2020/12/13
FUJIFILM X100V
ユリシーズのバックルレスベルト「リーショ」を購入しました.
使っているベルトがやれてきているのでそろそろ新しいのがほしいなと思っていたところにユリシーズからメールマガジンが届いたのがきっかけでした.ユリシーズはストラップやボディスーツなど、カメラ関係のグッズを作っているところですが、紹介されていたのはなぜかベルト.なんでだろうと思ったら、ストラップを作っている大阪の町工場がCOVID-19の影響を受けて大変だということで支援するために作られた製品なのだとか(詳細はこちら).そもそも、ベルトを主力として作っている町工場に「細長い革製品だから」という理由でカメラストラップの製造を依頼したというのが面白いところです.
自分はユリシーズのカメラストラップ「クラシコ・ドリット」を使用しており、これが製造終了してしまうのも困りものですし、ベルトもちょうどほしかったしというところで渡りに船という感じで購入しました.
FUJIFILM X100V
今回はチョコレート色を購入.ユリシーズの製品はいつもながらパッケージにも手を抜かず、開封前から「いいものを買った」感があります.
FUJIFILM X100V
厚みのあるしっかりとした革で、コバ(裁断したエッジ部分)が丁寧に仕上げられています.
FUJIFILM X100V
バックルレスということで、固定方法はシンプルに金属(真鍮?)のパーツにベルトの穴を差し込むだけ.取り外しも前側に引っ張れば簡単に外れます.
一般的なベルトだとバックルのピンにベルトの穴を引っ掛けるときにベルトを折り曲げる必要があり、使っているうちに折りじわがついてしまいます.そうした痕が残ってしまうのがあんまり好きではなく、腕時計の革ベルトも折りじわのつかないDバックルを使っている自分としては、このシンプルな方式は気に入りました.
2020/11/22
FUJIFILM X100V
ShureのAONIC 50を購入しました.
このご時世、自宅にいることが多く、集中して仕事をしたいような場合でも集合住宅ゆえの周囲の煩さに気が散ってしまうこともあります.イヤホンを使ってもいいのですが、長時間のイヤホンは耳にもよくないといいますし、だったらヘッドホンを購入するかと思ったわけです.
選択肢として考えたのは以下のようなもの.実際に試聴して選びたかったのですが、このような状況では店に出かけるのも気が引けてしまい、今回はネットのレビューをあれこれと見て判断しました.
・ソニー WH-1000XM4
・DALI IO6
ソニー WH-1000XM4はワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホンとしては王道ともいえる製品.型番末尾のM4が示すようにmk4、4世代目となり性能的にも熟成されています.性能には定評があり、ユーザの状況を判断してノイズキャンセリングを自動調整し、AIによりハイレゾ級にアップスケーリングするなど、いわゆるハイテクてんこ盛りの機種.音質は低音強めとのこと.ソニーの音響製品は上位機やモニタ用製品はフラットですが、中級機くらいまではドンシャリ気味に味付けをしてくる傾向があります.おそらくはこの製品もそうした部類なのでしょう.
DALI IO6はスピーカーメーカーとして有名なデンマークのメーカーの製品.デザインは惹かれたのですが、ヘッドホン初開発の製品ということでちょっと情報も少なく、見送り.
Shure AONIC 50を選んだのは、イヤホンですでにSE425やAONIC 4を使用しておりモニタリング寄りの音質が自分の好みであること、レビューなどを見ても評判が悪くないことがポイントでした.個人的にブラウンが好みの色だったこともあります.それから、ちょうど価格の見直しが入って値下げされたことに加えて、ヨドバシカメラで特売的な値付けをしていたので(3日くらいで戻ってしまったのでいいタイミングで買えました)、それも大きかったです.
FUJIFILM X100V
FUJIFILM X100V
AONICシリーズらしく、AONIC 4やAONIC 215と同じく帽子でも入っているんですかと思いたくなるような円筒形のパッケージです.
しかも巨大.手前にあるのは12インチのMacBookですが、イヤホンではなくヘッドホンとはいえここまで大きいとは.
FUJIFILM X100V
FUJIFILM X100V
しかもそのパッケージ(直径約27cmありました)いっぱいにキャリングケースが収まっています.こういうところに国土の違いというかアメリカンな雰囲気を感じます.もうちょっとコンパクトにできなかったのかと.
