2020/02/08

松本・飯田線旅行(その1)

Category: 旅行・観光 — Annexia @ 22:46

 2020年も始まって1ヶ月が経過し、そろそろどこかに出かけたいなと思って、自分にとって定番ともいえる松本、そして今回は飯田線方面にも出かけてきました.

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FUJIFILM X-Pro3 + Voigtlander ULTRON 28mm F2

 新宿駅から特急「あずさ」で松本まで一本.新宿は自宅からのターミナル駅ということもあって利用しやすくていいです.

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FUJIFILM X-Pro3 + Voigtlander ULTRON 28mm F2

 駅を出ると氷彫フェスティバルの案内を兼ねた氷の彫刻が.そういえば昨年も同じ頃に松本を訪れて同じように彫刻を見た記憶が蘇ってきました.

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FUJIFILM X-Pro3 + Voigtlander ULTRON 28mm F2

 松本城方面へ.こうして道路の向こうに山並みが見えて、空が高いのはいいですね.

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FUJIFILM X-Pro3 + Voigtlander ULTRON 28mm F2

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FUJIFILM X-Pro3 + Voigtlander ULTRON 28mm F2

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FUJIFILM X-Pro3 + Voigtlander ULTRON 28mm F2

 松本には12時少し前に着いたので、観光の前にまずは昼食ということで、いつものように訪問する洋食店「おきな堂」に.
 今回はチキンカツののった「バンカラカレー」に食後のプリンとコーヒーを.カラッと揚がった熱々のチキンカツに、スパイスの効いたカレーの組み合わせに満足です.ソースも出されたのですが、自分としてはソースなしでいただくほうが好みでした.食後のプリンは自家製の柔らかめのもの.毎回のように注文しますが美味しいですね.

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FUJIFILM X-Pro3 + Voigtlander ULTRON 28mm F2

 松本城に.雪吊りがされていましたが、そもそも松本はそれほど雪の降るところではないようです.自分が訪れた数日前にはそこそこ降ったようですが、すでに道端にわずかに残っている程度でした.

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FUJIFILM X-Pro3 + Voigtlander ULTRON 28mm F2

 何度見ても、漆黒の引き締まったいいお城です.
 前回(昨年9月)に訪れたときにも行われていましたが、改修工事で足場が組まれているのが見えます.維持するのも大変そうです.

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FUJIFILM X-Pro3 + Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Asphelical II VM

 松本城の裏側をしばらく歩いたところにある、旧開智学校.数年前に続いて2度目の訪問です.昨年国宝に認定されました.

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FUJIFILM X-Pro3 + Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Asphelical II VM

 明治初期に市民からの募金をもとに作られた学校で、昔から教育に力を入れてきたこの地にふさわしい立派な建物です.教室数は32あり、これは当時の学校は16学年あったのと、男女別に授業を行っていたので合計で32の教室が必要となったことから出てきた数値だそうです.できるだけ教室は日差しの当たるところを割り振るように設計されており、日差しの当たらない裏手のほうに職員室が作られているなど、子供本位の設計がなされていることも画期的でした.
 興味深いのはこの建築様式.「擬洋風建築」と呼ばれるもので、東京などに建てられている洋風建築を現地の大工が見て、見よう見まねで再現したというものです.なので、レンガのように見えるところも漆喰に灰を混ぜて色を変えたものを塗ってみたりと、一見洋風に見えても実際には和風建築の技術が用いられているのが特徴です.
 また、一見すると左右対称なつくりですが、実際には正面向かって左側の窓が6つあるのに対して右側は5つです.さらに、外見の見栄えを重視した結果、教室の配置と窓の位置があっておらず、部屋のいちばん端に窓があるなどのしわ寄せが出ています.

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FUJIFILM X-Pro3 + Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Asphelical II VM

 玄関部分を見ても、一見洋風ながら瓦屋根が使われ、龍の彫像があり、いささか不恰好な天使があしらわれるなど、明治初期の急激な洋風化の流れの一端を知ることができます.

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FUJIFILM X-Pro3 + Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Asphelical II VM

 室内は資料館となっており、当時使われていたオルガンや教科書などが展示されています.

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FUJIFILM X-Pro3 + Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Asphelical II VM

 当時のものを再現したという机と椅子.再現以前に、こんな小さな椅子に座っていたものかというのが驚きです.

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FUJIFILM X-Pro3 + Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Asphelical II VM

 ヨーロッパから取り寄せたという色付きガラス(ガラスに塗料を混ぜ込んだものではなく、ガラス表面に色を塗ったもの)が使われているなど、手の込んだつくりになっています.当時は学校を作るということ自体レアケースだったうえに、のちのちまでこうして残されている学校はほとんどなく、非常に貴重な建物です.

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FUJIFILM X-Pro3 + Voigtlander ULTRON 28mm F2

 夕方になってきたので、今回の宿泊先である「松本ホテル花月」に.

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FUJIFILM X-Pro3 + Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Asphelical II VM

 建物は旧館と本館に分かれており、前回宿泊したときにはお部屋おまかせにしたところ本館を案内されましたので、今回は旧館を選んでみました.旧館のシングルルームを選んだのですが、ツインルームにアップグレードしていただけました.この落ち着いたクラシカルな雰囲気はやはり落ち着きます.

