2014/12/18

Apple iPhone 5s
X-T1の新しいファームウェア、Ver.3.00が公開されました.
もはや別物といっても過言ではないくらい機能アップされました.
主なポイントだけでも、
・従来のメカシャッターに加えて電子シャッターも使用可能になり、シャッター音のしない静音撮影、しかも最高シャッター速度が1/32000秒まで速度アップ
・フィルムシミュレーションに「クラシック・クローム」を追加
・フォーカスモードに「AF+MF」モードを追加、AFでピント合わせ後にMFで微調整可能
・十字キーで直接AF位置を変更可能に(Fnキーと排他)
・Qメニュー(機能設定メニュー)のカスタマイズ
・マクロモードのダイレクト選択
などなど、多岐にわたる機能アップがされています.
これにより、撮影していて不満を感じていた部分の多くが解消されています.
たとえば、屋外で23mm F1.4開放で撮影しようとすると従来のシャッター速度1/4000秒では露出オーバーになってしまうのが1/32000秒シャッターで解消され、マクロモードに切り替えるのにボタンを押してマクロモードのON/OFF画面を呼び出すのではなくトグル式に切替ができるようになり、AFでざっくりピント合わせしてからそのままピントリングを操作して部分拡大してピントを追い込むことができるようになったのです.
素晴らしいです.こうしてあとからユーザの声に応えるようにして機能追加や修正をしてくれる姿勢はとても評価ができます.こういう姿勢のメーカーの製品は次も買おうという気になります.
2014/12/14
年末恒例というか、3年連続3回目であんこう鍋を食べに出かけてきました.

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特急の始発である上野駅へ.来年の3月には上野と東京を結ぶ「上野東京ライン」が開通し、常磐線特急も品川始発になるそうなので、ここから乗車することも最後かもしれません.

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乗車したのはいわき行きの特急「スーパーひたち」.まだ新しい車両であり、常磐線は線路がいいので130km/hで走行しても安定しています.

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終点のいわきまで行かずに、2駅手前の泉駅で下車.街としての中心地はいわき駅周辺なのですが、海辺である小名浜に行くにはここで下車してバスに乗るほうが速いのです.
バスに15分ほど乗って訪れたのは「一平」.2年前にも訪れたことのある店です.

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座敷に通されると、すでに土鍋にはあんこう鍋の準備がされていました.たっぷりの肝がなんとも魅力的です.

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鍋ができる間に、一品料理をいただきます.これはあん肝.滋味深いです.

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お作り.カツオがとても美味しい!

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そうこうしているうちに鍋ができあがってきました.

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身だけではなく皮も内臓もすべていただきます.そして肝のコクが出た濃厚なつゆがたまりません.

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シメには雑炊を.鍋がかなりボリュームたっぷりでしたので、ご飯は少なめにしてもらいました.大満足です.

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満腹になったところで次の目的地である「ゼリーの家」へ.しかしすでに売り切れていて店は閉まっていました.残念.

