2015/05/30

NDロードスター試乗

Category: 物欲, — Annexia @ 18:06

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FUJIFILM X100T

 ディーラーにNDロードスターの試乗をしに出かけてきました.
 ディーラーに着くと、すでに試乗車が用意されており、自分の車に乗ったまましばらく「おおー」と思って眺めてしまいました.
 ボディカラーは自分が第一候補としている、ブルーリフレックスマイカ.以前に他の車で同じ色を見たときには、いまいちぱっとしなかったのですが、改めて見るといい色です.

 さっそく試乗.今日はあんまり長い時間は取れないということなので、かるくぐるっと一周.
 ドアを開いて最初に思ったのはドアが軽いこと.というか、何の気なしにドアを開けるとがばっと全開になってしまい、意図せず隣の車にドアパンチしてしまいそうで、これは同乗者を乗せる際には要注意だと思いました.営業のほうではとくに他の車に比べて軽いという意識はないようです.普段から丁寧に車を扱っているからなのかもしれません.

 シートやミラーをあわせて、オープンにしてさっそく道路に出ました.
 非常に気になったのはアクセルペダル.オルガン式であるうえに、クラッチやブレーキペダルと比べて奥まっているので踏みづらいのです.慣れなのかもしれませんが、短時間の試乗では違和感としてずっと残り続けていました.
 シフトノブは球形で自分が使っているステンレス削り出しの球形のもの(42.5mm)と比べてもやや大きめ(48mm)なこともあり握りづらさを感じたり、シフトチェンジのときに機械がかみ合う感触がはっきり伝わってきて、微妙な違和感がここにも.走行距離もわずかな試乗車だったので機械的な馴染みもできていないからかもしれませんが、NCロードスターのシフトチェンジのほうが柔らかい感じがしました.このあたりは慣れや好みの問題でしょう.

 試乗車のグレードがS Special Packageなのでシートは布.座った感触はかなりいいですね.今までのようなバネで支えるタイプではなく面で支えるネットシートを採用したそうですが、乗り心地のよさに一役買ってそうです.後述しますが、レザーシートも同様の感触でした.

 NCの2L、170PSに比べてNDは1.5L、131PSにダウンしたわけですが、速度的には不満は感じられませんでした.積極的にアクセルを踏んで走行したのですが、感覚的にそれほどスピードを出していない気がしていても結構な速度が出ていたりします.エンジン音はそれほど大きなものではないですが、気持ちいい音がしますね.

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FUJIFILM X100T

 試乗から戻ってきて、まじまじと観察.車のデザインというのは、側面にアクセントとなるライン(キャラクターライン)をつけて表情を出すものですが、NDロードスターの場合は「面」で表情をつけており、周囲のものの映り込みを通じてデザインを感じさせます.

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FUJIFILM X100T

 まあよくあることですが、発表会のときのモデルと比べてホイールの隙間が大きいです.

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FUJIFILM X100T

 眼光鋭いレンズ周り.

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FUJIFILM X100T

 視点を下げると雰囲気が変わります.こうしてみると、RX-8のライトのデザインに近い感じも.

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FUJIFILM X100T

 自分のNCロードスターと.
 4年ほどNCに乗ってきてNDを試乗すると、すんなりと馴染める部分と違和感がある部分が混在していて、微妙なもやっとした感じが残りました.つまるところ、本気で車を買うことを前提としての試乗にしては距離が短すぎるだという結論になり、明日また試乗することに.今度はもうちょっと足を伸ばして、普段から自分が走り慣れているところを運転することに.それで最終的な結論を出そうと思いました.


 補足.
 購入するとしたらS Leather Packageなので、Boseオーディオや内装を見させてもらうために、ディーラーの車庫にあるATのモデルにも座ってみました.
 エンジンをかけた状態ながら移動しない状態で、自分のiPod touchを接続して聴いてみた印象としては、以前のRX-8のBoseと違ってかなりいい音です.シートのヘッドレスト部分にもスピーカーが埋め込まれているなど9スピーカーなのですが、それらを巧く使ってスピーカーの位置を感じさせないような音が出ています.Boseはレスオプションで外すこともできるのですが、このままでよいと思いました.
 副次的に気になったのがマツダコネクト.USBでつないだiPod touchのプレイリストを呼び出すのに待ちきれないほどの時間がかかりました.ようやく表示されたと思ったらスクロールさせるとすぐ読み込み中で止まってしまったり、しまいにはプレイリスト名が表示されなかったり.プレイリスト以外から選曲しようとあれこれいじって、再びプレイリストに戻ったらすべて表示されるようになりましたが、もたつきすぎです.2度目以降は素早く表示されますが、ナビが国産のものになったとはいえ大きなネックだなと思いました.

