2021年になっても鬱屈とした状況に変化はなく、外出もままならなく自宅で過ごすことの多い日々が続いています.
寒い日が続くため換気も億劫になるのですが、CO2濃度が高くなると判断力が落ちるなど健康状態にもよろしくない、ということで手ごろな価格のCO2濃度測定器を購入しました.
FUJIFILM X100V
購入したのはユアーショップという会社の「Your Checker」なる製品.型番は探すも見つけられず.お値段は1万円くらい.
中国のどこかの会社で作られた製品を日本の商社が見繕って輸入販売している構図のようなのですが、ユアーショップの商品は会社で非接触体温計を使用しており、不具合もなく使えているので問題なかろうと判断しました.あと、ヨドバシカメラで取り扱いがあるというのは信頼のおける製品という判断の一つになりますね.Amazonではこの手の製品は玉石混交(しかも石多め)ですから.
FUJIFILM X100V
バッテリを内蔵しているので場所を問わず使えますが、据え置きで使うことを前提とした形状をしています.バッテリはそこそこ容量があり1日くらいは動き続けることができるようなので、夜中のうちに充電して日中はバッテリで運用するというのがよさそうです.
FUJIFILM X100V
明るめのバックライト付き液晶です.かなり明るいうえに照明オフや明度調整はできないので寝るときもつけっぱなしは眩しいのでやめた方がいいですね.
1,000ppmを超えると警告音が鳴りますが、これまたボリューム調整はできないので自分は警告音オフにしました.画面下のボタンを2度押しすると警告音オフになります(1回だと摂氏と華氏の切り替え).1,000ppmで警告音が鳴ることからもわかるように、CO2濃度は1,000ppm以下が推奨となっています.1,000ppmをちょっとでも超えたら健康に害を及ぼすというものではないのですが、判断力が鈍ったりするなどデメリットが多くなります.
個体差なのかわかりませんが、気温は自宅にある他のものに比べて1-2度くらい高めに出ました.1度単位での表示なので精度もそれなりなのでしょうか.
FUJIFILM X100V
外に出しておいたところ、413ppmを指しました.いまの日本のCO2濃度と比べるとおおむね正しい数値を指しているようです.環境活動家ぶるわけではないですが、リンク先のCO2濃度の経年変化のグラフを見て、手元の数値を見ると地球温暖化をリアルなものとして感じます.
自宅の環境だと1,000ppmを超えた段階で窓を開けると10分ほどで500ppmくらいまで半減します.どのくらい窓を開けていればいいのかわからず、寒い思いをしつつ換気をしていたのですが、自分が思っていたよりも素早く寒気はなされるというのは大きな発見でした.その反面、窓を閉めていると1,000ppmに到達するのも早いということも分かったのですが.
数値の変化がおもしろいので夜中も含め、1日中つけっぱなしにしてCO2濃度をチェックしてみました.
・窓を閉め切った状態(別室の小窓は開けてある)だと1,700ppmまで上昇し、その後はほぼ一定に.
・朝起きた状態では1,400ppm程度(活動量の低下でCO2排出量が少ないからと推測.睡眠時無呼吸症候群じゃないといいのですが……)
・朝から夕方まで家を開けた状態では500ppm程度に下がる(小窓などから少しづつ外気が入っているものと推測)
窓を閉めておくとCO2濃度は上がり続けるのかと思っていましたが、小窓でも開けておくと換気として有効なのだなと感じました.