2013/09/20
『劇場版タイムスクープハンター』(注意:音が出ます)を見てきました.
タイムスクープハンターはNHKで放送されている、歴史物のドキュメンタリー番組、とでもいったらよいのでしょうか.未来からタイムワープをして過去の人々の生活や出来事を取材するという形式の、多少娯楽風味の入った番組です.
シーズン単位で不定期に放送され、シーズン5まで放送されるほどの人気もあり、映画化されました.
今回の歴史は戦国時代、織田信長が本能寺の変で討たれたところから始まるという、歴史上でも人気のある時代の大きな出来事をテーマに持ってきました.
とはいえ、主人公である沢嶋雄一が所属するのが歴史に埋もれた名もなき人々の生活を記録するという「第二調査部」のため、本能寺の変やその後の羽柴秀吉と明智光秀の戦いは扱われず、もっと地味なテーマが最初は扱われます.このあたりはTV放送と同じ展開ですね.
しかし映画化ということもあってか展開も激しく普段よりは内容は派手目.いつにもまして小道具も活躍します.
もっとも、派手目なのもよしあしでドラマティックに話が展開する反面、TVシリーズに見られた名もなき人々の生活を記録するという地道さや密着感が薄れ気味かなという気もしました.
TVシリーズでは30分のところを2時間なので間延びするかなと思いきや、結構あっという間に過ぎてしまいました.つまりかなり楽しめました.単純な歴史物にとどまらない、かといって過剰な演出もない絶妙なさじ加減がいい感じでオススメです.
2013/09/03
映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』を見に行ってきました.
スタートレックは1966年のTVドラマからスタートしたSFドラマ.同じく「宇宙もの」としては「スターウォーズ」もありますが、スタートレックのほうが多種多様な種族や文化が登場し、それによる社会問題を扱うなど、単なる娯楽にとどまらないつくりになっているのが特徴です.
前作「スター・トレック」が1966年のシリーズよりも前の話として作られており、今作はその続編にあたるという位置づけです.
監督や出演者も前作と同じで、1週間ほど前に前作をiTunes Storeの映画レンタルで見ていたので、違和感なく見ることができました.逆にスタートレックをよく知らない人や前作を見ていない場合にはとっつきにくい面もあるのかもと感じました.まあ続編というのはえてしてそういうものではありますが.
見に行ったのが、平日で22時近くのスタートで終了するのが24時過ぎというレイトショーだったこともあって、観客は10人ちょっと.おかげでゆったりして見れたし、レイトショーなので料金は1,200円とリーズナブルで自分としてはこういう映画の見方はアリだなと思いました.
2013/08/28
今日から遅い夏休み(前半).
以前から見たいと思っていた、『パシフィック・リム』を見に行ってきました.
日本の怪獣映画に影響を受けたという、ギレルモ・デル・トロ監督が作った映画で、海底からやってきた怪獣(映画中でも「KAIJU」と呼ばれている)と、人類の作った戦闘ロボットが戦うというストーリーです.
ハリウッドの作る映画は、アクションやSFものであってもラブシーンやらがあって、最後はそういうものによって物語が解決するというようなパターンが多かったりするのですが、そういうものがない、最初から最後までみっちり戦闘シーンというのが気に入りました.
オタク(というより、アメリカ風に「ナード」と呼ぶのが似合う感じ)がいかにもな振る舞いをしているのを見て、ジュラシックパークのシステム管理者のような無能でダメなネタ扱いするのかなと思っていたら、ナードっぷりを遺憾なく発揮して活躍するのは、監督のマニアックな人間性がなせる技なのでしょう.
ということで、結構面白いと思いました.自分が見に行った映画館ではもうすぐ上映終了となってしまうのですが、結構なお客の入りでした.
2Dと3D、そして吹き替えと字幕の計4パターンがあるのですが、吹き替えに力を入れたというのをどこかで見かけたので、今回は3Dの吹き替えを見ました.字幕では「エルボーロケット」となってるところが「ロケットパンチ」となってるあたり、日本ならでは吹き替えって感じでイイですね.
2012/10/18
映画『アイアン・スカイ』を見てきました.
フィンランド、ドイツ、オーストラリア合作のこの映画、第二次世界大戦末期に地球を脱出したナチスが月の裏側に秘密基地を造り、地球を襲撃するという、まあいわゆるひとつのB級SFバカ映画です.
まだ上映中なのでネタをあれこれとバラすのはどうかと思うので細かくは触れませんが、いろいろな映画のパロディが混ぜ込まれていて、ニヤニヤしながら見ていました.きっと自分の知らないネタもたくさん仕込まれていると思われるので、映画に詳しい方はもっと楽しめることでしょう.
渋谷では今日現在は上映されておらず、週末から上映されるもレイトショーしかなく、ちょうど見やすい時間のところを探した結果、豊島園近くの映画館で見てきました.
平日夜とはいえ、自分を含めて見ている人が全部で10人もいなくちょっと寂しい感じでした.貸し切り感覚で見れたのでそれはそれでよかったのですが.
2012/07/16
iTunes Storeの映画レンタルプレゼントのクーポンが7月末で切れてしまうので、3連休の最終日、暑いのを避けて自宅でだらだらしているのをいいことに映画を見ることにしました.『探偵はBARにいる』です.

札幌のススキノで活動する私立探偵(大泉洋)を主役にした作品です.ネタバレになるので中身には詳しく触れませんが、思ったよりも重たい映画です.自分には不得意なジャンルの作品ともいえます.ストーリー的にもご都合主義とでもいうか、もっと手短に片づければ終わるだろう的なところもあったり.
とはいえ、娯楽作品として純粋に楽しめばこういうのもアリじゃないのかとも思います.