2016/07/03
7月頭の週末に伊勢志摩まで旅行に出かけてきました.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
名古屋で新幹線から近鉄に乗り換えて志摩半島を目指します.
乗車したのは昨年に引き続き、観光特急「しまかぜ」.相変わらずすごい人気で、撮影しようと人だかりができます.もちろんチケットも入手しづらいです.
FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R
先頭座席はこの眺めが楽しめます.先頭以外でも前面眺望を楽しめるようにと、乗客向けに無線LANサービスを使って先頭の映像を配信しているのですが、いつかはこの先頭の座席に座ってみたいものです.
FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R
終点の賢島駅にて.乗客の大半は途中の伊勢市駅や宇治山田駅で下車するので、終点まで乗車する人は少ないです.
FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R
賢島駅を出て船着き場の横を通り、しばらく歩いて「さざ波」に.見てのとおり、海の上にあります.
FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R
通された座敷の後ろにはこんな光景が.オーシャンビューというよりも、すぐそこは海そのものです.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
海上バーベキューのセットにウニを単品で追加.
アワビの活きの良さに驚かされます.果たしてこれを網に乗っけて良いものかと思うほどに.とはいえ、乗っけてしまうわけなのですが.
焼くときに注意されたのがサザエ.焼いている途中で水分か何かが飛び散る可能性があるとかで、上からさらに小型のフライパンのようなものを載せて防御します.
FUJIFILM X70
FUJIFILM X70
再び賢島駅に戻ってみると「しまかぜ」が2編成並んでいました.
「しまかぜ」は名古屋便、京都便、大阪便の3編成しかなく、こうして並んでいるところを見られるのは賢島くらいのものです.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
賢島から各駅停車に乗って鵜方駅に.そこからタクシーに乗って「横山展望台」に.先日放送されていた「ブラタモリ」の志摩のときに紹介されていて、一度見に行ってみたかったのです.
こうやって英虞湾のリアス式海岸を眺めると改めて絶景だなと思いました.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
賢島に戻ると、またなにやら変わった電車が.
観光列車「つどい」は伊勢と賢島を結ぶ観光列車.車体には伊勢志摩の観光地などがイラストで描かれ、運転席の後ろには子供運転席も.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
賢島のホテルで一泊し、翌日はビスタカーに乗って伊勢に.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R
宇治山田駅で下車.1931年に建てられた、荘厳な雰囲気の駅です.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
FUJIFILM X70
宇治山田駅にはホームに隣接するようにしてターンテーブルがあります.今は使われていませんが、かつては特急列車を降りた乗客をホームの反対側でバスに乗せるために使われていたそうです.
ここもブラタモリで紹介されていて、なんと近鉄では案内用の看板まで張り出していました.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
まずは歩いて外宮に.この日は同じ三重県の尾鷲で38度を記録したというくらいに暑い日で、歩いていてもつらかったです.
それでも外宮に入ると多くの木に囲まれて気温が下がった気がします.
FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R
バスで内宮まで移動しました.
参拝はもちろんですが、内宮でいちばん好きなところが、この五十鈴川のほとり.
ここで手を清めて参拝します.
FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R
日差しが厳しいので、木陰が恋しくなります.
FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R
ここから先は撮影禁止なので、ここでみんな記念撮影をしています.
FUJIFILM X70
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
参拝をすませたらお昼の時間でもあるのでおかげ横丁で昼食を.
去年食べて大満足であった、松坂牛の牛丼と伊勢うどんのセット.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
さらにデザートとして赤福氷を.暑い日だったので大混雑しており、50組以上もの順番待ちでした.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
帰りに立ち寄った名古屋でナナちゃんの鼻息を堪能し、新幹線で東京に.
伊勢志摩は何度行ってもいいところだなと思います.伊勢神宮の存在ももちろんですが、近鉄が観光に力を入れているのも大きいような気がします.来年も行けたらいいな.
2016/06/22
毎年恒例の銚子旅行に今年も行ってきました.
