2011/09/18
「伊勢神宮とリニア・鉄道館(その1)」の続きです.

RICOH GR DIGITAL III
伊勢から名古屋に戻り、あおなみ線に乗って終点の金城ふ頭に向かいます.
駅が近づくと白くて平べったい形状の建物が見えてきました.でも、個人的にはそれよりもその先に見える鉄鋼系の工業地帯に目を奪われました.

入り口すぐ近くにはSL C62、新幹線300X試作機、リニアモーターカーMLX01-1という、過去・現在・未来をそれぞれ代表するかのような車両が展示されています.

メインホールに入ると、新幹線0系、100系、300系、300系量産試作が見えてきます.

後ろにはドクターイエローも展示されています.


在来線も展示されていますが、新幹線に比べて展示に力が入っていないようにも感じられました.JR東海の収益の多くは新幹線からのものなので、まあ仕方のないところかもしれませんが.


2階からの眺めです.




0系新幹線.どれも懐かしいものばかりです.
しかし、飲料水が出ないのは仕方がありませんが、背もたれを動かして向きを変える座席はワイヤーで固定されており、そもそも座らないようにと注意書きがされているのは興ざめです.
JR系の博物館というと大宮にあるJR東日本の鉄道博物館がありますが、それに比べるとJR東海のこれはいくらか落ちる印象を受けました.展示の方法も鉄道博物館は配置が工夫されてホームを模して雰囲気を盛り上げていますが、リニア・鉄道館は並べただけ.しかもほとんど全ての車両で着席不可.先頭車と食堂車と両方展示させたいという目的は理解できますが、1号車と8号車を連結するのもちょっとどうなのかと.
来場者は普段は乗客なのですから、座るという行為を拒否するのは体験の一部を削いでいるようなものでつまらなさの一因であるような気がします.


予定では閉館時刻までいるつもりだったのですが、展示物も見終えてしまったので早めに名古屋に戻り、矢場とんで味噌カツをいただきました.


さらに、伊勢で食べそびれた赤福氷を名古屋駅の高島屋でいただくことができました.これで思い残すことはありません.
天候に恵まれず、また慌ただしい行程でありましたが、充実したよい旅行でした.伊勢神宮は年に1回くらいのペースで訪れていますが、何度行ってもいいところだと思います.心が洗われます.リニア・鉄道館は期待していただけにちょっとがっかりでした.
金曜の夜から土曜にかけて、伊勢神宮と名古屋にあるJR東海の博物館「リニア・鉄道館」に行ってきました.
3連休なのにその前日の金曜から出発したのは、混雑を避けるためと予定を立て始めた時点で土曜の宿泊がかなり埋まっていたためです.当初は土曜の早朝に出て日帰りにする予定で計画していたのですが、伊勢神宮とリニア・鉄道館の両方を見るのはちょっと厳しそうということで変則的ながら1泊することにしました.
定時まで普通に働いて、その足で新幹線に乗って旅行に出かけるというのは初めてのことです.そのせいもあって、普段の旅行よりも(もちろん普段の通勤よりも)荷物が多く、今回は一眼レフは持参せずGR DIGITAL IIIのみで撮影しました.28mm単焦点なので不便な点もありますが、明るいレンズと豊富な撮影機能と使いやすさ、そして強力なマクロでほとんど困ることはありませんでした.

RICOH GR DIGITAL III
名古屋に着いてホテルで荷物を下ろしてから、なにはともあれ名古屋めしということで近所の風来坊に.手羽先の店ということで「世界の山ちゃん」とともに知られた存在ですが、風来坊はこれが初めてです.世界の山ちゃんは東京にも店舗があるので何度か行ったことがあります.
雑居ビルに店舗を構えている店らしく雑然とした雰囲気ですが、同行者いわく以前に行った店はもっとこぎれいでこんなんではなかったと.過剰に期待しすぎていたせいか、都内で食べた世界の山ちゃんのほうが自分はおいしく感じられました.

翌日は早めに起きて、近鉄名古屋駅7時50分発の鳥羽行き特急に乗りました.今までにも伊勢は何度か行ったことがありますが、JRや鳥羽までフェリー、車などで近鉄に乗るのはこれが初めてです.
土曜日の朝ということもあって、車内はそこそこの混雑ぶりでした.

遠くに四日市のコンビナートが見えます.遠目に見ても規模の大きさははっきりとわかるほどで、これは一度きちんと来訪せねばダメだなと思いました.