FUJIFILM X100V
FUJIFILM X100V
同じことを思う方がいたようで、ネットで検索したらぴったりのケースを紹介されていましたので、自分もAmazonで同じものを購入しました.Geekria ヘッドホンケースです.対応機種として出てはいませんが、このようにあつらえたかのようにぴったり収まります.素晴らしい.
FUJIFILM X100V
付属品はそれほど多くなく、アナログ有線接続するための音声ケーブル、充電/USB接続用のUSBケーブル、あとは簡単なマニュアルくらいです.
FUJIFILM X100V
R側には上から順に、外音取り込み/ノイズキャンセリング用スライドスイッチ、ボリューム/再生/早送り巻き戻しスイッチ、電源スイッチ、USB-C端子があります.
外音取り込み/ノイズキャンセリング用スライドスイッチは3段階になっており、上が外音取り込み、真ん中がオフ、下がノイズキャンセリングです.ノイズキャンセリングは通常と最大の2種類あり、どちらを使用するかはスマートフォンのアプリで設定します.また、外音取り込みの取り込み音量もアプリで設定します.AONIC 215(AONIC TW1)でも同様に外音取り込み設定ができ、自分は最大にして使用していますが、そうするとイヤホンをつけたままでも普通に会話可能なので重宝する機能です.
FUJIFILM X100V
一方、L側にはアナログ音声のみ.しかもこの端子、2.5mmなのですよね.3.5mmだったらケーブルの長さの選択肢も増えるのですが.もっとも、自分はアナログケーブルで接続することはほとんどなさそうなので問題ないですが.
FUJIFILM X100V
肝心の音質について.
再生側はiPad mini 5、iPad Pro 11inchを使用し、アナログ有線接続、Bluetooth、USB-C接続で聴いてみましたが、アナログ有線接続はやや落ちる感じです.iPad側のアンプやD/Aコンバータの性能がそれほど高くないのが原因でしょう.なので有線よりも無線のBluetooth接続のほうが高音質だと感じました.それよりも高音質だと感じたのがUSB-C接続です.AONIC 50搭載のD/Aコンバータはかなり高品質だという評価で、たしかにBluetooth接続よりも力強さを感じました.とはいえ、USB-CでしかもUSB2.0ではなく3.1などの高速転送可能なケーブルは非常にごついため取り回しに難があります.なので若干音質が落ちるとはいえBluetooth接続のほうが煩わしさもなくていいですね.
音の癖はあまり感じられずモニタライクな音の出方をすると感じました.ソニーのWH-1000XM4と比べて低音が弱いという評価をしているレビューをよく見かけますが、ソニーのほうが低音を強調しすぎているだけでその音に慣れてしまうと弱く感じてしまうのでしょう.ただ、いわゆるドンシャリのほうがノリがよく感じられるのもまた事実であり、そのためロックとか打ち込み系のEDMを聴くような場合にはWH-1000XM4のほうが馴染みそうです.手持ちの音源をあれこれと聴いてみた感じではジャズやラテン系のアナログ系楽器の音色がいちばん気持ちよく聴ける印象でした.
残念ながら現状のような自宅にこもりがちの生活はもうしばらく続きそうですが、せっかく購入したいいヘッドホンですので、これで乗り切りたいと思います.使うかどうかはわかりませんが、マイクもついておりネット会議や通話も可能ですし.
2020/11/05
今年の始めくらいですが、VoigtlanderのULTRON 28mm F2 VMを購入しました.
自分の好みの画角は35mm換算で28-35mmくらいなので、35mm換算で42mmとなるこのレンズは購入対象としてはあんまり考えていなかったのですが、たまたま程度のいい中古の出物があったのを見てしまい、つい勢いで購入してしまいました.
FUJIFILM X-Pro3 + XF23mm F2 R WR
全長51.2mm、重量244gとレンズとしては小型軽量な部類に含まれるサイズです.X-Pro3に取り付けて使う場合にはマウントアダプタが挟まるので、全長はもう少し長くなります.
Voigtlanderブランドのレンズ全般にいえることですが、丁寧な仕上げでクラシカルかつかっこいい外見をしています.
