2013/01/19

SONY DSC-RX1(その1)

Category: カメラ・写真,物欲 — Annexia @ 23:59

 2012年の6月頃、ソニーは1インチセンサーという、コンパクトデジカメとしてはかなり大きなサイズといえる撮像素子を搭載した「DSC-RX100」というデジカメを発表しました.一般的なコンパクトデジカメに搭載している1/2.3インチサイズの撮像素子に比べて面積比で約4倍も大きく、ツァイスのレンズとの組み合わせもあってかなりの人気機種となりました.

 それから3ヶ月.
 突如としてネット上に「ソニーがフルサイズの撮像素子を搭載したコンパクトデジカメを出すらしい」という噂話が流れ始め、すぐに「DSC-RX1」として正式発表されました.「フルサイズ」とは、かつての35mmフィルムと同じサイズであることを指し、1/2.3インチの撮像素子と比べると30倍ものサイズになります.
 発表されたRX1は、いろいろな意味で破格のデジカメでした.とくにレンズは単焦点のCarlZeiss Sonnar 35mm F2、フルサイズの画像領域をサポートするため一眼レフ並みのサイズのレンズが搭載され、沈胴もしないので奥行きは7cmほどもあります.そして価格は約25万円.

 ばかげてます.どこの世界にコンデジに25万円出す人がいますか.そりゃフルサイズがすごいのはD700を使っているのでわかっています.でも同じ値段でフルサイズの一眼レフカメラが買えるのです.
 と当初は考えて、ソニーご乱心くらいにしかとらえていませんでした.

 それからさらに3ヶ月たって12月.
 RX1は多少のスペック変更はあったものの、そのイカレたスペックのまま発売されました.しかも驚くべきことに、生産が追いつかないほどの人気ぶりでした.世の中不景気じゃなかったのかよと思いつつも、まあボーナスシーズンだし、マニアは一定数いるだろうね、とまだ静観していました.
 そんな傍観者でいられたのもここまで.店頭に展示してあった実機を触ってみたら衝撃を受けました.
 あらゆる点が驚きでした.フルサイズの撮像素子を搭載したカメラとしては例のないほどのコンパクトさ、すぐれた操作性、そしてもっとも衝撃だったのは異様なまでの作り込みです.
 一般的なコンデジはプラスティックやらアルミの外装にボタンの説明がプリントされているのが常です.乱雑に扱われると、それがはがれてきたりしてみっともなくなったりします.が、RX1はボディがマグネシウム製.しかも文字などがすべて彫り込みでホワイトが流し込まれているのです.
 さらに驚いたのは各種ダイヤルの感触.RX1には絞りリングやモードダイヤル、露出補正などいくつものダイヤルが搭載されていますが、そのそれぞれが重量感があるだけでなくそれぞれの目的に即した重さや感触をしているのです.

 もう十分です.ソニーが素晴らしい製品を作り上げたことは十分伝わってきました.25万円は高いです.コンデジとして見たら常識外れな価格であることはいうまでもありません.しかし、その金額に見合う製品を作ってきたことは認めざるを得ません.この仕上がりの良さは2,3万円で買えるコンデジでは絶対に得ることができないものです.そのうち待っていれば大量生産でコストダウンされて低価格機に降りてくるようなものではないのです.買うことに決めました.

 買おうと決めたものの、もうちょっと安くならないと手が出ないよねと思い続けて2013年を迎えました.
 品薄状況も徐々に解消され、ゆっくりとですが値段も下がってきました.
 欲しい、でも高い、でも無理すれば買えない金額じゃない、でも精神的に手を出しづらい、でも欲しい、いやでも…という感じで自分の中でも葛藤が続く日々を過ごしていました.
 本体価格は25万円から徐々に下がりつつあるとはいえ、レンズフードは必須だし、ホールド性を高めるサムグリップも欲しい、実用性は微妙かもしれないけど光学ファインダも欲しい、となるとそれらのオプションだけでも5万円以上するのです.オプションまでずいぶんと高いなと思ったら、ご丁寧にもフードはアルミ削りだしなのだとか.そしてどのパーツも日本製.オプションで手を抜くような真似はしないということなのでしょう.

