2021/12/05
FUJIFILM X100V
自転車通勤をするにあたって以前にヘルメットを購入したのですが、在庫のある、すぐに手に入るものの中から購入したこともあって、あまり気に入っていませんでした.なので、新たに買い直すことにしました.
購入したのはbernのMACON VISOR 2.0です.
bernはアメリカのメーカーで、BMXやスケートボード、スノーボードなどのエクストリームスポーツ系のヘルメットとして有名なところです.また、欧米系人種とアジア系人種では頭の形状が異なる(アジア系の方が上から見て丸い)ため、海外メーカーの製品だと形状が合わないことが多いそうですが、bernは日本市場向け商品として「JAPAN FIT」を銘打った製品を出しているので、それを購入しました.
色はマットサンドで艶消しのベージュがかったグレーといった感じで落ち着いた色合いです.形状も自転車用ヘルメット特有の派手派手しさもなく、かといって単純な丸型でもないのが気に入っています.
FUJIFILM X100V
自分の頭周りのサイズは57cmなので、57-59cmのLサイズを購入しましたが、ほぼぴったりでした.若干の余裕を持たせたい場合やキャップをかぶってヘルメットを装着したい場合にはその上のXLを購入したほうがいいかもしれません.
インナーは取り外し不可なので汗ばんだ場合にはこのまま洗うなり、消臭スプレーなりでケアする感じでしょうか.
FUJIFILM X100V
後部に2ヶ所謎のネジ穴があって、これはなにに使うものかと調べていたら、どうやらオプションのライトが取り付けられるとのことなので取り寄せしてみることにしました.ただ、需要が少ないのか自分が通販で購入したところも在庫処分で半額になっており、あとで見たら在庫なしになっていました.
FUJIFILM X100V
FUJIFILM X100V
自分が購入したのはUSB充電可能なもの.フル充電で点滅だと24時間、常時点灯で5時間半、ゆっくりと明るさが変化するパターンで6時間半の使用が可能です.12ルーメンなのでそれほどの明るさではないのですが、点滅はかなり目障りな感じで、しかもヘルメットにつけることもあって位置が高いのでゆっくり明るさが変化するパターンで使うことにしました.
FUJIFILM X100V
取り付けたところ.湾曲した部分に取り付ける関係もあってか、ちょっと後ろに出っ張りますね.
FUJIFILM X100V
側面からだとこんな感じ.
BROMPTONのテールライトが比較的低い位置についているので、後方からの視認性を高めるためにヘルメットにもライトをつけたいと思っていたこともあって、安く純正品のライトをつけられたのはよかったです.
2021/12/04
BROMPTONで通勤しているときに、渋谷を通過するので大きなアップダウンがあるのですが、上り坂で右足で踏み込んだときに異音がするのに気づきました.
自分が疑ったのはBBなのですが、自転車店に相談したところ右ペダルが怪しいとのこと.なんでもBROMPTONの右ペダルはあんまり出来がよろしくないらしく、回転部分がプラスティック製で耐久性も低いそうで.素人目線では折り畳み機構のついた左ペダルのほうが多機能なぶん弱そうなイメージがあったのですが、左ペダルは優秀なのだとか.
なので、BBと右ペダルを交換してもらうことにしました.
FUJIFILM X100V
交換前のBB.自転車の中でも重要なパーツなのですがここもプラスティック製で作りは甘いという評価です.
取り付け精度も高くないようで、サードパーティ製のBBに交換する際にはまずはタップ切り(ねじの溝を作り直す)ところから始める必要があります.この辺の作業はやはり時間がかかってしまうので、1週間ほど店に預けました.
Apple iPhoneSE2
今回交換したBB.TOKEN製のもので、幅はBROMPTONに合わせて店で別注した119mm.「ティラミック・ベアリング」と呼ばれる、セラミック製ベアリングにチタンコートを施した製品です.
クランクを社外のものに交換する場合にはBB幅も変わってくるとのことでしたが、メカ的な部分は「見た目ノーマル、でもチューンしてある」という路線で考えているので、ノーマルに合わせた製品でお願いしました.
FUJIFILM X100V
交換後のBB.多少抵抗感が減ったような気がしなくもないですが、あんまりわからないですね.