去年は9月に行きましたが、銚子といえばイワシ、イワシといえば「入梅イワシ」といわれる6月が旬.ということでベストシーズンともいえる時期に出かけることに.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
銚子行きの特急「しおさい」は昨年から減便されてしまい、お昼少し前に着く手頃な便がなくなってしまいました.昨年は昼過ぎに到着する便で出かけたのですがそうすると昼食が遅くなってしまい、結果として夕食が食べられなくなってしまいます.
なので、今回は朝早いですが7時半すぎの便で銚子に.銚子までは2時間なので9時半くらいに到着します.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
終点の銚子駅で銚子電鉄に乗り換え.
少し前に営団銀座線の旧型車両が引退してしまったため、現在の主力はこの旧京王の車両.全部で3編成あり、この日は2編成が稼働していました.
今までは「弧廻手形」という一日乗車券(濡れせんべい1枚おまけ+各種割引券付き)を購入していたのですが、今回は新たに発売された「弧廻手形Deluxe」を購入.こちらは一日乗車券と濡れせんべい1枚に加えて、「地球が見える丘展望台」の入場料が無料、そして犬吠埼付近にある日帰り温泉が300円引き、犬吠駅にある中井精也ミュージアムの入場料が無料など特典が盛りだくさんなのです.それでいて「弧廻手形」の700円から200円アップの900円と、1日かけて銚子界隈を観光するには是非こちらをオススメします.
FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R
車内はなぜかポップな感じにデコレーションされていました.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
まずは銚子の次の駅、仲ノ町駅で下車して徒歩5分ほどのところにあるヤマサ醤油の工場に.
仲ノ町駅でドアが開いた途端に醤油、というより大豆の蒸されたような匂いが漂ってきます.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
ヤマサ醤油の工場でいただくといえばやはりこれ.しょうゆソフトクリーム.
しょうゆの効いた甘じょっぱい味わいが何回も食べているうちに癖になります.
FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R
以前は屋外に売店があって、その場で食べるようになっていたのですが、すぐ近くの建物に展示スペース兼イートインスペースが設けられていて、展示物を見ながら食べられるようになっていました.
これは戦前から活躍していた蒸気式の消防車.火事があってから火を起こして現場に急行するまでに圧力が上がって放水できるような仕掛けになっていたとのことです.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
ヤマサ醤油の工場から歩いて銚子漁港まで移動.
漁港からやや街よりのほうにある「丼屋 七兵衛」に.青魚の漬け丼を専門とする店だけあって(青魚じゃないものもあります)、一押しはイワシ.そしてサバやアジ.
まだ11時くらいですが、店内はお客さんでいっぱいでした.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
アジのなめろう.なめろうはアジとイワシが選べます.
一般的ななめろうと比べて、味噌が控えめになっています.アジのたたきに近い感じでしょうか.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
サバ握りずし.
サバというと独特のクセがあるものですが鮮度がいいのでしょうか、サバならではの旨味を感じつつも美味しくいただけました.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
イワシの漬け丼.
漬け丼というとマグロやカツオが一般的でしょうか.イワシの漬け丼は初めて食べました.
イワシは足が速いというか鮮度が落ちやすい魚なので生で食べるのであればさばいて刺身が一般的でしょうし、漬けにしている間に鮮度が落ちてしまいそうなものです.でありながらこうして漬け丼として出しているのは店が鮮度に自信を持っているということなのでしょう.
この漬け丼が絶品で、温かめのご飯とよくあいます.定食にしたところつみれ汁がついてきたのですが、つみれ汁もふわっとしていて旨味たっぷり.
銚子漁港界隈は定食などを出す店がいくつもあり、それぞれ特色のあるメニューを用意していたりするのでどこも魅力なのですが、ここも再訪したい店です.
FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R
FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R
観音駅から再び銚子電鉄に乗り、犬吠駅でバスに乗り換えて地球が丸く見える丘展望館に.銚子界隈ではもっとも標高のある場所に建てられており、周囲を一望できます.とはいえ、標高としては100mもなく銚子が平坦な土地であることを物語っています.
下の写真は犬吠埼の灯台方面を向いたもの.西のほうには「東洋のドーバー」と称される屏風ヶ浦も見ることができ、いくつもの風力発電機(ものによっては海中に建てられているものも)を見ることができます.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
帰りのバスの時刻が合わなかったので、タクシーを呼んでそのまま犬吠埼ホテルに.ここで日帰り温泉に入ります.
