2010/09/15

AF-S NIKKOR 35mm F1.4 G

Category: カメラ・写真,物欲 — Annexia @ 21:41

「ニコン、大口径広角レンズ「AF-S NIKKOR 35mm F1.4 G」

 D7000と同時に発表になったレンズです.もう1本、AF-S 200mm F2という製品もリリースされましたが、焦点域的にも価格的にも自分の対象外ですね.

 35mm F1.4というレンズは先日コシナからツァイスブランドでも発表がありました.最新のニコンのテクノロジーが盛り込まれたレンズと、ツァイスの設計によるレンズ、撮影サンプルが気になります.どちらも気になりますが、おいそれと手が出るものではありません.

Nikon D7000

Category: カメラ・写真 — Annexia @ 21:30

ニコン、防塵防滴・視野率約100%のデジタル一眼レフ「D7000」

 「D95」という名称になるのではないかと噂されていた、D90の後継機が発表になりました.

 中級機という位置づけながらも、視野率100%、AFポイント数39ヶ所、フルHD動画撮影機能(ステレオマイク端子アリ)、SDXC端子ダブルスロット・・・と、D300sよりも部分的に機能で上回っています.視野率100%というのはフラッグシップ機のウリの一つだと思っていたのですが、中級機ながら100%というのはずいぶんと上を狙ってきたスペックだなと思いました.先月キヤノンがEOS 60Dをリリースしたときには、7DとKiss X4を足して2で割ったようなスペックでマーケティング的に落とし込んできたなという印象でしたが、ニコンは下克上路線できたという感じのようです.

 位置づけとしてはD300sの下、D90の上になるとのことですが、おそらくD90は在庫のみで売り切った時点で終了、という感じかと思われます.D90発売時の旧機種D80もそんな感じでした.
 ここまでハイスペックでこられると、D300sの後継機がどこまで高性能になるか気になります.そして、フォーマットが異なるとはいえ、D700の後継機もボトムアップされる感じになるのでしょうか.D700で特に不満はないのですが、フルHDの動画撮影やISO25600までの高感度撮影機能などは当然装備されてくることでしょう.

 この秋の新製品でもう一つ噂されているのはペンタックスのK-5?ですが、D7000を相手にどこまでの性能を盛り込んでくるのか、気になるところです.

OLYMPUS E-5

Category: カメラ・写真 — Annexia @ 02:42

オリンパス、解像感を向上させたフォーサーズフラッグシップ機「E-5」

 オリンパスから3年ぶりにフォーサーズのハイエンド機である「E-5」が発表になりました.

 あんまり厳しいことを書くのも気が引けますが、前機種から3年のブランクでこれはないだろうと思います.
 他メーカーのデジタル一眼レフよりも小さな撮像素子サイズを持つフォーサーズ規格のしかもハイエンド機だというのに秒5コマというのは前時代的過ぎですし、最近出たペンタックスのローエンドモデルであるK-rにすら負けています.撮影速度が速ければいい写真が撮れるというものではないのは承知ですが、このクラスの製品を買うのであればさまざまなニーズに応える必要が出てきますので、性能不足感は否めません.
 価格も20万円近いそうですが、それほど変わらない値段で他メーカーでは35mmフルサイズ機が買えてしまいます.防塵防滴といったところはさておき、基本性能だけで見比べればEOS 7DやD300sと大差ないか負けています.7Dや300sのほうが安いのに.そしてレンズなども充実しているというのに.
 そう、そのレンズも同時発表されたのはマイクロフォーサーズのものでした.フォーサーズ機であるE-5には装着できません.同じ日に発表する必然性はゼロです.さらにいうと、インタビューページによると、「将来は一眼というとマイクロ一眼のことを指すようになる」「E-400、500、600シリーズのお客様の、小型・軽量に対するご要望には今後はPENシリーズでお応えしていきたい」とのことで、オリンパスは「一眼レフ」から撤退すると遠回しにいっているかのようです.

 おそらくE-5はフォーサーズ最後の製品で、死に水を取るべく、E-3にマイナーチェンジを施してリリースしたのでしょう.フォーサーズ規格を立ち上げ、高い理想を掲げてE-1をリリースしたというのに結果としてこうなってしまった経緯は私にはわかりませんが、おそらく開発されていた方にとっては不本意なところではなかったかと思われます.

 そういえば、1,2年前の京王線の車内にオリンパスでカメラを開発しませんか的な求人広告とともにE-3(だと思います)の写真が載っていましたが、いつしかその求人広告も見られなくなりました.求めていた人材が見つかったのか、探す必要がなくなったのかはあんまり深く詮索しないほうがよいのかもしれませんね.