FUJIFILM X100V
こちらが交換した右ペダル.このペダルも、純正品ライクな製品を店が別注した製品だそうで反射板の有無くらいでしか純正品と見分けがつきません.でも三ヶ島製作所の製品で品質的にはかなり上がっているようです.
FUJIFILM X100V
自宅から多摩湖まで自転車で出かけてみたり、以前に異音の出た渋谷の坂を登ってもみましたが、音は出なくなりました.
BROMPTONを買うときに将来的にいじりたい主なメカパーツとしてBBとハブの2つを考えていました.
BBについては高性能なものに交換できましたので、ハブについても交換を…… と思って自転車店に相談したところ、ハブ交換済みの試乗車を用意してくれました.
乗ってみると軽快感はあるものの、漕いでいない時の「シャー」というラチェット音があまりにも大きすぎてしかも甲高い音なので、ちょっと見送ることに.BROMPTONは折りたたみの小径車にしてはサードパーティ製パーツが多く出ているほうですが、ハブはあまり選択肢がないそうで静かなハブは現状は望めないとのことでした.将来的に魅力的なパーツが出てくるまでは待ちでしょうか.
2021/10/10
10年以上使用していたブラウンの電動歯ブラシが動かなくなったので、新たな電動ブラシを購入しました.
FUJIFILM X100V
購入したのはパナソニックのドルツ EW-CDP34です.
すでに後継のEW-DP35/CDP35(DPとCDPの型番の違いは流通ルートの違いによるもののようです)が出ており、在庫のみで値下げされていたので旧型を選びました.CDP35はヨドバシカメラ価格で23,000円くらい、CDP34は18,000円くらいと5千円ほどの価格差がありますが、性能差はあれこれ見比べた限りではとくにないようです.また、モータを1つにして動作を簡略化した下位モデルが2万円くらいなので、お買い得だったと思います.
FUJIFILM X100V
付属品は電動歯ブラシ本体、充電スタンド、ACアダプタ、ブラシ3本、ブラシスタンド.
ブラシはサイズ違いや機能的に違うものなので、この3種類を試して自分にあったものを選ぶためのもののようです.
さらに上位の製品になると携帯用のケースも付属するようですが、取り寄せできるようなので旅行などで使用するのであれば購入した方がいいかもしれません.
FUJIFILM X100V
本体カラーは、ホワイト、ブラック、ピンクがありますがブラックを選択しました.替ブラシもきちんとブラックが用意されています.
FUJIFILM X100V
充電スタンドはやや変わった形状をしており、側面から非接触充電し下部は空間が空いています.
以前に使っていたブラウンの電動歯ブラシがそうでしたが、洗った後の水滴が残ったりして下部に充電部分があるとそこが汚れやすいのです.なので側面に非接触の充電部を設けて、水滴が下に落ちても簡単に拭き取れる構造になっているというわけです.
FUJIFILM X100V
動作モードは3種類.
「W-CLEAN」モードは一般的な前後への動きに加えてブラシが歯に向かって垂直方向にも動くものです.2方向にブラシが動くのでモータが2基必要となり、上級機のみに装備されている機能です.「NORMAL」と「SOFT」は磨きが強く感じるときに出力を落として使うモードだそうです.自分はW-CLEANで使用しています.
実際に使ってみた感想です.
いままで使っていたブラウンの「オーラルB」と呼ばれるシリーズの製品はブラシ部分が回転するのが特徴でした.これが他メーカーにない特徴でブラウンの売りであったのですが、機構的に複雑となるためか替ブラシの価格が高く、そしてなにより欠点としてブラシの高さがあるため奥歯が磨きづらいのです.歯医者で診てもらっても奥歯の磨きが足りないことをしばしば指摘されていましたし、かといって奥までブラシを突っ込もうとすると吐き気を誘発してしまう…… という問題がありました.
ドルツを使用して思ったのはすんなり奥歯までブラシが届くこと.ブラシ部分を薄く仕上げているのが特徴のようで、こうした部分の気の利き方が国内メーカーの製品らしいなと思いました.磨いたあとの感触も舌で触れても歯がツルツルになっているのを感じます.
またブラシ自体に複雑な機構を搭載していないので、オーラルBの替ブラシが1本800-900円くらいするのに対して500円くらいで買えるのはランニングコスト的に有利です.おそらくまた長期にわたって使用することになると思われますが、いい買い物ができました.
