立川シネマシティに『スター・トレック BEYOND』(注意:音が出ます)を観に行ってきました.立川に行ったのはもちろん極上爆音上映狙いです.
スター・トレックは今年で50周年を迎える長期シリーズ作品で、いくつものシリーズに分かれています.今回上映されたのは初期の日本語名「宇宙大作戦」を再構成したシリーズの3作目にあたります.
TVシリーズの1時間ものは科学的知見や人間ドラマなどやや考えさせられる内容のものが多いのですが、映画版は予算も潤沢なせいか派手な映像など娯楽的傾向が強いですね.今回も派手なアクションシーンが多く、スター・トレック自体に詳しくない方でも楽しめるように作られていると感じました.
ところで、初代シリーズである「宇宙大作戦」でスポック役を演じたレナード・ニモイが2015年2月に亡くなり、今作では敬意を表すシーンがありました.また、劇中でも主要クルーの一人であるチェコフ役のアントン・イェルチンが事故で亡くなっており、今回が遺作となったこともあってクレジットの最後に両名に捧げられています.
FUJIFILM X100T
シネマシティにはカフェが併設されているのですが、ピザ窯があって美味しいピザをいただくことができます.劇場内に持ち込みはできませんが、早めに行っていただいてきました.
このブログの写真などもそうですが、私は富士フイルムのカメラ(X-T1 / X100T / X70)をメインに使っています.
富士フイルムのカメラは画像処理技術に優れており、普通に撮るだけで後処理の必要性を感じないほどのクオリティの画質を得ることができますが、それは画像処理だけでなく優れたレンズによるところも大きいと思われます.
富士フイルムのレンズはどれも素晴らしい.けれど、たまにはちょっと変わったレンズも使ってみたい.周辺減光(画像の四隅が光が行き届かなくて薄暗くなる)したり、収差(画像が流れたり歪んだり色合いがずれたりする)のあるようなレンズを.
ということで、ロシア(というかソ連)製のINDUSTAR-69(インダスター69)というレンズを富士フイルム Xマウント用に改造した製品をKING-2より購入しました.
Apple iPhone SE
X-T1に取り付けた状態.INDUSTAR-69は28mm F2.8.69は別に焦点距離などではなく、開発順かなにかの通し番号らしく、他に様々な番号の製品があります.
このINDUSTAR-69、もともとはチャイカ(ロシア語で「カモメ」の意味)というカメラについていたレンズだそうで、チャイカ2とチャイカ3はレンズ交換式(ただし交換できるレンズは出なかった模様)になっており、そのレンズをベースに改造した製品がこれというわけなのです.このレンズ、ライカLマウントと同じ径をしているのにフランジバック(フィルム面までの距離)がほんの少し短く、普通にLマウント用マウントアダプタを使うと無限遠にピントが合わないという問題が発生します.どうしてこのような微妙におかしな設計をした製品を作るのかは謎ですが(ソ連ではライカLマウントのコピー品が何種類も作られていたのでなおさら)、そういう事情もあってレンズだけを買ってきてアダプタをかませても使い物になりません.
X-T1に取り付けて戸惑ったのが絞り.てっきりピントリングの前後にあるものだと思っていたら、レンズ前玉のふちに1mmほどのギザギザのついたリングがあり、これを回して絞り値を変えます.ピントリングの方が軽いのでピント合わせした後で絞り値を変えようとするとピントが狂います.
Apple iPhone SE
ピントリングは引っかかりもなくスムース.もともとのチャイカが目測ピント合わせなので、ピントリングには目安となるような、イラスト(1mのところに人物1人、3mのところに人物3人、10m(なのかな)のところに家と木)が入っています.
Apple iPhone SE
購入したレンズにはレンズキャップが付属してこなかったので、代替品として富士フイルムの大判レンズキャップ45mmなるものを購入しました.
FUJIFILM X-T1 + INDUSTAR-69 28mm F2.8
Classic Chrome F2.8 1/2000秒 ISO800
試し撮りをしに、江戸東京たてもの園に.ここは東京都内にかつて建てられていた建造物が移築されており、茅葺屋根の農家の家から洋風建築、さらには商店や銭湯まであり、見物しても撮影しても楽しめるところです.