Apple iPhone 8
細身なのでなおさら長く見えてしまいます.
フードは丸型でねじ込み式のものが付属しています.フィルタネジとは別に取り付けるようになっており、フィルタをつけても全長や見た目に影響はありません.もうちょっと人気のあるレンズだったら、別タイプのフードが発売されたりしそうですが、Voigtlander銘のレンズの中でもちょっと地味な1本なので純正の付属品しかありません.
FUJIFILM X-Pro3 + Voigtlander ULTRON 28mm F2 VM
届いたその日にちょうど飲みに行く予定になっており、酔っ払いながら薄暗い店内で撮影したもの.絞り開放(のはず).
あんまり期待せずに購入したレンズだったので写りを見てちょっと驚きました.ピントのあっているところがシャープなのはもちろんとしてボケがなだらかで2線ボケのような汚いボケではありません.非球面レンズを使用していないのもなにか関係あるのでしょうか.
FUJIFILM X-Pro3 + Voigtlander ULTRON 28mm F2 VM
撮影テストも兼ねて旅行に持って行きましたが、絞ればシャープでキリッとした写りになります.
また、レンジファインダ用レンズにありがちな盛大な周辺減光も少なく、気になるようなレベルではありません.
FUJIFILM X-Pro3 + Voigtlander ULTRON 28mm F2 VM
ヘリコイド付きのマウントアダプタを使うことでテーブルフォトにも使えます.近距離でピントが浅く、ボケに癖もないので料理(とくに付け合わせのクレソン)が立体的に見えます.
FUJIFILM X-Pro3 + Voigtlander ULTRON 28mm F2 VM
歪曲が少ないのはレンジファインダ用レンズの長所ですが、このレンズもまったく気になりません.
FUJIFILM X-Pro3 + Voigtlander ULTRON 28mm F2 VM
色味はレンズの性能よりもカメラ側の味付けによるところが大きいですが、夏の終わりのやや物寂しげな雰囲気が出せたかなと思います.
ピントのあっているひまわりの花びらの重なりのシャープさと、後ろの雲のややボケた柔らかさが気に入っています.
FUJIFILM X-Pro3 + Voigtlander ULTRON 28mm F2 VM
溶けるようなボケとまではいきませんが、癖のない柔らかくなっていくボケは魅力です.
FUJIFILM X-Pro3 + Voigtlander ULTRON 28mm F2 VM
絞りF2開放で撮影.拡大やピントピーク等のアシストがあっても、老眼の始まった眼でこの手のものを撮影するのは大変です.少し後ピンですね.
光の反射がボケていますが、こうしたものは非球面レンズだと研磨の跡が同心円状に出て、「玉ねぎボケ」なんていわれてしまいますが、このレンズは非球面レンズを使用していないので、そうした癖のあるボケは出ていません.
FUJIFILM X-Pro3 + Voigtlander ULTRON 28mm F2 VM
レンズとヘリコイド付きマウントアダプタの最短撮影距離で撮影.ピントの合った芯が見えつつも柔らかな収差が出ています.レンズの設計上想定された撮影距離ではないのですが、うまくまとまった描写です.
好みの画角よりやや望遠よりで扱いにくいかなと思っていましたが、これくらいであればファインダを覗いても狭さを感じるほどではありません.また絞り開放では開放値F2を活かした綺麗なボケを、絞ればシャープな描写と、万能感があるのも魅力です.おかげですっかりお気に入りの1本となっています.
2020/10/17
X100V用のフード、Squarehood Model Vを購入しました.Squarehoodは初代、mkIIに続いて3つ目の購入です.mkIIの次がModel Vという名称なのは謎です.X100Vにあわせたのかなとも思いましたが、X100V専用品ではありません.
X100シリーズは5世代目のX100Vでレンズが変更となりましたが、レンズ先端のアクセサリ取り付け部の形状が共通のためフィルタアダプタやフード、さらにはワイド/テレコンバータも代々同じものを使うことができます.mkIIは先代のX100F用に購入しましたが、そのままX100Vにも使用できました.コンパクトで気に入っていた反面、フィルタが使えないのが難点でした.フィルタを使うには専用のアダプタリングが必要となるのですが、妙に間延びした感じになってしまい、ちょっとデザイン的にイマイチになってしまいます.なのでX100Fのときはフィルタなしで使用していました.
