2014/07/14

広島観光-2(マツダ工場見学)

Category: 旅行・観光 — Annexia @ 23:23

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FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R

 広島旅行の続き、その2です.

 宮島口からJR山陽本線に乗り、広島を過ぎて2つめの向洋駅で下車.
 ローカルな田舎の駅のような雰囲気ですが、ここがマツダ本社の最寄り駅です.

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 マツダ病院の近くにあった処方箋薬局の名前が「Zoom-Zoom薬局」でした.

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FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R

 マツダ本社に到着.
 工場見学はここのページから申請すれば誰でも見ることができます.土日祝日は休みです.

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FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R

 本社ショールームの入り口に展示されていた、25th ANNIVERSARY ロードスター.

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FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R

 床が反射してボディ下面の様子が見えます.

 受付からバスに乗り込んで工場に向かいます.工場内にある「マツダミュージアム」と呼ばれる展示施設まで行くのに、バスで約10分ほどかかりました.途中で巨大な橋を渡りますが、「東洋大橋」と呼ばれるマツダ専用の橋で、一企業が所有している橋としては世界最大規模なのだとか.
 また、バスからの眺めや組み立てラインは撮影禁止でした.途中、カモフラージュを施した車両も見かけたので、やはり企業秘密があるのでしょう.

 バスに乗っている間に聞いた興味深い話はこんな感じ.
・工場の面積はマツダスタジアムの約97個分(通常だったら「東京ドーム換算」とかというところですが、さすがは自社の名前を冠した球場を持っているだけあります)
・板金、プレス、塗装、組み立てと順番に工場が並んでいる
・1台あたり15時間で完成する.うち塗装時間は8時間.「スリーウェットオン塗装」という技術を採用しており、下塗りが乾かないうちに上塗りができる
 自動車工場を初めて見学する自分としては面白い話ばかりでした.

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FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R

 マツダミュージアムでは、マツダの歴史や技術を紹介するための展示エリアを見学します.
 写真は最初期に作られた三輪車.右の車両はタンク部分にマツダの文字とともに三菱のロゴも入っていました.当時はマツダが製造して三菱が販売していたそうです.

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FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R

 「マツダを代表する2台のスポーツカー」として、コスモスポーツとNAロードスターが展示されていました.

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FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R

 その次にはロータリー車の特集コーナーが.専用コーナーを設けて展示されていたのは、マツダ787B.2014年現在では日本車で唯一のル・マン24時間耐久レースの優勝車です.
 この展示の手前には初期のものから現時点では最終型であるRX-8のRENESISまで、多種多様のロータリーエンジンが展示されていました.

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FUJIFILM X-T1 + XF14mm F2.8 R

 スポーツカーの展示コーナーも.技術展示を除くとファミリーカーやワンボックス車の展示がほとんどないのがマツダらしいところではあります.

 実際に車ができるまでのデザイン作業や、組み立てるまでの流れなどを展示パネルで説明を受けた後に、組み立てラインを見学しました.
 マツダは「混流生産」と呼ばれる、複数の車種を同一ラインで組み立てる方式を採用しており、自分が見たラインではデミオがメインで流れているところに2台ほどロードスターも生産されていました.そのうちの1台は日本向けと思われる右ハンドル使用の25th ANNIVERSARY ロードスターでした.日本向けは25台しか生産されたないため、非常にレアなものを見た気分でした.

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 見学記念にいただいたプラモデル.
 見学が終了し、希望者はショップにてグッズが買えるとの案内があったのですが、残念ながら列車の時間の関係で泣く泣く諦めて駅に向かいました.

 つづきます.