2013/09/11
昨晩というか今朝の発表会でiPhone 5sとiPhone 5cという2種類のiPhoneが発表になりました.
5sが最新の64ビットプロセッサ「A7」や指紋認証などを備えた製品で、5cはポリカーボネート製のカラフルなボディを採用し性能面で従来のiPhone 5とほぼ同等というコストを抑えた製品です.
事前にリークされていた情報どおりでもあり、ややサプライズに欠ける感じではありました.しかしながらこれはAppleが悪いことではなく、話題性の高い製品を需要に応えるため事前に大量生産しなくてはならないため多くの目に触れる機会が多く、その中に含まれるモラルにやや欠けた人たちがいることから起きることなので、情報が漏れるのは仕方のないことなのでしょう.
そして日本独自の大きなニュースとしては、やはりドコモでもiPhoneを販売するようになるということでしょう.何年も前から日経新聞が「狼少年」のそしりを受けながら次こそ出る、今度こそ出ると言い続けてきたのがようやく現実のものとなったのです.
また、au(KDDI)でもメインのLTE周波数帯である800MHz帯に対応するようになったというのも魅力的なニュースであります.
今回のドコモ参入によって大手3キャリアがすべてiPhoneを扱うようになり、新たな競争が展開されるのではないでしょうか.とりあえず予想される展開としては、
・ドコモ内でのAndroidユーザのある程度はiPhoneに流れる
・それによりAndroid機をドコモに納入しているメーカーの再編や撤退の可能性も
・現在、ドコモのガラケーとau/ソフトバンクのiPhoneの2台持ちをしている人がドコモのiPhoneに一本化
・iPhoneが使いたくてau/ソフトバンクにMNPした人がドコモに帰ってくる
なんていうことがあるのかもしれません.現状、ドコモはMNPで一人負けが続いていますが、iPhone導入によってその流れも終息するのかもしれません.
自分はauのiPhone 4S、5と使ってきましたが、5sに機種変更するかどうかは迷っています.800MHz帯に対応するようになったという電波面でのメリットはありますが、通信がどうしようもなく遅いと感じられるのは自分の生活圏では渋谷の駅前くらいですし、そもそもそれだって1日に30分もいないので決定的な理由にはなりません.
どちらかといえば、今回発表されなかった、そして近い将来出るであろうiPadの新機種のために資金を温存しておくのがよさそうです.
【補足】
見送るつもりでいたのですが、800MHz帯のLTEに対応というのは無視できないほど重要なことのようです.
3Gでもまあ使えるしと思っていたのですが、先日旅行に行ったときに、急いで地図を見ようとしていつまでたっても表示されなかったときに機種変するべきだと確信しました.
2013/09/09

RICOH GR
松原卓二氏の写真集『ミナミコアリクイ』を購入しました.
アリクイというと、結構大きな動物で、蟻塚に長い舌を差し込んでアリを食う的なイメージを持っていたのですが、巻末の説明によるとこのミナミコアリクイは南米の森林で暮らす、体重2-8kg程度の小型のアリクイだそうです.もちろんアリを食べるので細長い顔や長い舌をしています.
かわいらしいのは、赤ちゃんが産まれると背中に背負って育てるということ.産まれたときから筋肉質な前足をしていて母親にがっしりとしがみつくのだとか.
伊豆アニマルキングダムや池袋のサンシャイン水族館など、数カ所で飼育されているそうなので(表紙の親子は伊豆アニマルキングダム)、見に行ってみたいと思いました.でも赤ちゃんもすぐ大きくなってしまうのでしょうか.
2013/09/07
昨日書いたように、通勤に使っている鞄のストラップがちぎれてダメになってしまいました.
新しい鞄を調達しないと月曜から困ってしまうので、いくつかのWebサイトを巡回して検討した結果、Blueroungeの 「PostalBag」にすることにしました.第二候補としては、同じくBlueroungeのLarge & Small Tote Bagを検討することに.
鞄はWebだと感触や色、サイズ感などを確認しづらいので、最終的な判断は現物を見てから決めようと原宿にある「AssistOn」に出かけてきました.
両方とも展示があり、実際にお店のMacBookを入れさせてもらって感触を確認し、PostalBagのほうを選択しました.
PostalBag、Large & Small Tote Bagともにコンピュータを入れることを前提とした設計になっており、クッションのついたコンピュータ収納エリアが用意されているので、耐荷重の面でも心配はいらなさそうです.
PostalBagは折りたたんだ状態で13インチまでのMacBookを収納可能で、折り畳み部分を開いて縦型のトートバッグ状態にすると15インチのMacBookが収納可能ですが、クッションのついたスペースは折りたたんで13インチのMacBookを収納する部分にしかないので、15インチのMacBookを入れる場合にはインナーケースを用意したほうが良さそうです.

SONY DSC-RX1
実際にMacBook Pro Rerina 13inchや、インナーケースなど、通勤用の荷物を入れてみたところです.
今まで使ってきた鞄に比べてやや小さいので、収納には少し苦労しましたが問題なく収納できて必要十分な感じです.荷物が増えた場合には折りたたんでいる部分を開けばスペースを確保できます.
折りたたんだときのフタ部分に横向きのポケットが、折りたたみを開いたときにポケットが2つあります.また自分の身体が接する側にもベルクロのついたポケットがありますが、あんまりここに凹凸のあるものを入れると身体にあたって邪魔なので書類を入れるくらいがせいぜいでしょうか.

