2010/12/26

GR DIGITAL IIIのJPEG画質

Category: カメラ・写真 — Annexia @ 17:46

 GR DIGITAL IIIを購入してからずっとRAW(JPEG FINE同時記録)で撮影してきました.D40やD700を使ってきた経験上、撮影後の補正の幅を考えるとJPEGよりもRAWのほうが圧倒的に有利なのを体感していたからなのですが、GR DIGITAL IIIのJPEG画質はなかなか綺麗であり、ホワイトバランスも秀逸でRAWで撮ってあれこれいじるよりも適正な絵を出してくれるので、思い切ってJPEGのみで撮影することにしました.

GR DIGITAL III

GR DIGITAL III(露出とリサイズのみ)

 GR DIGITAL IIIのオートホワイトバランスは通常のAUTOのほかに、リコー自慢のミックス光源に強い「マルチパターンAUTOホワイトバランス」があります.このホワイトバランスが秀逸で、完璧にホワイトバランスを調整するのではなく絶妙にその場の雰囲気を残しつつも適正な画質に調整してくれます.

GR DIGITAL III

GR DIGITAL III(露出とリサイズのみ)

 JPEGなのでカメラ内である程度の画質調整をしておいたほうが好みの画質に仕上がります.RAWであとから行う作業を先に設定しておくイメージですね.
 GR DIGITAL IIIはコントラストやシャープネスだけでなく、「個別色指定」機能として「オレンジ」「グリーン」「スカイブルー」「レッド」「マゼンタ」の5色に対して色相と彩度を5段階で調整することができます.とはいえ、そこまで設定の自由度があるとどういじったらよいか逆に迷ってしまうので、自分はこちらを参照して画質設定を行いました.

GR DIGITAL III

GR DIGITAL III(露出とリサイズのみ)

 これはウォームな色調になっていますが、食べ物写真としてみたらOKな感じでしょう.

アサヒカメラ 2011年1月号 – 写真を撮る「眼」を科学する

Category: カメラ・写真,書籍 — Annexia @ 16:59

アサヒカメラ 2011年1月号

GR DIGITAL III

 アサヒカメラ2011年1月号を購入しました.お目当ては新春グラビアのAKB48・・・ではなくて付録の岩合光昭氏撮影による猫カレンダー.

 未だに特集記事に「デジタル」を冠してしまうあたりが、読者層の高さを感じさせます.その読者層の高さと関係のありそうで、なおかつ自分も興味のある記事が掲載されていました.「写真を撮る「眼」を科学する」という特集です.

 老眼とはどういう状態を指すのか、治療法はあるのか、加齢による水晶体の黄変による曇りなどについて、実際にその状態をシミュレーションした画像とともに紹介されているので、わかりやすい記事でした.
 また、カメラ自体のファインダ倍率や視度補正などにも触れられており、MF主体で撮影をする自分にとっても有用でした.
 特に興味深かったのは、フィルムの一眼レフに比べて最近のデジタル一眼レフのファインダが狭いのは、AF主体になったためピント確認よりも構図全体をすぐに見れる方が便利なこと、そしてファインダ内のパラメータ表示の情報量が増えたのでそうしたものもすぐに見れることを考慮してのこと、というところでした.自分はD40にはオリンパスのME-1を取り付け(要部品削り)、D700にはDK-17Mを取り付けていますが、MFで撮るには現在のファインダは不十分なのかもしれません.DK-17Mは少し出っ張るのがカメラ収納時などに邪魔だったりしますが、その出っ張った部分に眼の上部を押し当てて安定させることができるのはメリットです.また鼻の頭が液晶に当たらないのもよいので手放せません.

2010/12/22

鴨うどん

Category: 食べ物 — Annexia @ 21:49

 今日は直行で千葉方面に出かけ、夕方から用賀というスケジュールでした.
 時間的には余裕だと思っていたのですが、千葉方面の仕事が思ったより時間がかかり、そして千葉→用賀の移動時間を甘く見ていたおかげで昼食の時間がありませんでした.

 ありませんでした.なので昼メシ抜き、以上.というのはあまりにも酷な話なので、千葉からの帰りに乗り換えのために下車した新木場で立ち食いそば屋に寄りました.