2015/05/28

NDロードスターはいま買うべきか(もうちょっと待つべきか)

Category: 物欲, — Annexia @ 23:44

 NDロードスターが発売開始になり、ディーラーでも試乗ができるところが多くなってきました.
 自分がつきあいのあるディーラーはやや遅めで、今度の週末から試乗ができるようになりますとのことだったので、さっそく予約を入れました.
 購入/試乗をしたかたのコメントをWebやTwitterで見る感じでは絶賛の声が多いですね.NBロードスターのときはNAベースで、NCロードスターのときはRX-8ベースで作られているので、ほとんど制約のないまっさらな状態で作られたロードスターはNA以来ということに加えて、昨今のマツダの新技術を総称した「スカイアクティブ」が投入されており、高評価につながっているようです.

 さて.
 このままでは試乗するとその勢いで購入手続きに入ってしまいそうですが、当初の予定では一度マイナーチェンジした、「ND2」ともいえるバージョンになってから買い換えるつもりでいたので、現状の初期型NDを買ってあとから後悔することがないかを今一度検証してみようかと思います.

 1. この先に登場する、限定モデルの可能性
 ロードスターは昨年、発売25周年を迎えて記念車が発売されました.日本での発売台数はたったの25台ということもあってすぐに売り切れてしまったようです.30周年までは間が空くので、次に登場するであろう限定車は累計100万台生産記念車でしょうか.今年の頭で95万台生産されており、ND型が新発売になったことを考えると2,3年くらいの間には100万台に到達しそうです.
 100万台という大台ということでそれなりに特別のモデルが発売されそうですが、25周年の生産台数を考えると争奪戦にもなりそうな気もします.

 2. マイナーチェンジの時期
 NC型ロードスターは2005年に発売されて1度目のマイナーチェンジが2008年、2度目が2012年でした.
 生産台数の見込めないスポーツカーは普通の車よりも長めで10年くらいは生産し続けるので、マイナーチェンジもやはり3年後くらいでしょうか.ただ、マツダはスカイアクティブ技術の導入以降は新技術はどんどん取り入れることを表明しているので(実際、CX-5やアテンザは2年でマイナーチェンジというのは大きすぎるほどの修正が入りました)、もっと早いスパンでなんらかの手が加えられる可能性は否めません.NC1からNC2のときは外装デザインだけでなくエンジンにまで手が入りましたが、どうなるかは現状としてはなんともいえません.
 あとは海外仕様で用意されている2Lエンジンの追加の可能性もあり得ますが、1.5Lでバランスよく作られていることを考えるとあとから2Lモデルが追加されたからとそっちを選ぶかどうかは微妙なところです.

 3. 不満点の修正
 試乗していない段階でNDロードスターに対する不満は2つ.ボディカラーが無彩色ばかりで有彩色は赤(ソウルレッドプレミアムメタリック)と青(ブルーリフレックスマイカ)のみ.オープンのスポーツカーたるもの、もう少し華やぎのある色を用意しておいてほしいものです.

 もう1つの不満も色がらみですが、内装が黒しか選べないこと.アメリカ仕様は最初からこのタン色の内装が選べるのですが、日本仕様は選択できないのですよね.黒だけ.タン色やブラウン内装も選べるようにしてもらいたいものです.

 以上の3点をふまえての結論は「あと3年待つか、それとも今買うか」というところでしょう.3年後というと車検を2回通す、もしくは2回目の車検直前に乗り換えるという感じになります.車検にかかるコストや今現在の下取り価格の値下がりと3年後の価格差、などが鍵でしょうか.
 まあ、あれこれと考えても試乗してほしくなったら理屈じゃないんだよねー、とか思いながら契約してしまうのでしょうけど.

2015/05/23

洗濯機

Category: 電化製品 — Annexia @ 23:35

 洗濯機の調子が悪くなってきました.毎回ではないのですが、洗濯完了後に干そうとするとまったく脱水がされておらず、手動で脱水処理を実行しても正常に回転せずに脱水に失敗することが発生するようになりました.

 かれこれ15年ほど使っているのでいい加減そろそろ買い換えだろうということで、日立製のもっとも安い全自動洗濯機を購入しました.カメラやオーディオのような嗜好品に近い家電は細部までこだわって購入しますが、いわゆる白物家電のたぐいは動けばいいや的なくらいの意識しかないのです.日立製を選んだのは今までも日立製の洗濯機を使って15年もったこと、そしてモーターを使った製品といえばやはり日立がよいだろうというあまり根拠のない感覚によるものです.

 購入したのはヨドバシカメラのWeb通販.Web上で購入機種を選択して、リサイクル品(今まで使っていた洗濯機)の引き取りと設置作業のオプションを追加して発注します.するとしばらくしてヨドバシカメラの担当者から電話があって設置場所と時間の確認が入り、これで準備は完了.値段は洗濯機本体が3万円程度.気のせいか、以前よりも安くなったような気がします.