FUJIFILM X100V
余談ですがブラウンの電動歯ブラシを廃棄するにあたって苦労したのがバッテリを外すことです.
自治体の案内によると、電動歯ブラシ本体は不燃ゴミとして捨ててよいのですが、「バッテリは外すこと」というのが条件となっています.バッテリなんて簡単に外せるんじゃないかと思っていましたが、そういえば以前にネットでブラウンの電動歯ブラシを廃棄しようとした人が分解というよりも破壊といった感じの写真とともに文句を書かれていたのを思い出しました.そして設計の古い自分のブラウン製電動歯ブラシも結局は破壊してようやくバッテリを取り外すことができました.
事前に調べていてドルツがいいなと思ったのがこの底面のネジ.これを緩めることで簡単にバッテリにアクセスし廃棄することができる設計になっています(バッテリの交換は防水性の面で問題があるので個人での交換は不可).
2021/10/04
FUJIFILM X70
iPad mini 6を購入しました.
自分はPro 11(初代)とmini 5を使用しており、Proを自宅用、miniを外出用や音楽再生用として使い分けています.
miniの新型が出るらしいという噂が流れてきたので、
・USB-Cが採用されること
・Face IDではなくTouch ID、しかもAirのような電源ボタン一体型であること
の2つの条件を満たしていたら買おうと思っていました.
実際に出てきたものがまさに期待どおりのもので、他の部分も含めて非のうちどころのない製品に仕上がっていたので、予約受付開始と同時に購入申し込みをしました.
今回購入したのは256GBのセルラーモデル、色はパープルです.
FUJIFILM X70
iOS 15の初期セットアップ画面はこのような「hello」や「こんにちは」という表示から始まります.
このhello、書体も含めて初代Macintoshの広告などに使われていたものと同じように見えるので、表示された時は少し嬉しくなりました.
FUJIFILM X70
購入の決め手となったポイントの1つ、USB-Cの採用.MacBookやiPad Pro、そして最近ではワイヤレスのイヤホンなど多くの機器がUSB Type-C(USB-C)規格を採用しています.充電ケーブルは他の端末と共用できるようにしてシンプルにまとめたいので、このUSB-Cの採用はありがたいですね.
また、スピーカーがmini 5と同様に2スピーカーながら、横向きの配置にした時に左右から出るようになりました.映像再生時に違いを感じます.
FUJIFILM X70
あまり使うことのないカメラですが、1,200万画素にアップし、フラッシュが追加されました.最近ではWeb会議などでディスプレイ側のフロントカメラが重視されるようになりましたが、こちらも1,200万画素になり、画素が多くなったことを利用して自分つを認識してバランスよく配置させる「センターフレーム」に対応するようになりました.
FUJIFILM X70
電源ボタンがTouch IDを兼ねるようになりました.
ボタンを短時間押してそのまま指をボタンから離さずにいるとTouch IDが機能してロック解除されるのは便利です.
また、画面に軽くタッチしたり、電源と連動するカバーを使用しても画面が表示されるので、Touch IDの認識機能が作動するようにもなります.
FUJIFILM X70
従来は縦方向で持ったときに右側面にあったボリュームボタンが上面左、電源ボタンの反対側に移動しました.
mini 6になってApple Pencil 2に対応したのですが、ボリュームボタンが右側面にあるとApple Pencil 2を装着する場所がなくなるからというのが理由のようです.
2つ並んだボタンのアップ/ダウンは持ち方によって変化し、違和感なく操作できます.
FUJIFILM X100V
iPadシリーズはアスペクト比が4:3なのですが、なぜかmini 6はやや縦長になっています.
そのせいなのかわかりませんが、アイコンの並びがやや不自然というか中央に詰まった感じで余白部分がやけに広く感じます.違和感のあるところなので、今後のアップデートで修正されるといいのですが.
FUJIFILM X70
ホームボタンがなくなったので縦方向がややコンパクトになり、それでいて画面サイズは拡大しています.こうしてWebを表示させても表示される情報量が若干ながら多くなっているのがわかります.逆に横方向は1,536ピクセルから1,488ピクセルに減少しています.解像度は326ppiと同じで、本体幅も同じなので横方向のブラックアウトされた縁の部分がmini 5よりも広いということになります.
FUJIFILM X70
FUJIFILM X100V
追加で購入したもの.