FUJIFILM X-T1 + INDUSTAR-69 28mm F2.8
Classic Chrome F2.8 1/2400秒 ISO800
FUJIFILM X-T1 + INDUSTAR-69 28mm F2.8
Classic Chrome F4 1/1600秒 ISO800
FUJIFILM X-T1 + INDUSTAR-69 28mm F2.8
Classic Chrome F5.6 1/1000秒 ISO800
絞りを変えつつ、F2.8、F4、F5.6で撮影.こうしてみると絞り開放F2.8だけ全体が白っぽく画質が緩いです.1段絞るだけでかなり改善されます.
FUJIFILM X-T1 + INDUSTAR-69 28mm F2.8
Classic Chrome F2.8 1/170秒 ISO800
FUJIFILM X-T1 + INDUSTAR-69 28mm F2.8
Classic Chrome F4 1/110秒 ISO800
FUJIFILM X-T1 + INDUSTAR-69 28mm F2.8
Classic Chrome F5.6 1/60秒 ISO800
室内で撮影.屋外で撮った時には周囲が暗かったのでわかりづらかったですが、絞りF2.8開放だと周辺減光が目立ちます.その反面、中央部分が白っぽく、陰影のついた画像になっています.F4とF5.6は全体がほぼ均一になっています.
APS-Cセンサーのカメラでこれだけ周辺減光が目立つのは、もともとこのレンズが付いていたチャイカがハーフサイズカメラでAPS-Cセンサーと同じようなイメージフォーマットであるからでしょうか.
ところでここ、銭湯で写真は女湯から男湯の富士山を撮ったものなのですが、こんなに男湯と女湯の境界が低くて問題なかったのでしょうか.
FUJIFILM X-T1 + INDUSTAR-69 28mm F2.8
Classic Chrome F8 1/60秒 ISO800
江戸東京たてもの園で自分が最も好きな眺めといえる、前川國男邸の室内.この柔らかな日差しの入りかたと影のつきかたは(この日は曇天でしたけど)見入ってしまいます.
FUJIFILM X-T1 + INDUSTAR-69 28mm F2.8
Classic Chrome F4 1/220秒 ISO800
写真館も移築されています.電気も不安定だった頃に、撮影に支障が出ないようにと2階にすりガラスの大きな採光窓をつけて撮影スタジオにしたもの.
F2.8だと緩かった中央の木馬?がF4だと立体感のある描写になりました.
FUJIFILM X-T1 + INDUSTAR-69 28mm F2.8
Classic Chrome F4 1/60秒 ISO1250
以前きたときはなかった(と思われる)旅館.宿泊者の薬売りのものでしょうか、薬箱が置かれています.建物だけでなく小物がしっかりこだわって置かれているのが魅力の一つです.
FUJIFILM X-T1 + INDUSTAR-69 28mm F2.8
Classic Chrome F4 1/280秒 ISO800
酒屋に置かれた日本酒の青い瓶.最短撮影距離で撮影しましたが、F4だと収差が残りつつもふんわりとした雰囲気が残っていいですね.
絞りを変えたりして撮り比べてみましたが、バランスよく撮れるのは1段絞ったF4ですね.ただし、このレンズは片ボケというか横位置で構えたときに左側の像の流れが激しく、絞っても改善されませんでした.絞り開放F2.8で撮るときはエフェクトをかけるくらいのイメージで、なおかつ周辺減光や像の流れを考慮して中央部分に被写体を収める感じで撮るのがよさそうです.
映画『ハドソン川の奇跡』を見てきました.
実際に2009年に発生したUSエアウェイズ1549便不時着水事故をもとに作られた映画であり、できるだけ現実に近づけて作られたそうです.
離陸から間もない時間帯にバードストライク(飛行機に鳥が衝突すること)により両エンジンが破損してしまい、動かなくなってから着水までわずか3分ほどの出来事であり、これをどのようにして映画としてみせるのかが興味深いところであったのですが、不時着水するまでの機長や副機長、クルーの奮闘、着水後のフェリーによる救援、そして事故が起きたことによる機長や家族に対する環境の変化、NTSB(国家運輸安全委員会)による追求など、心理的な描写を中心によく描かれていました.