 設置時間帯は12-15時を指定しておいたのですが、11時半くらいに電話が入り、少し早いけれど近くまで来ているんで設置作業にはいってもいいかと尋ねられたので、そのままお願いすることに.程なくしてやってきたのはヤマト運輸の2人組.どうやらヤマト運輸で配送をするついでに設置等の代行作業を行っているようです.
 今まで使っていた洗濯機を撤去し、新しいものと置き換えて簡単な動作チェックをして設置完了.水道の接続時に「この手の水が出るところが回転する自在水栓はメーカー推奨ではないのでホームセンターで売られている洗濯機用のものと交換した方がいいです.了解をいただければ持ってきているので交換もしますがいかがしましょう?」といわれたので、それもお願いしました.全体の作業時間は20分程度.手際がいいです.洗濯機本体はWeb通販なのでカード決済ですが、リサイクル費用(メーカーによって異なる)約2,500円と水道栓の交換設置作業の約2,500円であわせて5,000円弱ほど支払いました.

 設置場所が水はけの都合で傾いているので、高さ調整のために片側の足に板か何かを挟んでくださいとアドバイスを受けたので近所のホームセンターまで出かけてゴム足を買ってきて水平をとり、さっそく洗濯.今までのものよりも動作音が静かで動いているのか不安に感じるほどです.
 今回のも壊れることなく長いこと動いてくれることを期待しています.

2015/05/20

NDロードスターは明日発売

Category: 物欲, — Annexia @ 23:56

 「マツダ、新型「ロードスター」を5月21日に発売」

 本日発表会があって、ロードスターは明日、5月21日から発売開始であることが発表されました.
 事前にディーラーで「軽井沢ミーティング」に間に合うように発売されるようだという話を聞いていたので、そろそろ発売かなとは思っていたのですが、いよいよきたかという気分です.

 5月17日までの予約台数は3,323台.月産500台として半年分の生産台数という計算になりますが、おそらくはある程度は作り溜めしているのではないかと想像されるので、これから注文したら年末までかかるということもないと思われます.とはいえ、それなりに待つことになるかもしれません.
 自分は…… 試乗してから検討、といったところでしょうか.

2015/05/15

単位展

Category: 日記・雑記 — Annexia @ 00:50

 X100Tの修理引き取りのついでに21_21 DESIGN SIGHTで開催されている「単位展」を見に行ってきました.

 長さや重さ、時間など様々な種類の「単位」があります.単位があることで我々は意思疎通がスムースにできるようになり、便利な生活を送っています.その「単位」を改めて見直し、「単位」を可視化することによりもう一度考え直す、というような趣旨の展示です.

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FUJIFILM X100T

 21_21 DESIGN SIGHTに来たのは「デザインあ展」を見に来たとき以来です.

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FUJIFILM X100T

 最初からいきなり意表を突かれます.入場券が長さ1mもあります.

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FUJIFILM X100T

 まずはわかりやすいところの単位から.メートル、平方メートル、そしてリットル.1次元、2次元、3次元と領域が拡大されていく変化を伝えています.

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FUJIFILM X100T

 様々な1リットル.これらの実験器具に入っている容量がすべて1リットル.こうして見てもすべて同じ容積には見えません.
 余談ですが、自分が小学生のときには1リットルは「1ℓ」と書きましたがいまはこの記述は使用せず「1L」または小文字で「1l」と書くそうです.

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FUJIFILM X100T

 徐々に増えていく高さ.

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FUJIFILM X100T

 1cmから始まり、100cmまで100個の様々なものが順番に並べられています.
 残念ながら100個すべてはそろえられなかったようで、98cmのところのような抜けがあります.
 1cmから10cmなどは明確な高さの違いを感じますが、50cmあたりを見るともうその差を明確には感じられません.

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FUJIFILM X100T

 並べられる日本酒の容器.
 手前から四斗樽、二斗樽、一斗瓶、一升瓶……と徐々に小さくなり、最後には大量の猪口が.

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FUJIFILM X100T

 大きさの比較だけでなく、様々な角度から「単位」を目に見える形で表しています.

 長さや重さのような目に見えるものだけでなく、データサイズも可視化されており、1GBのデータをテキスト、静止画、動画でそれぞれ示し、動画ではほんの数秒、静止画では100枚、そして高速にスクロールするテキストで表現していました.
 コンピュータ上では数KBのテキストファイルも、数GBもある1時間以上の動画ファイルも同じサイズのアイコンとしてしか表示されないため、巨大なファイルをメールで送ってしまうなんてこともありますが、可視化することの重要さを改めて感じました.