 「湾岸そば」という屋号は京葉線にふさわしいネーミングといえるかもしれません.調べてみると、京葉線の他の駅にもあるようです.Suicaが使えるところをみるとJR東日本の系列なのでしょうか.

 メニューをざっと見て、目に入った鴨そばがおいしそうに見えたのでそれを選択.食券を自販機で買ってうどんを注文.
 460円なので期待しちゃいけないだろうと思っていたのですが、鴨肉(合鴨だと思われますが)が4切れ乗っていました.しかもぺらんぺらんではなくて、そこそこ食べ応えのあるヤツが.鴨せいろのように鴨の出汁が効いたつゆはさすがに望めませんが、空腹も手伝っておいしくいただくことができました.
 急いでいたのと、GR DIGITALは背中に背負ったリュックの中だったので撮影はせず.次回(っていつ?)は撮影したいところです.それまで鴨そば/うどんが残っているかはわかりませんが.

2010/12/20

ARTISAN&ARTIST WCAM-3500

Category: カメラ・写真,物欲 — Annexia @ 23:56

WCAM-3500

Nikon D700 + AF28-105mm F3.5-4.5D

 迷いに迷ったD700用カメラバッグですが、無難な(?)ところでARTISAN&ARTISTWCAM-3500を購入しました.購入は昨日のAF28-105mm F3.5-4.5Dに引き続きマップカメラ.17,800円でした.

WCAM-3500

Nikon D700 + AF28-105mm F3.5-4.5D

 つやのある外観素材ですが、テントなどに使用されるターポリンです.光を遮り、防水などにも効力がある素材です.

WCAM-3500

Nikon D700 + AF28-105mm F3.5-4.5D

 ターポリン素材だけでなく全体的に防水対策を考慮して設計されており、ジッパーも防水タイプが採用されています.

WCAM-3500

Nikon D700 + AF28-105mm F3.5-4.5D

 外部ポケットの下部には水抜き用の穴が開けられています.そこまでヘビーな環境で使うかどうかはわかりませんが、ギミック的にこういうのは好きですね.

WCAM-3500

GR DIGITAL III

 光沢ブラックの外装に真っ赤なインナーというのはちょっとしたエロを感じさせるものがありますねw
 手持ちのACAM-1000もそうなのですが、ジッパーで開くタイプなので開口部に余裕がなくカメラの出し入れには少し難儀します.バッグ中央部にカメラを収納することで気休めとはいえ、多少はましになります.

 実際に収納してみました.D700にCarlZeiss Distagon 25mm F2.8を装着、他にPlanar 50mm F1.4、フラッシュとしてSB-400、そしてiPadも入りました!ただし、DODOcaseに入れた状態では鞄の形が歪むのでもう少しiPadにフィットして保護性のあるケースかカバーを使った方がよさそうです.
 レンズ付きのD700にレンズ2本、またはレンズ1本とフラッシュ、あとはポケットに小物類、そしてiPadということで必要な条件をきちんと満たした製品を買うことができました.末永くつきあっていきたいです.

2010/12/19

Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)

Category: カメラ・写真,物欲 — Annexia @ 21:05

D700 + AF28-105mm F3.5-4.5

GR DIGITAL III

 D700用にレンズを購入しました.今回購入したのはAi AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF).5年ほど前に生産終了したレンズなので中古品をマップカメラにて入手しました.お値段は19,800円.同時購入の保護フィルタが1,580円でした.

 単焦点のレンズは何本も所有していますが、コレ一本で大半の撮影はこなせるというような、汎用レンズを持っていなかったので買ってみたというわけです.購入にあたっての候補レンズは、
 ・Nikon AF-S 24-120mm F3.5-5.6G VR
 ・Nikon AF-S 24-120mm F4G VR
 ・Nikon AF-S 28-300mm F3.5-5.6G VR
 ・Nikon AF-S 24-70mm F2.8G
 ・Nikon AF 24-85mm F2.8-4D
 ・Nikon AF-S 24-85mm F3.5-4.5G
 ・タムロン SP AF28-75mmF/2.8 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO (A09)

 標準レンズということもあって候補が多く、かなり悩みました.重視したポイントは
 ・歪曲が少ないこと
 ・マクロに強いこと
 ・極端な癖のないこと
 といったところです.