犬吠界隈には幾つかのホテルや日帰り温泉があるのですが、ここは露天風呂から浜辺や灯台を見ることができ、それでいて昼間は貸切に近いほど入浴客が少ないのでちょっとした穴場です.
温泉にカメラは持ち込めないので、写真はホテルの駐車場から露天風呂から眺められる景色を.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
犬吠駅に戻って中井精也ギャラリーを眺め、そして「ぬれ煎餅抹茶アイス」を.小さく刻んだぬれ煎餅が入っているアイスなのですが、抹茶よりもバニラのほうがあうように感じました.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
銚子電鉄に乗って一駅、終点の外川駅に.ホームの先には廃車になった電車内に「昭和ノスタルジー館」という、昔のおもちゃなどが展示されているのですが、16時で営業終了なので見ることができず.
木造の歴史を感じさせる駅舎と役目を終えた車両がなんともいえない味わいを感じさせます.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
外川駅の先は民家が立ち並び、その先には漁港があり土地が終わっています.
その銚子のさらに先端である「長崎鼻」を目指してみます.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
沿道にはなぜかサボテンが群生していたり、最果ての地というか奇妙さすら感じます.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
長崎鼻にぽつんと建てられている灯台.犬吠埼のものと比べるとかなり小さいです.他に建築物はありません.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
灯台のその先は岩場.岩の隙間からカニがいるのが見えましたが、ちょっと磯遊びするには危険かも.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
外川駅近くまで戻り、治ろうや鮨処に.ここで銚子名物のアレをいただきます.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
おまかせ握り「大漁」を注文.
どれも美味しいのですが金目鯛の炙り寿司が絶品です.そして最上部にいる黄色いのが銚子名物の伊達巻.伊達巻にしては表面がつやつやとしていますが、実際に食べてみてもこれはほぼプリンです.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
外川駅から銚子まで戻ります.
年季の入ったマスコンがこの電車が紆余曲折を経て銚子の地にやってきたことを物語っているかのようです.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
再び特急「しおさい」に乗って東京駅に.
観光する場所も多く、食べ物も美味しく、温泉もあって、そして夏場でも気温は控えめというメリットの多い土地だというのに銚子は徐々に寂れつつあるようにも感じられます.あまり混雑するのも困りものではありますが、銚子電鉄も含め末長く繁盛し、毎年訪れたくなるような魅力的な街であり続けてほしいなと感じました.
2016/03/10
今週の前半は社員旅行で松本に出かけていました.
そのうち1日は自由行動の時間が取れたので、X70を手に松本や周辺をぶらぶらと歩いて撮影を楽しんできました.
(写真は一部のものを傾き補正しGPSタグを付加した以外はX70でのJPEG撮って出しです)
FUJIFILM X70
PROVIA F5.6 1/450秒 ISO400
まずは松本から篠ノ井線に乗って姨捨へ.
FUJIFILM X70
PROVIA F5.6 1/800秒 ISO400
姨捨駅.高台にあることもあって珍しいスイッチバックの駅で、この写真の奥は行き止まりになっています.
立派な駅舎ですが、利用者数の少ないこともあり無人駅であり、各駅停車しか停車しないので特急列車はスイッチバックに入ることなく駅の下側の線路を通過していきます.
FUJIFILM X70
パノラマ撮影
姨捨駅は日本三大車窓と呼ばれるうちの1つで、善光寺平と呼ばれる平地を眼下に望むことができるのが魅力です.
駅のホームからやや突き出した展望台のようなところからパノラマモードで撮影しました.両端に駅のホームが見えていますが、その下に別の線路が見えています.松本から姨捨駅に入ってきた列車は姨捨駅で進行方向を変えて少し進み、再び向きを変えてこの下の線路を走行して長野方面に向かいます.
FUJIFILM X70
PROVIA F5.6 1/800秒 ISO200
姨捨駅に入ることなく、長野に向かう特急「しなの」.
FUJIFILM X70
PROVIA F5.6 1/850秒 ISO200
長野からやってきた各駅停車.いったん姨捨駅よりも先に進み、向きを変えて姨捨駅に入線してきます.
