2024/01/30

金沢旅行(その1)

Category: 旅行・観光 — Annexia @ 22:16

 2024年は元旦から災害に見舞われる年となりました.
 自分は静岡の実家でTVで日本代表のサッカーを見ていて、試合終了後のインタビューの最中に緊急地震速報が流れて事態を知りました.能登は数年前に観光で訪れたことのある地であり、宿泊した和倉温泉や白米千枚田、そして輪島の朝市の変わり果てた姿には驚きを隠せません.
 被害の全容が徐々に明らかになると同時に表面化したのが、同じ石川県でも加賀地域への観光客が減少しているということでした.些少な金額を義援金にて支援させていただきましたが、それだけでは足りない、直接的な支援をする必要があるのではないか.そう考えて休暇をとって1泊2日で金沢を訪れてきました.
 ……とはいえ、個人にできることなどわずかなもの.観光客の減った観光地に行ってすることといえば、精一杯観光して美味しいものを食べ、土産物を買うことくらい.なので今回は財布の残額はとりあえず忘れ、いいものを食べましょう的観点で旅をすることにしました.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

 早朝、6時過ぎの東京駅.金沢に行くのなら北陸新幹線に乗るのは当然ですが、今回は東海道新幹線にて出発.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

 在来線への乗り換え時間を20分ほど見ていたのですが、数日前に関ヶ原近辺に降った大雪の影響がまだ続いており、この日も名古屋-京都間の所要時間が通常よりも20分ほど余計にかかるという発表があったため、当日朝になってさらに20分早い列車に振り替えました.
 名古屋までは時間通りで、20分余計にかかるとかいっても余裕を見ての数値でしょ…… と思っていたら、岐阜羽島駅を過ぎたあたりから線路端に残雪が見え始め、関ヶ原や米原近辺では線路に雪が付着しスプリンクラーが水を撒く状況に.この状況で通常と同じ速度を出すと雪の塊が当たって機器類が損傷するリスクがあるらしく、新幹線は65km/h程度まで減速して結局は京都に20分近く遅れて到着しました.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

 京都で下車し、時間に余裕もあるのでスタバでカプチーノを買い、在来線の改札を入場したら、次に乗り換える列車が10分の遅延であるとのアナウンスがありました.まあ10分くらいなら、と思っていたらどんどん遅延がひどくなり、結局到着したのは30分後に.寒いホームで待っていたのでカプチーノは冷めてしまい、結果論ですがこれだったら新幹線を早めなくてもよかったようです.
 今回北陸新幹線に乗車せずにわざわざ東海道新幹線で京都経由にしたのは、この金沢行き「サンダーバード」に乗車したかったからです.2024年3月に北陸新幹線が金沢から敦賀まで延伸となり、関西から金沢に直行する列車がなくなり、特急列車はすべて敦賀止まりになります.その前に金沢まで乗り納めておこうと考えました.
 そしてわざわざ早朝の新幹線に乗ったのは、京都駅を9時過ぎに出るこの「サンダーバード9号」に乗車するためでした.サンダーバードは列車によって停車駅が異なるのですが、この列車を含む数本は速達タイプとして、京都-金沢間は福井にしか停車しません.特急列車の速さを示す基準として「表定速度(距離を所要時間で割ったもの)」がありますが、サンダーバードの一連の速達タイプは在来線で唯一100km/hを超えるので(秋田新幹線の在来線区間で92km/h程度、最高速度160km/hのスカイライナーでも90km/h程度)、どうせ乗るんだったらと選んだわけです.もっとも.この日は遅延もあってやや所要時間がかかっての金沢着となってしまいましたが.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

 京都を出ると湖西線に入って琵琶湖を横目に通り過ぎ、やがて雪深い地域を走行します.鉄道の旅というのはどれもいいものですが、個人的には雪の中を走る特急列車というのはかなり好きですね.
 そして30分ちょっと遅れて昼少し前に金沢に到着しました.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8(トリミング)