IMAX上映で観たこともあって、飛行機のエンジン音や着水時の衝撃音などは大迫力で、なおかつコクピットからの映像などで若干の酔いを感じてしまうほどに引き込まれてしまいました.
いつもは刺激の強い、過激な映像の映画ばかりを見ているので、映画を見た後の車の運転が乱暴になりがちだったりするのですが、今回ばかりは丁寧に、安全運転に心がげようという気分にさせられました.
FUJIFILM X70
昨日はいとこの結婚式で東京と浜松の往復でした.走行距離にして約500kmほどあるのですが、それに加えて結婚式では撮影担当であったため、疲労が翌日に残ってしまう感じでした.
今朝は8時過ぎに起きたものの、朝風呂に入ってさっぱりとしたところでさらに睡魔が襲ってきて気がつけば13時.朝からなにも食べてないのと美味しいコーヒーが飲みたくて、堀口珈琲まで出かけてきました.
FUJIFILM X100T
まずは朝食というか昼食として「生ハムとセミドライトマトのアメリカンサンドイッチ」、それに黒糖ラテを.
堀口珈琲の食事メニューは3種類程度しかないのですが、どれを食べても美味しいのです.生ハムの塩気とセミドライトマト(セミドライなのでトマトの水分が感じられるのに旨みが濃縮されている)の酸味、そしてドレッシング(ソース)が絶妙.
黒糖ラテは初めて注文しましたが、黒糖のシャリシャリとした食感が面白く、また黒糖とコーヒーともよくあっています.
FUJIFILM X100T
ASTIA 1/60秒 F2.8 ISO800
食後にこの期間限定のぶどうのショートケーキを.クリームにもぶどうが使われており、旬のぶどうのおいしさを堪能できました.
FUJIFILM X100T
ASTIA 1/60秒 F2.0 ISO500
ところで、食事を楽しみながらTwitterを見ていたら、海外の販売店でX100Tが販売終了になったというニュースが流れてきました.X100シリーズは自分が使っているX100Tで3代目(X100TのTはThirdの意味)で、だいたい2年おきくらいに新型が出ており、時期的にはそろそろではあります.ただし、今年は熊本の震災で画像センサーの工場が被災して各メーカーともカメラの出荷が遅れている面もあって、X100シリーズの後継機も販売は2017年にずれ込むのではという観測がなされていました.なのでX100Tの販売終了のニュースはちょっと早くないかなという気もします.
X100からX100SではセンサーとAFが強化され、X100Tでは光学ファインダで電子ファインダのアシストが装備されるなど、着実に機能が充実してきている反面、レンズは初代から同じ23mm F2が使用されています.このレンズ、絞り開放での近接撮影で収差が強く出て、よくいえばほわっとした柔らかな画質、悪くいえばピントがあってるのかがわかりづらいボケた画質になるのが特徴です.このレンズが果たして次の世代のX100(X100Fでしょうか?)にも受け継がれるのか、興味深いところです.
サービス開始と同時に加入し、毎日のように利用しているApple Music.サービス開始当初はクレジットカード払いで月額980円でした.
ところが、数日前に街中を歩いていたらコンビニのガラス面に大きく「Apple Musicギフトカードで年間9,800円」と表示されていました.
Apple Musicに年払いなんてあったかな、しかも年間9,800円だと2ヶ月分、つまり1,960円も得だし…… と思って調べてみたところ、「【裏技】Apple Musicを10か月分の料金で1年間利用する方法(2か月タダ)」なんて記事が.プリペイド式のApple Music用ギフトカードを購入することで年間払いにできて割安になるというのです.
さらに調べたところ、コードの書かれた物理的なカードを買ってこなくても、オンライン(Apple Musicギフトカードのページ)で自分から自分宛にプレゼントする形で加入手続きが取れることがわかりました.
さっそく試してみたところ、簡単に年契約が完了しました.さらに嬉しいことに1年経過後も自動更新で9,800円で年契約されます.毎年ギフトカードを自分から自分宛にプレゼントする必要はないのです.