「シグマ、「SD1」を正式発表。実売70万円」
シグマのデジカメというと、Foveonと呼ばれる独自の撮像素子を使っているのが最大の特徴です.
今回価格が発表になったSD1は、従来のシグマ製カメラの撮像素子よりもサイズが大きくなり、画素数も4,600万画素までアップしているのが特長です.4,600万画素とはいっても、出力される解像度的には他社の製品でいうところの1,500万画素くらいになります(この辺の説明をすると長いので省きます).
ビックリしたのはお値段.70万円です.70万円というと他社でいうと・・・
・ニコン D3x(73万円、フルサイズセンサー(36×24mm)、2,400万画素)
・キヤノン EOS-1Ds Mark III(67万円、フルサイズセンサー、2,100万画素)
・ペンタックス 645D(76万円、44×33mmセンサー、4,000万画素)
・ライカ M9(66万円、フルサイズセンサー、1,800万画素)
という感じで各メーカーのハイエンドモデルがずらりとそろいます(値段はフジヤカメラのもの).Foveonはたしかに優れたセンサーかもしれませんが、センサーサイズが24×16mmと他社のハイエンドモデルよりも小型です.しかもシグマはカメラ自体の性能も「周回遅れ」などと揶揄されてしまうなど、製品としてどこまでできあがっているのかも未知数です.興味深い製品ではありますが、ちょっと厳しいのではないかと思います.
いつも楽しく拝見しております。
自分もSD1楽しみに待っていたのですが(社長が以前ミドルクラスの他社と・・・おっしゃていたのでてっきり30万ぐらいかな・・・と思ってました)これではちょっと・・・になりますね。あきらめてDP2とか考えてます。また楽しい記事を期待してます
コメント by PAISUKE — 2011/05/21 @ 16:12
PAISUKEさんこんにちは.
この値段はビックリですね.SD15が6万円程度で買えてしまうので、撮像素子が少し大きくなっただけでここまで値段が上がるとは思いませんでした.
Foveonには自分も期待をしています.なので他のメーカーも参入して素晴らしい製品ができることを期待しているのですが、なかなかうまくいきませんね.
コメント by Annexia — 2011/05/21 @ 16:52