2018/11/03

IMAX版 2001年宇宙の旅

Category: 映画 — Annexia @ 23:57

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 先日の「製作50周年記念『2001年宇宙の旅』70mm版特別上映」に引き続き、IMAX版でも2001年宇宙の旅を見てきました.

 70mm版で観ているのに再びIMAXでも観るというのも奇妙に思われるかもしれませんが、70mm版は当時のフィルムを忠実に再現したもので、IMAXは4Kに変換し映像も綺麗になっているのでまあ両方観ておいて損はないだろうという判断をしたわけです.
 あともうひとつ、どの映画も基本的には映画館で観るのがベストではあると思うのですが、この映画については大きなスクリーンで観てこそ価値があると思うので、今回を逃したら次に映画館で観ることなんてできないのではと思ったのも大きな理由ではあります.

 先日の70mm版ほどではないにせよ、できるだけ上映当時の状況を再現するべく、映像が映っていない段階から前奏曲が流れ始め、途中休憩をはさみ、最後は館内が明るくなっても客出しの音楽まで流されていました.
 映像で感じたのは、先日の70mm上映であった、フィルムならではのスクラッチノイズが綺麗に除去されていたこと.また、最新の映像にはもちろん及ばないものの、映像自体がクリアになっていました.そのおかげで細かなアラも見えてしまうのはまあ仕方のないことでしょう.

 2週間の限定上映とのことで、自分が行ったのは最終日の最後の上映回でした.最後だけあって、IMAX用の大きな会場でもそこそこの客入りでした.

2018/10/11

製作50周年記念『2001年宇宙の旅』70mm版特別上映

Category: 映画 — Annexia @ 23:31

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 国立映画アーカイブにて製作50周年記念『2001年宇宙の旅』70mm版特別上映を観てきました.

 『2001年宇宙の旅』は1968年の公開なので、今年で50周年です.それを記念して、オリジナルのネガから新たなフィルムを起こし、70mmフィルムとして再現したものを上映するとのことでかなり貴重なものです. 
 上映回数が6日間で各2回、合計12回しかなく、しかも日本での上映が終わるとフィルムは海外に運ばれることに加え、前売り券が各回200枚しかないこともあり、前売り券は数分で売り切れてしまうなどかなりの争奪戦でした.

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 上映開始が18時30分で、18時から入場とのことなので17時45分ごろに到着したのですが、すでに結構な混雑でした.

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 右寄りですが、前よりの映像がしっかり見えそうな場所に座ることができて一安心.

 上映前に国立映画アーカイブの職員のかたから挨拶がありました.
 上映回数が少ないのでチケットが争奪戦になり、転売などの騒ぎを起こしてしまい申し訳ないとのことと、なぜ上映回数が少ないかの理由の説明がありました.こちらの記事こちらの記事に説明がありますが、70mmフィルムは1巻で15kgほどもあり、しかもそれが今回の上映では10巻.さらに映像と音の同期が取れなくなると音が出なくなるというトラブル(実際に、今回の上映でもピーという音が出てしまったことがあるとの説明がありました)が起きるなど、映写技師側にも集中力と体力が要求されるものであるので、数をこなすのは難しいとのことです.
 また、今回の上映では映像を重視するため、字幕はスクリーンの下に字幕用のスクリーンを設置し、そちらに投影するようになっていました.字幕が下にあるので席によっては見づらい/見えない場合があるとのことで、入場前に配布された資料に大まかな会話の略筋が記載されていました.ですが「140分ほどの映画のうち、会話のシーンは40分ほどですので、字幕を見たいかたはあとでDVDでご覧になってください」の説明で笑いが出るなど、観にきている側も「わかってる」人が多い感じでした.

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 長い映画なので、途中でIntermission(幕間)として15分の休憩が入ります.これはその時に撮影したもの.休むことなく作業をしている様子が見えました.

 始まって感じたのはスクラッチノイズの多さ.今回のフィルムは新規にプリントしたものとはいえ、プリント作業に携わったクリストファー・ノーランいわく「アンレストア版」とのことで、プリントはしたものの、ノイズ除去などの作業は全くしていないとのことで、ノイズまでを含めて作品として楽しむという趣向でした.
 不思議なことに、集中して観入っているとスクラッチノイズとか気にならなくなるのですよね.

 上映後は拍手が起こり、また後ろを向いて映写技師にも拍手をするかたが多数いました(自分もしました).
多分これが最初で最後の70mmフィルムの映画を観る機会だったのではないかと思われます.映画自体も素晴らしいのですが、それ以上に貴重な体験をしました.

