2014/09/13

X-T1のカーソルキー(その3)

Category: カメラ・写真 — Annexia @ 23:10

 X-T1のカーソルキー(富士フイルムでは正式には「十字キー」と呼んでいます)について書いた前回のブログに、「ホームセンターで売ってるポンチを使ってみてはどうか」とコメントをいただいたので、さっそく近所のホームセンターまで出かけて穴開けポンチを買ってきました.穴開けポンチの存在は知ってはいたんですが、革素材に穴を開けるほうにばかり目が行ってしまい、開けたときにできた丸いほうというかゴミとして捨てるほうを使うというところに頭が回りませんでした.

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RICOH GR

 買ってきた穴開けポンチ.φ2.0-4.5mmまで0.5mm刻みのセット.600円くらいでした.

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RICOH GR

 正しい使い方は、ポンチを革にあてがった状態でハンマーで叩いて革をくりぬくのですが、今回は革ではなくて人工皮革のビニックスレザーでそれほど厚みもないので、読み終えた雑誌を下に敷いて上からぐっと力をかけてくりぬきました.
 綺麗にくりぬけました.先に両面テープを貼っておけば一緒にくりぬけるので楽です.

 背面のAEロック、AFロック、フォーカスアシスト、DISP/BACKボタン、そして写真には写っていませんが再生ボタンに貼り付けました.
 Qボタン(簡易設定変更メニュー)に貼っていないのは、このボタンを操作するときには基本的にファインダから目を離しているので指が迷うことがないから.他のボタンはファインダを覗きながらブラインドで押すのではっきりした突起が欲しいのです.

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RICOH GR

 調子に乗って、正面のFn1ボタンやレリーズボタン、使わないのに赤くて目障りな動画撮影ボタンなどにも貼ってみました.レリーズボタンのみサークルカッターを使用.

 ビニックスレザーを貼ることで、かなり操作面は改善されました.メーカー側でボタン交換サービスなどをしない限りはこのまま使い続けようかと思っています.

2014/09/11

富士フイルム 秋の新製品

Category: カメラ・写真 — Annexia @ 21:04

「APS-C高級コンパクトデジカメ「FUJIFILM X100T」」
「特別塗装の「FUJIFILM X-T1グラファイトシルバー」」
「富士フイルム、ボケ味にこだわった大口径望遠レンズ」
「富士フイルム、大口径望遠ズームレンズ「XF 50-140mm F2.8 R LM OIS WR」」

 富士フイルムから新しいカメラやレンズなどの新製品が一気に発表されました.

 X100Tについて.
 X100、X100Sに次ぐ、X100系の新製品.末尾はS(Second)、T(Third)の略でしょうか.だとしたら次はX100F?
 X100には光学式ファインダと電子ビューファインダを一体化した、ハイブリッドビューファインダなる装備がありますが、今回はさらにそれが進化し、光学式ファインダ表示時に部分的にマスクしてピント確認をアシストする機能が備わっています.
 レンズ周りは従来機種そのまま.定評のあるレンズなので無理して変える必要もないのでしょう.
 シャッター速度は従来の1/4000秒から電子シャッター方式で1/32,000秒に高速化.X30に搭載されたフィルムシミュレーションに「クラシッククローム」を追加、というあたりが目新しいです.
 また、今回はブラックモデルが限定ではなく標準で用意されるのがいいですね.X100もX100Sも、ブラックが後出し的に発売されてしかも台数も限定だったので手に入れれない人もいたでしょうし.