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FUJIFILM X-Pro3 + Voigtlander ULTRON 28mm F2

 今回は朝夕食付きのプランにしたので、ホテルのレストランでややシンプル化されたフレンチをいただきました.
 これは秋刀魚のコンフィに生で食べられるかぼちゃのスライスをのせたもの.

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FUJIFILM X-Pro3 + Voigtlander ULTRON 28mm F2

 鯛に地元のレタス.鯛は皮目パリパリです.

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FUJIFILM X-Pro3 + Voigtlander ULTRON 28mm F2

 牛肉とフォアグラのステーキ.各料理にはひねりを効かせた名前がつけられており、これには「美食家の夢」とつけられていました.美食家でフォアグラといえばロッシーニですね.

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FUJIFILM X-Pro3 + Voigtlander ULTRON 28mm F2

 食後に腹ごなしもかねて松本城に.城内は入れませんがお堀の周りはいつでも入れるようになっています.
 気温は氷点下でしたが、白鳥は寒くないのでしょうか?

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FUJIFILM X-Pro3 + Voigtlander ULTRON 28mm F2

 翌日から開催される、氷彫フェスティバルの準備が夜通し進められていました.氷を削っていく様子は見ていても楽しいものですが、いかんせん寒くて早々に退散しました.

 つづきます.

2020/01/26

『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』

Category: 映画 — Annexia @ 12:03

 『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』(原題:The Man Who Killed Don Quixote)を観に行ってきました.
 「構想30年、挫折9回」と銘打たれているように、以前から企画や制作がされているという話を断片的に入ってきつつも、頓挫したというニュースも入るなど、もはや完成はされないのではないか、テリー・ギリアムが天寿を全うするのが先なのではないかと思っていたのですが、なんとかこうして無事に完成できました(当初構想していたものとは違うものに仕上がったようですが).

 上映する前からカルトな映画であることは明らかであり、上映館も東京都内でさえ4館(日比谷、新宿、池袋、立川)と少なく、最寄である新宿はミニシアター系なので混雑するかなと思って(カルト映画はコアなファンが多いですし)、海老名のTOHOシネマズに出かけてきました.150人ほど入るところで3-4割は入っていたので、思っていたよりも多いかなという印象でした.

—(ここからネタバレ的な要素を含む文章が入ります)—

 主人公は映画監督(この時点でぐちゃぐちゃな展開が予想されます)で、スペインで撮影を行うもまったくうまくいかず、頭を抱えていたところに物売りから以前に自分が制作した「ドン・キホーテ」のDVDを入手します.自分が滞在しているところがかつての撮影をした場所にほど近いことに気づき村に向かってみると、自分が映画を撮った影響で村の人たちの生活は一変していた…… というのが基本的なストーリーです.
 ドン・キホーテ役に起用した靴職人の老人は自分がドン・キホーテ本人であるという妄想に取り憑かれ、ヒロインとして起用した食堂の娘は映画監督の言葉を鵜呑みにして俳優で生計を立てるべくバルセロナに行くも落ちぶれて悲惨な生活を送り、そしてそれらに映画監督自身も巻き込まれていくという、テリー・ギリアムらしい現実と二重三重の妄想が入り乱れた作品です.現在と過去、妄想や幻覚、複数の宗教観、さらにはロシアンマネーがからみあい、観ていてももはやどれが現実なのかすらわからなくなるほどの混乱ぶりでした.
 混乱した世界を理解すべくもう一度観てみたいような気もしますが、観たら観たで余計に混乱しそうな気もします.
 一般的なかたにおすすめできるかといえば首を横に振らざるを得ないですが、テリー・ギリアムの撮った過去の映画やモンティ・パイソンが好きなのであればたぶん楽しめるでしょう.

2020/01/19

『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』

Category: 映画 — Annexia @ 23:59

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Apple iPhone 8

 『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』を観に行ってきました.

 2016年公開の映画『この世界の片隅に』に、当初は含む予定であった物語を追加したもので、上映時間も168分とかなり長くなっています.調べていて思ったのですが、『この世界の片隅に』を観てからもう3年ほど経過していたのですね.

 『この世界の片隅に』ではわずかにしか登場しなかった「リン」の物語が追加されることで、単なるシーン増加ではなく『この世界の片隅に』よりも物語に幅が広がり、見終えたときの思いもまた複雑でした.
 戦争により亡くなる人、心身ともに治らぬ傷を負う人、映画が終わるときには生きながらえていても原爆の後遺症で長くは生きられないことを示唆されている人…… 様々な人が登場し、それぞれが交錯し、観ている側に様々な感情を引き起こされます.

 長い映画ですが、観にいく価値は十分にあると思います.長いなぁと思われるかたはせめて『この世界の片隅に』のほうを観ていただければと(こちらも130分ほどありますが).

 ところで映画の本筋とは関係のないことですが、登場人物は元素記号を元ネタにして名前が付けられているとのことで、「すず」はそのまま「スズ Sn」、妹の「スミ」は「オスミウム Os」といった具合なので今回新たに登場したキャラクタも見ながら「テルル」かなと思ったりしていました(テルビウムかもしれませんが).