 到着して最初の食事は回転寿司「もりもり寿司」に.財布の残額は忘れ、といったわりに回転寿司かよという気がしなくもないですが、ネタがいいかわりになかなかいいお値段します.これは「もりもり三点盛り」でボタンエビ、ウニ、大トロで1,980円です.つい勢いで注文してしまいましたが、よくよく考えたらとりあえず高いネタ選んどけ的な短絡思考っぽさがにじんでいます.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8(トリミング)

 こちらは白エビ.他にもノドグロ三点盛りやらブリトロ、ホタルイカ黒造り、ガスエビをいただきました.やはりせっかく日本海側にやってきたのですから、日本海ならではのものをいただきたいですからね.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

 ほどよく食欲も満たされたところで、まだホテルのチェックインまでは時間があるので、駅からひがし茶屋街まで歩いて向かいました.それなりに距離もあるのでバスに乗るべきところですが、ひさびさに来た街なので歩いてみたかったのです.
 駅も含め街中も一目でわかるような地震の影響はありませんが、地下道のエレベータが使えなかったり、立ち入り規制をしているお寺や神社、「地震が起きたらここから離れてください」的な注意書きをしているところがいくつかありました.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

 バス通りからひがし茶屋街に向かう路地を歩いていても人が少ないなーと感じましたが、茶屋街のメイン通りを見ると想像以上に人が少なくて驚きました.平日だからというのもあるのですが、翌日土曜日もこれよりマシとはいえ少ない印象でした.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

 この日は時折雪のぱらつく天候で、ひがし茶屋街を歩いているときにも降ったりやんだりしていました.
 ちょうど降り始めたタイミングで店の前にいたのでとりあえず一服、ということで老舗和菓子店 森八の茶寮に.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

 献上加賀棒茶とお菓子のセットを注文.お菓子は「割れ梅」とのことで、中は黄身餡とのことでした.
 寒い日にいただくほうじ茶は身体が温まりますし、お茶菓子との相性も抜群でした.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8

 今回の宿は食事や移動のしやすさを考慮して武蔵ヶ辻、というか近江町市場のほぼ向かいにあるホリデイインにしたのですが(以前に宿泊したときもここで、便利でした)、ひがし茶屋街から歩いて戻ってきてもチェックインの時間にまだ少しあったので、市場近くにある東出珈琲店にてもう一服しました.
 シングルオリジンの豆も揃っているのですが、店の名を冠した東出ブレンドとプリンをいただきました.バランス重視のスッキリした飲み味で、お会計時に一緒にコーヒー豆も購入しました.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8(トリミング)

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8(トリミング)

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8(トリミング)

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8(トリミング)

 チェックインして荷物を下ろし、さて夕飯はどうしようかと思ってあれこれと調べ始めたのですが見知らぬ土地でカウンタで寿司をいただくというのはなかなか難易度の高いことです.しかも自分はそういう場所にはほとんど行ったことがないのでなおさらです.
 個人経営の店でおまかせで食べられて、寿司以外も料理を出してくれてよさそうなところ…… というような感じで「鮨治」というお店を訪ねました.
 予約なしの1人客でしたが歓迎してくださり、美味しくいただいてきました.普段の生活圏が太平洋側の自分としては珍しい魚も多く、マハタや寒ぶりの握り、ナマコの酢の物、加賀料理の定番という蓮蒸しなどどれも絶品でした.
 大将は正月は実家の七尾にいてかつて体験したことのないほどの揺れだったそうです.そして震災後はお客さんも減って以前はふらっと入ってくる外国人観光客もいたものの、いまはいなくなってしまった、とのことでした.

 翌日に続きます.

2024/01/01

2024年 新年のご挨拶

Category: 日記・雑記 — Annexia @ 00:00

RICOH GR III

 2024年を迎えました.
 新年の抱負、というようなご大層なものはとくにございませんが、自分の思うところに素直になり、前向きに行動していければそれでよしとしたいと考えております(訳:欲望の赴くままに、欲しいものは買うぜ!).

 今年もよろしくお願いいたします.

(文章は年号だけかえて昨年のコピペ)

2023/12/30

2023年を振り返る – 物欲篇

 1年を振り返る、最後は物欲篇です.外出が少なかったこと、後述しますが予期せぬ収入があったりしてあれこれと買っています.

