FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM
去年に引き続き、香川と岡山に旅行に出かけてきました.
去年の旅行が寝台特急「サンライズ瀬戸」の遅延や天候により、やや消化不良の面もあったので、その辺を満たすべく基本的に同じようなルートを辿る旅を計画しました.
FUJIFILM X70
出発は同様に東京駅からサンライズ瀬戸で.昨年は出発日が近いタイミングで切符を買った都合で喫煙車でしかも下段の個室でしたが、今回はちょっと早めに買ったので無事に禁煙車の上段を選ぶことができました.
FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM
FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM
サンライズ瀬戸は途中、乗客が誤って非常ボタンを押したようで10分ほど途中まで遅れていましたが、高松には無事に定時に到着しました.
到着したらまずはうどんということで、改札を出る前にコンコース内にある「連絡船うどん」できつねうどんを.瀬戸大橋ができるまで運行されていた、宇高連絡船内で営業していたうどん店が今は高松駅構内で営業しているのです.
FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM
FUJIFILM X70
昨年は列車遅延の都合と悪天候で見送った栗林公園を訪問.後ろの山を借景として、なかなか見ごたえのある庭園です.
FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM
FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM
去年も訪れた「うどんバカ一代」に.ここにきたらやはり「釜バターうどん」を.熱々のうどんにバターと生卵、粗挽きコショウにタレをかけて食べるこのうどん、和風カルボナーラといった感じでしょうか.炭水化物に脂、卵ときてまずいわけがありません.
FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM
寝台特急に乗ってきたこともあって、ちょっとさっぱりしたいということで、ことでんに乗って仏生山温泉に.「ことでんおんせん乗車入浴券」はやはりお買い得です.1,000円で仏生山温泉から320円区間が1日乗り放題、温泉入浴料、タオル、うちわがつくのは魅力です.
仏生山温泉はお湯のツルツル感がたまりません.角質がなくなったかのような感覚になって若返ったような気すらします.
FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM
栗林公園にいることから小雨が降ったり止んだりしており、昨年ほどではないにしても今年も天候に恵まれない状況に.天候が悪いと階段の多いこんぴらさんは上り下りに難儀するのでちょっと迷ったのですが、小降りになりそうな天候に見えたので結局行くことに.
FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM
昨年は見ることのできた、五人百姓の店も今年はなし.下山途中に加美代飴(五人百姓が売っているべっこう飴)を作っているところで買い物しながら話をしたら「今日は雨と風がすごくて店じまいしちゃって」ということでした.
FUJIFILM X70
800段近い階段を上って本殿に到着.さらにこの先もあるのですが、昨年の台風の被害により参道が崩落したそうで、いまは参拝できません.ここに至る参道にはそれなりに多くの人を見るのですが、ここはなぜか人がまばらですね.途中でやめて帰ってしまう人もいるのでしょうか.それとも途中にある大きな「旭社」という社を本殿と間違えているのでしょうか.
FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM
参拝を終えたら一休み.資生堂パーラーの経営する「神椿」で4月限定のさくらパフェとカモミールティーを頂きました.
FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM
高松市内に戻り、ホテルにチェックインした後に骨付鳥を食べに「一鶴」に.
骨付鳥を食べるのはこれが初めて.「ひなどり」と「おやどり」がありますが、固いけど旨味のあるという「おやどり」を選択.確かに旨味が凝縮されていてこれは美味しいです.ただ、ちょうどこの時、歯の治療で仮詰めをしていて「あんまり固いものを食べないように」と言われていたので、反対側の歯で噛み続けていたらさすがに顎が痛くなりました.
つづきます.
Apple iPhone SE
以前から欲しかった、CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZMを購入しました.
購入したのはレンズ本体と純正フード、UVフィルタです.
FUJIFILM X70
自分は35mm換算で28mmや35mmくらいの焦点距離が好きなのですが、富士フイルムXマウントで使用すると53mm相当になるこのレンズ、やや不得意な焦点距離です.とはいえそれでも欲しいと思ったのはこの外見.
全長約30mm、直径52mmというコンパクトサイズでシルバーのボディに青で墨入れされた外見に緻密さを感じます.
FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM
購入したその足でさっそく試し撮りに.Zeissのレンズといえば高性能レンズの代名詞ともいえる存在.わざと意地の悪い、日差しの入った状態で撮影して見ましたが、極めて優秀な描写です.
FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM
豪徳寺に咲いていた、しだれ桜を.もともと描写の優れたレンズをAPS-Cセンサーで撮影しているので四隅が流れるようなこともなく、細い枝もしっかり描写されています.
FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM
実は1年くらいこのレンズを買おうか迷っていました.高価なレンズではありますが寄れず、実用性に欠けるためです(趣味性の高いレンズに実用性を求めるのはお門違いかもしれませんが、撮りたいものが撮れないのはフラストレーションが溜まるものです).その弱点を補ってくれるのが前回のブログで書いた、焦点工房のヘリコイドつきマウントアダプタです.これにより、テーブルフォトもこなせるようになりました.とはいえ、35mm換算53mmではやや引きが取れない感じではあります.
FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM
栗林公園で撮影したサトザクラ.ピントの合っているとこは花びらの脈までしっかり描写されています.シャープな描写をするレンズだという評価を購入前に見ましたが、確かにシャープでなおかつボケもきちんと悪くありません.
以前から欲しかったものの、欠品で手に入りづらかった焦点工房の富士フイルムXマウント-ライカMマウントアダプタのヘリコイドつきを購入しました.
富士フイルムXマウントとライカMマウントのアダプタはすでに富士フイルム純正のものを持っているのですが、ライカMマウントの弱点は最短撮影距離であり、ヘリコイドつきアダプタはその問題点を解決できるのです.
FUJIFILM X70
FUJIFILM X70
マウントアダプタにリングがあり、それを回すことで最大6mmまでレンズが繰り出されます.
FUJIFILM X70
カラーはブラックとシルバーがあるのですが、自分はブラックを選択.丁寧な作りで違和感がありません.
ただ、単体で回すと無限遠でカチッとしたストッパーの感触があるのですが、X-Pro2につけるとその感触がなく、中途半端に回したままだと無限遠のピントが甘くなります.なにかと干渉しているのでしょうか.
FUJIFILM X-Pro2 + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4P
FUJIFILM X-Pro2 + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4P
ヘリコイドを繰り出さない状態と繰り出した状態での最短距離での撮影.
Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4Pの最短撮影距離は50cm.そのままでは全然寄れませんが、ヘリコイドをいっぱいまで繰り出すとマクロレンズに近いくらい寄れます.ただし、ヘリコイドを繰り出すことで撮影距離は非常に限られるようになるため、使い方にコツが必要です.
FUJIFILM X-Pro2 + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4P
このようなテーブルフォトはヘリコイドなしでは到底撮影できませんが、普通に撮影できるようになります.
映画『シェイプ・オブ・ウォーター』を観てきました.
時代は1962年の冷戦下のアメリカ、政府の特殊研究所で清掃員として働く言葉の話せない主人公と、南米から極秘に運び込まれた半魚人の、言葉を使わないコミュニケーションを中心とした物語です.そこに冷戦下の米ソの互いに相手を出し抜こうとする思惑や争いが入り込んで、物語がもつれていきます.
ふだん、言葉を主としてコミュニケーションをとっている自分を含めた大多数の人間からは想像のできない意思の疎通(相手はそもそも人間ではないですし)を軸として描かれたストーリー展開が斬新でした.
また、ミッドセンチュリーが時代背景ということもあり、家具や建築物、自動車の装飾にも目を惹かれます.それに加えて特殊研究所のよくわからない機械類やらにも、ギレルモ・デル・トロ監督らしさというか、こだわりを感じます.
そしてもう一つ、素晴らしいのが音楽.ゆらゆらと水面が動くようなゆったりとした音楽が映画の映像、そして世界観に馴染んでいます.映画を観た帰りに車の中でApple Musicでサントラを聴きましたが、改めていい音楽でいい映画だったなと思いました.とても気に入ったので、Apple Musicで聴き続けるのではなく、サントラを購入しました.
映画『15時17分、パリ行き』(注意:音が出ます)を観てきました.
実際に起きた事件「タリス銃乱射事件」を扱ったもので、自分もあとから知ったのですが、実際にこの事件に立ち向かった3人が本人役として出演しています.つまり俳優ではなく素人を主役として起用しており、クリント・イーストウッドもなかなか大胆なことをするものだと思いました.
主人公3人が子供の頃からストーリーが始まり、他の生徒や学校に馴染めず、でも人の役に立ちたいと思い軍隊に入隊するも障害が原因で希望する部隊に配属されず…… という、やや挫折感を含んだ話が展開されます.そして実際に事件に直面する前までの、いうなればグダグダの旅行が昼行灯的な印象を与えることで、その後の対テロリストの戦いを鮮明なものとして描き出しています.
クリント・イーストウッドの実話を元にした映画というと、以前にも『ハドソン川の奇跡』を観たことがありますが、どちらも事件に直面した主人公たちの人間性や生き様をきちんと描いており、見ごたえのあるものになっています.