2016/12/30
2016年を振り返る、旅行編です.
今年はそれほど旅行に出かけなかったですね.
6月 銚子
7月 伊勢志摩
9月 熊野三山・高野山
10月 松本・高瀬ダム
去年と比べたら、回数は減りました.

GPSログを地図に展開しても、行動範囲が狭めなのがわかります.
6月 銚子
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4
毎年訪れている銚子.やはりシーズンは「入梅イワシ」と呼ばれるイワシのシーズンである6月.
イワシ料理を堪能し、ヤマサ醤油の工場でしょうゆソフトクリームをいただき、日帰り温泉に入ったり展望台で水平線を眺めたりと都内から日帰りでも充分堪能できる観光地なのですが、やや寂れ気味なのが残念ではあります.
7月 伊勢志摩
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
伊勢も毎年のように訪れる土地です.
「ブラタモリ」の志摩の放送回に島々を一望できる展望台が紹介されており、ぜひ行ってみたいと思って訪れたのがこの横山展望台.本当に素晴らしい眺めでした.
伊勢では伊勢神宮(外宮→内宮)、おかげ横丁で伊勢うどんと松阪牛の牛丼、そして赤福氷という黄金パターンを堪能しました.
9月 熊野三山・高野山
FUJIFILM X100T
車で遠出したい、ということで出かけたのが熊野三山と高野山.
熊野では初日に台風に遭遇し、宿泊したところが海辺と崖に挟まれたようなところでヒヤヒヤしたり、高野山に行く途中の山道ではほとんど前が見えないくらいの霧に遭遇したりとやや天気に振り回されたところもありましたが、ドライブ旅行として楽しめました.
高野山では以前から一度泊まってみたかった宿坊にお世話になり、朝6時半から勤行に参加するなど貴重な体験もできました.
10月 松本・高瀬ダム
FUJIFILM X-Pro2 + XF14mm F2.8 R
松本も観光地として何回か行ったことのある土地です.
実は3月にも社員旅行で松本に行っているので今年2回目でもあります.
駅前でレンタカーを借り、1時間ほどの距離にある高瀬ダムを訪れました.松本から行けるダムといえばやはり黒部ダムが定番ですが、高瀬ダムも黒部ダムに次ぐ日本で2番目の高さを誇るダムであり、しかもコンクリートではなく石積みのロックフィルダムなので黒部とは違った迫力があります.あまり下調べをせずに行ったのですが、冬季は閉鎖されるとのことで、閉鎖直前の週末だったのでギリギリの訪問でした.
今年は冬の定番でもあるアンコウ鍋も行けなかったので、来年こそは再訪したいものです.
新規開拓もしたいし、ロードスターでの旅行もどこか考えたいですね.
2016/12/29
今年1年を振り返る、恒例の記事.
今回は音楽や映画などを振り返ります.
■音楽
年々、新しい音楽を聴かなくなり、昔の音楽を繰り返し聴くようになってきた傾向が強まっています.これも年齢によるものでしょうか.
そんななか、良かったものをあげるとしたら、
・Slave of Love / ビッケブランカ
でしょうか.
最初に耳にしたのは、朝のJ-WAVEの番組.Queenの曲っぽいけど聴いたことがない、いやこれ日本語で歌ってるし、と思ったのがアルバム「Slave of Love」のタイトル曲「Slave of Love」でした.コーラスワークとピアノの美しさから日本のアーティストらしからぬ雰囲気を感じました.「Slave of Love」がメジャーデビュー盤で以前にインディーズで出したものも聴きましたが新しいものの方がいいですね.今後が楽しみです.
■映画
今年は「邦画の当たり年」なんてことも言われたりして、大ヒットの映画もいくつもありました.自分も以前にも増して映画館に足を運ぶことが多かったです.
今年見た映画をまとめると、次の9本(リンク先は自身のレビュー記事).
ガールズ&パンツァー 劇場版は去年の映画ですし、不思議惑星 キン・ザ・ザに至っては1986年の映画ですが.
・オデッセイ
・シャーロック 忌まわしき花嫁
・ガールズ&パンツァー 劇場版
・シン・ゴジラ
・エクス・マキナ
・ハドソン川の奇跡
・スター・トレック BEYOND
・この世界の片隅に
・不思議惑星 キン・ザ・ザ
どれか1つを選べと言われれば「シン・ゴジラ」でしょうか.公開2日目に見に行って衝撃を受け、結局10回見に行きました.Twitterで「絶対に観に行くべき」というようなツイートを見かけ、まあ怪獣映画ですし(こっち方面は疎いです)…… とそれほど期待をせずに観に行って、凄まじい衝撃を受けました.映像のリアルさもさることながら、東日本大震災を経験し様々な事象に翻弄される政府を見ているだけに、巨大不明生物に対する政府の様子もリアリティがありました.
上映終了後に拍手が起きたのも初めての経験です.
もう一つ、同じくらい良かった(方向性はかなり違いますが)のは「この世界の片隅に」.戦前から戦時中、戦後までを一人の女性の生活を中心に綴った映画で、舞台は広島と呉.戦争が内容に大きく関わってきますが、とはいえ中心なのは主人公である「すず」さんの生活.戦争により食べるものが少なくなり配給制になったり、空襲に見舞われつつも、どういう環境にあれ生活をしていくその姿には見入ってしまいました.
