2010/10/24

ゑのぐ

Category: カメラ・写真,日記・雑記 — Annexia @ 18:59

下北沢

D40 + Voigtlander NOKTON 58mm F1.4

 コーヒー豆を買いに行きがてら撮影をしようと思って下北沢まで出かけてきました.

 下北沢駅の北口、線路沿いには戦後まもなくからそのままにされているかのような旧いアーケードが残っています.その店の多くは老朽化のためかシャッターが閉ざされたままになっていますが、場所によっては新しい店が入ったりしているようです.

下北沢

D40 + Voigtlander NOKTON 58mm F1.4

 小田急線が地下に潜りその跡地に道路ができるということで、下北沢に大きな再開発工事がされるようです.
 時代がかった建造物がなくなるのは寂しい限りではありますが、現状の下北沢の町並みはあまりにも道路が狭く、もし火事が起こったりしても消防車が入る余裕すらないのが現状ですので再開発はやむを得ない感じなのでしょうか.

2010/10/18

クロスプロセス、Instagram、Poladroid

Category: カメラ・写真 — Annexia @ 22:39

 ブログのアクセス解析を見ていると、GR DIGITAL IIIのクロスプロセスに興味を持っているかたがそれなりにいるようです.かくいう自分は試し撮り以来、ほとんど使っていないのですが・・・

 クロスプロセスもそうですが、ポラロイドで撮ったかのような、なんとなく色あせた感じの微妙な色合いの写真というのは根強い人気のようで、ここ数日もiPhone用アプリの「Instagram」を使った写真がTwitterにアップされていたりします.

 その手のアプリで個人的にオススメなのは「Poladroid」です.Mac OS XとWindowsに対応したアプリで、起動するとデスクトップにポラロイドカメラが出現するので、そこに写真をドラッグするとポラロイド風味の写真に加工されます.

 加工にかかる時間は2,3分.もちろん実際の処理にそんな時間がかかるわけがないのですが、そこはそれ、忠実なるポラロイドシミュレータなのでしょうw
 設定できるパラメータは、ぶれや写真の回転、周辺減光、そして汚れ.汚れ設定をオンにすると指紋の後がべたっとついた写真ができあがります.
 また、同じ写真でも色味は毎回変化します.好きな色合いになるまで何度も試すのもよいですが、何枚も処理させているとそのうち「フィルムがきれた」とメッセージを発して、アプリを再起動するようにとメッセージが出てきます.まったく無意味な凝りようですw

 こんな感じに仕上がります.

D700 + Voigtlander COLOR-SKOPAR 20mm F3.5

D700 + Voigtlander COLOR-SKOPAR 20mm F3.5

D700 + CarlZeiss Planar 50mm F1.4

D700 + CarlZeiss Planar 50mm F1.4

D40 + Voigtlander COLOR-SKOPAR 20mm F3.5

D40 + Voigtlander COLOR-SKOPAR 20mm F3.5

GR DIGITAL III

GR DIGITAL III

D40 + Voigtlander ULTRON 40mm F2

D40 + Voigtlander ULTRON 40mm F2

 なんとなく旧さを感じさせるような写真を選んだのですが、まとまりなさすぎ・・・

2010/10/17

マルチパターンAUTOホワイトバランス

Category: カメラ・写真 — Annexia @ 18:01

 GR DIGITAL IIIに搭載されている機能の一つとして「マルチパターンAUTOホワイトバランス」があります.Webの説明によると「日向と日陰、フラッシュ光と定常光。このように複数の光源が混在するシーンでも、光源に応じて画面を領域分割し、それぞれに最適なホワイトバランスを適用。被写体と背景、どちらも撮影時の印象に近い色合いで、バランスよく表現できます。」とのことで、たしかにいい感じのホワイトバランスに自動調節してくれます.

 シビアな環境で撮影したらどうだろうと思って、今まで撮影に出かけた中でも屈指のホワイトバランスが難しい場所に撮影に行ってみました.

京王電鉄 若葉台車両基地

GR DIGITAL III(JPEG、上下トリミング)

 京王電鉄の若葉台車両基地です.この写真だけ見ると、まずまずのホワイトバランスですね.
 が、しかし・・・

京王電鉄 若葉台車両基地

GR DIGITAL III(JPEG、上下トリミング)

 同じように撮影したものでもホワイトバランスが1枚1枚異なります.さすがにこのようなミックス光の環境では難しいようです.