 いい加減に根負けして購入検討に入り、手持ちの使用頻度の低いレンズなどを下取りするべく金額を調べたところ、多少なりとも現実味のある金額になってきたので、中野のフジヤカメラ店に行って購入してきました.

 つづきます

Apple iPhone 5

2013/01/09

デジカメ新製品いろいろ

Category: カメラ・写真 — Annexia @ 23:51

「X-Trans CMOS IIセンサー採用の「FUJIFILM X100S」」
「像面位相差AF、X-Trans CMOS II搭載の「FUJIFILM X20」」
「ペンタックス、クラシックなデザインの1/1.7型センサーコンパクト「MX-1」を海外発表」
「シグマ、中望遠75mm相当F2.8レンズ搭載の「DP3 Merrill」」
「【CES】キヤノン、ユニークな操作性のWi-Fi搭載機「PowerShot N」など」

 アメリカでコンシューマ・エレクトロニクス・ショー(CES)が開催されており、各メーカーからコンパクトデジカメを中心に新製品が発表されています.

 ハイエンド寄りのコンパクトデジカメが多いのは、やはりローエンドはスマートフォンに立ち位置を奪われているという現状を反映したものでしょう.
 iPhoneでいえば、8メガピクセルのデジタルカメラ機能に画像を加工する機能(ソフトウェア)をあとから好きなものを追加でき、しかもそれを単体でネットワーク上のサービスにアップできるのですから、並のデジカメで対抗するのは難しいことです.スマートフォンと競合しないポジションを狙うことになった結果、高画質化、高倍率ズーム、防水、フリーアングルといった特徴のある製品を出すようになり、結果としてユニークな製品が増えてきた印象があります.

 高画質化という観点からいけば、やはり重要な要素を持つのが撮像素子のサイズです.
 今回の新製品で見ると、APS-Cサイズを搭載しているのがシグマのDP3 Merrillと富士フイルムのX100S.2/3インチが富士フイルムのX20、1/1.7インチがペンタックスのMX-1あたりでしょうか.
 GR DIGITAL IV(1/1.7インチ、CCD)を使用していて感じるのは、1/1.7インチ程度ではボケといった表現手法に絞りが使えないということです.GRD4についていえば、絞り開放のF1.9で撮ってもそれほどボケませんし、F3.5あたりまで絞るともう回折で画像全体がぼんやりとしてきてシャープさが失われます.D40(APS-C、CCD)だとF値の小さな明るいレンズを使えばGRD4と比べものにならないほど綺麗にボケます.そのD40もD700(フルサイズ、CMOS)と比べるとボケが固く感じます.撮影後に加工処理でもしないかぎりは撮像素子のサイズによる壁を乗り越えるのは不可能なのです.
 そのあたりを踏まえて考えると、今回の新製品で気になるのはフジのX100Sでしょうか.35mm F2の単焦点レンズというのは人によっては敬遠しそうですが、28-35mmあたりの単焦点が好きな自分としては歓迎できます.
 既存の製品まで含めて検討すると、ソニーのRX100(1インチ、CMOS)とRX1(フルサイズ、CMOS)が候補にあがってきます.値段を考えなければ、魅力的なのはやはりRX1でしょう.サイズ的にも重量的にもX100Sに近いのに撮像素子がフルサイズなのは惹かれるものがあります.X100SがRX1と同様のサイズなのにAPS-Cなのは、凝ったファインダを採用したところが大きいと思われます.RX1で電子ビューファインダや光学ファインダを使いたければ外付けになるので、そこまで含めて考慮するとX100Sのほうがコンパクトということになります.

 蛇足ですが、ソニーのRX1とRX100.いかにもRX10という中間の機種が出そうに見えます.
 スペックを想像するに、
 ・撮像素子は1インチ(RX100と同等)、またはAPS-C
 ・ズームレンズ採用で、望遠端まで明るくテレマクロにも対応
 ・レンズの大型化に伴いボディサイズも大型化
 というような感じになるのではないでしょうか.
 RX1が性能的にも価格的にもコンパクトデジカメとしては孤高の存在であるので、RX10もある程度は高価格帯に位置しそうですが、RX1ほどの手の込んだ作りになるかどうかは微妙かもしれません.

