2011/06/20
RICOH GR DIGITAL III
コーヒーは豆を買ってきて自宅で挽いています.が、10年以上も愛用してきたフィリップスの電動コーヒーミルが最近モーターがブレているかのような怪しい音と振動を出すようになってきました.フィリップスのWebを見て新型を買おうと思ったのですが、コーヒーミルの取り扱いをやめてしまったようで、製品が載っていません.
他のメーカーの製品などを検討したのですが、どうせ時間のあるときに好きで淹れているコーヒーなので、手動式のミルもいいのではないかと思って、今回は手動式を購入することにしました.
手動式のコーヒーミルというと、思い浮かぶのが木製で上面にハンドルがついているものです.雰囲気を味わうのならばやっぱりアレがよいのですが、豆の粉の処理などに難があるという指摘をネットで見かけたので、今回はハイテクな感じの一品を選んでみることにしました.
RICOH GR DIGITAL III
ぱっと見は金属製の筒にしか見えませんが、コーヒーミルです.3分割できるような構造になっており、上面(写真奥)のフタを外してコーヒー豆を入れ、ハンドルをセットして回すことで下面(写真手前)に挽いた豆が出てくる構造です.
RICOH GR DIGITAL III
付属の説明書より.このような内部構造になっています.本体はステンレス製、刃はセラミック製ということもあってすべて水洗い可能です.
RICOH GR DIGITAL III
挽いた豆の受け口側のキャップを外すと現れる調節ネジです.これを回すことで挽きの細かさを設定できます.全部回すとネジが外れてセラミックの刃が取り出せるので洗浄可能です.
挽き加減の調節ですが、いっぱいまでネジを締めてからネジをゆるめて好みの挽き具合にセットします.90度単位でクリック感があるので、何度か試してどれだけ回せば好みの挽き具合になるかを覚える感じでしょうか.今日は12回(3回転)してみたところ、かなりの粗挽きになりました.
コーヒー約3杯ぶんの豆を挽きましたが、お湯を沸かしている間に挽き終えることができました.人によって違うのかもしれませんが、ハンドルを回す右手よりもミル本体を支える左手のほうが疲れました.
RICOH GR DIGITAL III
普段と挽き具合が違うせいか、電動ミルで挽いたものと香りや味わいが違う感じがしました.電動ミルは短時間で挽ける反面、熱を発してしまうので香りが飛びやすいそうです.
コーヒーを飲むという行為に、また一つ趣味性がプラスされた感じです.
2011/06/17
RICOH GR DIGITAL III
雑誌「WIRED」が再び日本で刊行されました.1週間くらい前に発売されたようなのですが、店頭で見つけられず、amazonでも値をつり上げて売られていたりしたので静観していたのですが、amazonに再入荷したので注文してみました.
WIREDはアメリカのテクノロジー系、というかマニアックなグッズなども紹介する雑誌で、アメリカ以外でも数カ国で刊行されており、かつては日本語版も刊行されていました.
が、どういうわけか徐々に日本語版独自の記事として「覆面座談会」だとかいうようなゴシップ系の記事が増えてくるなど雑誌の方向性が変わってきてしまいました.そうこうしているあいだにアメリカ本国のWIRED出版元がコンデナスト社に買収され、本国からの指示ということで日本語版は休刊となってしまいました.余談ですが、WIRED休刊後に編集長などが発刊した雑誌が「サイゾー」です.
Webサイトとして日本語版WIREDもあったのですが、サービス元が転々としたりと安定しない状態が続いていたさなかで、コンデナスト・ジャパンから紙媒体のWIREDが復刊したという次第です.不定期刊なのか様子見なのか、現状はGQの増刊扱いで次号は秋発売予定と書かれていました.
お値段は480円なので以前のWIREDより安価です.ただしページ数は少ないです.コンデナスト社が刊行しているせいか広告は以前のものより高級志向です.ダイソンとかアウディとかハイセンスを標榜している企業の広告、そして広告記事が目立ちます.
記事はWebのWIRED のものに加筆したもののようです.
まだ全部は読めていないのですが、内容的にちょっと薄味な印象です.ただでさえ科学系雑誌の廃刊が相次ぐこの国で存続していけるのか、一抹の不安を感じます.というか次は出るのでしょうか?
2011/06/15
RICOH GR DIGITAL III(クロスプロセス)
お中元?として取引先からかもめの玉子をいただきました.