天気予報では70-80%程度の確率で雨とのことでした.名古屋は小雨がぱらついていましたが、四日市や津は比較的天気がよく、これは予報が外れたかなと思っていたら、徐々に崩れ始めて下車駅である五十鈴川駅に着く頃には土砂降りでした.

内宮の入り口である宇治橋に着いても雨は降ったりやんだりでした.

これだけ雨が降ったりしているにもかかわらず、不思議と五十鈴川の流れは澄んでいました.

鳥居に縛られている榊も紙垂がぐちゃっとなってしまっています.とはいえ、こうして雨に濡れた光景も悪くありません.なにより、観光客が少なめです.

正殿です.この石段から先は撮影禁止です.式年遷移が2年後ということもあり、隣では新たな正殿の建築が進んでいるようでした.
参拝の順番を待っているさなかに急に雨が強くなってきました.

すごい雨です.神殿で雨宿りというのもなんだか罰当たりな気もしますが、これだけの雨では致し方ないところでしょうか.
このあと「開運お守り」を購入したところ雨もやんだのですが、もしかしたら開運お守りの効果は雨がやんだことで使い切ってしまったのでしょうか・・・

伊勢詣でが済んだら訪れるのはここ、おかげ横丁.
目的は赤福本店で食べるかき氷「赤福氷」なのですが、なんと氷の扱いをしていません.もう9月も半ばを過ぎたので終わってしまったのかと思い、がっくりしました.

雨の後で蒸し暑く、喉も渇いたので「横丁サイダー」なるものをいただきました.優しい味わいとでもいうか、炭酸も弱めでもう一つ、こう、パンチがほしい感じでした.

赤福氷も食べられなかったし、早めに昼食にするかということで名物の伊勢うどんをいただきました.赤福氷が食べられなかったので、大盛りで.
コシのない極太の麺を下にたまった醤油タレで食べる伊勢うどんは、独特の存在感があります.伊勢の地でどういう経緯を経てこのような食べ物が生まれたのか、興味深い食べ物です.
と、食べ終えて再び内宮に向かって歩いていたところで、内宮のすぐ近くの赤福の支店で赤福氷が売られているのを見つけました.が、すでにもう赤福氷を食べる余裕は時間的にも腹具合的にもありません.泣く泣く諦めることにしました.

五十鈴川駅に戻り、再び近鉄特急に乗って名古屋に戻ります.
行きとは違う車両で、二階建て車両でした.見た目は旧そうな感じだったのですが、リニューアルしたのかあとから追加で製造したのか、綺麗で快適でした.GPSロガーでチェックしたところ110km/hくらいは出ており、同じ区間を走るJR東海が非電化で単線なのに比べると大きな違いを感じました.
その2に続きます.
2011/07/11

Nikon D40 + NIKKOR-H Auto 2.8cm F3.5
6月に続いて、JR東日本パスを使って旅行に出かけてきました.
今回は日帰りで、鉄道に乗ることが目的のような旅行です.

RICOH GR DIGITAL III
ここしばらく一眼レフはD700ばかり使っていたので、今回は久々にD40を、そしてこれまた久々に非AiレンズであるところのNIKKOR-H Auto 2.8cm F3.5を使ってみました.交換レンズはなし.最短撮影距離は60cmなので近接や広角撮影はGR DIGITAL IIIでフォロー.
RAWで撮影しているのである程度の補正はできるものの、逆光で撮影した画像なんかは盛大なフレアやゴーストに見舞われてしまいます.自分よりも年齢が上のモノコートレンズなので仕方のないところでしょうか.

RICOH GR DIGITAL III
越後湯沢で乗り換えて特急「はくたか」で糸魚川に向かいます.ほくほく線車両の赤い「はくたか」を期待していたのですが、同型のJR西日本車両でした.
この列車、越後湯沢から金沢まで向かうのですが、その間にJR東日本→ほくほく線(北越急行)→JR東日本→JR西日本と路線が変化します.ほくほく線の区間は直線が多く踏切がほとんどないこともあって160km/h走行するのがウリです.が、山間部を直線区間で結ぶ=トンネルが多い、ということで車窓はまったくといっていいほど期待できません.


RICOH GR DIGITAL III
越後湯沢駅で買った駅弁をいただきます.牛肉のしぐれ煮がご飯にのっかって、おかずは卵焼きとかまぼこなど.この手の駅弁はハズレがないですが面白みもないですね.