1月:KIOXIA EXCERIA PLUS ポータブルSSD
3月:final E4000/MAKE4
4月:RICOH GR III Diary Edition
6月:Voigtlander ULTRON 27mm F2 X-mount
7月:HAMILTON KHAKI FIELD ‘MURPH’ 38mm
8月:BALMUDA The GreenFan
10月:(未入手)10月 Nikon Z f 40mm F2 Lens Kit / Voigtlander VM-Z Close Focus Adapter
11月:SONY LinkBuds S

1月:KIOXIA EXCERIA PLUS ポータブルSSD

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FUJIFILM X100V

 Amazonギフトをいただいたので、それを利用してM2 MacBook Airの自宅バックアップ用にと購入しました.
 それまで2.5inch HDDでバックアップを取っていたのですが、やはり時間がかかるので短時間で済ませるようにと導入したのですが、接続してちょっとお茶を入れたりしている間にバックアップ完了していたりするので買ってよかったですね.

3月:final E4000/MAKE4

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Apple iPhone 13mini

 MAKE4については、フィルタ等を交換して好みの音にセッティングできる製品として気になったので購入しました.購入時の音でも十分いい音だったのですが、自分の手で付属のレンチで分解しピンセットでフィルタを交換して音を変化させるというのはなかなか楽しいものがあります.
 E4000については、MAKE4をいじるにあたって、同じメーカーが製品として推奨する音がどんなものか、比較対象として購入しました.低音が少し物足りない印象だったので、低音が強めに出るという評判のケーブルに交換をしました.
 どちらもいい音が出ますが、MAKE4はロックなどドンシャリ系の激しめの音源、E4000はクラシックなどに強みを感じます.

4月:RICOH GR III Diary Edition

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Apple iPhone 13mini

 普段使いカメラとして代々使用していたGRシリーズから富士フイルムX70に変更し、X70から再度GRに戻ってきました.
 通常版のGR IIIでもよかったのですが、「GR=ブラック」という常識から外れた製品も悪くないのではないかと思い、ちょうどメタリックグレーのモデルが出たので購入しました.
 コンパクトな筐体ながら描写力のいいレンズ、光学式手ぶれ補正、ワイヤレス通信機能の充実など、普段使いカメラとして定着しています.

6月:Voigtlander ULTRON 27mm F2 X-mount

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RICOH GR III

 Voigtlander製のMFレンズです.サードパーティ製のMFレンズとはいえ、ボディとの通信機能を備えており、X-Pro3で使用すると光学ファインダでもパララックスが自動補正されるなど使いやすさが考慮されています.
 画質も満足ですが、それよりもやはり魅力なのはこのコンパクトさ.カメラに取り付けても薄いので気軽に鞄に入れることができます.

7月:HAMILTON KHAKI FIELD ‘MURPH’ 38mm

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RICOH GR III

 2014年の映画『インターステラー』で重要なアイテムとして登場した、通称「マーフウォッチ」.
 映画のアイテムとして登場した当時は製品化されておらず、その後製品化されたのですがサイズが大きくて自分の腕には馴染まないなということで購入を見送っていたのですが、38mmサイズのものが出たので購入しました.
 ハミルトンの時計はハリウッド映画の小物としてタイアップされることが多いですが、既存の製品ではない純粋なアイテムとして登場し、その後要望があって製品化されたという点、そして『インターステラー』自体が好きなので手に入れることができてよかったです.

8月:BALMUDA The GreenFan

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RICOH GR III

 バルミューダのGreenFan2が使用から10年以上経過し扇風機としての使用期間目安を超えたことや、陽にあたって部分的に黄ばんできたこともあって、セールのタイミングで新しいGreenFanに買い替えました.
 一般的な扇風機の風というのは直接的なせいか、ずっと当たっていると妙な疲れを感じてしまうのですが、GreenFanの風は柔らかくてずっと当たっていてもそのようなことはないのが気に入っています.