 X-T1グラファイトシルバーについて.
 ブラックのみが発売されていたX-T1の追加カラー.単純なシルバーというのではなく、ブラックを混ぜた多層塗装を行うことで深みのあるシルバーに仕上がっているのが特徴.Webの写真を見ても「HDR写真?」と思うような濃淡のある色調になっています.塗装が複雑なぶん、本体価格もブラックに比べて高いようです.
 そして、重要なのが新しいファームウェア.X30に搭載された新しいフィルムシミュレーション「クラシッククローム」や、少し前から噂が流れていた1/32,000秒の超高速電子シャッターの搭載に加えて、カーソルキーで直接AFポイントを選択できるようになったり、マクロモードのON/OFFをメニューから呼び出さずに直接切り替えられたりするなど、X-T1を使っていて不満を感じるところにかなり手が入っている印象です.X-T1グラファイトシルバーが11月発売でX-T1ブラックへのファームウェアアップデートは12月とのことなので楽しみに待ちたいと思います.

 XF56mm F1.2 R APDについて.
 2月にXF56mm F1.2 Rが発売されていますが、今回のXF56mm F1.2 R APDは「APD=アポダイゼーションフィルタ」を内蔵したやや特殊なレンズです.
 アポダイゼーションフィルタとは、ピントの合っているとこはそのままに、前後のボケている部分の輪郭をなだらかにさせることで、さらに美しいボケを出すことのできるレンズです.特殊なフィルタを入れることや、特性上AF化しづらいという理由で今まで発売していたのはソニー(旧ミノルタからの資産受け継ぎ)くらいでした.このレンズはAPDレンズとしては初のAFレンズとのことです.
 ベースとなったXF56mm F1.2から半年程度でスペシャルなレンズをリリースするのはすごいのですが、どちらもポートレートがメインであることを考えると、2月の段階で将来的にAPDレンズも出しますよとアナウンスしておいたほうが親切ではなかったかなという気がします.APDレンズがすべてにおいて性能が上というわけではなく、フィルタの都合上若干暗くなるので、使用者が選べたほうがよかったかと.ちなみにお値段はXF56mm F1.2の約10万円に対して1.5倍くらいとなかなかに高価です.

 富士フイルムは短期間で大量のカメラボディとレンズを発売しており、ユーザとしては選択の余地があってとても嬉しいのですが、その反面、果たして事業的に収支が成り立っているのか不安であったりもします.たくさん発売したけど、ビジネスにならないからやっぱりやめますっていわれても困りますし.
 と思っていたら、「「FUJIFILM X100T」などの発表会レポート デジカメ事業が黒字に。APS-C機と交換レンズに注力」なんて記事が出ており、「黒字を計上できるところに来た」とのことなのでとりあえず一安心です.

2014/09/10

iPhone 6 / 6 Plus、Apple Watch

Category: コンピュータ — Annexia @ 23:59

「【速報】Apple、「iPhone 6」と大画面の「iPhone 6 Plus」を発表」
「アップル、腕時計型デバイス「Apple Watch」を2015年初めに発売」

 昨晩、というか今朝はiPhoneの発表会でした.
 いつものようにネット中継を見ていたのですが、注目度が高くてアクセスが集中したのか、それともなんらかのトラブルか中継が安定せず、Appleやニュースサイトが随時更新する情報を眺めて情報を得ていました.

 昨日発表になったのは大きく2つ.
・iPhone 6 / 6 Plus
・Apple Watch
です.

 iPhone 6について.
 旧モデルに比べて、薄く大きくなったのが特徴.4.7インチのiPhone 6と、5.5インチのiPhone 6 Plus.サイズ違いによって液晶の解像度も異なり、またiPhone 6 Plusのカメラには光学式手ぶれ補正を備えています.
 外観の特徴はディスプレイ面のガラスまで含めてラウンド処理されていること.現物を見ていないので早急な判断は禁物ですが、従来の直線基調のデザインからは大きく変化しており、なんとなくAndroidのスマホってこういうのが多いような気がするなという印象でした.
 NFC(Near Field Communication)を搭載しているものの、現状としては「おサイフケータイ」への対応については言及なし.まあ日本ローカル規格にわざわざ対応している可能性は低いでしょう.
 大型化したのは個人的にはマイナス.5.5インチのiPhone 6 Plusなんかは「ファブレット」(PhoneとTabletをあわせた造語)的な使用を想定して作られたと思われますが、iPhone 5SとiPad mini Retinaを持ち歩いている自分としては、iPhoneの大型化は歓迎できるものではありません.iPhoneとiPadを一本化することについても考えましたが、iPhoneの小型画面を想定して作られたページを大画面で見てもスカスカになるだけでは?かといってiPad用アプリは動かないしという点から中途半端なイメージがします.