2018/04/30

『レディ・プレイヤー1』

Category: 映画 — Annexia @ 00:19

 映画『レディ・プレイヤー1』を観てきました.

 映画自体は以前から劇場で流れる予告編で知ってはいたのですが、そこで流される映像ではストーリーらしきものはあまり伝えられておらず、それほど興味はありませんでした.
 が、上映が始まって観にいった人の評価を見るに、ストーリー、そして登場するキャラクタから1980年代を懐かしく感じる層は観ておくべきとの印象を持ったので観てみると、期待に違わぬ素晴らしい作品でした.

 舞台は2045年.退廃的な世界で娯楽として楽しまれているのが仮想現実世界「オアシス」.そのオアシスの開発者であるジェームズ・ハリデーが亡くなると、イースターエッグである3つの鍵を手に入れた者に残した財産とオアシスの運営権利を与えるというメッセージが流される.オアシスの参加者はその鍵の争奪戦をする…… というのがあらすじ.
 ストーリーを進めていくイースターエッグ、つまりゲームの作者がそのゲームに仕込んだ隠し画面というもの自体が80年代にゲームを遊んだ世代として懐かしさを感じるのですが、さらに登場する大量のキャラクタが目を惹きます.
(ここからはネタバレ的な要素を含みます)
(more…)

2018/04/28

『パシフィック・リム:アップライジング』

Category: 映画 — Annexia @ 23:56

 映画『パシフィック・リム:アップライジング』を観てきました.
 前作はIMAX 3Dで観ましたが、今回は4DX 3Dです.どちらも吹き替え版です.

 海底の裂け目が異世界につながっていて、そこからKAIJU(怪獣)が出現するのをイェーガー(巨大ロボット)にてやっつける、そしてその裂け目を塞いでKAIJUの出現を防いだところで前作は終了しました.
 それから10年後、世界は復興途上でありながらも、次の襲撃に備えて新型のイェーガーの開発やパイロットの訓練を行っている、というのが今回の舞台です.

 監督が前作のギレルモ・デル・トロから変わりましたが、世界観はしっかり受け継がれています.余計なラブシーンとかもなく、KAIJUなどとの戦闘シーンたっぷりなストレートな作りです.
 ただ、制作側で変化があったのが製作会社のレジェンダリー・ピクチャーズが中国資本となったせいか、巨大中国企業がイェーガーの作成に台頭してくる、というような内容にもなっています.もっとも、製作会社が中国資本になってもならなくても、中国の存在感の高まりは他のハリウッド映画にも感じられますが.

 最終決戦の場が日本なのですが、再現性がイマイチなところが残念です.確かに街並みは日本っぽいのですが、文字表記が変だったり、とりあえずビルをいっぱい建てておけばいいや的な感じで、どこの街を想定して作っているのかがよくわかりませんでした.

 それはともかくとして、今作も期待を裏切らない出来でした.ナードな感じの科学者が前作以上に存在感があるところもよかったです.

2018/03/10

『シェイプ・オブ・ウォーター』

Category: 映画 — Annexia @ 16:44

 映画『シェイプ・オブ・ウォーター』を観てきました.

 時代は1962年の冷戦下のアメリカ、政府の特殊研究所で清掃員として働く言葉の話せない主人公と、南米から極秘に運び込まれた半魚人の、言葉を使わないコミュニケーションを中心とした物語です.そこに冷戦下の米ソの互いに相手を出し抜こうとする思惑や争いが入り込んで、物語がもつれていきます.
 ふだん、言葉を主としてコミュニケーションをとっている自分を含めた大多数の人間からは想像のできない意思の疎通(相手はそもそも人間ではないですし)を軸として描かれたストーリー展開が斬新でした.

 また、ミッドセンチュリーが時代背景ということもあり、家具や建築物、自動車の装飾にも目を惹かれます.それに加えて特殊研究所のよくわからない機械類やらにも、ギレルモ・デル・トロ監督らしさというか、こだわりを感じます.

 そしてもう一つ、素晴らしいのが音楽.ゆらゆらと水面が動くようなゆったりとした音楽が映画の映像、そして世界観に馴染んでいます.映画を観た帰りに車の中でApple Musicでサントラを聴きましたが、改めていい音楽でいい映画だったなと思いました.とても気に入ったので、Apple Musicで聴き続けるのではなく、サントラを購入しました.