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一平を出たときにすでに雲行きが怪しくなってきていましたが、海側に見える青空を覆うようにして山からの暗雲が.
やがて大粒の雨が降ってきたので慌ててバスに乗っていわき駅方面に移動.途中で柏屋と三万石という、福島の定番お菓子屋に立ち寄ってあれこれと買い物をしていわきからスーパーひたちに乗って帰りました.
年末の慌ただしいなか、ちょっと一息ついて贅沢な食事をするのも悪くないです.
2014/11/30
映画『インターステラー』を見に行ってきました.
公開から1週間後、土曜の深夜23:30からの上映(しかも上映時間は3時間ちょうど)を見てきましたが、遅い時間にもかかわらずそこそこの観客の入りでした.
(以下、ネタバレ含め内容の話が続きます)
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(more…)
2014/11/24
BS朝日で3週連続で「The Photographers」という、カメラマンのドキュメンタリーを放送していたので見ました.
1回目の放送は、飛行機と鉄道、2回目の放送は生物、そして3回目の放送はスポーツということで、それぞれのプロのテクニックやこだわり、苦労などを知ることができました.
使っている機材は市販のものなので、極端な話、お金さえ出せば同じものを手にすることはできます(高価ですが……).しかしそれだけでは同じものを撮ることはできないということを番組を見ることでまざまざと思い知らされます.
重要なのは「こだわり」.この一瞬、奇跡的に訪れる、もしくは訪れないかもしれない瞬間を捉えるためにずっと前から準備し、じっと待ち構える.
例えば、夕日が落ちている最中に瀬戸大橋を渡る列車を撮りたい.1年に数日しかないその日に何時間も前から現地に入り、ぎりぎりまでフレーミングに悩み機材に悩む.そうして撮れた写真は自分のような素人目には非常に満足のいく写真のように見えるものの、撮影したプロからすると「あと10秒列車がくる時間がずれていれば夕日のど真ん中を列車が横切るところが撮れたのに」と悔しがる.そのこだわりこそがプロをプロたらしめるのではないかと感じました.と同時に「好きだからこそやっている」というカメラマンもいて、シビアでありながらも多くのカメラマンが天職と感じているのだろうなと思いました.
好きでカメラをいじり写真を撮ったりしていますが、やり直しのきかない一瞬の勝負であるカメラマンの仕事は自分にはつとまりそうにありません.そうした凄みのようなものを感じる番組でした.
年末(12月29/30/31日)に再放送がありますので、興味を持たれた方はご覧いただければと.
2014/11/16
ディーラーに出かけたところ、「新型デミオの6MTディーゼルの試乗車があるんですが試乗しませんか?」とお誘いを受けたので、軽く試乗してきました.
RICOH GR
ボディカラーは、ソウルレッドプレミアムメタリック.グレードは最上位であるXD Touring L Packegeです.お値段は199万8,000円.
RICOH GR
L Packageなのでシートがハーフレザーになり、シートや内装がホワイトになって華やいだ雰囲気になります.自分が乗っているロードスターはほぼ黒一色の内装なので、ちょっとうらやましく感じました.
シートの感触もしっかりとしており、L Packageの価格を考えれば納得ではあるのですが、デミオというエントリーレベルの車からは想像もつかない出来映えです.
RICOH GR
試乗車は100km程度しか走っていない新車.エンジンがかけられた状態の車に案内されたのですが、車の前にいればさすがにディーゼル特有のガラガラ音は聞こえますが、音量は抑えられています.試乗ということでちょっと深めにアクセルを踏んでみましたが、CX-5同様にディーゼルとは思えないほど軽々と回るのには驚きです.
アクセスペダルがオルガン式でロードスターのペダル位置と異なるので最初は戸惑いましたがすぐに慣れました.
ヘッドアップディスプレイが搭載されていますが、着座位置とステアリングのチルト位置によってはまったく見えないですね.見えないのは適正な位置にシートとステアリングがセットされていないということなのかもしれませんが.
RICOH GR
6速MTです.デミオの試乗車でMTを用意するのはなかなか勇気のいることのような気もしますが、それだけ力を入れているということなのでしょう.
シフトの入り方はFFなのでワイヤを使ってミッションとつながっていることもあってかソフトです.ロードスターのようなダイレクト感はありません.またシフトの移動量も大きめ.とはいえ、これはロードスターのような手首の返しだけでシフトチェンジできるものと比べるのが間違いかもしれませんが.
坂道発進でもブレーキペダルからアクセルペダルに踏み換えても下がらないようにアシスタントシステムが装備されていました.
ディーゼルで低回転からトルクもあるので、6速MTはややもてあまし気味でした.頻繁にギアチェンジしなくてもトルクで引っ張っていけるのでついルーズな運転になりがちです.ガソリンは5速MTだそうですが、ここは入れ替えたほうが合っているような気もしました.ディーゼルのほうが値段も高いのでこういう違いを与えているとは思いますが.
RICOH GR
ダッシュボードにもホワイトのステッチ入りのパッドが貼られており、上級グレードとはいえ「コンパクト=安物」という価値観を払拭する仕上がりです.
ナビはいろいろといわれているマツダコネクトですが、今回はナビ操作はしていないのでとくに評価はなし.しかし甲州街道(国道20号)の側道を走っていたときの画面下の道路標記に「国道」としか表示されなかったあたりに、悪評の一端を見た気がしました.
ほんの数キロだけ走っただけですが、自分の印象をまとめると
・コンパクトカーの乗り味ではなく、もっと高級な車に乗っている感覚
・ディーゼルエンジンは回すと特有の音はするものの抑えられている
・下からトルクがあるんで乗りやすい、踏めばデミオとは思えない加速感が得られる
・ステアリングは軽めだが、ロードスターと比較しての印象なので一般的にはこんなもんなのか
・これだけ豪華にしちゃうとアクセラ売れないんじゃないの?
という感じです.
とかくコストダウンと燃費ばかりが追求されるベーシックカーですが、作り込みの良さと高級感で別格ともいえる仕上がりを感じました.