電源周りは付属していますが、会社用に他製品と使い回しのできるものを用意しておこうと思い、Anker Nano II 45WとAnker PowerLine III Flow USB-C & USB-C ケーブル 0.9mを購入しました.が、Nano II 45Wは使おうとしたら通電せず.どうやら初期不良のようで交換することに.
また、イヤホン端子が廃止になったので、Anker USB-C & 3.5mm オーディオアダプタを購入.この手の小物系はAnkerが痒いところに手が届く製品が用意されていていいですね.
ほかに、保護フィルムやカバーも購入しました.カバーは歴代iPadで愛用しているDODOcaseを注文しましたが少し時間がかかっているようです.
使ってみた感想など.
■いいところ
・サイズ的にはmini 5と同じなので違和感なく使える
・mini 5はエッジがラウンドしていたけど、mini 6はiPad ProやAirのようにエッジが立っており、個人的には好み
・mini 5でも速度的に不満はなかったが、mini 6になって明らかにキビキビした動作を感じる
・USB-Cになって充電がMacBookやiPad Proと共通化できたのはありがたい
・新色のパープルはシルバーに近い雰囲気でどぎつさはなく上品にまとまっていると思う
・ランドスケープ画面(横長の画面)にしたときに音声や曲が左右から出るのはmini 5からの大きな改善点
■残念なところ
・イヤホン端子は残しておいてほしかった.iPhoneのように防水性を備えているわけではないので、残してもよかったのでは
・全画面になって上下がわからず天地逆に持って慌ててしまうことが.ケースが届けば解決しそう
・アスペクト比が他のiPadのような4:3ではなくワイド寄りになっているものの、アイコンの配置などが最適化されていない
というような感じで、かなり満足のいく製品に仕上がっています.
mini 5からmini 6までの期間が2年半と比較的長期なので、Appleとしても長期間販売する製品として発売当時から見劣りのするスペックにはしたくなかったのかもしれません.
外出先でも使えるiPadがほしいという条件であれば、これ一択だと思います.自宅でWebやSNS、電子書籍とかに使いたいというのであれば、画面が大きなiPadもしくはAirがよさそうですが、手に持って寝ながら使うような用途では軽量という点でminiもいいのかもしれません.
【10月10日 追記】
注文していたDODOcaseが到着しました.
Apple iPhone SE2
紙製で見た目は手帳っぽいのが気に入っています.いくつかのバリエーションやカスタマイズにも対応していますが、今回はチェック柄のものをオーダーしてみました.
Apple iPhone SE2
蓋部分に磁石が内蔵されており、開閉と連動してスリープ/スリープ解除されます.
ケースもそろい、これで本格的に活用できそうです.
2021/09/23
昨年4月にShureのイヤホンを左右独立イヤホンにする、Shure AONIC 215を購入しました.
このAONIC 215、発売当時から充電ができないなどの不具合報告が多く、一時は販売中止や回収といった状況になっていました.
自分の手元にきたものについては、右Chの充電端子の接触がやはりあまり良くなく、たまに端子部分を爪で削って対処しつつ使っていました.返品してもよかったのですが、音質自体にはなんの不満もなかったこと、そしてやはり左右独立イヤホンは便利なので、代替品がない状況で手放すのは惜しいと思ってそのままにしていました.
それから1年5ヶ月.突如として「AONIC 215 GEN2」を名乗る、第2世代のモデルが発表になりました.イヤホン部分(SE215/AONIC 215)はすでにありますので、レシーバ部分のみの「TRUE WIRELESS SECURE FIT ADAPTER」こと、RMCE-TW2のみを購入しました.
Apple iPhone SE2
左は前回購入の初代AONIC 215.相変わらずパッケージが大きいです.
Apple iPhone SE2
開封してみると説明書きも円形をしているのは従来通り.それは別にいいのですが、気になったのがRMCE-TW1の表記.今回自分が買ったのはRMCE-TW2では……
Apple iPhone SE2
イヤホンなしのレシーバのみを購入しましたので、イヤホンはついていません.手持ちのAONIC 4を装着することにします.
Apple iPhone SE2
上が今回購入のRMCE-TW2にAONIC 4を取り付けたもの.下が従来のRMCE-TW1.形状も同じで外見ではほとんど見分けがつきません.わずかに小さくプリントされている文字が判別ポイントでしょうか.