SONY DSC-RX1
内部の様子.内側(自分の身体と接する側)にMacBookが入り、クッションの入った間仕切りをはさんで収納スペースがあります.ポケットはこのスペースにはなし.
自分は今までと同様にデルサットを使っています.

SONY DSC-RX1

SONY DSC-RX1(トリミング)
鞄の素材ですが、「CYCLEPET」という生地が使われています.
ペットボトルを砕いてチップ状ににして繊維にしたものです.ペットボトルがベースというと、テカテカの化学繊維っぽい素材が思い浮かびがちですが、化繊らしくない艶消しの落ち着いた素材でできています.耐水性にもすぐれていて水を弾くので、折りたたんでいれば中身が水濡れすることは防げそうです.
生地の色は「Rust」(錆び、赤褐色)という、暗めのオレンジ色.PostalBagはこの色のみ、Large & Small Tote Bagは黒のみのようです.
2013/09/06
昨年の夏に購入した鞄ですが、残念なことにストラップの付け根部分がちぎれてしまいました.
会社帰りに歩道橋を渡ろうとして一段目を踏み出したところで、急に鞄の重さを感じなくなったと思ったら地面にぼとっと落ちてしまいました.慌てて拾い上げたところ、肩掛けストラップが鞄の取り付け部分からちぎれていました.
幸いなことに、中に入っていたMacBookやGRに影響はありませんでした.

RICOH GR

RICOH GR
こんな感じでちぎれており、修復は難しいだろうなという感じです.
サイズ的にMacBookの13インチがちょうど収まり、見た目も気に入って使っていたのですが、中身を詰め込みすぎたのでしょうか.
コンピュータを持ち運ぶときには、それに見合った設計のものを使ったほうがよさそうです.
2013/09/05
「速報:ソニー「レンズスタイルカメラ」 QX10 / QX100 発表。無線接続でiPhoneにも対応」
以前から噂になっていた、ソニーの「レンズスタイルカメラ」こと、DSC-QX10とDSC-QX100が正式に発表されました.
QX10は1/2.3インチセンサーを搭載した、10倍ズームモデル、QX100はDSC-RX100M2と同様の1インチセンサー、ツァイス製レンズを搭載したモデル.RX1とRX100の関係から、てっきりQX10のほうが高性能モデルだとばっかり思っていましたが、逆でした.
この製品に内蔵されているのは、
・レンズ
・シャッターボタン
・メモリカードスロット
・Wi-Fi/NFC通信機能
・バッテリ
つまり、通常のデジカメにあってこの製品にないのは液晶モニタということになります.で、その液晶モニタの代わりにスマートフォンを使用し、撮影したものもスマートフォンに送信する、というのが大きな特徴ということになります.
スマートフォンとデジカメ、この両者は機能的に重なるところがあるものの(正確にはスマートフォンがデジカメの領域を侵食している)、両方の機能を高レベルで兼ね備えた機種というのは今のところ存在しません.高画質の撮影を行うためには大型のセンサーが必要ですが、スマートフォンにはそれをのせるだけのスペースもないですし、大型センサーの画質を活かすレンズを搭載するためには厚さがどうしても必要となります.
そこで、この両者をうまく結びつけるための実験的ともいえる取り組みがいろいろとなされているのが現状です.
デジカメ寄りの立ち位置の製品としてまず最初に登場したのが、Eye-Fi.SDメモリカードにWi-Fiを搭載して、通信機能を持たないデジカメでもスマートフォンやPC、クラウドサービスなどに画像を送信することができるようになりました.最近ではデジカメ本体にWi-Fiを搭載するモデルも多くなり、使い勝手もだんだんとこなれてきました.
今回の製品は開発はCyber-shot部門、つまりデジカメサイドからの製品ではありますが、立ち位置的にはスマートフォン寄りといえる製品です.なにしろ、スマートフォンがないと製品として成立しないのですから.
Eye-FiやFlashAirなど、通信機能内蔵SDメモリカードは好んで使用している自分ですが、今回の製品はいくつかの理由からそれほど物欲を刺激されません.
・持ち運びの問題:合体させて持ち歩くのはかさばるし邪魔.スマートフォンとこの製品の2つを持ち歩くのだったらWi-Fi通信のできるデジカメでもよいのでは?
・撮影までの時間:デジカメだったら電源を入れてさくっと撮影できるけど、今回の製品はスマートフォンと通信が確立するまでに時間がかかりそう.目の前にあるものをすぐ撮りたいときにはこれは痛い.かといって、常にWi-Fiを生かしておくのもバッテリ的に厳しいんじゃないの的な.
という2点が引っかかります.
逆にカメラを独立してフリーアングルで使えるため、チルトする画面なんかの比ではないくらい撮影の自由度が上がるので、そうした面では面白い使い方もできそうです.
いずれにせよ、デジカメとスマートフォンの両方を手がけている数少ないメーカーである、ソニーらしい製品であることは間違いなさそうです.