2011/05/20
「シグマ、「SD1」を正式発表。実売70万円」
シグマのデジカメというと、Foveonと呼ばれる独自の撮像素子を使っているのが最大の特徴です.
今回価格が発表になったSD1は、従来のシグマ製カメラの撮像素子よりもサイズが大きくなり、画素数も4,600万画素までアップしているのが特長です.4,600万画素とはいっても、出力される解像度的には他社の製品でいうところの1,500万画素くらいになります(この辺の説明をすると長いので省きます).
ビックリしたのはお値段.70万円です.70万円というと他社でいうと・・・
・ニコン D3x(73万円、フルサイズセンサー(36×24mm)、2,400万画素)
・キヤノン EOS-1Ds Mark III(67万円、フルサイズセンサー、2,100万画素)
・ペンタックス 645D(76万円、44×33mmセンサー、4,000万画素)
・ライカ M9(66万円、フルサイズセンサー、1,800万画素)
という感じで各メーカーのハイエンドモデルがずらりとそろいます(値段はフジヤカメラのもの).Foveonはたしかに優れたセンサーかもしれませんが、センサーサイズが24×16mmと他社のハイエンドモデルよりも小型です.しかもシグマはカメラ自体の性能も「周回遅れ」などと揶揄されてしまうなど、製品としてどこまでできあがっているのかも未知数です.興味深い製品ではありますが、ちょっと厳しいのではないかと思います.
2011/04/21

RICOH GR DIGITAL III
購入直後に地震が発生したりするなど、慌ただしくてなかなか使う機会がなかったMakro-Planar 50mm F2.
購入から約1ヶ月、旅行に連れ出してみたりして用途を問わず使ってみた感想です.

Nikon D700 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2
ISO800 F4 1/60秒
Makro-Planar 50mm F2を買ったのは「オールマイティーに使える標準レンズが欲しい」という理由からです.
50mmの単焦点レンズは同じCarlZeissのPlanar 50mm F1.4をすでに持っていました.このレンズ自体も評判の良いレンズではあるのですが、いかんせん45cmまでしか寄れません.これはPlanar 50mmがダメというのではなく、ニコンだろうが他のメーカーだろうが一般的な50mmレンズの大半が似たようなものです.これではテーブルに置かれた、目の前にあるものを撮るのにすら苦労してしまいます.

Nikon D700 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2
ISO200 F2 1/1000秒
Makro-Planar 50mm F2の最短撮影距離は24cm.大半のものを撮るのに困ることはありません.ただし、マクロレンズとして見たら被写体との距離はとれませんし、倍率も1/2倍なのでたいしたことはありません.純粋にマクロレンズだけの性能を追求するとしたら、私もこのレンズではなくタムロンの90mmマクロあたりを買っていたのではないかと思います.

とはいえ、私は等倍マクロ撮影などはしないので50%縮小でここまで写れば十分ですね.

Nikon D700 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2
ISO200 F2.8 1/250秒
ピント合わせはしやすい方だと思います.F1.4と1段明るいPlanar 50mm F1.4よりも楽ですね.Voigtlander NOKTON 58mm F1.4と同程度でしょうか.ファインダーを覗いていると、ぼんやりとした映像からふわっと浮き上がるようにしてピントが合う感覚はMFレンズならではの楽しみです.
とはいえ、マクロレンズの宿命か、被写体との距離が離れるとピントリングの移動量が少なくてシビアなピント精度を要求されますので後からチェックして全然ダメ、なんてこともあります.撮影前にはきちんと視度補正を調整する必要もあります.

Nikon D700 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2
ISO200 F8 1/250秒
マクロレンズに対して要求するべき性能ではないかもしれませんが、遠景も満足のいく写りです.

通常のレンズに引けを取らない画質です.「寄れる標準レンズ」として常用可能ですね.

Nikon D700 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2
ISO3200 F2 1/30秒
夜景を撮っていて驚いたのがコマ収差の少なさです.

こうした隅の方に写った点光源は大半のレンズでは「コマ収差」という歪みが出て形がゆがんでしまうのですが、きちんとした形を保っています.Planar 50mm F1.4でも絞り開放ではコマ収差が出ましたが、F値が1段暗いとはいえ、絞り開放でこの画像は素晴らしいです.
大きく、重く、高価ではありますが、画質を求めるのであれば検討に値する、素晴らしいレンズです.D700との組み合わせでは1.5kgを超える重量はずっしりときますが、精度の高い金属とやや奥まったところに見えるレンズの醸し出す存在感は期待を裏切りません.
2011/04/17
久々にいつものメンバー+みっちゃんの4人で撮影しがてら散策に出かけました.