10月:(未入手)10月 Nikon Z f 40mm F2 Lens Kit / Voigtlander VM-Z Close Focus Adapter
 カメラは以前にはD40とD700を使っており、そこから富士フイルムに切り替えたのですが、昨今の富士フイルムに若干の迷走を感じるのと、ニコンのZ fがデザイン的にも好みということもあって久々にニコンに戻ることにしました.
 ……が、現物の評価もなく予約を入れるのはさすがに躊躇してしまい、発売から2日後に予約を入れたところ、2ヶ月経過しても納品されない事態に.ニコンの直販サイトであるニコンダイレクトに注文を入れたのですが、注文完了メールには最大で6ヶ月かかる場合がありますとの記載が.このままだと桜が咲くのが先か、散ってからの納品となるのか、という微妙な時期になりそうです.
 先走って予備のバッテリや充電器、それにMマウントレンズ用のマウントアダプタもう購入したのですが、寂しく引き出しで眠っております.

11月:SONY LinkBuds S

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RICOH GR III

 ワイヤレスイヤホンは昨年購入した、final ZE8000ですっかり満足しており、新たな製品を買う必要性を感じません.
 が、このLinkBuds Sを購入したのは、社内で耳栓と通常の会話、そして会議用のイヤホンマイクを兼用したいという目的のためです.なので実際にこれを使って音楽を聴くことはほとんどないですね.ちょっと聴いてみた感じでは悪くはない音ですが、メインで使いたくなるような音ではなかったですし.
 高い遮音性と装着状態でも通常通り会話できることの2つを気軽に切り替えて使用できるのは便利ですね.

 来年はどうでしょうか.
 Nikon Z fが届くので、それにレンズとしてなにかを購入したいなと考えています.
 あとはX-Pro3の後継、もしくはX100Vの後継も出るような雰囲気なのでそちらも気になるところです.昨今の富士フイルムの情勢からして、期待しているようなものが出るかどうかは正式発表がないとわかりませんが…….

2023/12/29

2023年を振り返る – 旅行篇

Category: 旅行・観光,日記・雑記 — Annexia @ 23:29

 1年を振り返る、旅行篇です.
 今年は積極的に出かけることを意識した1年でした.

2月:北陸旅行

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FUJIFILM X100V

 1泊2日で当初は計画を立てていたものの、諸般の事情により日帰りで北陸に.
 2024年春に北陸新幹線が敦賀まで延伸となり、在来線特急に乗って金沢まで行くことができなくなってしまうので、その前に乗っておこうということでわざわざ東京から米原まで新幹線で移動し、米原から特急「しらさぎ」で金沢に行くのが手段でもあり目的でもあるという旅行でした.
 日帰りのくせに予定を詰め込みまくった結果、金沢では駅構内でゴーゴーカレーを食べるにとどまり、三セクと氷見線を乗り継いで雨晴海岸まで行くも滞在時間が短く終点の氷見まで行けず、さらに富山まで向かい路面電車や富山地方私鉄を楽しんだら夕飯を食べる時間がなくなり…… という、中途半端な旅行になってしまったので、富山はまたいずれ再訪したいところです.

4月:どこかにビューーン!で秋田へ

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FUJIFILM X100V

 JR東日本のポイントサービス、JREポイントを6,000ポイント貯めることで使える「どこかにビューーン!」という企画ものサービスがあり、それを利用して出かけた旅行です.「どこかにビューーン!」は、日時を指定するとまず最初に4つの候補地が出てきて、その候補地で問題がなければ申し込みをすると翌日くらいにその4つのうちのどこに決まったかのメールが届くという、ランダム性のある旅行サービスです.
 行き先(新幹線の停車駅)として提示されたのは田沢湖駅.ただし10時過ぎに到着する便だったので、田沢湖から角館までも別途購入して角館の武家屋敷を見学し、14時くらいに田沢湖に戻り、そこからバスに45分ほど乗った先にある、乳頭温泉で1泊しました.
 4月とはいえ秋田の山中にはまだ雪が残っており、天候に恵まれなかったこともあって隔絶された感のある場所でした.とはいえ、食事も美味しく温泉もかなりよかったのでまた訪れたい場所ではあります.

