2018/05/27

NHK技研公開2018

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FUJIFILM X100F

 NHKの技研公開2018に行ってきました.技研公開は毎年この時期にNHK放送技術研究所で開催される、研究成果の発表会のようなものです.
 このブログの記録によると、前回行ったのは2011年なので、ちょっと間が空いています.
 ここ数年の中心的な技術といえば8Kスーパーハイビジョンでしたが、久々に訪れてみたところ、8Kスーパーハイビジョンはディスプレイの薄型化技術や中継車への導入など、次のステップに踏み出している印象でした.
 それに代わってメインとして押し出しているのがAI技術.とはいえ、AI自体がバズワード化しているというか、衆目を集めるために都合よく使われている傾向にありますので、AIっていうのかなそれ、的なものも散見されました.

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FUJIFILM X100F

 入り口からすぐのところにはAIによる効率的な番組制作をするためのコーナーが設けられていました.
 これは音声認識による書き起こし制作システム.録画してきた映像を自動的に文字起こししてくれる、取材する側としては垂涎のシステムです.とはいえ、録音した音声から自動的に文字起こしをしてくれるシステムはすでに存在していますし、今回発表のシステムとて、音声認識は完全なものではありません(デモ用に間違いやすそうなコンテンツを使っていたという側面もありますが).
 ポイントとなるのは、データ自体をサーバにおいて、ブラウザから複数のスタッフが同時編集を可能にしていていることでしょうか.

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FUJIFILM X100F

 映像自動要約システム.番組からダイジェスト版を作るのは手間もかかるし面倒、ということで「テロップが表示されているもの」「出演者がアップになっているもの」「SNSでコメントが多かったもの」などという条件を入れることで映像を自動解析してダイジェスト版を自動作成してくれるものです.
 このシステムに限らず昨今の情勢を反映してか、Twitterのツイートを自動集計して直近で起きている出来事を自動解析するシステムなど、Twitterのデータをかなり重要視している印象の展示が多くありました.

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FUJIFILM X100F

 テレビ視聴ロボット.今年の技研公開のニュースが流れた時に研究一覧を見て気になったのがこれ.ロボットがテレビを見る?なんのため?まさかテレビを見てコメントするのかな、いやまさかねぇ…… と、疑問を感じたものですが、実際に展示されていたものはまさにそのとおりのものでした.
 番組からキーワードを抽出し、それをもとにAIがコメントすることで一人で見ていても家族や友人と一緒にテレビを見ているかのような感じで楽しめるものを目指したのだとか.
 自分は一人でテレビを見ても別に寂しいと思ったことはないのですが、話し相手の欲しい一人暮らしの老人とかに需要があるのでしょうか.

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FUJIFILM X100F

 展示は1FとB1Fで行われているのですが、B1F(本来は駐車場として使われているスペース)の展示は専門的すぎて門外漢の自分には1割も理解できないほどです.
 そうした中にもいくつかの体験スペースが用意されており、これは8Kスーパーハイビジョンを使ったVR映像システム.さすがにOculus Go(解像度は2,560×1,440)とは別格の解像度ですが、ゴーグル部分も巨大ですし、展示されてはいませんでしたが裏で動いているシステムもかなりのハイスペックな仕様を要求しそうです.ゴーグルの両眼の間隔がちょっと離れているのか、きちんと両眼で映像を捉えられるスイートスポットがかなり限定される印象でした.

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FUJIFILM X100F

 まだ研究レベルとはいえ、興味深い研究がたくさんあり、その一端をこうして体験できるので、行ってよかったと思いました.
 多くの研究発表やデモが撮影可能(撮影不可なのはオリンピックの映像を使っているなど版権が絡んでいるものが多いように見えました)なのもいいのですが、撮影や録画をしても既存の媒体ではそのすごさを記録できないあたりがまさに先端技術なのですよね.
 8K/120Hz撮影のフィギュアスケートは、やや低めの視点から撮影されていることもあってか、ブレードが氷を削って飛び散る氷片までしっかり捉えられており、ここまで解像度が上がると裸眼でも立体的にすら見えてくるようでした.

 また、以前は見た記憶がないのですが、ハイブリッドキャスト(放送と通信の融合サービス)の展示でNHK以外の民放各社の展示がされていて、例えばTBSではCMの一部を差し替えて家族へのメッセージを出す機能(CMをメッセージ動画で上書きすることで、あたかも放送として流しているように見える)をデモするなど、NHKの範疇外といえる領域でも研究はされているようです.

 放送や映像技術は詳しくないので自分の理解も浅いものになってしまいますが、他の来場者の方を見ていると、展示パネルを写真に撮ったり、説明員(研究者)に突っ込んだ質問をしているなど、専門分野の方には見がいのある展示なのだろうなと思いました.なかでも、仕事をすでにリタイアされたとおぼしき年齢層のかたが一人で歩いていて、説明員に細かな質問をしている様子を何度も見ました.

