今年1年を振り返る、恒例の企画.音楽や映画など.
音楽は徐々に趣味が固まったというか、新たな音楽を聴かなくなってきた傾向にあり、映画もそもそもそれほど多くは見ないので、多くを語ることもできないのですが.
■ 音楽
今年購入した新譜でよかったのは、
・sakanaction / サカナクション
・RADIO ONSEN EUTOPIA / やくしまるえつこ
・Heavenly Music / 細野晴臣
・Presente / Bajofondo
の4アルバム.
・sakanaction / サカナクション
サカナクションはすべてのアルバムを持ち、昨今の配信がメインとなりつつある現状でもCDで購入するほどお気に入りのアーティストです.
今作もバンド名をタイトルにするほどであり、彼らとしても自信作であることが伺えます.そしてその期待を裏切らない、密度の濃い作品に仕上がっています.
どの曲も素晴らしいのですが、「ミュージック」がやはり出色の出来ですね.
・RADIO ONSEN EUTOPIA / やくしまるえつこ
もともとはNHK-FMで放送されたライブセッション.それに未発表音源を加えてアルバムとしてリリースされたもの.アニメのサントラなどの曲としてシングルリリースされていた曲などが多いのですが、もとのシングルVer.とは別物ともいえるライブならではの躍動感と空気感が魅力です.
・Heavenly Music / 細野晴臣
カーペンターズの「Close to You」からクラフトワークの「Radioactivity」まで、様々な名曲をカバーしたアルバム.カバーといっても、そこには細野晴臣ならではの温もりのあるボーカルと適度にゆるいスローテンポの楽曲があり、オリジナルとは別物の仕上がりとなっています.
・Presente / Bajofondo
アルゼンチンとウルグアイによる、タンゴをベースに現代風のアレンジを加えているバンド、Bajofondo.その3枚目のアルバム.
タンゴならではの憂鬱というか耽美な雰囲気はそのままに、シンセやドラムなどが加わり聴きやすくも奥深さもある作品です.
■ 映画
今年見た映画は、
・Pacific Rim
・Star Trek Into Darkness
・劇場版 タイムスクープハンター -安土城 最後の1日-
の3本だけ.なので、よかったものを選ぶほどではないので、それぞれの感想を.
・Pacific Rim
IMAX 3Dで吹き替え版を鑑賞.監督のギレルモ・デル・トロが子供の頃に見た、日本の怪獣映画に影響を受けて作られた作品.それに吹き替え版では「わかってる」翻訳がなされた結果、「ロケットパンチ!」なんて言葉まで飛び出す、マニアから普通の人まで楽しめる作品に.
3Dでみたこともあり、巨大な怪獣とイエーガーが激しく動く様子に圧倒されディテールまで追いきれないところもあり、結局iTunes StoreでHD版を購入(これももちろん吹き替え版).
・Star Trek Into Darkness
3D版もありましたが、じっくり内容を見たいので2D字幕版を鑑賞.スタートレック好きとしては、はずせない映画.とかいいつつも、前作の「Star Trek」は見なかったので、あとからiTunes Storeでレンタルしたのですが.
いまどきのハリウッド映画らしく、アクションの成分とご都合主義的なところを強く感じ、また逆にスタートレックらしい理論的な科学っぽさがやや希薄なところが気になったものの、満足のいく作品.新キャストで初代のスタートレックの時代の作品を作るという点では、続編も期待せざるを得ません.
・劇場版 タイムスクープハンター -安土城 最後の1日-
NHKにて放送されている「タイムスクープハンター」の映画版.
通常は30分程度の番組のところを映画版にしたこともあり、扱うテーマもいつもの地味な歴史に埋もれた人々の生活ではなく、タイムスクープ社でいうところの「第一調査部」にあたる歴史上の大きな出来事にも関わるものを扱っており、TV放送とはやや趣向が異なっている感じです.
映画版としての長さにあわせるためか、タイムスリップの回数が多かったり、使う小道具が多かったりと、やや間延び感があるのは否めないところ.なのでTV放送よりも娯楽よりの作りとして楽しめました.