 価格的な制約さえクリアできれば、現状ではRX1が欲しいですね.

2013/01/02

FlashAir

Category: カメラ・写真,物欲 — Annexia @ 11:25

Apple iPhone 5 + Hipstamatic

 東芝製の無線LAN内蔵SDカード「Flash Air」を購入しました.
 無線LAN内蔵のSDカードとしては、Eye-Fiを使用していたのですが、GR DIGITAL IVとの組み合わせで
 ・ときどきデジカメがEye-Fiを認識しなくなる
 ・GRD4の設定でEye-Fiの無線LAN通信をオフにしていても通信されることがある
というような不具合が頻発するようになり、と同時に
 ・デジカメ内の未転送のすべての画像が転送されるが、指定したものだけ転送したい
という使い方をしたいとも思うようになったため、Eye-Fiと同様に無線LAN通信機能を内蔵したFlashAirを購入してみたというわけです.
 とくにGRD4がEye-Fiを認識しなくなるという問題には悩まされました.GRD4には撮影用の内蔵メモリがあって、Eye-Fiを認識しない場合には自動的に内蔵メモリに記録するのですが、撮影時に内蔵メモリに記録した状態であとからEye-Fiから画像を転送しようとして画像がない!と慌てる羽目になるのです.
 そんな症状が発生する頻度が徐々に多くなってきたため、Eye-Fiを見放すことにしたのです.

 購入しようと思ったのが年末の仕事納めの日だったので、通販で買うよりもその場で買って帰りたいと思って駅前にある量販店に出かけたところ、SDカード売り場で探してもFlashAirは見つかりませんでした.品切れかなと思って店員に尋ねたところ、「Flash Air? ああ、アレね」てな感じでレジの後ろの棚をごそごそと探して出してきてくれました.8GB,Class6のSDカードとしては相場の倍以上する製品だからということもあるのでしょうけど、完全に売れ筋からは外れているようです.

RICOH GR DIGITAL IV

RICOH GR DIGITAL IV

 「FlashAir」「Wireless LAN」の文字がひと味違うSDカードであることを主張しているかのようです.
 裏面には通信関係の技適コードやMACアドレスが記載されています.

 Mac用のユーティリティも用意されています.
 ユーティリティでできることは、FlashAirの通信方法の設定、デジカメに表示する無線LANのON/OFF画面の選択、FlashAirの初期化・ファームの更新などです.
 標準ではデジカメ通電後から無線LAN通信を開始し、通信が発生しなければ5分後に無線LANをオフにするようになっていたので、これをFlashAir内の画像を利用したON/OFFに切り替えて使用するようにしました.これで通信が必要なときだけ手動で無線LANが起動するようになります.

 FlashAirの1枚目にはこうした設定用の画像が記録されており、この画像のプロテクトをオンにすると無線LANがオフに、オフにすると無線LANがオンになるようになっています.この画面自体は標準で複数用意されており、自分で作った画面を使用することもできます.

 撮った画像へのアクセス方法について.
 デジカメのFlashAirの無線LANをオンにした状態で、iPhoneの無線LANのアクセスポイントをFlashAirに切り替えます.デフォルト値では「flashair-*****」というような形式になっています.

 こんな感じで撮影した画像が表示されるので、ダウンロードしたい画像をタップします.

 こうして表示されたら、メニューからカメラロールに保存することができます.
 しかし、これを1枚1枚するのは苦行です.

 そこで使用するのが「OLYMPUS Image Share」.見ての通り、オリンパスが自社のデジカメ用に公開しているユーティリティなのですが、GRD4でも問題なく使用することができました.メーカーによっては使用できないこともあるようです.

 こうやって、任意の選択/全選択してカメラロールに保存できます.これは便利.しかもオリンパス独自のアートフィルタも使えるなど、使いでのあるアプリです.