X100Vになってレンズ先端以外は防塵防滴構造となり、フィルタを取り付ければレンズ先端も防塵防滴になるので、やはりここはフィルタを使いたい…… と思っていたところにModel Vの発表を知り、フィルタも使えるとの表記を見て飛びついた感じです.
購入は今までと同様にスウェーデンのSquarehoodに直接注文しての個人輸入.お値段がModel V本体が63ユーロ、送料が高速便しか選べず22.03ユーロであわせて85.03ユーロ、日本円で1万円ちょっとでした.月曜の昼過ぎに注文を入れたらその日のうちに発送したとの返信があり、木曜の夕方には受け取ることができました.mkIIのときは10日ほどかかったことを考えてもずいぶんと早い到着です.
FUJIFILM X100V
FUJIFILM X100V
同梱物はフード(ベース部)、フード(先端部)、フード固定用イモネジ2個、キャップ、ドライバ.
シルバーの色味はX100V本体に比べて若干ギラッとした感じです.もう少し艶消し仕上げのほうがよかったかも.小傷や切削痕がわずかに見られますが、作りの精度に問題はありません.
FUJIFILM X70
手順1.レンズ先端のリングを取り外し、フード(ベース部)をねじ込みます.
FUJIFILM X70
手順2.フィルタを取り付ける場合はここでねじ込んでおきます.
FUJIFILM X70
フィルタまでねじ込んだ状態で上から見ると、なんか不格好に飛び出た感じに見えてしまいます.
FUJIFILM X70
手順3.フード(先端部)を取り付け、フードの傾きを調整しつつ左右のねじ穴にイモネジを取り付けて完成です.イモネジが直径1.5mm程度のサイズしかなく、フード先端が出っ張っているので老眼の始まった自分の目では取り付けに難儀しました.自信のないかたはフードと一緒に予備を売っているので買っておくのもいいかもしれません.
FUJIFILM X70
このように、フードの前後パーツの間にフィルタ1枚を挟み込むスペースが用意されている格好です.自分は富士フイルム純正の保護フィルタを使用しましたが、厚みのあるフィルタを使用した場合には、前後パーツに隙間が空いてしまいます.また、フィルタを交換するためにはイモネジを緩めて先端部のフードを外してフィルタを交換し、再び傾き調整しながら先端部フードを取り付けるという作業が必要となりますので、エフェクト的なフィルタを頻繁に使用されるかたには向いていない製品だと感じました.PLフィルタなんかも操作しづらそうです.
FUJIFILM X70
角形フードでファインダの邪魔にならないかやや不安だったのですが、さすが専用設計だけあってファインダから見える位置だけくり抜かれています.
FUJIFILM X70
FUJIFILM X70
mkIIとの比較.約1mmほどModel Vのほうが出っ張ります.とはいえ、フィルタを取り付けて1mmしか厚くなっていないというのは上出来です.mkIIでフィルタを使用するためにはアダプタリングが必要であり、その場合にはModel Vより厚みが増えてしまいます.
FUJIFILM X70
キャップは硬めのプラスティック製で(初代Squarehoodみたいな材質です)上からスライドさせて下側にある爪で引っ掛けて固定するような構造です.なんとなく経年劣化で爪が割れてしまいそうな雰囲気があるので、外すときにあまり力をかけずに丁寧に扱うほうがよさそうです.
なんといっても見た目の格好良さが素晴らしいです.人によって意見が分かれるでしょうけれど、自分は撮影する機材についても見た目がいいものを使いたいと考えているので買ってよかったと感じました.フィルタを頻繁に交換されるかたでなければおすすめできる製品です.
【2020.12.24追記】
Apple iPhone SE2
Apple iPhone SE2
Squarehood Model Vを装着したときのOVFのケラレについて質問をいただいたので撮影してみました.
上がOVFのみ、下がOVFにERFを表示させたもの.iPhoneで撮ったものと実際に裸眼で見る場合では若干のズレがありますが、だいたいこんな感じのケラレがあります.フードの切り欠きがある程度効果があるのがわかるかと思いますが、それなりにケラレますね.自分は下のようなERFを表示させた状態で撮影しているので右下の視界は最初からあまり見えてない感じです.厳密なフレーミングを要求される場合にはEVFに切り替えて撮影しています.