 写真はNHKグッズとして売られていた、スノータイガー(雪上車).

2018/04/30

『レディ・プレイヤー1』

Category: 映画 — Annexia @ 00:19

 映画『レディ・プレイヤー1』を観てきました.

 映画自体は以前から劇場で流れる予告編で知ってはいたのですが、そこで流される映像ではストーリーらしきものはあまり伝えられておらず、それほど興味はありませんでした.
 が、上映が始まって観にいった人の評価を見るに、ストーリー、そして登場するキャラクタから1980年代を懐かしく感じる層は観ておくべきとの印象を持ったので観てみると、期待に違わぬ素晴らしい作品でした.

 舞台は2045年.退廃的な世界で娯楽として楽しまれているのが仮想現実世界「オアシス」.そのオアシスの開発者であるジェームズ・ハリデーが亡くなると、イースターエッグである3つの鍵を手に入れた者に残した財産とオアシスの運営権利を与えるというメッセージが流される.オアシスの参加者はその鍵の争奪戦をする…… というのがあらすじ.
 ストーリーを進めていくイースターエッグ、つまりゲームの作者がそのゲームに仕込んだ隠し画面というもの自体が80年代にゲームを遊んだ世代として懐かしさを感じるのですが、さらに登場する大量のキャラクタが目を惹きます.
(ここからはネタバレ的な要素を含みます)
(more…)

2018/04/29

はじめての胃カメラ

Category: 日記・雑記 — Annexia @ 00:22

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Apple iPhone 8

 会社の健康診断で初めて胃カメラによる検査を受けました.
 例年であればバリウムの検査を受けるのですが、かかりつけの医師に機会があれば胃カメラで検査を受けたほうがよいといわれたこともあって受けてみることにしたのです.

 胃カメラはつらい、と実際にやった人からよく聞かされていたのでちょっと憂鬱な気分になりつつ病院に向かったところ、入り口に貼ってあったのがこのポスター.どうやらここの病院では富士フイルム製の胃カメラを使っているようです.「胃の検査が、大嫌いな研究者がつくりました」とあるので多少は楽になっているのかも、とやや気分が楽になりました.

 実際に受けた感想としては、個人的につらかったのは事前に鼻に注入される薬品のたぐい.そこでの不快感が結構きつかったです.胃カメラ自体も楽ではなかったですが、口から入れるタイプに比べて楽だというので、以前のものに比べたらこれでも改善されているということなのでしょう.

 自分が横たわっている目の前に小型のモニタを置かれて、リアルタイムに自分の胃の中を見ることができたのですが、興味深い反面、変色しているようなところがあると恐怖を感じます.
 検査後に言われたこととしては、
・食道から胃に繋がる部分が開いており、食道裂孔ヘルニアである
・暴飲暴食は控え、食べたあとすぐ横にならないように
・黒くなっているところがあるが、これは血液.胃潰瘍までいってないけどストレスかなにかの理由で胃にダメージがある
・ポリープが一つあるけどこれは良性なので無視してよい
ということで、とりあえず薬を勧められて処方箋をもらって病院を出ました.

 大きな病気は見つかりませんでしたが、不摂生は控えたほうがよさそうです.

2018/04/28

『パシフィック・リム:アップライジング』

Category: 映画 — Annexia @ 23:56

 映画『パシフィック・リム:アップライジング』を観てきました.
 前作はIMAX 3Dで観ましたが、今回は4DX 3Dです.どちらも吹き替え版です.

 海底の裂け目が異世界につながっていて、そこからKAIJU(怪獣)が出現するのをイェーガー(巨大ロボット)にてやっつける、そしてその裂け目を塞いでKAIJUの出現を防いだところで前作は終了しました.
 それから10年後、世界は復興途上でありながらも、次の襲撃に備えて新型のイェーガーの開発やパイロットの訓練を行っている、というのが今回の舞台です.

 監督が前作のギレルモ・デル・トロから変わりましたが、世界観はしっかり受け継がれています.余計なラブシーンとかもなく、KAIJUなどとの戦闘シーンたっぷりなストレートな作りです.
 ただ、制作側で変化があったのが製作会社のレジェンダリー・ピクチャーズが中国資本となったせいか、巨大中国企業がイェーガーの作成に台頭してくる、というような内容にもなっています.もっとも、製作会社が中国資本になってもならなくても、中国の存在感の高まりは他のハリウッド映画にも感じられますが.

 最終決戦の場が日本なのですが、再現性がイマイチなところが残念です.確かに街並みは日本っぽいのですが、文字表記が変だったり、とりあえずビルをいっぱい建てておけばいいや的な感じで、どこの街を想定して作っているのかがよくわかりませんでした.

