro2 + XF60mm F2.4 R Macro
腕時計を1本購入しました.セイコーのアルピニストSARB017です.
「by Seiko watch design」の「セイコー史上、最も謎めく緑の時計。」というコンテンツを読んで気になっていた製品です.
5月にプレザージュSARX041を購入するときにも迷っていた1本なのですが、2018年にはカタログ落ちしており、5月の段階では在庫もなかったこともあって、そのときは同じくカタログ落ちして在庫も尽きかけていたSARX041を購入しました.
その後、どういうわけかAmazonで在庫が何度か復活するようになったのですが、どのみち新品在庫が入荷しなくなるのは時間の問題だろうということで購入に踏み切ったという次第です.購入価格は4万円.国産の機械式時計ということを考えると自分には安価に感じられます.
FUJIFILM X70
SARB065との比較.文字盤が小さく、デザインも相まってクラシカルに見えます.
FUJIFILM X70
初期状態のバンドは焦げ茶色のクロコダイル型押しのカーフ.硬くて腕のカーブにフィットしないなど、あまり評判のよくないバンドで、個人的にもクロコダイルの型押しがやや安っぽく感じられたこともあって交換することにしました.なのでこのベルトは1回も使っていません.
FUJIFILM X-Pro2 + XF60mm F2.4 R Macro
少し明るめの、型押しのないカーフのベルトに交換しました.
また、尾錠は一般的な穴通しするタイプのものでベルトが傷みやすいので、ベルト幅の狭いバンドを使っている都合で余らせていたSARB065のDバックルを流用しています.
グリーンの文字盤にゴールドの配色という、あまり見かけない、自分でもなかなか選ばないタイプの色合いですが、光に反射したグリーンが美しく気に入っています.
ちょっと残念なのは、先代のアルピニストまでは文字盤にデザイン文字で「Alpinist」と入っていたのですが、それがなくなってしまったこと.
あともう一つ、とても細かなところなのですが、キャリバー6R15は6振動なので1秒を6分割して針が進むのに対して文字盤の刻みが5分割になっていること.手持ちの他のセイコーの機械式時計はすべて振動数にあわせて刻みが設計されているので、なぜこのようなデザインにしたのか、ちょっと疑問が残ります.
FUJIFILM X-Pro2 + XF60mm F2.4 R Macro
裏面はシースルーバックにはなっておらず、中央部分にアルピニストのロゴが刻印されています.
セイコーの腕時計は6桁の製造番号のうち、1文字目が製造年、2文字目が製造月を意味しています.この場合は「96」で2006年に販売開始されたので、2009年または2019年の6月製造ということになります.2018年の段階でカタログ落ちしていることを考えると2009年の製造でしょうか.Amazonの在庫がときおり復活しているのは、どこかから販売店の在庫を引き上げてきて売っているのではないかという説がありますが(直近のレビューでいかにも他人が触ったあととおぼしき製品が送られてきたとか、保護フィルムがなかったとかが多く、実際に自分のものもフィルムの類はなかったです)、10年ほどデッドストックされていた製品なのかもしれません.ちなみに日差+5秒ほどでかなり正確なのでデッドストックの影響はなさそうです.
FUJIFILM X-Pro2 + XF60mm F2.4 R Macro
「アルピニスト」の名が示すように、通常よりもハードな環境に耐えられるように20気圧防水になっています.そのため竜頭はねじ込み式です.また、もう一つダイヤルがついていますが、これは簡易方位磁石機能のためのものです.まあたぶん使うことはないでしょう.
2019/10/19
Apple iPhone 8
『時計じかけのオレンジ』を立川シネマシティに観に行ってきました.スタンリー・キューブリック監督による1971年の作品なので、50年近く昔の作品です.
昨年は同監督の1968年公開の『2001年宇宙の旅』を国立映画アーカイブで70mmフィルム版を、ユナイテッドシネマとしまえんでIMAX版を観ることができ、どちらも映画館でなかなか観られないものなのでラッキーでした.
「午前十時の映画祭」という企画の一環で上映されたので朝10時からの上映となったわけですが、内容的にはR18+という最高レベルのレーティングになっているように、午前中から観るような作品ではないですね.暴力、性、洗脳、そして政治的ないざこざとこの世の俗物的な要素をまとめて突っ込んだような作品で、50年近い作品であるにも関わらず現状でも通用する内容です.万人にお勧めはしづらい作品ではあるのですが、でももっと多くの人に観てもらいたい、そんな作品です.