 Macでも同様にまとめてダウンロードを、と思ってアプリを探してみたのですが見つけられませんでした.大量にダウンロードしたり、ApertureやiPhoneに直接取り込めることを考えると、SDカードを取り外してスロットに入れる方が便利かもしれません.

【FlashAir まとめ】
○ まだ使い始めですが、Eye-Fiのような不安定な感じはない
○ 画像のプロテクトON/OFFで明確に無線LANのON/OFFが設定できるのはわかりやすい
× 転送時にアクセスポイントをFlashAirにしなくてはならないのが面倒
○ Webブラウザからアクセスできるのは汎用性が高い
× 標準でまとめてダウンロードできるようなユーティリティが用意されてないのは不便
× 同容量、同速度のSDカードより倍以上も高いこと

 とりあえず自分の環境ではEye-Fiが不安定なので、無線LAN対応のSDカードという点では唯一の選択肢ではありますが、高価格なのがネックです.また、昨今はiPhone等のスマートフォンの画質が非常によくなっているので、こういう特殊なカードを使用してまで出先でスマートフォンに画像転送しようという需要は低そうです.なので、決してメインストリームになるような製品ではないでしょう.
 SDカードからスマートフォンに画像転送という使い方をするのであれば、マクセルのAirStashという製品もあります.これはバッテリと無線LANを内蔵した製品で、汎用のSDカードを使って画像転送できるのがメリットです.ただ、価格がFlashAirよりも高価なことと、バッテリ駆動なので使おうとしたときにバッテリ切れのリスクが考えられるので今回は見送りました.すでに大量のSDカードを保有しているかたや、もっと高速・大容量のSDカードを使いたいかたには重宝する製品だと思います.

2012/12/22

2012年を振り返る – 買い物編

 今年も残すところあとわずか.
 恒例となった、1年を振り返る企画.まずは買い物編.

1月 コレミヤ シフトブーツ、サイドブレーキブーツ
3月 スピーカー パイオニア TS-J1710A
3月 Apple iPad 3rd
3月 シャツ2枚
4月 ズームエンジニアリング ブルーミラー(ルームミラー、ドアミラー)
4月 マツダ純正ハーフボディカバー
4月 ニーレックス プロスペック・ナックルサポート
4月 SONY MDR-EX800ST
5月 マツダ純正 NC1用デコレーションパネル
5月 RICOH GR DIGITAL IV
6月 プラチナ #3776 CENTURY ブルゴーニュ
7月 GRREN FAN2
8月 ナカマエ製作 ドアグリップカバー
8月 バイブリーコート トートバッグ
9月 オートエグゼ メンバーブレース
9月 シャツ
9月 Apple AirMac Express(第二世代)
11月 Apple iPhone 5
11月 ニンテンドー3DS LL とびだせどうぶつの森パック
12月 NAV-U地図データ

 多いのは、ロードスター関連、Apple関連ですね.

 ロードスター関連は毎月ちょっとずつ手を加える感じで、シフトブーツやブレーキブーツから始まって、スピーカー、ミラー、ボディカバー、ナックルサポート、デコレーションパネル、ドアグリップカバー、メンバーブレース、カーナビの地図データなど多岐にわたります.
 大きく2つにわけると、室内のデコレーション系、そしてボディ補強系に分けられます.

RICOH GR DIGITAL III

 デコレーション系とはいっても、下手に飾り付けるのではなく、音質がイマイチなスピーカーや質感の低いパーツなど、ノーマルで気に入らない部分を改善するような方向で取り組んでいます.

RICOH GR DIGITAL IV

 ボディ補強系は、足回りの軟弱さを補強するナックルサポート、そしてボディ下面にメンバーブレースを取り付けました.
 ナックルサポートは金属を折り曲げただけの一見簡素なパーツに見えましたが、交換してちょっと走るだけでも違いがわかる逸品でした.メンバーブレースも、ロードスターという屋根のないオープンボディからくるユルさを改善してくれる素晴らしいものでした.ボディ補強としてはそこそこ満足のいくレベルになりましたが、次に手を加えるとしたらタワーバー(標準品から強化品への交換)とリアの左右サスを結合するフロアクロスバーの装着でしょうか.

