2012/12/08

アテンザ

Category: — Annexia @ 23:59

Apple iPhone 5 + Hipstamatic

 洗車をしてもらいにディーラーに行ったところアテンザが販売開始されたとのことで、カタログをもらったり試乗車を眺めてきました.

 カタログは横開きの非常に豪華なもので、営業さんいわくセンティア以来ではないかというほどコストのかけられたものだそうです.60ページもあるカタログで、しかもボディカラーの紹介ページなどはインクも光沢のあるものが使われるなど、マツダの力の入れようがうかがえます.

Apple iPhone 5

 ディーラーにはセダンとワゴンが1台ずつ試乗車があるとのことでしたが、見ることができたのはセダンのほう.
 車格的にも今までのアテンザよりワンランク上のクラスになったかのようなサイズと存在感です.
 コンセプトカー「TAKERI」のデザインをうまく市販車レベルに持ってきている感じがします.

Apple iPhone 5

 フロントのデザインはセダンとしては出色の格好良さではないかと.

 試乗はしなかったものの、運転席と後部座席に座ってみました.
 ドアの開け閉め時の質感は非常に高く、閉めたときの遮音性はかなりのものです.このあたりは従来のアテンザよりかなりよくなっているところです.
 CX-5で気になった車内の質感の低さはまったく感じられず、高級感とまではいかないものの質実剛健な感じがしました.
 後部座席は広々というほどではないですが、セダンとしての要求水準は満たしているように感じられました.

 アテンザで個人的に気になるのは、ディーゼル+MTというグレードの存在.国産/輸入のどちらにしても、なかなか手に入らないものではないでしょうか.
 中間グレードに1種類だけ用意されるMTですが、同じグレードのATと比べても装備が充実しています.営業さんの話だと、メインで売るのはやはりヨーロッパだとのこと.とはいえ、セダンでMTが欲しいという層にもアピールできるのではと期待しているようです.

2012/12/01

KAMUI SUPPORT

Category: 社会・政治・世情一般, — Annexia @ 21:57

 F1ドライバーの小林可夢偉が来季のシート獲得に向けて、「KAMUI SUPPORT」というWebを立ち上げて募金を募っています.

 モータースポーツ自体、一般的なオリンピック競技のようなスポーツと呼ばれているものと比べて若干の差異があるものではありますが、F1はその最高峰に位置するものだけあって、際だった違いがあります.
 他のスポーツはもちろん、他のモータースポーツと比べても、F1は非常に大きな開発費用等のコストが発生するのです.車体に使われているパーツもカーボンに代表されるようにコスト度外視で軽量なものを使用しています.また空気抵抗を軽減するために「風洞」とよばれる施設を使って実験を繰り返すなど、開発資金はいくらあっても足りないほどです.
 そのため、資金調達が非常に重要となり、F1ドライバーもチームに資金を持ち込むべく企業各社を回ってスポンサードを要請するなど、「走る」こと以外のことも要求されます.

 これらの結果、他のスポーツでは考えられない奇妙な現象が発生します.速いドライバーよりも資金調達力のあるドライバーが優遇されるのです.もちろん優勝にからむようなトップクラスのドライバーは別ですが、中間クラス以下や売り出し中の新進ドライバーの場合はチームに資金を持ち込むこともF1シートを獲得するための一つの要素となっているのです.

 小林可夢偉は昨年、今年とザウバーチームで活動してきました.トップクラスではなく、資金的にも厳しいチームですがファンを魅了するような素晴らしい走りを見せてきました.ですが、来季はザウバーのシートを失うことが確定的になっており、現状はシートは決まっていません.
 「速く走ることでシートを得ることができる」と、可夢偉はスポンサー獲得の交渉よりも走りを磨くほうを優先してきましたが、この状況としては資金を持参することが非常に大切な要素となってきています.
 しかしながら、いまの日本はモータースポーツにぽんと資金提供できるような余裕のある企業は皆無なのが現状です.そもそも、本来であれば可夢偉はトヨタF1で活躍するのが筋であったのですが、トヨタは撤退してしまっています.

 そこで、可夢偉は資金を得るために「募金」という方法をとりました.それが「KAMUI SUPPORT」です.
 11月22日の受付開始から1週間程度で1億円を超える募金がすでにあり、昨日11月30日現在で1億2千万円を超えたそうです.一口1万円以上と高額ではありますが、これだけの応募があったというのは、それだけ可夢偉に期待しているファンが多いということなのでしょう.自分も一口ではありますが支援させていただきました.来季も活躍しているところを見たいですからね.

2012/10/21

ホイールリペア

Category: — Annexia @ 14:45

 9月頭に駐車場のチケット受け取りでホイールにガリ傷を付けたのを、ようやく修復しました.
 当初、自分で直そうとしてアルミパテ買ってきてあれこれやってはみたものの、余計に見た目が酷くなってしまい、結局はディーラー経由で専門業者にお願いする羽目になったという次第です.
 ディーラーのサービスマンいわく、「多少のガリ傷なら下手に手を出さず、見なかったことにして放置するのがいちばんです」はたしかにそうだなと感じました.

 依頼をしてから1週間.車を受け取りに行ってホイールをじっくり眺めたのですが、修復箇所がわかりません.
 疑心暗鬼で他のところとホイールを交換したのか?とか思ったりもしましたが、ホイール内側のウェイトバランスを貼り付けるところを見ると、修復したホイールのみそこが綺麗になっていることもあって、そういうこともされていないようでした.
 さすが、プロは違うと感服いたしました.