FUJIFILM X70
Classic Chrome F4 1/340秒 ISO200
FUJIFILM X70
Classic Chrome F2.8 1/800秒 ISO200
松本まで戻り、松本城近くにある洋食店「おきな堂」に.
写真は前日に散策していたときのもの.旅行前に食事をするところや喫茶店などを調べており、候補の一つとして考えていた店ではあるのですが、このクラシカルな趣のある雰囲気に魅了され、明日絶対にここでお昼を食べようと決めたのでした.
FUJIFILM X70
Provia F4 1/60秒 ISO400
豊富なメニューから迷って選んだのが、ハヤシハンバーグ.
1週間煮込んだというハヤシライスに分厚く香辛料の効いたハンバーグ.洋食店らしさあふれる一皿です.
FUJIFILM X70
Classic Chrome F4 1/60秒 ISO250
食後にコーヒーと自家製プリンのセットを.
小ぶりながら濃厚、そしてプルプル.
FUJIFILM X70
Classic Chrome F5.6 1/1300秒 ISO200
松本城の近くにある「旧開智学校」.
明治初期の建築物でかつて小学校として使われていました.
FUJIFILM X70
Classic Chrome F5.6 1/1600秒 ISO200
斜めになっていたのを修正.歪曲収差のほとんど気にならないレンズは極めて優秀です.
建物全景を撮影したかったのですが、敷地いっぱいで撮影しても35mm換算28mmのレンズでは収まりませんでした.
FUJIFILM X70
Classic Chrome F5.6 1/1400秒 ISO200
特徴的なバルコニー.「擬洋風建築」と呼ばれる、和風と洋風が混在した建築手法でとても面白い建築物です.
FUJIFILM X70
Classic Chrome F4 1/60秒 ISO2500
建物内部は当時の教育に関する資料館となっています.
FUJIFILM X70
Classic Chrome F5.6 1/1300秒 ISO200
松本城.旧開智学校もそうですが、歴史的な建築物には独特の落ち着いた色調のフィルムシミュレーション、クラシッククロームが似合います.
FUJIFILM X70
Classic Chrome F5.6 1/500秒 ISO200
昼食に訪れた「おきな堂」近くまで戻り、「宿とコーヒー まるも」に.店名が示すように、正面は喫茶店ですが、側面に回ると宿になっています.
FUJIFILM X70
Classic Chrome F4 1/60秒 ISO2500
民芸品好きには有名な店だそうで、落ち着いた雰囲気の店内は味わいのある家具や小物だらけです.
FUJIFILM X70
Classic Chrome F5.6 1/60秒 ISO6400
モンブランとコーヒーのセット.ゆったりとしたひと時を過ごすことができました.
喫茶店だけでなく宿のほうにも泊まってみたいと思いましたが、調べてみたら喫茶店に負けず劣らず雰囲気がよく、しかも値段も抑えられていることもあって大人気のようです.
今回の旅行はX70のみを持って行きましたが、これ1台で不満のない撮影ができました.
コンパクトなサイズながら、センサーは上位機種のX-T1やX100Tと同じものですし、メニュー構成もそれらとほぼ同等、そしてフィルムシミュレーションも同等なので機能的に不足がないのです.また単焦点28mmということを補う35/50mm相当のデジタルテレコンで擬似的ながらも寄れた写真を撮ることができ、重宝しました.
このままではX100Tの立場がなくなってしまいそうなほどにX70、大活躍です.
2015/12/29
今年1年を振り返る、恒例の企画.旅行編です.
2月 山形
4月 京都
4月 会津
6月 伊勢
7月 いわき
7月 長野県中野市
8月 木崎湖
9月 銚子
9月 松山・広島・鳥取・京都
11月 小布施
12月 いわき
2013年、2014年に比べて出かける機会が増えていますが、NDロードスターを購入したことによる、ならしや遠出をしたくなる衝動によるところが大きいですね.

GPSログを地図に展開.西は松山・広島、そして東というか東北方面は山形まで出かけています.
2月 山形
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
米沢牛を食べたいという話をきっかけに出かけたわけですが、夕飯に何気なく入った居酒屋の郷土料理も美味しく、「山形=美味しいものいっぱい」という図式が自分の中に出来上がった旅行でした.