Nikon D700 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2
お目当ては市ヶ谷界隈の桜と神楽坂だったのですが、桜はほとんど散ってしまっていました.葉桜の新緑も悪くはないのですが、桜の花の魅力には勝てませんね.

Nikon D700 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2
市ヶ谷から神楽坂に向かう途中の住宅地になぜか手作りの中華まんを売る店があったので、肉まんをいただきました.中華街とか行きたくなりました.

Nikon D700 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2
途中、お茶を飲んで休んだりしつつ神楽坂へと向かいます.神楽坂に来たのはこれが初めてなのですが、このようなモダンな神社があるのですね.大理石の狛犬が現代風です.
境内ではフリマが開かれていました.
雲の感じが夏っぽいですね.この日はジャケットもいらないくらいのいい天気でした.

RICOH GR DIGITAL III
時間もまだあるし、さてどうしようとなったときに、そういえばスカイツリーって見に行ってないね的な話になり、地下鉄を乗り継いで押上に向かいました.
ちょっと天気がぐずついたりしていましたが、スペーシアも停車していて、鉄道好き&巨大建造物好きとしては満足な場所でした.

Nikon D700 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2
夕陽に照らされるとイイ感じで立体感がでますね.

RICOH GR DIGITAL III
業平橋から浅草に移動し、浅草で夕飯をいただきます.
そして腹ごなしに浅草寺に向かいました.
仲見世で人形焼きを買いました.どうも仲見世を歩くと条件反射的に人形焼きを買ってしまう習性があるようです.

Nikon D700 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2
浅草寺境内からもスカイツリーが見えました.

Nikon D700 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2
普段であれば大々的にライトアップをしているのでしょうけど、このご時世なので境内は薄暗かったです.でもこれはこれで本来の姿というか、雰囲気があって悪くないと思いますね.
2011/04/02
タイトルに深い意味はありません.
天気も良いことだし新宿でちょっと買い物もしようかなと思って出かけたついでに新宿御苑まで出かけてきました.

Nikon D700 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2
ISO200 F8 1/180秒
都知事が「花見は自粛」とか言っても、花見は行われています.酒を飲んで騒ぐのが云々とかいう話だったようですが、ここ新宿御苑はアルコール持ち込み禁止ですし問題ないでしょう.

Nikon D700 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2
ISO200 F4 1/750秒

Nikon D700 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2
ISO200 F4 1/350秒
思いっきり逆光のような光線状態でもお構いなしの高画質です.

Nikon D700 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2
ISO200 F2 1/6000秒
F2開放でもシャープです.Planar 50mm F1.4やNokton 58mm F1.4のような開放でゆるゆる、絞ってシャープ、のような変化は楽しめませんが、安定して高画質なのは素晴らしいです.
2011/03/30
GR DIGITAL IIIのファームウェアがVer.2.30にアップデートされました.
単なるバグフィックスではなく、機能が追加されていくのがGR DIGITALのファームウェアアップデートの特徴なのですが、今回もいくつかの機能が追加されました.
・被写体追尾AF機能を追加
半押しで被写体を認識させることで、被写体が動くとピント合わせ位置も動いてピントを合わせ続ける
・Fn.ボタンに「AF/被写体追尾AF」切り替え機能を追加
上記の機能のオンオフをFnボタンに割り振ることが可能に
・シーンモード時にADJ.ボタンで設定変更可能な機能の追加
クロスプロセスなどのモード時にISO感度を変更できるようになった
・ホワイトバランス手動設定取込エリアの選択機能を追加
マニュアルホワイトバランスのデータ取り込み時に画面全体かスポットの選択が可能に
・セルフタイマー撮影時の電子水準器の表示
セルフタイマーをセットした後も電子水準器が表示されるようになった
なんといっても最大のポイントは自動追尾AFの装備でしょう.
追加機能の発表があったときに、自分はGR DIGITAL IIIで動体は撮らないし関係ないかなと思いました.が、試しに使っているうちに別の使い方が思い浮かびました.自分はマクロ撮影時にはAF枠を手動で移動させることが多いのですが、この自動追尾AFを使うことで最初に中央部分でピントを合わせておいて半押しのままフレーミングをすればそうした作業がいらなくなります.
追従速度は予想以上に速いです.テレビの映像で素早く動くようなものに被写体をあわせても追従します.
もちろん完璧ではなく、似たような形状をした他の物体にピントを合わせてしまうこともあり、またピントを微調整するモーターとギアから出ているとおぼしき音が断続的にして、やや耳障りで気になります.
世間一般のコンパクトデジカメに装備されている顔認識AFになど目もくれずに、追尾AFなんてものを惜しげもなくファームアップで提供するなんて、さすがリコーとでもいうかマニアックな路線を突き進んでいます.