「富士フイルム、新フィルムシミュレーション「クラシッククローム」発表」
富士フイルムの新しいコンパクトデジカメ「X30」とともに、新しいフィルムシミュレーション「クラシッククローム」が発表になりました.
富士フイルムのデジタルカメラはフィルムメーカーのカメラらしく、過去に発売された富士フイルム製のフィルムをシミュレーションすることで好みの色調を選ぶことができるようになっています.例えば、標準的な色調であれば「PROVIA」、鮮やかな色調であれば「Velvia」、肌の色を重視したソフトなポートレート向けであれば「ASTIA」といった具合にです.
今回の「クラシッククローム」も同様のフィルムシミュレーションなのですが、なぜか具体的な製品名をうたっていません.そして、サンプルとして使われている画を見ると富士フイルムのものとは少し違う、落ち着いた深みのある色調をしています.どうやら、富士フイルムとはライバル関係にあった、コダックの「コダクローム」を模したフィルムシミュレーションのようです.
コダックのリバーサルフィルムには「コダクローム」と「エクタクローム」の2種類があり、それぞれフィルムの現像方法が異なるなど、まったく異なる色調のフィルムでした.コダクロームは渋く、ややくすんだ癖のある色調であるのに対して、エクタクロームは派手目のいかにもリバーサルフィルムらしい色調でした.
フィルムカメラを使っていた当時、私の好みはエクタクロームのほうでとくにエクタクローム100Plus、通称EPPと呼ばれるフィルムばかり使っていました.コダクローム、とくにコダクロームPro 64、通称PKRは「プロ向けの通好みする渋い色調」といわれ、カメラ雑誌を読むとプロ御用達と書かれているのに興味を持って何回か使ってみましたが、はっきりとした色調が好みであった自分の目にはただの色の出ないフィルムにしか見えず、そのよさは理解できませんでした.
あれから年月がたち、コダックは会社の存続すらおぼつかない状態になり、かたや富士フイルムも事業に占めるフィルムの割合は微々たるものになるなど、かつてからは想像もつかない状況になりつつあります.明確に名前は使えないものの、ライバルメーカーのカメラのデジタル処理の中で姿を消したかつての名フィルムが存続するというのもなんだか因果な話ではあります.
自分も年月を重ね、以前とは趣味趣向も変化してきているのでX-T1のファームウェアアップデートでクラシッククロームが使えるようになったら試してみたいと思います.
「新しいカメラを手に入れたら撮影しに行きたくなるのは人情というものだ」というような有名な言葉があった気がしますが、先日エヌ氏が富士フイルムのXQ1を入手したとのことで、試し撮りも兼ねて箱根に出かけてきました.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
F4 1/60秒 ISO800
箱根に行く手段はいくつかありますが、やはり王道はロマンスカー.ということで、新宿に集合して60000系MSE車で箱根に.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
F4.5 1/60秒 ISO800
フラッグシップである50000系VSE車にはかなわないものの、MSEも快適です.
LED表示板には日本語の他に英語、中国語、韓国語で案内が表示されますが、特急ロマンスカーは「”浪漫”特快」なのですね.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
F4 1/60秒 ISO1250
箱根に直行、といきたいところですが乗ったロマンスカーが小田原行きのため、小田原で下車してまずは昼食を.
駅近くの「魚河岸 でん」にて地魚丼をいただきました.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
F4 1/60秒 ISO640
小田原から箱根湯本まではこの「赤い小田急線車両」に乗って向かいます.
以前は新宿から箱根湯本行きの急行が出ていたのですが、一部のロマンスカーを除いて箱根湯本行きはなくなってしまいました.
しかし見慣れた小田急車両が赤く塗られているのは違和感があります.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
F5.6 1/85秒 ISO200
箱根登山鉄道に乗る前に、駅から出て撮影を.
この写真、斜めになった写真ではなく(多少は斜めかもしれませんが)、カメラの水準器を見ながら撮った写真です.
箱根湯本を出た箱根登山鉄道の列車はいきなりこんな坂を登っていきます.ケーブルカーなどでは座席が最初から斜めになっていたりしますが、これはいたって普通の車両です.立って乗っているとわかりますが、片方の足にばかり負担がかかっているのを感じるくらいの斜面です.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
F5.6 1/200秒 ISO400 モノクロモード
宮ノ下駅で下車してお茶でもしようかということでフジヤホテルに.
クラシカルかつ和洋折衷の権化のような建物に圧倒されます.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
F5.6 1/60秒 ISO4000
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
F5.6 1/60秒 ISO4000
あいにくとティールームは満席かつ順番待ちでしばらく時間がかかりそうだったので諦めました.
室内もこの重厚な雰囲気には歴史を感じます.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
F5.6 1/120秒 ISO400
なにやら塔のような建物があり、てっぺんには昇り龍が.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
F10 1/75秒 ISO400
宮ノ下駅で撮影をしていたら、駅員さんにひとつ箱根湯本よりの大平台駅がスイッチバック駅でもあるので撮影にはオススメだと教えてもらったので、そちらに移動.しかも試運転で新型車両もやってくるとの情報も.
大平台駅ではスイッチバックと同時に上下線の車両の交換がされるので、こうして新旧車両を同時に撮影することができました.
新型車両は11月にデビューする予定の3000系で、現状は1両のみでこうして試運転してデータ取りをしているようです.ロマンスカーVSEやMSEと同じ方が設計しており、この高さのあるラウンドした正面のガラスに共通性を感じます.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
F5.6 1/200秒 ISO400
この旧型車両に乗って箱根湯本駅に.
新型車両が入るということは、この旧型車両が引退するということも意味するわけで、クラシカルな味わいのある車両がなくなるのは寂しい限りです.
…と思ったものの、乗車するとエアコンがないので蒸し暑くて.顧客サービスという側面を考えると、代替わりは仕方のないことなのかもしれません.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
F1.4 1/150秒 ISO400
1日中どんよりとした天候で、時々雨の降るような天候でしたが、じんわりと汗ばむような蒸し暑さでした.
小田原駅のエクセルシオールカフェで飲んだ、ペリエにゆずジンジャーを入れたものが美味でした.
ネットでX-T1のレビューを検索していると「押しづらい」とよく書かれているX-T1のカーソルキー.
慣れるとファインダを覗きながらでも間違えることなく操作できるのですが、他機種と比べると押しづらいのは確か.
そこでボタン表面に突起物を貼って改善してみることにしました.
RICOH GR
手元にあった、シャークスキンをサークルカッターで切って4つに切り分けて貼ってみました.
厚みのある革を使ったので格段に押しやすくなりました.が、今度は中央のOKボタンがやや押しづらくなりました.ここにも革を貼ればよいのですが、自分の持っているサークルカッターでは直径4mmの円はカットできないのでとりあえず様子見です.
試しに操作してみた感覚では、もうちょっと薄手の革でもいいのかなと思いました.OKボタンは円形のなにか突起状のものを調達してきて貼るという手もありそうです.
純正でボタン交換サービスとかしていただけると嬉しいのですが.