また、時期が時期だけに降雪量が多く、山形新幹線も運休が発生するなど雪に悩まされる旅行でした.時間に余裕があったので立ち寄った山寺は雪がすごく、靴につけるスパイクがないときっと滑って怪我をしていたことでしょう.
4月 京都
FUJIFILM X100T
毎年恒例ともいえる春の京都旅行.やはり桜狙いで出かけるのですが、場所や品種によって開花時期も異なるため、なかなか思った通りに鑑賞するのは難しいものです.
これは仁和寺の御室桜.満開まではちょっと早かったですが、なかなか見応えがありました.
4月 会津
FUJIFILM X-T1 + XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS
こちらもわりと恒例となりつつある会津.鬼怒川温泉を経由して山間部と通ったりして会津入りしたりしていましたが、今回は郡山から入り、途中で猪苗代湖を散策しました.
飯盛山でさざえ堂は欠かせず、翌日は喜多方に移動して桜が満開の廃線跡を辿り、喜多方ラーメンを食べてきました.
6月 伊勢
FUJIFILM X100T
伊勢神宮に向かうのがもちろん目的ではあるのですが、このときは行きに乗車する「観光特急 しまかぜ」が最大の目的といっても過言ではなかったかもしれません.
しまかぜに使われる車両は3編成しかなく、しかも名古屋線、京都線、大阪線にそれぞれ1本ずつ使われているため運行本数が非常に少ないので、この列車に乗るために日程や時間を調整しました.その期待を裏切らない素晴らしい車両で、もっと長時間乗っていたいと思わされるものでした.
また、帰りがけには四日市で下車して、これまた以前から乗ってみたかった、しかしまったく毛色の異なるナロー路線の「四日市あすなろう鉄道」に乗車してきました.762mmしかないレール幅、そして車両もミニサイズで大井川鉄道の井川線を彷彿とさせました.
7月 いわき
FUJIFILM X-T1 + XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS
NCロードスターからNDロードスターに乗り換えるので、その前にちょっと遠出しようと思っていわきに.
あいにくの天候でしたが、アクアマリンふくしまで大半の時間を過ごしてのでさして影響もなく.アクアマリンふくしまは大水槽の前に寿司屋のある、ユニークな水族館.単に受けを狙ったのではなく、絶滅の心配のない魚は水産資源として積極的に食べて行きましょうというメッセージなのです.
NDロードスターに乗り換えて改めて感じますが、高速道路を走るのはパワーのあるNCロードスターのほうが楽ですね.
7月 長野県中野市
FUJIFILM X100T
NDロードスターに乗り換えたので、納車翌日にならし運転を兼ねて長野県は中野市に.ここはRX-8を購入したときにもならしで訪れたところでもあります.
標高も高いので多少は涼しいかなと期待していたのですがさにあらず、この写真を撮ったとき以外は暑くてずっと幌を閉じていました.
8月 木崎湖
FUJIFILM X100T
桔梗さんにお誘いいただき、木崎湖の花火大会に行ってきました.曜日に関係なく8月15日開催ということもあって、お盆も関係なく働く身としてはなかなか日程調整ができなかったのですが、土曜日ということもあってようやく参加できました.
規模的にはそれほど大きくない、むしろ小規模な花火大会なのですがそれゆえの距離の近さ、特にボートで移動しながら水面にポイポイと水中花火を投げ込んでいるのが見えるほどの距離での花火は大迫力でした.
9月 銚子
FUJIFILM X100T
銚子もまた恒例の旅行先です.
銚子電鉄の経営が大変!ということから微力ながら援助をと思って訪れたのがそもそもの始まりですが、食べ物が美味しく、また銚子までのJRの乗車券・特急料金が割安ということもあってすっかり定番になりました.
魚の美味しい漁港、そして銚子電鉄、醤油工場など見所の多い観光地でもあります.
訪れた時は9月の大型連休ということもあって、港近くの飲食店はどこも大混雑でした.