 修復費用ですが、タイヤ脱着工賃も含めて2万円弱.ちなみにホイールそのものを新品交換すると4万円くらいだそうです.
 この際だからホイール替えちゃおうかなんていう邪心もわいてきたのですが、調べたらロードスターのホイールは純正品にしては軽量らしく、社外品の安いホイールを買うと重量増になってしまうようなのでやめました.

2012/10/01

ロードスターのメーター

Category: — Annexia @ 23:59

RICOH GR DIGITAL IV

 NC2ロードスターのメーターは非常に気に入っています.
 最初に乗った、NAロードスターは素っ気なさを感じて途中でメーターの盤面を交換しました.RX-8は交換はしませんでしたが(というよりも交換できるパーツがたぶんなかったと思う)、あんまり好きにはなれませんでした.

RICOH GR DIGITAL IV

 RX-8のメーターがイマイチ好きになれなかったのは、3眼式メーターなのにタコメーターと速度計が1つに収まってしまっているため他の2つがスカスカに見えたのと、それからフォントがイタリックになっていたことでしょうか.

 先日、キューブリックの「博士の異常な愛情」を見ていて、計器類がアップになるたびに、この飾り気のないフォントいいなあと思ったのですが、どうやら私はメーターの書体はFuturaHelveticaのようなサンセリフ系の標準のものが好きなようです(キャプチャ画像は載せられないので→Wikipediaの「航空計器」を参照).他のメーカーとしては、BMWのメーターデザインが航空計器に近いフォントを使っていて、さすが飛行機会社を出自としているものだなと思いました.
 それから、文字盤はそのままに外側にかぶせるようにしてウィンカー表示をパイロットランプ風にするようなパーツも売られているので、そういうものを付ければ航空計器っぽい雰囲気に近づきそうです.が、表示が見づらくなりそうなので悩ましいところです.

【補足】
 フォントサンプルなどと見比べてみた感じでは、NCロードスターのフォントはFuturaのようです.
 Wikipediaの説明によると、自動車関係ではフォルクスワーゲンに使われているのもFuturaなのだとか.

2012/09/15

メンバーブレース

Category: — Annexia @ 21:28

 ロードスターはオープンカーということもあって、車体の剛性が普通の車よりも低いです.
 その低さが一因となって「ヒラヒラ感」や「軽快感」を演出しているようですが、個人的にはもう少し車体がきちんとしていてほしいと思うことが多々あります.
 車体の剛性や安定性をアップさせるために以前にもニーレックスナックルサポート取り付けてみましたが、今回はさらに大物、メンバーブレースを取り付けました.

 一般的な車が屋根で得ている剛性を車体下を補強することで確保しようというのが、このメンバーブレースの目的です.同様のパーツはマツダからも出ていますし、前述のニーレックスからも出ています.今回はAutoExeの製品を選択しました.AutoExeは半純正品みたいな扱いなのでディーラーで取り寄せができますし、値段や工賃なども1割引になるといったところが決め手となりました.

Apple iPhone 4S(トリミング)

 リフトアップして取付位置の確認でしょうか.横に取り付けるメンバーブレースが見えます.アンダーパーツだというのに真っ赤なのが魅力です.AutoExeの製品はどこに取り付けるパーツも真っ赤なのが特徴です.

Apple iPhone 4S(トリミング)

 取り付けは予想以上に時間がかかりました.最後はしっかりと固定するためでしょうか、3人がかりで作業をしていました.

RICOH GR DIGITAL IV

 取り付け完了後にピットに入らせてもらい、写真を撮りました.リフトをおろしたら見ることもままならないですしね.赤いパーツがアンダーフロアに映えています.ちょっと触ってみましたが、当然ながらがっちりと固定されていてびくともしません.

 ディーラーからの帰り道、通常よりも遠回りして路面の荒れた道路も走ってみたりして様子を見てみました.
 うねったような路面や段差の大きなマンホールなんかでは違いが顕著です.今までは車体がねじれたりよれるような感覚がありましたが、車体全体が一体となっているような感覚が得られました.マンホールの段差が不快でなくなったのは大きいです.路面の段差を車体のねじれで受け止めていたのを、車体の剛性が上がったぶん、きちんとサスペンションが機能して振動を吸収しているのでしょうか.
 また、信号待ちなどでエアコンをかけたままアイドリングしているときの振動も以前より抑えられている印象です.

 総評としては、取り付けてよかった満足の逸品といったところです.
 個人的印象ですが、軽快感がスポイルされたということもなく、(出費を除けば)なにかを失うというものはとくにないように感じました.

 車体補強としては他にも取り付けを考えたいパーツもあるのですが、どこまでやれば十分なのか、そしてどこまでやっても完璧なものは得られないのではないかという、妥協点の探りどころが悩ましいところです.

【2013.01.14補足】
 取り付けから4ヶ月が経過した時点での感想を.
 取り付けによる不具合等はとくにありません.当初の感動は徐々に薄れてこれが標準だという感覚になりつつあるので、現状でメンバーブレースのない状態のものに乗ると不安定に感じるかもしれません.
 あと、上記では「軽快感はスポイルされることなく」と書きましたが、若干は減っている感じはします.軽快感と安定性は相反するところがあるので、ここをメリットとみるかデメリットとみるかは人によって意見が分かれるところかもしれません.