Nikon D40 + NIKKOR-H Auto 2.8cm F3.5
糸魚川で大糸線に乗り換えます.糸魚川近辺は新幹線の工事がかなり進んでいました.少し前まで大糸線には国鉄の頃からのディーゼル車が走っていたのですが、引退してしまい今はこんな感じのレールバスっぽい車両になってしまいました.
大糸線はJR西日本と東日本とに分かれており、この列車もその境界である南小谷止まりになります.当たり前の話ではあるのですが、JR東日本パスはJR東日本の区間のみ有効なので(ほくほく線もなぜか有効)JR西日本の区間である直江津から南小谷までは別途乗車券や特急券を購入しました.
川の急流に沿うようにして路線は延びており、1両編成のこの列車もエンジン音を響かせながら苦しそうに坂を上り続けて行きます.

Nikon D40 + NIKKOR-H Auto 2.8cm F3.5
南小谷からはJR東日本の区間になることもあり、新宿行きの特急「あずさ」が停車していました.が、この山間の駅まであずさがやってくるのは1日に1本だけです.

Nikon D40 + NIKKOR-H Auto 2.8cm F3.5
長野の湖というと諏訪湖が思い浮かびますが、ほかにもいくつもの湖があります.これは木崎湖.車窓からいくつかの湖が連続して見えましたが、背後の山々と湖の景色が美しく感じました.

RICOH GR DIGITAL III
それにしてもこの日はうんざりするくらい日射しが厳しく、電車に乗っていてもぐったりでした.暑いからブラインドを下ろしたい、でも車窓は見たい、というようなジレンマで1/3くらいブラインドを下ろしてみたり.

RICOH GR DIGITAL III
松本駅から10分ほど歩いて、ぐったり状態でようやく松本城に到着.通常であれば入場料600円なのですが、閉館時間が近くなっていたせいか400円で入場できました.
松本城に来たのは小学生の頃に家族旅行で行って以来ですね.天守閣まで登ってみましたが、あんまりお城とかに興味を持っているわけではないせいか、外側から眺めている方がいいなと思いました.なにしろ、登ってもそこから見える光景は21世紀の町並みですからね.下から見上げた方がより時代を感じられます.

RICOH GR DIGITAL III
体力も消耗し、またこういうときに限って小銭もなく、とにかくどこかで休んで冷たいものでも、と思って四柱神社横のお店で抹茶練乳白玉金時かき氷をいただきました.生き返りました.休んでいる間に通り雨もしのぐことができて、イイ感じです.


RICOH GR DIGITAL III
長野に来たらコレを食べなきゃ、ということで夕飯にはそばと馬刺しをいただきました.馬刺しって初めて食べたかも.どちらもおいしかったです.
松本からはあずさで新宿まで帰りました.行程を組んでいるときからなんとなく思っていたのですが、鉄道に乗ることに主眼を置きすぎて、イマイチ充実感の薄い感じでした.距離を欲張らずにもう少し滞在時間をきちんととるようにしないとダメですね.
2011/06/24

RICOH GR DIGITAL III
数日前に休暇をとって常磐道方面に出かけてきました.
常磐道は1車線をふさいで道路工事をしていたり、補修痕が生々しいところもあったりと、地震の影響がまだ残っていました.
常磐道の終点は常磐富岡ICですが、その1つ手前の広野ICですべての車がおろされます.ここから先は福島第一原発から半径20km圏内になるため立ち入り禁止です.
広野ICを出ると、目の前に巨大な煙突が見えてきます.東京電力の広野火力発電所です.また、左手方向には原発対策の拠点と化している「Jヴィレッジ」があります.自分が通過したときも大量の車がとまっているのが見えました.
インターより北側は20km圏内で一般車両進入禁止のため、ここから南側のいわき市方面に向かいます.
建物の損傷はそれほど多くはないのですが、ブロック塀などが崩壊しているところがいくつか見受けられました.また、常磐線と並行する区間では、鉄道の電柱が斜めになっているところもありました.常磐線は久ノ浜駅までしか運行が再開されておらず、そこから先は手つかずのままです.
国道6号線をずっと南下し、久ノ浜駅まできたところで漁港のほうに向かうと、凄まじい光景が目に飛び込んできました.テレビやWebなどで見ているのと同じ状況ではあるのですが、津波がすべてをさらっていった、だだっ広くがれきが散乱した土地を目の当たりにすると言葉に言い表しがたい恐怖感がしました.
6号線は海辺近くを通ることもあるのですが、そうした場所では津波の影響を受けたとおぼしき家がそこかしこにあり、これが現実とはいえ見ていて辛いものがありました.
帰りは小名浜方面を経由して6号線で日立まで行き、そこから常磐道に乗りました.
しばらく前から、原発の近辺の区域や津波の被災地を見てみたいと思っていました.興味本位といわれれば否定できない側面もありますが、テレビやWebを通して見ることと、実際にこの目で見ることではちょっと違うのではないかと思い、訪れることにしました.
原発、放射能の影響については目に見えないこともあって具体的になにかを感じるようなものはありませんでしたが、津波の恐怖についてはTVで見るそれとは全く違うものを感じました.
2011/06/23
JR東日本パスで行く青森の旅、2日目です(1日目はこちら).
7時過ぎに起床.同行したIくんはもっと先に起きて、露天風呂に行っていたそうです.「貸し切りでした」とのこと.起こしてくれればよかったのにー.