9月 松山・広島・鳥取・京都
FUJIFILM X100T
以前から自分の車でしまなみ海道を走りたいという願望があり、それを叶えるために四国は松山の道後温泉に行き、対岸の広島側に渡ってNDロードスターで広島のマツダ本社を訪問して工場見学をして、さらに鳥取砂丘やら最後にちょっと京都に立ち寄るという、なかなか欲張りな旅行でした.やはりちょっと欲張りすぎて行程に無理があって余裕がなかったこと、そして最大の目的であったしまなみ海道が雨でまったく楽しめなかったのが残念でした.
しまなみ海道はいずれリベンジしたいところですが、いかんせん距離があるのがつらいところです.
11月 小布施
FUJIFILM X100T
7月のNDロードスターのならしですぐ近くの中野市に行っているのですが、小布施にもいい温泉があると聞いて行ってみたくなり、祝日を利用して出かけてきました.
温泉の良さもさることながら、小布施の町は特産の栗を使った店舗やかつて葛飾北斎が居を構えたこともあって美術館があるなど観光地としても栄えていました.栗の時期より少し遅かったので次回はシーズンに行きたいものです.
12月 いわき
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
1年の締めはアンコウ鍋で!ということでいわきに.
いわきもネットで購入するとJRの旅行券が安く手に入る旅先で重宝していたのですが、今年は上野東京ラインも開通して利便性も向上したせいか、値引き率が下がってしまいちょっと行きづらくなってしまいました.でも行きますが.
さて来年はどこに行けるでしょうか.
2015/12/19
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
昨年に引き続き、いわきに出かけてアンコウ鍋を食べに行ってきました.
今年は上野東京ラインが完成し、常磐線は東海道線と接続されて直通列車が運行されるようになり、常磐線特急「ひたち」も大半が品川始発になりましたが、朝の時間帯は通勤電車を避けるためか従来どおり上野始発となります.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
泉駅で下車して路線バスに乗り換えて小名浜に.小名浜漁港に近いところにある「割烹 一平」が目的地です.ここを訪れるのはこれで3回目です.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
座敷に通されると、すでに鍋の準備が.期待が高まります.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
鍋ができるまでは他の料理を.おつくり.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
アンコウのとも酢.肝の入った酢味噌が濃厚です.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
あん肝.濃厚な味わい.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
そうこうしている間に鍋が出来上がりました.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
一杯目は女将によそっていただきました.
最初はわりとあっさりめ、煮込まれるにつれて濃厚な味わいになります.淡白な白身とぷるぷるの皮、どちらも美味しく、こってりとした汁が染みた白菜やネギもたまりません.年末にこのようなものをいただけるのはいい1年であったということでしょう(万世のすき焼きに続いて2度目の感想).
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
シメは雑炊で.ボリュームたっぷりのため、雑炊をそれほど食べられないのがつらいところ.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
満腹になったところで近くにある「アクアマリンふくしま」に.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
クリスマスが近いため、水槽の中にクラゲとツリーが飾られていたり、
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
大きなツリーにホタテの貝殻や魚のぬいぐるみ、シーラカンスのプレートが飾られています.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
アクアマリンふくしまは娯楽的要素よりも展示テーマがはっきりした学習的な観点の強い水族館で、最初のコーナーが進化の過程を辿るものであったり、里山の生態を再現したものに力を入れていたりするのですが、水産資源として食料の観点から魚を見るということにも力を入れています.変わった例としては、大水槽の前に寿司店を設置したり(立ち食いですが大水槽の魚を眺めながら寿司が食べられます!)、「ふくしまの海」として食卓に上る魚を展示したりしています.
アンコウもそこに展示されていました.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
もうひとつ、力を入れているのがシーラカンスの研究.
シーラカンスだけで専用のスペースを設けて研究の様子などを展示しています.
そういう経緯もあり、施設内の食事スペースでは「ごんべ焼き」なる、シーラカンスのたい焼きとでもいえるようなものが提供されています.しかしながら時間が遅くて食事スペースが終わってしまったため、シーラカンスの展示スペースでなぜか販売されている「ごんべあいす」をいただきました.
FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
アクアマリンふくしまを出たら、まだ17時前だというのに夕暮れ.一気に冷え込んできました.
帰りがけに「いわき・ら・ら・ミュウ」で土産物などを買い込み、再び路線バスで泉駅まで戻って「ひたち」で帰宅の途に.