 それはともかくとして、今作も期待を裏切らない出来でした.ナードな感じの科学者が前作以上に存在感があるところもよかったです.

2018/04/23

iPhone 8 (PRODUCT) RED

Category: コンピュータ,物欲 — Annexia @ 20:37

 iPhone 8 (PRODUCT) REDを購入しました.
 iPhoneは今までSEを使っていました.この形とサイズ感が好みで、4sから5、5s、そしてSE(容量違いで64GBと128GB)と使い続けていました.iPhone 6以降のiPhoneは、丸みのある形が好みでなかったのと、画面サイズの大型化とともに大きくなったボディがあまり大きくない自分の手には馴染まないこともあって敬遠していました.
 しかし、iPhone 8 (PRODUCT) REDはその落ち着いた赤がとても好みであったので、食わず嫌い的に敬遠していたのをさておいて購入することにしたというわけです.

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FUJIFILM X70

 購入は前回のiPhone SEに引き続き、AppleStore表参道にて.
 Webから購入すると、準備ができ次第メールにて連絡が届くのであとは店に行って受け取るだけ.店での作業は特になく、滞在時間は10分もないでしょう.シンプルです.
 auと契約しているので、本来であればauショップに行くのが筋ではあるのですが、契約のあれこれとした煩雑さや、必要性のないオプションなどを強引に押し付けてくる商法が好きではないので、できれば敬遠したいところです.AppleStoreがなければ次善の策としてヨドバシカメラで買っていたことでしょう.あそこも大量の顧客に対応するためか、余計なオプション等は提示してこないイメージがあります.

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FUJIFILM X70

 ……ですが、今回はauならではの問題があって、結局auショップに行く必要がありました.
 auのSIMは種類があって、いままで自分が使っていた黒いSIMではiPhone 8及びXには対応しないのです.なんでもVoLTE非対応ということだそうで.なので、自宅近くの店舗に行って、SIM交換を申し込むことに.さすがにSIM交換だけですので、余計な売り込み等はありませんでした.

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FUJIFILM X70

 開封すると、PRODUCT REDについて説明したカードが.
 auショップで入手してきたSIMをトレイにセットして電源を入れ、初期設定をしたのちにiTunesにつないでバックアップを復元させればiPhone SEの環境が再現されます.乗り換えが簡単なので気軽に機種変更もできるというものです.ちなみにSIMトレイも赤いです.

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FUJIFILM X70

 iPhone SEになくて、iPhone 8にあるものはいくつかありますが、その中でも大きなものが無線充電に対応していること.充電時間は通常よりかかるようですが、それでも置くだけで充電のメリットが大きく上回ります.
 購入したのはANKERのPowerPort Wireless 5 Stand.ケーブルを挿すことがもはや面倒になるほどの便利さです.

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FUJIFILM X70

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FUJIFILM X70

 外装の赤が気に入って購入したのですから、カバーはできるだけ使いたくありません.そこで購入したのが縁部分のみを覆ったバンパー.しかし角ばった感触がどうも馴染みません.iPhone SEを使っていたときにはエッジの立っている感触が好みだったというのに、まったく自分の感覚や好みなどあてにならないものです.
 バンパーを使わずにできるだけ保護できるようにしようということで、液晶面を保護するガラスと背面をカバーする衝撃吸収性を備えたフィルム、それから一段階飛び出たカメラを保護するガラスを購入しました.
 背面を保護するフィルムはラウンドした部分まで保護できるのが売りなので買ってみましたがラウンドした部分まできっちり貼るということはそれなりに難易度もな高いわけで、しかも液晶保護フィルムと比べても粘着度も高く、挫折しそうになりながらなんとか貼り付けました.レンズを保護するガラスについては、中央部分に気泡がどうしても入ってしまいソフトフォーカスをかけたような画像になってしまうので貼るのを諦めました.

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iPhone 8

 カメラの画質についてはとても満足しています.画素数自体はiPhone SEと同じ1,200万画素ですが、F2.2からF1.8へと明るくなり、手ぶれ補正もつきました.ただ、そうしたスペック以上に画質は向上しているように感じられます.

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FUJIFILM X70

 iPhone SEからiPhone 8に機種変更した結果、
・モバイルSuica対応
・無線充電対応
・カメラ画質の改善
の3つが大きなプラス点かなと思います.
 しかしそれ以上にやはりこの色です.若干ダーク系に振られた赤は見るたびにいい色だなと思います.その点だけでも買って満足の端末です.ただし、赤くなったことのデメリットが一つだけあり、サイレントスイッチがどっちにスライドした状態でオンになっているのかがわからないのです.iPhone 7 (PRODUCT) REDの時は白で印が付いていたそうですが、iPhone 8 (PRODUCT) REDはオレンジ色なので覗き込まないとわかりません.なので画面表示を見て確認しています.