 Apple Watchについて.
 以前から登場が予測されており、Appleならではの特徴のあるすごいものが出てくるに違いないという過剰なまでの期待の中で出てきたので、なんとなく肩すかしされたような気分.
 もっとも、自分はもう長いこと腕時計は使っていないので、Apple Watchに手を出すことはないでしょう.

 iPhone 4s > 5 > 5Sと毎年新たなiPhoneに機種変更してきましたが、現状では交換しようという気分には至っていません.
 もっとも、現物を見たり、買った人に自慢されたりすると気が変わる可能性は否めませんが.

2014/09/06

X-T1のカーソルキー(その2)

Category: カメラ・写真 — Annexia @ 23:21

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RICOH GR

 感触が心許ないからと以前にX-T1のカーソルキーにシャークスキンを貼り付けました.
 快適に使えていたのですが、天然皮革ということもあって徐々に比較の繊維質のようなものがほつれてきたりしたので新たに貼り替えることにしました.

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RICOH GR

 今回使用したのはこちら.ジャパンホビーツールカメラ貼り革
 いくつか種類が出ていますが、X-T1のグリップとパターンが似ているものとしてキヤノンEOS-1タイプを選択.

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RICOH GR

 今回は中央のOKボタンにも貼ってみました.サークルカッターの最小サイズでカットしたらちょうどよいサイズでした.
 できればDISP/BACKボタンやFOCUS ASSISTボタンにも貼りたいのですが、直径4mmの円形にカットする機材がないので断念.

2014/09/04

NDロードスター発表

Category: — Annexia @ 21:28

「マツダ、新型「マツダ ロードスター」を世界初公開」

 ND型こと、新型ロードスターが発表されました.
 世界3ヵ所(日本、アメリカ、スペイン)で同時発表、しかもプレス向けだけでなく一般人を招待してのイベントという、新車発表会としては異例の出来事でした.25年、3代にわたって発売されてきて、多くのファンのいる車にふさわしいやり方だったと思います.

 とはいえ、発表会はあったものの特設ページPhotoページで情報公開されている程度でまだ詳細については明かされていません.

 発表会の模様や写真を見ての印象は、純粋にかなりカッコイイというものでした.現行の自分が乗っているNC型が抑揚を抑えたデザインであるのに対して、ND型はうねるようにしてリアが盛り上がっているところが気に入りました.また、どことなくジャガーやアストンマーティンのような英国車系のデザインを感じました.
 また、赤のボディにドアミラーやAピラーなどをブラックアウトした仕上げはNC型の25周年記念車にも共通するものであり、NCからNDへ、25周年の歴史をつないでいるかのようです.

 現在発表されている情報としては、車重はNCより100kgほど軽量つまり1t程度しかなく(そのため、ホイールは4穴)、エンジンは完全に前輪より内側に入り込んだフロントミッドシップです.車幅はNC型より10mm広い1,730mm、全長は105mm短い3,915mm、そして高さは10mm低い1,235mm.まだ目標値とのことで決定ではないようですが、コンパクトに作られているのがわかります.
 昨今の車、とくにドイツ車は「ドイツ人の体格にあわせて」と称してモデルチェンジのたびに大型化する傾向にありますが、サイズダウンそして100kgもの軽量化というのは目を見張るものがあります.

 プレスリリースには2015年にグローバルに導入、とあるので発売にはもう少し時間がかかりそうですが、ディーラーに入荷したらさっそく試乗してきたいと思います.