RICOH GR DIGITAL III
朝食はバイキングでした.和食も洋食もとりそろえられています.私は洋食で.飲み物がリンゴジュースが用意されていたのはさすがです.おかわりしました.

Nikon D700 + Voigtlander NOKTON 58mm F1.4
不老不死温泉の前からバスに乗って十二湖に向かいます.不老不死温泉から十二湖までは45分くらい.
十二湖はWikipediaの説明によると、江戸時代に起きた地震で川がせき止められてできたのが始まりだそうです.十二湖という名前がついていますが正確にはもっとたくさんの湖ーーというかサイズ的に池でしょうかーーがあります.これらの池は濁っているものから水底や泳いでいる魚がくっきりと見えるほど透明度の高いものまでまちまちです.
時期的にも非常によい感じで新緑が目にまぶしく、天気もよく、気持ちよく歩くことができました.アクセスしづらい立地のせいか観光客はそれほど多くなく、ゆったりできるのも魅力です.

Nikon D700 + CarlZeiss Distagon 25mm F2.8
なかでも有名なのは、この青池です.インクを垂らしたかのよう、といわれるその青さは素晴らしい美しさです.なぜこのように青いのかはよくわかっていないそうです.

Nikon D700 + Voigtlander NOKTON 58mm F1.4
青く見えるのは青池だけではありません.こちらの「沸壺の池」もなかなかです.個人的にはこちらのほうが綺麗に感じました.この写真では水面の反射と同時に水底も見えてわかりづらいですが(写真の半分以上は水面です)、ここまで綺麗な水はそう見れないのではないかと感じるほどでした.

Nikon D700 + Voigtlander NOKTON 58mm F1.4
十二湖全体を見ると半日はかかってしまうので、ほんの一部分しか見ることができませんでした.もっとゆったりとした行程を組んで、また訪れたいところです.
再びバスに乗って山を下り、ふもとの十二湖駅でからリゾートしらかみに乗り込みます.今回は「くまげら」編成です.「ぶな」「くまげら」「青池」と3編成あるリゾートしらかみのうち、乗ったことのない青池だけ最新鋭のハイブリッド車両なので、乗れなかったのが心残りです.

RICOH GR DIGITAL III
秋田で帰りの新幹線に乗るまでの間、ぶらぶらとしていたところ、駅の通路で秋田名物のアレを見つけました.「ババヘラアイス」です.「ババ」が「ヘラ」でアイスをカップに盛りつけて売っているので「ババヘラアイス」.わかりやすいですね.「ババ」って呼び名なのはどうなのよ、とかねてから思っていたのですが、こうしてのぼりまでたっているところを見ると、オフィシャルで浸透している名前のようです.秋田では道路端にパラソルをたてて売っていたりするようです.

RICOH GR DIGITAL III
名物ならば食べるしかないでしょう、ということで購入.寸胴のステンレスの容器に黄色とピンクのシャーベット状のアイスが半々で入っており、それをヘラでそいでコーンカップに盛りつけてくれます.200円はちょっと微妙な感じもしますが、おいしかったです.
2月に続いて今年2度目の青森旅行でしたが、青森は見所が多くて観光のしがいがあります.奥津軽とか陸奥半島も行ってみたいですし、十二湖も今度は紅葉が見てみたいです.