シーンの切り替わり時に入る日付により時間の流れが伝わってくるのですが、見ている側はこの後で起きる大きな災いを知っているわけで、このどうにもならない時間の流れを見るのがつらくもありました.終盤、エンディングが近い時になってボロボロと涙がこぼれる(話の流れとして大きな変化はないところだったのですが)という不思議な経験をしました.
■訃報の多さ
今年はミュージシャンの訃報が非常に多かった年のように感じられました.自分が影響を受けた方だけでも
・デヴィッド・ボウイ
・グレン・フライ(イーグルス)
・モーリス・ホワイト(アース・ウィンド・アンド・ファイア)
・キース・エマーソン(エマーソン・レイク・アンド・パーマー)
・プリンス
・冨田勲
・川島道行(ブンブンサテライツ)
・グレッグ・レイク(キング・クリムゾン、エマーソン・レイク・アンド・パーマー)
・ジョージ・マイケル(ワム!)
と多岐にわたります.
自分が歳を重ねれば、影響を受けたアーティストもさらに年齢が上がるわけで、仕方のないことなのでしょうけど、寂しい限りです.
2016/12/25
前回、自転車と衝突したことを書いて以来しばらくブログを放置していて、なんか痛い話をトップに出しておくのもなんなので堀口珈琲でいただいた美味しい食べ物のことでも書いてみます.1年を振り返る記事もそろそろ書かなくては.

FUJIFILM X100T
スタンダードなイチゴのショートケーキ.されどレギュラーメニューではなく、たまに「今日は限定でイチゴのショートケーキあります」とメニューを渡されながら言われる限定メニューなのです.生クリームがこってりとしているのが特徴.
X100TのF2絞り開放で撮影.ピントの合っているイチゴを包み込むようなふわっとした収差がポイント.

FUJIFILM X-Pro2 + XF35mm F1.4 R
りんごのタルト.シャキシャキとしたりんごの食感と酸味は同じく酸味のあるコーヒーがお勧めとのこと.でも酸味の強いコーヒーは自分はどうも苦手で.たまに試すのだけど、次は深煎りのにしようと思ってしまいます.
X-Pro2のテストも兼ねてXF35mm F1.4をつけて撮影.あんまり食べ物を撮るときには使わないフィルムシミュレーション「クラシッククローム」で撮影.美味しそうにはあんまり見えませんが独特の落ち着いた雰囲気は嫌いではないです.
FUJIFILM X70
洋梨のタルト.りんごのタルトに比べて甘みも強く濃厚なので、重めのコーヒーと合うような気がします.店としてのお勧めはフルーティーさを合わせるということで軽めのものだったかな.
撮影の設定を変えてみようということで、フィルムシミュレーションを「ASTIA」に、カラー、シャープネス、ハイライトトーン/シャドウトーンをいずれも+1に、ダイナミックレンジを400%にして濃厚でくっきりとした色調に.
FUJIFILM X100T
和栗のモンブラン.飲み物は趣向を変えてハニージンジャーカプチーノ.クリスマスとは縁のない生活を送っている自分ですが、思わぬところでメリークリスマス.
撮影設定は上記のX70と同様に.メリハリの強い画像はデジタル臭さが強調されるので好みが分かれそうなところですが、私は好きですね.
FUJIFILM X100T
カップの柄がキリンっぽいのがいいですね.
2016/12/06
いつものように出社するために駅に向かって歩いていたときのことでした.
向こうから自転車がやってきました.高校生と思われる服装、そしてそれほど高いものではないけれどスピードの出るロードバイク.ハンドルはフラットバーだったかもしれません.
自転車とすれ違うのは別に珍しいことではありません.ただ、他の自転車と違っていたのは、乗っている高校生がまったく前を見ていないこと.なにに気を取られているのかわかりませんが、ずっと右を見ていました.
これ、まずいなと思って逃げ場を探しましたが車道と反対側は民家の壁があって避けるスペースがありません.立ち止まったのですが、直前まで先方はこちらの存在に気付かず、そのまま真正面から衝突しました.自分は民家の壁にぶつかり、相手は道路に自転車ごと倒れました.痛みを感じながら自分の服を見たら、パンツに自転車のチェーンの跡のような油が数十cmにわたってついていました.衝突したあとで自転車に上から乗られたのでしょう.
自分の怪我の状況を確認しつつ、ああ服がダメだなと思い、並行して相手にどう声をかけるべきなのかと考えあぐねていたところ、先方はこちらの様子を伺いつつ去ってしまいました.逃げられた…… と思っても後の祭りです.
パンツだけでなく、コートも壁の塗料が擦りついてしまい汚れてしまい、このままでは会社に行ける格好ではないのでいったん自宅に戻り、着替えをして貴重な朝の20分をロスしてしまいました.自転車のチェーンの油は普通に洗濯しても落ちないので、コートも含めてクリーニングに出さないとダメでしょう.怪我をした上に出費とはつらいところです.