2020/09/28
3ヶ月ほど前になりますが、富士フイルムのXF16-80mm F4 R OIS WRを購入しました.
3ヶ月前、とあるようにCOVID-19の影響もあって外出機会もなく、購入してからまったく使っていませんでした.使用するあてがまったくない状態で購入したのは、消費増税による5%キャッシュバックが6月末までだったためです.XF18-55mm F2.8-4 R OISを下取りに出したのですが、下取り額が比較的よかったり、売価も今より安価で、件のキャッシュバックもあって結局5万円代で入手できました.今だと7万円近いので、しばらく使う用途がなかったとはいえ、入手しておいてよかったです.
Apple iPhone SE2
X-Pro3に装着したところ.やや大きめです.X-T系のボディの方が似合いそうです.
16-80mm(35mm換算だと24-120mm)という、いわゆる「便利ズーム」に属す種類のレンズです.いままではX-T1のキットレンズであったXF18-55mm F2.8-4 R OISを使用していたのですが、
・防塵防滴ではないので悪天候下での使用ができないこと
・広角/望遠の両方が18-55mmでは足りないこと
・F値は固定の方が使いやすいこと
・絞りリングにはきちんと絞り値が記載されていてほしいこと
といったあたりが不満でした.とはいえ、なかなかこれらの条件をクリアするレンズは出てこなく、ようやく望みどおりのレンズが出てきたという感じです.
FUJIFILM X-Pro3 + XF16-80mm F4 R OIS WR
16mm F8 1/52秒 ISO6400
広角端16mmで撮影.デジタル的な補正は入っているのかもしれませんが、四隅までそれほど不満のない画質です.440gとそこそこの重さがありますが、撮影しているぶんにはそれほど重さを感じません.
FUJIFILM X-Pro3 + XF16-80mm F4 R OIS WR
37.6mm F4 1/60秒 ISO3200
絞り開放値F4では積極的にぼかすのも無理があります.この手の強目の光源がある状況でも描写は安定しているようです.
FUJIFILM X-Pro3 + XF16-80mm F4 R OIS WR
34.2mm F4 1/900秒 ISO320
ボケはやや騒がしい感じです.
FUJIFILM X-Pro3 + XF16-80mm F4 R OIS WR
80mm F5.6 1/1700秒 ISO160
ズーム端で遠景を.この手の便利ズームレンズは広角/望遠端のどちらかに設計上の無理が出たりしがちですが、望遠側も不満のない描写です.
FUJIFILM X-Pro3 + XF16-80mm F4 R OIS WR
32.5mm F4 1/34秒 ISO6400
最短撮影距離は35cm.望遠端のみというような制限もなく全域で寄れます.
店内が薄暗く、シャッター速度がかなり落ちていますが、このくらいでは手振れ補正が働いてブレは心配なしです.
FUJIFILM X-Pro3 + XF16-80mm F4 R OIS WR
80mm F5.6 1/60秒 ISO2500
薄く暗くなってきた時間帯で明暗差のある状況ですが、フレアやゴーストのようなものは出ていないようです.
FUJIFILM X-Pro3 + XF16-80mm F4 R OIS WR
16mm F5.6 1/1600秒 ISO320
電子的な補正がされているのかもしれませんが、歪曲は特に気にならないレベルです.
FUJIFILM X-Pro3 + XF16-80mm F4 R OIS WR
20.2mm F4 1/750mm ISO320
AFも迷わずに速く、不満がない…… と思ったのですが、この写真は前ピンですね.
便利ズームとして自分が求める条件をほぼ満たしているこのレンズ、結構気に入りました.不満な点といえば、前述したAFにちょっと不安が残る点と、あとは絞りリングの感触でしょうか.もうちょっとカチカチとはっきりした感触が好みなのですが、防塵防滴構造のせいか、ややぬめっとした感触です.
旅行などで趣味で撮影するときには、MFで単焦点のレンズを使うのが好みなので自分から進んで使うことはそれほどなさそうですが、頼まれごとなどで失敗の効かないようなときには活躍してくれそうです.