かもめの玉子といえば震災のこの映像です.
VIDEO
震災の直後に撮影されたこの映像は「かもめの玉子」の製造元である「さいとう製菓」の社内です.
そして避難後の模様です.
VIDEO
どうやら別の工場のほうは被害を免れたようでお菓子の出荷はできているようですが、本社が壊滅的な打撃を受けている現状としては、復興への厳しい道のりが待っているのではないでしょうか.
これからもお菓子を買って支援していきたいと思います.
2011/06/13
RICOH GR DIGITAL III
今週の週刊東洋経済は、最近話題によく出るような科学関係のニュースの真偽について検証をしています.テーマは放射能、がん、地球温暖化、電磁波など.
が、よくありがちな「これはホント、これはウソ」という断定口調の記事ではありません.
科学的なものの見方や考え方、そして科学的根拠とは何か、データだけで判断することの危険性などについて前口上でじっくりと説明をしています.それぞれの事情に関して「ベネフィット」と「リスク」について触れて、それぞれの可能性や影響を自分自身でしっかりと考えることの重要性を説いています.
まだ途中までしか読んでいませんが、個別の事象の検証についてもプラスとマイナス、両方の観点からの説明がなされています.なので、それぞれの質問事項にキレのある明快な答えは出ていません.しかし、しっかりと本文を読んでいけば、おのずと自分で答えを見いだせるのではないでしょうか.
それぞれの事項について知識を得ることができると同時に、自分自身としての考え方も養うことができる、オススメの記事です.
2011/06/11
会社で使われているPCのHDがクラッシュしました.
最初にその連絡があったのが金曜の18時過ぎ、勤務時間も過ぎたのでそろそろ帰ろうかと支度をし始めたところでした.「出先でパソコンが起動しなくなったのでこれから会社に戻るので見てほしい」とのことで、自分のところにPCがやってきたのが19時半くらいでしょうか.とくに用事がないとはいえ、これから週末というタイミングでこのトラブルは辛いです.
さっそく電源を入れてみると、HDから「カッコン、カッコン・・・」というイヤーな音がします.そしてOSは起動せず、そのうち「Operation System Not Found」という見たくないメッセージが.MBR(Master Boot Record)が損傷しているとかだったらまだ修復の手段は残されていますが、これでは完全にHDが逝っているのでどうにもなりません.おそらくPCからHDを取り外して外付けHDとして他のPCにつないでもダメでしょう.まだ保証の生きているLetsnoteなので分解はしませんが.
仕方がないので、バックアップをしているHDを持ってきてもらい、そのデータを別の予備機PCに復元させることにしました.が、50GBほどあるデータを書き戻すのに非常に時間がかかります.途中で夕食に出かけ、戻ってきても1/8程度しか進捗していなかったので、諦めて翌日土曜に出勤して作業の続きを行うことにしました.
翌日出勤してみると、復元は完了しているものの、一部のデータが復元できない旨のメッセージが表示されていました.とはいえリカバーできるレベルだったのでその辺は手動で復元し直して無事にデータを戻すことができました.もっとも、原本であるPCのデータは確認できませんし、最終のバックアップが3週間前のものだったので、ここ3週間の作業は消えてしまいましたが.
機械にかぎらず、あらゆるものはいつか壊れますし、それをとやかく責めるわけにはいきません.ただし、予防と対策をとっておくことで被害を最小限に食い止めることは可能です.
具体的には、
・PCを乱暴に扱わない(起動中のノートPCをスリープさせずに持ち運んだりするなどして、HDに負荷をかけない)
・こまめにバックアップをとる(MacでもWindowsでも標準でバックアップ機能は用意されています.あとは適当な外付けHDを買ってきてそこにバックアップをとるよう設定するだけです)
というあたりが基本的なところでしょうか.
さらに念を入れるのであれば、
・メールデータはGmailなどに自動転送させる
・Dropboxなどのクラウド系サービスに重要なデータは逃がす
ことで、たとえば勤務先や自宅に不測の事態が起こってもなんとかなることでしょう.
平時にバックアップ云々や社外にデータを逃がして・・・とかいう話をしても「いずれそのうちに」という扱いを受けやすいですが、3ヶ月前の震災や津波、そして不備だらけのため今なお先の見えない原発事故などを目の当たりにしている今こそ、きちんと対策を考えるべき機会だと思います.