怪我の状況ですが、外傷としては左手にやや深めの擦り傷、左膝に浅めの擦り傷程度ですが、衝突時に力が入ったのか、翌日になって肩などにやや筋肉痛のような張りを感じました.
あとから振り返ってみてとれる対策を考えたのですが、ぶつかる前に声を上げるとか、片側が壁ならリスクを冒して車道側に逃げるとかぐらいであんまり有効策はなさそうです.改めてこの手のもらい事故の怖さを痛感しました.
自転車といえども、当たりどころが悪ければ死ぬ可能性もあるわけで、気をつけていただきたいものです.
2016/12/03
FUJIFILM X70
富士フイルムのレンズはどれも素晴らしい.けれど、たまにはちょっと変わったレンズも使ってみたい…… とは、以前にINDASTAR-69のときに書いた文章ですが、もうちょっと別の世界のレンズを使ってみようということで、ライカMマウントアダプタを購入し、同時にVoigtlanderのCOLOR-SKOPAR 25mm F4Pを購入しました.
COLOR-SKOPAR 25mm F4Pはすでに販売終了になったレンズなので、今回は中古品を購入しました.型番の末尾につく「P」はパンケーキのPで薄型レンズであることを示しています.
FUJIFILM X70
Xシリーズには富士フイルム純正のMマウントアダプタが用意されています.Xシリーズが登場し始めた頃に、まだXマウントレンズのバリエーションを補うためにリリースしたのではないかと言われているこのマウントアダプタ.とはいえ未だに発売されていますし、サードパーティのマウントアダプタではできない特殊な機能が搭載されています.
まず、マウントアダプタ自体に電子接点が付いており、カメラ側が自動的に「レンズなしレリーズ」モードがオンになり、そして上面から見て左側にあるボタンを押すことでカメラのメニューを遡らなくても使用するレンズの焦点域を設定する画面を表示させることができます.
さらに、専用の機能として、歪みや周辺減光の補正、さらに画面の四隅それぞれに色ズレなどを補正する機能も搭載されています.
FUJIFILM X-Pro2 + COLOR-SKOPAR 25mm F4P
このような被写体だとどうしても歪みが気になります.
そのままで撮るとタル型の歪みの傾向があるのでカメラ側設定の歪み補正を使って補正をかけ、周辺減光についてはあえて強調する方向に設定をしました.
FUJIFILM X-Pro2 + COLOR-SKOPAR 25mm F4P
1段絞ってF5.6で撮影.バイクや自動車のヘッドライトに強めの光芒が出ています.
光芒については好みが分かれるところですが、自分は好きですね.ただ、その後でクリスマスのイルミネーションを撮影したりもしたのですが、出るときと出ないときがあって、どうもまだ癖がつかめていません.
FUJIFILM X-Pro2 + COLOR-SKOPAR 25mm F4P
(レンズ設定ミスによりEXIFは28mmになっています)
最短撮影距離は50cm.このカメラが寄れないのではなく、Mマウントの特性として近距離撮影が苦手なのでレンズ側も近接撮影に対応した設計がされていないのです.なのでテーブルフォトなどには向いていません.
散歩の途中でたい焼きを買ったのですが、手をいっぱいに伸ばしてようやく撮影できる感じです.
FUJIFILM X-Pro2 + COLOR-SKOPAR 25mm F4P
(レンズ設定ミスによりEXIFは28mmになっています)
フィルムシミュレーションACROSで撮影.
たい焼きの写真もそうですが、絞り開放値がF4なので被写体によっても背景を大きくぼかすのは苦手です.
FUJIFILM X-Pro2 + COLOR-SKOPAR 25mm F4P
(レンズ設定ミスによりEXIFは28mmになっています)
豪徳寺にやってきました.招き猫発祥の地(のひとつ)と呼ばれているだけあって、招き猫が大量に奉納されています.
フルフレーム対応のレンズをAPS-Cフォーマットで使っているので四隅の像の流れなども気になりません.下側のほうにいる招き猫が緑っぽくなっているのは色ズレなどではなく、古くなって汚れや苔のようなものが付着しているものです.
FUJIFILM X-Pro2 + COLOR-SKOPAR 25mm F4P
撮影途中でレンズ設定が28mmになっているのに気付いたので25mmに変更.その関係もあって、これだけ周辺減光が強めに出ています.
薄曇りで紅葉も終わりかけなのでフィルムシミュレーションをVelviaにして色合いを派手めに.
このような空をバックにした撮影で明暗差が大きい状態で絞り開放で撮影すると、エッジ部分にパープルフリンジが少し出ます.1段絞るとほぼ解消します.
街歩きでスナップするには良さそうなレンズですね.絞り開放値がF4ということもあって被写界深度があるので、被写体を見つけたらレンズの深度目盛りを見ながら目測スナップするような撮り方にも向いていそうです.
次にMマウントレンズを買うとしたら、これとは性格の異なる、背景をぼかせられそうな絞り開放値がF1.4などのレンズを使うと使い分けができて楽しそうです.こうしてレンズ沼というものにはまっていくのですね.