TW1とTW2の違いですが、
・IPX4の防滴性能を装備
・イヤホン内にイコライザを保存できるハードウェアEQ機能
・ボタンの多機能化・カスタマイズ対応
・ビームフォーミングマイクの装備など会議・通話性能の強化
・外音取り込み等の自動化
・ケースから取り出すと自動で電源オンになる(ケース収納で自動電源オフはTW1でも可能)
といったところです.
逆に従来と変わらない点として、
・音質
・バッテリ持続時間
・Bluetoothバージョン
があります.音質については専用アンプを搭載するなど前作でもこだわった部分なので、十分という認識なのでしょう.
Apple iPhone SE2
充電部分.左がRMCE-TW2、右がRMCE-TW1.1年5ヶ月前は右もこんなくすんだ色合いをしていなかったと思いますが、TW2もいずれこのようになって接点不良になってしまうのでしょうか.それとも対策が施されているのでしょうか.
FUJIFILM X100V
充電兼用のケース.左がRMCE-TW1、右がRMCE-TW2.ジッパー部分のステッチの色が違う以外に見分けがつきませんね.
FUJIFILM X100V
開けても見分けはつかず.個体差なのかもしれませんがジッパーの高さが違いますが、比較してやっと気づくレベルの違いです.
FUJIFILM X100V
RMCE-TW2のケースの蓋部分の表記.「Model: RMCE-TW1」とありますね.はたして正しい製品を買ったのか、不安にさせられます.
AONIC 215 GEN2/RMCE-TW2に合わせてアプリがアップデートされました.
アプリ上はAONIC TW2と認識されていますね.余談ですがShureの製品は表記のぶれが結構あって、手持ちのヘッドホンAONIC 50もBluetooth上の表記ではShure 50になっていたりします.
「Pause Plus」は今回追加された機能で、一時停止すると自動的に外音取り込みモードに切り替わります.いままでは一時停止させた上でさらに2回ボタンを押して外音取り込みモードにしていたので便利になりました.
新機能のボタンのカスタマイズ機能.今まではカスタマイズ不可で、左右どちらのボタンを押しても再生/一時停止、2度押しで外音取り込み、3度押しでSiri起動、長押しで電源オフ、しかなかったのでとても便利です.
なお、一度押してからいったん指を離して長押しでボリューム調整(右がアップ、左がダウン)もできるようになりました.
まあ、やっと他社並みの使い勝手になったという見方もできますが……
Shureの製品は左右一体型のBluetoothアダプタのときもそうでしたが、初物はいろいろと不具合や使い勝手の悪さが目立ち、2代目で快適に使える製品になる傾向にあるのかもしれません.
イコライザ自体はTW1のときもあったのですが、Shureのアプリ上で曲再生したときしか使えず、Apple Musicなどの配信では使えないので実質なきに等しいものでした.今回はアプリ上で設定したものをハードウェアに記録させる方式になったので、配信でもイコライザが使えるようになりました.
個人的にはイコライザであれこれ味付けをするのはそれほど興味がないというか、音質がいまいちなイヤホンを無理やり過剰装飾する、いうなれば「美味しくないご飯をふりかけで食べる」的なものだという認識でいました.
が、美味しいご飯にふりかけをかければさらに美味しくなるもの、ということで認識を新たにしました.
アプリ上のイコライザの設定が非常にマニアックで、4ポイントEQながら、それぞれの周波数、強さ、帯域幅(影響を与える範囲)を自由に変更できるので好みの音質に仕上げられます.自分は中域をやや持ち上げる設定にしていますがかなり印象が変わりますね.ちなみにデジタル信号の段階でイコライジングしているので、アナログになってから手を加えることによる劣化は抑えられているとのことです.
TW1からTW2にモデルチェンジし、利便性の面で大幅にアップし、使いやすくなりました.音質面もTW1から不満のないものでしたが、TW2になってイコライザで細かな調整ができるようになったのがいいですね.自分はShureのイヤホンを使っていますが、MMCX規格のイヤホンであれば他社製品であっても差し替えできる、言い換えれば気に入ったイヤホンがあればTW2だけ差し替えればバッテリがダメになっても使い続けられるというメリットは大きいのではないでしょうか.
TW1のときは、音質はいいけど使い勝手などの面で勧めづらいところがありましたが、今回はMMCX規格のイヤホンを持っている方であれば検討する価値はあると思います.