自動車への横滑り防止装置の装着の義務化が国土交通省で決定したそうです.ようやくかという気もしますが、義務化したのはよいことだと思います.
自分の乗っているRX-8にはこの装置が搭載されており、首都高の下り坂での橋の継ぎ目や、雨の日の曲がり角にあるマンホールなどで、今までにも何度かその恩恵にあずかっています.
次に車を買い換えるときにもこの装置がついていることが必須条件なのですが、あいにくと日本車では装備されていない車が大半です.オプション扱いで選べるのならまだしも、オプションですら用意されてなかったりするので困ったものです.
安い車だから安全性も犠牲にしてよいというものではないと思うのですが、コストにシビアになってくるとこうした縁の下の力持ち的な装備が削られてしまうのでしょうか.
義務化で一安心ではありますが、コスト優先で性能の劣る装備がつけられたりしないようにきちんと指導管理してもらいたいものです.ABSなんかもトヨタ車の一定レベル以下の車種は反応速度の遅いものが使われていると聞きますし、装備されていても使い物にならなくては意味がありませんからね.
あとは、各社バラバラの名称になっているのを(トヨタはVSC、日産はVDC、ホンダはVSA、メルセデスやVWはESP、BMWやマツダはDSC)統一したほうが一般にもその重要性や価値が浸透しやすいのではないかと思います.