Mac OS Xを使うようになってからずっとFTPソフトはCyberDuckを使っていました.
そこそこCyberDuckは気に入って使用しており、ドネーションもしていたのですが、
・ヴァージョンアップにより動作が怪しくなることがあった
・ファイル転送やディレクトリ情報の取得に非常に時間がかかる
・初期設定で転送するファイルをテキスト/バイナリ/自動から選択するようになっており、自動にしないとCGIファイルは正常に転送できないし、かといって自動ではHTMLファイルの転送時にエラーが出て再送信する必要が出てくる
といった問題があって少し嫌気がさしてきていました.
さらに最新のVer.3.8 / 3.8.1ではファイル転送モードの切替が初期設定から消えてCGIファイルが送れなくなったりと(バグか仕様かは不明)、さすがに辛くなって別のFTPソフトを探すことにしました.
候補として出てきたのは
・Fetch
・Transmit
の2つ.
Fetchは自分が最初にMacでインターネットにつないでFTPを使った頃(もう15年くらい前)からあるソフトで、定番ですね.デメリットは日本語ローカライズに時間がかかるのか、英語版に比べて日本語版のヴァージョンが旧いこと.お値段は3,150円.
Transmitは初めて耳にするアプリ.メリットは高速処理、そしてFTPで接続したドライブをデスクトップ上にマウントしているかのように見せて表示ができること.お値段は3,400円
とりあえずお試しでTransmitをダウンロードして使ってみたのですが、感動的に速くてビックリ.CyberDuckのディレクトリ情報の取得速度とは比べものになりません.
また、MacBookのトラックパッドのジェスチャにも対応していて、3本指のスワイプでSafariの画面の前後ページ移動と同様にディレクトリの移動ができます.しかもスペースキーでクイックルックにも対応し、Finderのフォルダ表示と同様にアイコンやリスト、階層構造などに切り替えることもできます.
というわけでしばらく試したところで気に入ってすぐに購入しました.
ただ、アイコンだけはCyberDuckのアヒルちゃんのほうがよいですね.