RICOH GR DIGITAL IV

 Apple製品はiPad 3rdとiPhone 5、そしてAirMac Express.どれも既存のiPad初代、iPhone 4S、AirMac Exress初代のリプレースです.それから会社支給品ではありますが、MacBookもLate 2008からRetina 13インチにリプレースになりました.新しいものに変えたいと思わせるだけの魅力がAppleの新製品からは強く伝わってきます.

Apple iPhone 4S

 デジカメはGR DIGITAL IVの1台のみ.これもGR DIGITAL IIIからのリプレースです.
 IIIからIV、外見やレンズ、撮像素子など基本パーツに変更はないのですが、AFセンサーの強化や電子水準器が水平に加えて垂直にも対応、手ぶれ補正、HDR機能の強化など着実に性能アップしているところに好感が持てます.ただし、手ぶれ補正はまったく効果がないどころか自分の撮り方では逆にブレてしまいがちなのでオフにしています.リコーのサービスに持ち込んで見てもらい、交換してもらったのですがどうやらこういうもののようです.
 高級コンパクトデジタルカメラが撮像素子をサイズアップさせている昨今、次に出るであろうGR DIGITAL Vでは大幅な変化が起きるかもしれません.

 というような感じの1年でした.なんとなく自分でも感じてはいましたが、10月あたりから物欲が失速気味な感じですね.かといって懐具合に余裕ができているわけでもないのがなんとも不思議なところではあるのですが.

2012/10/20

マンフロット MP1-C01

Category: カメラ・写真,物欲 — Annexia @ 21:12

Apple iPhone 4S + Hipstamatic

 GR DIGITAL IV用にミニ三脚を購入しました.
 マンフロットMP1-C01です.

 三脚とはいっても、一般的に想像されるようなものとは違い、カメラの設置角度を変えるためのものです.
 夜景撮影時などにどこかに設置してブレを抑えるときなどに効果を発揮する製品です.

RICOH GR DIGITAL IV

 パッケージに入っていたものです.
 ミニ三脚本体、ミニ三脚をカメラに固定するための金具、予備の固定ねじ、そしてそれらを収納する袋です.固定用金具は三脚本体に紐でぶら下げるようになっていますが、金属むき出しなのでカメラ本体に傷を付けそうです.なので自分は使っていません.1円玉などで代用できますし.
 マンフロットはイタリアのメーカーですが、この製品は中国製です.自分の使っている190CX3はイタリア製なのですが、こうした小物はさすがに人件費の安いところで作っているということなのでしょうか.

Apple iPhone 4S

 GRD4に取り付けたところ.なんだか純正品のようにぴったりフィットしています.
 上の付属品と一緒に写っているMP1-C01を見るとわかりますが、ネジ穴がかなり幅広くとられており、本体の隅のほうにネジ穴のあるカメラでも取り付けができるようになっています.GRD4はきちんと中央部にネジ穴があるのでもちろん問題なく取り付けできます.
 重さは30g程度、足を畳んだ状態の高さは7mmほど.当たり前ですが畳んだ状態でもカメラを立てることは可能です.

Apple iPhone 4S

 こんなふうに、まるでGRD4に足が生えたようでかわいい感じです.
 この足は無段階調節で好きな位置で固定できます.それほど力をかけなくても調節できますが、カメラの自重程度では勝手に動かない程度には自立しています.

Apple iPhone 4S

 背面を上向きにすれば、画像ビューア的にも使えます.

Apple iPhone 4S

 夜景撮りなどでちょっと角度を付けたいようなときなんかに重宝する製品なのですが、いくつかの欠点もあります.
 底面に付属の金具や硬貨で固定する製品なので、多くのデジカメのような底面にバッテリやメモリカードの交換フタがあるような機種は交換のたびに取り外す必要があります.
 また、7mm程度とはいえサイズが大きくなるので、サイズのぴったりとしたケースを使っている場合には入らなくなることもあるでしょう.自分も今まで使っていたケースには無理矢理押し込まないと入らなくなってしまい、ヨドバシの店頭で片っ端から入れてサイズの合ったものを探す羽目になりました.