京王電鉄 若葉台車両基地

GR DIGITAL III(RAW、上下トリミング)

 上の緑カブりしたものと同時記録のRAW画像をAperture Ver.3でホワイトバランスなどを修正したものです.
 手動でホワイトバランスをいじっても調整が大変です.通常の写真であれば画像の白いところを指定すればわりと簡単に色味が合うのですが、この写真だと逆に緑カブりしてしまったりします.なので手動で調整したのですが、手動でも完全に色かぶりをとるのは難しいです.手前の電車のホワイトバランスを合わせると、背後のマンションなどがマゼンタカブりしてしまいますし・・・

2010/10/10

GR DIGITAL III ハイコントラスト白黒 / クロスプロセス

Category: カメラ・写真 — Annexia @ 20:58

ハイコントラスト白黒

GR DIGITAL III(以下すべて)

 先日のファームウェアアップデートで機能が追加されたハイコントラスト白黒モードとクロスプロセスで試し撮りしてみました.
 画像はすべてリサイズのみで無加工です.

(more…)

2010/10/09

GR DIGITAL III ファームウェアアップデート

Category: カメラ・写真 — Annexia @ 22:18

「GR DIGITAL III」用機能拡張ファームウェア第三弾をリリース

 GR DIGITAL IIIのファームウェアが更新されました.
 ファームウェアの更新というと不具合の修正であることが多いのですが、GRシリーズの場合はユーザの要望や流行などを踏まえて機能を追加してくれるのが大きな特徴です.

 今回のファームウェアでは
 ・「ハイコントラスト白黒」を追加
 ・「クロスプロセス」を追加
 ・「拡大表示倍率(MF)」機能の追加
 ・「マイセッティング削除」機能の追加
 ・「キーカスタム設定初期化」機能の追加
 といった機能が追加されました.

 「ハイコントラスト白黒」と「クロスプロセス」は映像表現手法の追加になります.どちらもモードダイヤルを「SCENE」に切り替えて、メニューから選択して使用します.
 「ハイコントラスト白黒」はその言葉どおり、コントラストの強い白黒撮影をすることで高感度フィルムを使ったときのようなざらついた独特の質感が出ます.コントラストの強さは3段階で調節可能.
 「クロスプロセス」はネガフィルムをポジフィルム用の現像液で、もしくはその逆といったように通常とは異なる方法で現像することで色合いが崩れたりした写真をデジタルでシミュレートする機能です.色合いはノーマル(水色系)のほかにイエローとマゼンタが選択可能で、コントラストと周辺減光を調節可能.最近ちょっと流行の画像エフェクトですね.
 どちらも後から加工すれば似たような画像を作り出すことができると思うので必要性は低いのですが、アートっぽい写真を撮って遊んだりするときには楽しいのかもしれません.また、この2つとも設定で通常の写真を同時記録することができるのですが、残念ながらRAW画像の同時記録は不可.RAW記録ができるのであればお遊びで使うのもアリかなとも思ったのですが.
 今日は雨なので外出しませんでしたが、近日中にこれらの機能を使って試し撮りしてみようかと思います.

 「拡大表示倍率(MF)」は、MFで撮影するときに中央部分を拡大表示することができるのですが、その拡大倍率を2倍か4倍かを選べる機能.従来は2倍だけでした.2倍だとイマイチピントが合っているかどうかわからないのですが、4倍だとそこそこ判断できるのでこれは嬉しい機能アップです.とはいえ、自分はGR DIGITAL IIIでMF撮影はほとんどしませんが.

 「マイセッティング削除」と「キーカスタム設定初期化」は設定関係の機能強化なので通常使用には関係のないものです.

 GR DIGITAL III自体、もはや機能的にも操作性的にも十分すぎるほどで完成の域に達しているので、いまさら機能アップというのも逆に難しいところがありそうです.今回も画像エフェクト系の機能追加が最大のウリになっているのも、もしかしたら苦し紛れによるところなのかもしれないと思いました.


 ところで、今日は表参道でGR DIGTAL発売5周年を記念しての「GR PARTY」なるイベントが開催されたそうです.5周年記念のGR DIGITAL III用のリング(レンズ周りに取り付けるパーツ)なども発売されるとのことで気にはなっていたのですが、雨が降っていることもあって見送りました.

 なんでも、ゲストとしてニコンの後藤さんが挨拶をしたそうです.競合他社のイベントに出席するなんてリコーもニコンも懐が深いですね.以前のインタビューでも「(コンパクトデジタルカメラでファンから強い支持を得ている)某社の某カメラには、ニコンの製品がおおいに参考にすべきところもあり尊敬しています」ということを述べていますが、コンデジでのユーザ支持率の高いメーカーといえばリコーなので、多少の交流はあったのかもしれません.
 ニコンからもGR DIGITALのようなコンパクトで単焦点レンズを搭載した画像重視の製品を出してもらいたいものです.しかしながらこうしたイベントに出席するということは、もしかしたら当面は競合するような製品が出ないということなのかも・・・と自分は思ったのですが、どうなのでしょうか?