5月:銚子旅行

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RICOH GR III

 毎年恒例ともいえる、銚子旅行に.
 銚子電鉄に乗車し、寿司やしょうゆソフトクリームを食い、犬吠埼を訪れて…… というような基本パターンにちょっとずつ変化を加えて旅行を楽しんでいる感じですね.
 10年以上毎年のように銚子に出かけていますが、残念なのは特急列車が徐々に減少していること.行きの銚子行きも11時少し前に着く便が廃止されてしまい、帰りも以前は最終便が18時過ぎの便が新宿行きで重宝していたものが行き先が東京になり、さらに出発時刻が早まり、そして2024年のダイヤ改正からは最終の東京行きが1時間も出発時間が早まってしまうなど、使い勝手が悪化してしまいます.外房行き特急列車も同様に減少傾向にあり、千葉方面の観光需要が減退している結果とはいえ、これでは悪循環になりそうです.

6月:どこかにビューーン!で上越妙高へ

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FUJIFILM X-Pro3 + Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 VM

 4月の秋田旅行に続いて、2度目の「どこかにビューーン!」の利用です.
 行き先(新幹線の停車駅)は上越妙高駅.「どこかにビューーン!」はJR東日本の企画なので行き先はJR東日本のエリア内限定なのですが、北陸新幹線としては最遠の場所になります.
 上越妙高駅近辺の地理関係はまったく詳しくなく、悩んだ結果上越妙高近辺で栄えている城下町の高田駅と、そこから直江津を経由して糸魚川まで向かい、フォッサマグナを見てきました.
 実際に旅行に出かけてみると、高田の街は雁木作りなど古い城下町の面影を残しており見どころも多く、直江津も鉄道の街としてちょっとした観光施設もあるなど、糸魚川まで出かけなくとも見るところは多かったなという印象でした.

9月:遠野旅行

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 久々に車で遠出したいと思い、車で出かけたことのない旅先として遠野を選びました.
 片道1,200kmほどの距離なので、仕事終わりの夜に出発して佐野SAの宿泊施設で1泊、現地で2泊、さらに帰りに郡山でも1泊するという行程でした.
 遠野は以前に鉄道で訪れたことがあり、そのときもレンタカーを借りて少しだけ回ったことがあるのですが、今回は自由に動き回れることもあって山深いところまで行くことができました.場所によっては人気がなくて熊が出てもおかしくないようなところもあり、また天候に恵まれず目的の場所を全部回れなかったのですが、「遠野物語」として残された民話の世界がそこかしこに感じられ、距離はあるものの行ってよかったと思いました.

9月:長野旅行

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FUJIFILM X100V

 以前から食べてみたかった、小布施堂の栗菓子「朱雀」を食べるために計画した旅行です.
 「朱雀」は以前は当日朝から配布される整理券を入手しないと食べることができず、明け方から並ぶ必要があったのですが、コロナ禍による密を避ける慣習からネット予約に移行したので、遠隔地にいても予約ができるようになり、ようやく食べることができるようになりました.
 9月の長野県は栗だけでなく葡萄なども収穫期にあり、シャインマスカットや新作のクイーンルージュなども安く売られていましたので、次回はそちらも買ってみようと思いました

10月:熊野旅行

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RICOH GR III

 旅行に出たいという親の意向もあって、熊野まで家族旅行に出かけてきました.
 熊野三山は以前に一人旅で車で出かけたことがあり、今回も車なので道路事情は多少は知っているものの、運転したのが親の車なのでちょっと運転には苦労しました.
 宿を少しいいところにした結果、料理もかなり美味しく、温泉も洞窟風呂などバリエーション豊かでよかったですね.

11月:名古屋-長野旅行

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FUJIFILM X100V

 新型車両の計画が発表され引退も近いであろうJR東海の383系に乗っておこうという目的に加えて、美味しいものを食べて名産物を買い出ししよう、という目的で東京→名古屋→松本→長野→東京と、ぐるっと日帰りで一周する旅行でした.
 こういう地方の名産を食べ歩くような旅行だと、色が細くなったのを痛感しますね.普段はそれほど食べられなくてもいいけれど、旅行のときはあれこれ食べられる食欲をキープしたいものです.

