2011/08/12
「原発事故処理用のアシモ開発へ ホンダ早期実用化目指す」
ホンダがアシモの技術をベースに、放射線量の高くて人の入れない場所で作業するためのロボットの開発を進めるそうです.
原発事故の発生後にホンダにも質問が多く寄せられたらしく、WebのFAQにも「ASIMOに原発事故処理をしてもらえませんか。」なんていう項目が出ていました.それだけアシモに対する期待が大きかったのでしょう.
放射能汚染の恐怖におびえながら人類は生活を送り、そして人間型ロボットが活躍する.
SF小説や漫画の世界ではよく扱われるテーマですが、まさか実際にそのようなシチュエーションがやってくるとは、半年前に誰が想像できたでしょうか.幸か不幸かと問われれば、間違いなく不幸な形で21世紀という「未来」はやってきたようです.
輝かしい未来技術の象徴として取り上げられることの多いアシモ.それがこうした形で原発に投入される.人が入れないような場所で作業を行ったアシモは当然ながら役目を終えたあとは放射性廃棄物として処分される運命に.つまり片道切符.どんなに功績を残しても博物館に飾られることもない.
機械、ロボットとはいえ、なまじ人間に近い形をしているがゆえに寂しさや悲しさのようなものを感じるのは人間側の勝手な思い上がりというものでしょうか.
2011/01/29
「NECとレノボ、合弁会社6月設立を正式発表」
・NEC PC-9801の繁栄
・DOS/Vによって一気に日本に参入してきたPC互換機
・CMでAT互換機と並べてPC-9801の性能をアピールしていたNEC
・ThinkPadやAptivaを擁して日本に本格参入してきたIBM
・NECのPC互換機への方針転換
・IBMがPC部門を中国企業レノボに売却
と、今までに起こってきた経緯を考えると今回のNECとレノボのPC事業の合弁は感慨深いものがあると同時にPCビジネスがもはやカネにならないというのは本当なのだな、とひしひしと感じます.
2004年にIBMがPC部門を売却したときの理由が、PCビジネスはIBMにとってそれほどうまみのあるビジネスではないからとかいうのには疑問を感じましたが、やはりIBMには先見の明があったのだなというのが今さらながら伝わってきます.
コストダウンの波にのまれて両社ともに厳しいビジネスが続いていることであろうと思われますが、ThinkPadなどのビジネス向けモデルは一定以上のクオリティを維持し続けて欲しいなと思います.
2011/01/22
「英BBCお笑い番組、二重被爆者を「世界一運が悪い男」」
イギリスBBCのお笑い番組「QI」で、広島で被爆し、その後長崎でも被爆し、昨年93歳で亡くなった男性について「世界一運が悪い」とネタにしたそうです.
個人的印象として、
・笑いのネタにするには不謹慎にもほどがある
・この方のことは存じ上げていなかったが、初めて耳にしたら自分も「不運な人」くらいには思うかも
・原爆を落とされたことのない国にはこの痛みはわからないだろう
・でも自分だって生まれるずっと昔の話で、どれほど理解しているのだろうか
・原爆がこうしてネタにされるというのはそれだけ核の危機から世界が遠ざかってきている証拠なのかも
・日本のお笑い番組でも海外の映像とかをネタにしていたりするが、その国の人たちの感情を逆撫でしたりはしていないだろうか
というようなことを思いました.
日本大使館がクレームを入れるのも当然のことですし、政府として正式に抗議を申し入れることで核兵器の恐ろしさや二度と繰り返してはならないということを再認識してもらうべきかもしれません.
しかしそうやって釘を刺しておくと同時に、今の世界が(少なくとも私たちの生きている範囲では)平和であるということをじんわりと噛みしめるべきなのではないか、とも思います.