 この3つのなかで最大の難関となったのが歪曲です.最新のレンズであれば光学性能もデジタルの特性にあわせて最適化されてベストの選択のように見えますが、発売されたばかりのAF-S 24-120mm F4G VRもAF-S 28-300mm F3.5-5.6G VRもとにかく歪曲が酷いのです.おそらく、歪曲は現像時にデジタルで簡単に補正できるので補正の難しい他の収差対策を優先したのではないかと思われます.が、私は建物の写真などを撮ることが多いこともあって歪曲が非常に気になるのでとても購入する気にはなれませんでした.同様の理由でAF-S 24-120mm F3.5-5.6GとAF-S 24-85mm F3.5-4.5Gも却下です.
 残るは24-85mm F2.8-4Dと24-70mm F2.8G、そしてタムロンの28-75mm F2.8.24-85mmはネットで他の方の撮られた写真を見たり感想を読んでも画質がイマイチという話が多かったのでパス.24-70mm F2.8は性能的に抜群ですがお値段と大きさと重量も抜群なので、使用頻度を考えたらそこまで投資はできないのでパス.タムロンのA09は非常に評判のよいレンズなのですが、サードパーティゆえの若干の不安と、今回購入した28-105mmのほうがマクロに優れていたのでこちらを購入したというわけです.できれば24mmからのレンズがほしかったのですが、仕方のないところですね.

105mm F4.5 1/50秒 ISO360

Nikon D700 + AF28-105mm F3.5-4.5 105mm F4.5 1/50秒 ISO360

 店頭での試し撮りです.癖のない素直なボケですね.F値がそれほど明るいレンズではないのでボケに過剰の期待はできなさそうですが.
 「良品」扱いのものを2つ出してもらい、シリアルの新しい方を選ぼうと思ったのですが、新しい方の前玉に指紋がべたっとくっついていたのが気になって、もう1本のほうを選びました.

52mm F4.2 1/640秒 ISO200

Nikon D700 + AF28-105mm F3.5-4.5 52mm F4.2 1/640秒 ISO200

 歪曲は問題なしですね.

32mm F3.5 1/500秒 ISO200

Nikon D700 + AF28-105mm F3.5-4.5 32mm F3.5 1/500秒 ISO200

 解放時には周辺減光が目立ちますね.周辺減光は私は嫌いではないのでとくに気にしません.

32mm F8 1/125秒 ISO200

Nikon D700 + AF28-105mm F3.5-4.5 32mm F8 1/125秒 ISO200

 さすがにF8まで絞るとほとんど気にならなくなります.

32mm F11 1/80秒 ISO200

Nikon D700 + AF28-105mm F3.5-4.5 32mm F11 1/80秒 ISO200

 F11まで絞っても四隅は若干のぼやけや色にじみが残ります.とはいえ拡大表示しないと気にならないレベルなので問題ありません.

48mm F5.6 1/50秒 ISO1100

Nikon D700 + AF28-105mm F3.5-4.5 48mm F5.6 1/50秒 ISO1100

 薄暗くなってきた頃に撮影したのでISO1100まで上がっています.とはいえ、D700はISO2500あたりまではほとんどノイズを気にならず、ISO6400まで上げても拡大表示しなければ見られるレベルなのでまだ余裕です.
 1998-2005年製造のレンズですが色乗りはまずまずよい感じです.

105mm F4.5 1/50秒 ISO6400

Nikon D700 + AF28-105mm F3.5-4.5 105mm F4.5 1/50秒 ISO6400

 マクロモードに切り替えて最短撮影距離で撮影.350ml缶がほぼいっぱいに写せるくらいまで寄ることができます.標準ズームレンズでここまでできれば十分ですね.マクロモードでない場合には最短撮影距離が50cmになってしまうのがやや残念ですが.

 マクロモードについて.焦点距離50-105mmの位置にズームリングがあるときにスイッチを「MACRO」に切り替えると、最短22cmまで寄れるようになります.
 要注意というか面倒なのは、マクロ域にピントリングがあるとマクロモードが解除できません(スイッチが動かない).マクロ撮影→電源オフとかするとマクロモード解除はできないし、レンズも途中までしか引っ込まないので少し面倒ですね.