 コロナ禍ということもあって、ここ数年は遠出するのに腰が引けていましたが、健康状態等に気を遣いつつも以前のような旅行ができる環境が戻りつつあることを感じた1年でした.
 来年の予定は現状決まってはいませんが、「どこかにビューーン!」のポイントはすでに出かけるのに十分なほど溜まってはいるので、冬の雪がある期間中にどこかに出かけるのもいいかなと思っています.

2023/12/28

2023年を振り返る – 音楽や映画篇

Category: 日記・雑記,映画,音楽 — Annexia @ 21:53

 今年も残すところあとわずか.
 1年を振り返る恒例の企画.まずは音楽や映画について.

■音楽
 新譜としてよかったのは、The Chemical Brothersの『For That Beautiful Feeling』.初めて聴いたときには前作の方が好みかな…… と思ったのですが、何度も聴くにつれてじわじわとよさが伝わってくる、いつものThe Chemical Brothersという感じですね.
 他にはTESTSETの『1STST』、くるりの『感覚は道標』がよかったです.TESTSETは、高橋幸宏亡きMETAFIVEのメンバーを中心に再構成したような顔ぶれなのですが、意志を引き継いでいる印象を受けました.くるりは新しいアルバムを出すごとにさまざまなものにチャレンジする趣向がありますが、今回のアルバムについてはオリジナルメンバーで昔に立ち返って作ったかのような曲調がオールドファン的に惹かれるものがあります.

 TESTSETで触れたように、今年は高橋幸宏が亡くなり、後を追うように坂本龍一が亡くなるという、Y.M.O.に多大なる影響を受けた自分としてはちょっとつらい1年でした.
 また、ジェフ・ベックやチバユウスケなど、影響を受けたアーティストが亡くなってしまい、自分の年齢を考えてもこの先はそういうことが多々あるのだろうなと思うと、いたたまれない気持ちにもなります.

■映画
2月:『RRR』
9月:『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』
11月:『ガールズ&パンツァー 最終章 第4話』
11月:『ゴジラ-1.0』

 今年映画館に行って観た映画はこの4本.
 もうちょっと足を運びたいものですが、よく利用しているユナイテッドシネマ としまえんが豊島園の閉園に伴って駐車場が使えなくなってしまい、ハリーポッターのテーマパークが開演したらまた駐車場が使えるようになるかなと期待していたのにそうもいかず、ということでレイトショーなどが行きづらいのが要因でもあったりします.

 『RRR』は長時間&怒涛の山場たっぷりなのがいかにもインド映画、という感じでした.
 いやー、内容濃いなーと思いながら観ていて、なんか終わりが唐突だなと思ったら「Interval」と表示されて中休み(自分が見た映画館はそのまま上映継続でしたが)に入ったときには、ちょっとやられたなと思いました.

 『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』は、デヴィッド・クローネンバーグらしさあふれる作品でした.彼の作品は観れるだけ観ておこうというスタンスなのですが(劇場上映も期間短めですし、見逃すと次にいつ観られるかもわからないですから)、映画館に行くと同好の士とおぼしき方々がそれなりにいて、なんとなく安心しますね(なにが?).

 『ガールズ&パンツァー 最終章 第4話』はだいたい1年半くらいおきに上映される、ガールズ&パンツァー 最終章の第4話.全6話なので残り後2話となってしまい、話も大詰めです.

 『ゴジラ-1.0』は『シン・ゴジラ』に次ぐ、ゴジラシリーズ.シン・ゴジラの舞台が現代だったのに対して、ゴジラ-1.0は戦時中から戦後の話.ヒューマンドラマ的な部分は個人的にはそれほど惹かれなかったものの、VFX効果の部分は見応えがありました.年明けからモノクロバージョンが上映開始となるそうなので、時代背景を考えるとそちらのほうがしっくりきそうです.