なんだか寒い日が続いていましたが、春分の日である今日はそこそこよい天気でした.
特に予定もなく、近所のそば屋で昼食を食い、そういえばコーヒー豆が切れそうだなということで駅前の喫茶店まで買いに行き、帰りに書店に立ち寄り、さらに和菓子店でお茶請けを買ってきました.
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書店で買ってきたのは、鈴木みそ氏の「3.11僕と日本が震えた日」.古くは「あんたっちゃぶる」など(→Jコミで読めます)、取材をベースにしたルポ漫画が多い筆者が、実際に自分が体験した東日本大震災にまつわる諸々の事柄をまとめたものです.
扱われている内容は6つ.
・家族(都市被災)
・出版(書籍流通)
・加速器(先端科学)
・経済(日本経済)
・放射能(食品汚染)
・日本(東北取材)
「出版」は漫画家として活躍している筆者としてはもっとも身近な分野であり、同時に電子書籍などに期待を寄せる自分としても興味深い内容でした.
「経済」もやや冷静な視点から感情論だけでは片付けられない現実的な問題を突きつけられた感があり、考えさせられました.
そして放射能、食品汚染の問題.ココに最大のページがさかれています(「放射能」、「加速器」の一部、そして「正しい放射線の計り方1,2」).
指摘されているのは、きちんとした知識を得ることの重要さ.知識がなく盲目的に恐れ、忌避することで逆に健康被害を引き起こすリスクもありうるということ(食べ物の偏りや、換気をしないなど).他にも500ベクレルという暫定基準値の理由などがきちんとわかりやすく説明されているなど、よくまとまっています.
オススメの1冊です.