2010/09/12

“ミラーレス一眼” 改名宣言!!

Category: カメラ・写真 — Annexia @ 16:36

 「”ミラーレス一眼” 改名宣言!!」なる記事が今発売中の日本カメラに掲載されています.

 パナソニックがマイクロフォーサーズの製品をリリースしたときに「一眼」を名乗ったときから取りざたされているこの名称問題、各社が「○×一眼」といろいろなネーミングで呼称しているので統一したらどうなのかという趣旨の記事のようです.
 日本カメラのライター22人に訊ねたところ、「一眼」という言葉がつくネーミングを提案した人が9人、残りの13人はそれ以外の言葉を使った名称を提案していました.一眼という言葉を用いない名称を提案した方々の多くからは、そう呼ぶことへの抵抗感が示されていました.

 個人的には、そもそも「一眼レフ」という言葉をバラして「一眼」という言葉だけを使うことに違和感を感じますね.一眼レフ、英語でいうとSingle Lens Refrexの略であるこの言葉はバラしては成り立たない言葉ですし.それに、レンズが1個だから一眼だというのであれば、世の大半のコンパクトデジカメはおろか、携帯電話ですら一眼になってしまいます.
 それではなぜメーカーが「一眼」という言葉を使いたがるのかといえば、やはり一眼レフが「高画質」「高性能」というポジティブなイメージを持っているからでしょう.

 メカニズム的にはレンズ交換できるコンパクトデジカメという位置づけが最も近いので、「レンズ交換式デジカメ」というあたりが個人的には妥当な線かなと思います.
 今は一眼レフの威光を借りているこのたぐいのカメラですが、電子技術が発展していけばそのうち光学技術+機械技術(ペンタプリズム+ミラー)を上回り、主力技術になるのではないかと思います.そういう点では、一眼レフという名称が前時代的な扱いを受ける日がやってくるのかもしれません.今は沈黙を続けているキヤノンとニコンがどういう動きを見せるのかも、今後を占う上で重要なポイントになることでしょう.
 ただ、どんなに電子技術が進んだところで光の早さを上回るのは不可能でしょうから、高速な物体を捉える上では電子ビューファインダーは光学ファインダを超えることはないでしょうし、棲み分けがなされるのかもしれません.

 ちなみに海外ではどう呼ばれているかというと、同記事によると「EVIL=Electronic Viewfinder Interchangeable Lens」が主流とのことでした.直訳するとレンズ交換式電子ビューファインダーカメラ.意味的にはたしかにあっていますね.でも「EVIL」(邪悪)という略称はどうなのかとw