2014/09/06
RICOH GR
感触が心許ないからと以前にX-T1のカーソルキーにシャークスキンを貼り付けました.
快適に使えていたのですが、天然皮革ということもあって徐々に比較の繊維質のようなものがほつれてきたりしたので新たに貼り替えることにしました.
RICOH GR
今回使用したのはこちら.ジャパンホビーツールのカメラ貼り革.
いくつか種類が出ていますが、X-T1のグリップとパターンが似ているものとしてキヤノンEOS-1タイプを選択.
RICOH GR
今回は中央のOKボタンにも貼ってみました.サークルカッターの最小サイズでカットしたらちょうどよいサイズでした.
できればDISP/BACKボタンやFOCUS ASSISTボタンにも貼りたいのですが、直径4mmの円形にカットする機材がないので断念.
2014/09/04
「マツダ、新型「マツダ ロードスター」を世界初公開」
ND型こと、新型ロードスターが発表されました.
世界3ヵ所(日本、アメリカ、スペイン)で同時発表、しかもプレス向けだけでなく一般人を招待してのイベントという、新車発表会としては異例の出来事でした.25年、3代にわたって発売されてきて、多くのファンのいる車にふさわしいやり方だったと思います.
とはいえ、発表会はあったものの特設ページやPhotoページで情報公開されている程度でまだ詳細については明かされていません.
発表会の模様や写真を見ての印象は、純粋にかなりカッコイイというものでした.現行の自分が乗っているNC型が抑揚を抑えたデザインであるのに対して、ND型はうねるようにしてリアが盛り上がっているところが気に入りました.また、どことなくジャガーやアストンマーティンのような英国車系のデザインを感じました.
また、赤のボディにドアミラーやAピラーなどをブラックアウトした仕上げはNC型の25周年記念車にも共通するものであり、NCからNDへ、25周年の歴史をつないでいるかのようです.
現在発表されている情報としては、車重はNCより100kgほど軽量つまり1t程度しかなく(そのため、ホイールは4穴)、エンジンは完全に前輪より内側に入り込んだフロントミッドシップです.車幅はNC型より10mm広い1,730mm、全長は105mm短い3,915mm、そして高さは10mm低い1,235mm.まだ目標値とのことで決定ではないようですが、コンパクトに作られているのがわかります.
昨今の車、とくにドイツ車は「ドイツ人の体格にあわせて」と称してモデルチェンジのたびに大型化する傾向にありますが、サイズダウンそして100kgもの軽量化というのは目を見張るものがあります.
プレスリリースには2015年にグローバルに導入、とあるので発売にはもう少し時間がかかりそうですが、ディーラーに入荷したらさっそく試乗してきたいと思います.
2014/08/31
X-T1を購入してから約5ヶ月.一緒に購入したXF14mm F2.8 Rについて.
FUJIFILM X-A1 + XF60mm F2.4 R
F4.0 1/56秒 ISO6400
APS-Cで14mmなので35mm換算で21mmの広角レンズです.Xマウントの広角レンズというと、この14mmのほかに18mm、10-24mmズーム、そしてZeissの12mmがあります.18mmだと換算27mmで画角にかなり違いがあるのに加えてGRとかぶり、10-24mmはまだ発売されてなかったこともあるため、Zeissの12mmと比較検討しました.価格と性能面で純正の14mmが魅力的であったことに加えてZeiss 12mmのピントリングがゴム製で耐久面での不安があったのが購入の決め手となりました.
FUJIFILM X-A1 + XF60mm F2.4 R
F4.0 1/60秒 ISO5000
F2.8と必要十分な明るさで、比較的コンパクトで重量も235gと軽量なのが美点です.フードはプラスティック製の花型で、18-55mmと共用のものが付属されていますが、大仰になるので自分は使っていません.
ギミックとして、ピントリングを手前に引くとMFに切り替わります.X-T1はボディ正面右側にフォーカス切り替えスイッチがついていますが、ピントリングの前後でAF/MF切替ができるほうが素早く操作できて便利です.この仕掛けは14mmのほかには23mmにしか採用されていませんが、すべてのレンズに導入して操作方法を統一してほしいものです.
FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R
F11 1/4秒 ISO200
写りについて.
ファインダを覗いて感じるのは歪曲の少なさ.最近のレンズは後処理で歪曲を補正することを前提の設計のものが多いですが、このレンズは補正をしていないそうです.
正面の絵画も、天井のパネルも歪むことなくまっすぐです.要注意なのはこうした正面に向き合うような写真を撮るときには傾きはもちろん、きちんと正対して撮らないと途端にバランスが崩れたような写真になってしまいます.左右の傾きはカメラ内蔵の水準器を参照すればなんとかなりますが、被写体に垂直に向かっているかはファインダをきちんと確認する必要があります.
FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R
F2.8 1/10秒 ISO6400
夜の工業地帯.ホワイトバランスを工場の照明に合わせたら月明かりが紫に.
深夜でプラントの照明とわずかな月明かりでの撮影ということもあって絞り開放で撮りましたが、緻密な描写が素晴らしいです.
FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R
F5.6 1/60秒 ISO2500
35mm換算で21mmなのでこうした写真では遠近感のはっきりした写真になります.
この広角ならではのパースの付き方は好みが分かれるところですが、私は非常に好きですね.
FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R
F5.6 1/60秒 ISO5000
最短撮影距離はマクロモード時で18cm.かなり寄れるので食事前に1枚、なんてこともできます.しかしながら、やはりパースがつくので小鉢が多いような料理全体を撮るような場合には向かないですね.そういう場合は上面から撮ったりもしますが、周囲の環境に気を遣ったりするとなかなか撮りづらいこともあります.
FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R
F8 1/500秒 ISO400
明け方の尾道.太陽に徐々に照らされる街並みやわずかに残るブルーアワーなど、素晴らしい描写です.
FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R
F2.8 1/60秒 ISO400
広角なのでボケは期待できませんが、最短撮影距離で絞り開放で撮ると、これくらいにはボケます.
広角レンズは設計上、ミラーを考慮する必要のある一眼レフよりもミラーレスカメラのほうが有利といわれており、このレンズもそれを裏付けるかのように素晴らしい画質です.
これだけ高画質でありながらコンパクトということもあって、旅行に持ち出すことも多いレンズです.広角好きであればオススメできる1本です.
2014/08/28
「富士フイルムミニチュアカメラコレクション」なる、ガチャが発売されたので、新宿のヨドバシカメラに行って回してきました.
FUJIFILM X-T1 + XF60mm F2.4 R Macro
X-T1とXF18-55mm、X-A1とXF27mm、X100s、そして写ルンです初代と写ルンですフラッシュの全部で5種類.
ガチャなので、ストレートに全部がひけるわけではありません.とはいえ、7回ひいて全部入手できたので悪くないほうではないでしょうか.
ちなみに、仮に5種類×10個で50個が入っていた場合にストレートに全部をひく確率は、
(50/50)*(40/49)*(30/48)*(20/47)*(10/46)=約4.7%
なので(計算合っているでしょうか?)、なかなか難しいものがあります.
FUJIFILM X-T1 + XF60mm F2.4 R Macro
全部をひくつもりはなくて、X-T1とX-A1が手に入ればいいやって思っていたのですが、最後までX-T1が出なかったので、結果として全種類そろえる結果となりました.
FUJIFILM X-T1 + XF60mm F2.4 R Macro
X-A1とXF27mm F2.8の組み合わせ.偶然にも自分の持っているブラウンがミニチュア化されたので嬉しいです.
FUJIFILM X-A1 + XF60mm F2.4 R Macro
こちらはX-T1とXF18-55mm F2.8-4 R LM OISとの組み合わせ.レンズは取り外し可能になっており、X-A1の27mmと交換もできます.
2014/08/26
「富士フイルム、新フィルムシミュレーション「クラシッククローム」発表」
富士フイルムの新しいコンパクトデジカメ「X30」とともに、新しいフィルムシミュレーション「クラシッククローム」が発表になりました.
富士フイルムのデジタルカメラはフィルムメーカーのカメラらしく、過去に発売された富士フイルム製のフィルムをシミュレーションすることで好みの色調を選ぶことができるようになっています.例えば、標準的な色調であれば「PROVIA」、鮮やかな色調であれば「Velvia」、肌の色を重視したソフトなポートレート向けであれば「ASTIA」といった具合にです.
今回の「クラシッククローム」も同様のフィルムシミュレーションなのですが、なぜか具体的な製品名をうたっていません.そして、サンプルとして使われている画を見ると富士フイルムのものとは少し違う、落ち着いた深みのある色調をしています.どうやら、富士フイルムとはライバル関係にあった、コダックの「コダクローム」を模したフィルムシミュレーションのようです.
コダックのリバーサルフィルムには「コダクローム」と「エクタクローム」の2種類があり、それぞれフィルムの現像方法が異なるなど、まったく異なる色調のフィルムでした.コダクロームは渋く、ややくすんだ癖のある色調であるのに対して、エクタクロームは派手目のいかにもリバーサルフィルムらしい色調でした.
フィルムカメラを使っていた当時、私の好みはエクタクロームのほうでとくにエクタクローム100Plus、通称EPPと呼ばれるフィルムばかり使っていました.コダクローム、とくにコダクロームPro 64、通称PKRは「プロ向けの通好みする渋い色調」といわれ、カメラ雑誌を読むとプロ御用達と書かれているのに興味を持って何回か使ってみましたが、はっきりとした色調が好みであった自分の目にはただの色の出ないフィルムにしか見えず、そのよさは理解できませんでした.
あれから年月がたち、コダックは会社の存続すらおぼつかない状態になり、かたや富士フイルムも事業に占めるフィルムの割合は微々たるものになるなど、かつてからは想像もつかない状況になりつつあります.明確に名前は使えないものの、ライバルメーカーのカメラのデジタル処理の中で姿を消したかつての名フィルムが存続するというのもなんだか因果な話ではあります.
自分も年月を重ね、以前とは趣味趣向も変化してきているのでX-T1のファームウェアアップデートでクラシッククロームが使えるようになったら試してみたいと思います.