iPhone 4Sのカメラはスゴいと評判ですね.とはいえ、入手するまでは「あくまで携帯電話のカメラとしてはスゴいというレベルじゃないの?」くらいにしか思っていませんでした.
実際に入手してみて、GR DIGITAL IIIと撮り比べてみました.
すべての写真はレタッチなしの状態です.GR DIGITAL IIIは普段使いの設定、つまり自分の好みにセッティングをいじってあります.

左がGR DIGITAL III、右がiPhone 4Sです.GR DIGITALは自分の好みによりアスペクト比が3:2になっています.iPhone 4Sは標準のカメラで普通に撮ったのでデフォルトの4:3のままです.
ホワイトバランスはGR DIGITALのほうが近いですね.GR DIGITALはIIIになって「マルチパターンAUTOホワイトバランス」なる機能が追加され、ホワイトバランスがかなり改善されました.とはいえ、若干寒色系なのでiPhone 4Sくらいでも許容かなと思います.
背後のボケはGR DIGITALのほうがボケていますね.絞り値や撮像素子のサイズの違いもありますが、GR DIGITALのほうがレンズが広角なので、サイズを合わせるために寄って撮ったというのも理由の一つとしてあげられます.

中央部のアップ.GR DIGITAL IIIのほうがシャープで金色の描写も優れています.こうしてみるとさすがにGR DIGITALのほうが画質は上ですが、iPhone 4Sの画質がダメというわけではなく、むしろかなりいい線いっているとみるべきでしょう.

続いて夜景.すいません、iPhone 4Sのほうは傾いてます.GR DIGITAL IIIは28mm、iPhone 4Sは35mmなので画角の違いが出ています.

正面の建物の看板のアップ.さすがにiPhone 4Sのほうがノイズが出ていますが、下手なノイズ除去処理をかけていないのはいいですね.コンデジなんかでも酷い製品だとノイズ除去処理のせいで塗り絵みたいになっている画像のものがありますから.
ちなみにそれぞれの撮影データは次のとおり.
GR DIGITAL III:絞りF1.9、シャッター速度1/15秒、ISO感度367
iPhone 4S:絞りF2.4、シャッター速度1/15秒、ISO感度800
結論をいうと、たしかにスゴいです.携帯電話というか情報通信機器の隅に申し訳程度にくっついているカメラの画質とは思えないほどです.鞄からGR DIGITAL IIIを引っ張り出してきて撮影するよりも、ポケットからiPhone 4Sを出してささっと撮影することのほうが多くなりそうなくらいです.
残念なのは盗撮対策なのか、シャッター音が非常に大きいこと.スピーカーを指で押さえて撮れば音量はかなり落ちますが、それでも静かなところでは気になるかもしれません.もうちょっとなんとかならないものでしょうか.
それから、撮影をしている最中に急にすべての操作を受け付けなくなったり、画面が真っ暗になるといった不可解な動作が発生することがありました.まだ若干のバグを持っているようなので、早めにフィックスしたバージョンをリリースしてもらいたいところです.
【補足】

上のiPhone 4Sで撮影した写真をsnapseedでレタッチしたもの.少し派手にしすぎましたが、こんな感じでちょこっといじれば十分見栄えのする画質になります.
今日はGR DIGITAL IVの発売日です.
手ぶれ補正やAF速度の向上、映像処理など、細かな機能アップばかりなので、買い換えなどはせずにしばらくは様子見です.
IV発売と同時にIIIのファームウェアアップデートがリリースされました.
主なアップデート点は、
・ISO AUTO-HI(明るさに応じてISO感度を自動変更する機能)モード時で、ISO感度の上限と最低シャッター速度を設定できるようになった
・オートブラケットに「コントラストブラケット」が追加
・ADJ.レバーに登録できる機能が4つから5つに増加
・ハイコントラスト白黒撮影時の周辺減光が設定できるようになった
・メタルレンズキャップに対応(キャップをしている間は電源が入らない)
など.製品発売後もこうやって機能を追加するのがGR DIGITALのひとつの魅力ですが、残念ながらIIIの機能追加は今回が最後です.
いくつか機能が追加されたなかでも、魅力的なのはISO AUTO-HIモードでのISO感度上限と最低シャッター速度が選択できることです.ニコンの一眼レフなどには装備されている機能ですが、
・ISO感度設定→どこまで画質劣化を許容できるか
・最低シャッター速度→自分がブレさせずに撮影できる限界
という2つを設定できるので便利です.自分はISO感度の上限はISO800、最低シャッター速度は1/15秒に設定しました.ちなみにGR DIGITALはノイズリダクションをかけ始めるISO感度の下限も指定できます.
こうしたカスタマイズの豊富さがGR DIGITALシリーズの隠れた魅力ですね.
「三脚(その1)」のつづきです.

Nikon D40 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2 ZF
amazonに注文してから1日半、三脚が到着しました.
箱自体が大きいせいか、梱包はされずに製品の入っている箱にそのまま送付ラベルが貼られていました.いつも自宅で荷物を受け取るときには、日中不在のため近所のコンビニ宛受け取りにしているのですが、今回はコンビニ受け取り不可でした.サイズの制限かなにかに引っかかったのかもしれません.

Nikon D40 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2 ZF
購入したのは、マンフロットの190CX3に自由雲台496のセットです.

Nikon D40 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2 ZF
製品名「190」の後ろに「CX」がつくのはカーボンファイバー製、「3」がつくのは脚が3段であることを示します.脚の固定はレバー式です.締め付けが緩くなったときのために、脚の1本にネジを締めるためのプラスティック製の工具が取り付けられています.
収納はあんまりスムースではないですね.レバーを緩めたときにほんの少し回転します.脚が丸形でガイドレールのようなものがないからでしょうか.もちろんロックすればきちんと固定されます.

Nikon D40 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2 ZF
カーボンファイバーであることを物語る、独特の模様です.カーボンファイバーの採用により、アルミ製よりも500gほど軽量化されています.ただし、自分の購入したモデルはセンターポールはアルミ製です.

Nikon D40 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2 ZF
D700+CarlZeiss Distagon 25mm F2.8を装着してみました.メーカーによると耐荷重5kgだそうなので、1.5kg程度のこの組み合わせではまったく問題はありません.

Nikon D40 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2 ZF
センターポール下部はこのような形状になっています.この部分を取り外し、センターポールの代わりに使うことでセンターポールレスに近い状態で使うことができます.軽量化と安定性にはプラスになりそうです.しかしセンターポールを伸ばさないと少し低いので自分はそのような使い方はしないかもしれません.鉄道旅行などで少しでも軽量化したいときにはよいかもしれませんが.

Nikon D40 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2 ZF
中心部分です.各脚にあるシルバーのレバーは、押しながら開くことで角度の調節ができます.角度は25°、46°、66°、89°の4段階.89°だとほぼ地面に三脚全体がついてしまいそうです.ローアングル向けなのでしょうけど、それを活かすためにはセンターポールを短いものに替えておかないと意味がなさそうです.

Nikon D40 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2 ZF
自由雲台496です.自由雲台というのはレバーが1個なのが相場ですが、2個ついているのは締め付け強度調節のためです.
しかしこの自由雲台、非常に使いにくい!クイックシューより取り付けしづらいのは当然としても、カメラ取り付けネジやパーツのたぐいがありません.また、不思議なことにカメラをパンさせようとしてロックレバーを緩めても雲台本体は回転してもカメラを固定しているボールヘッド部分は回転しません.梅本製作所の雲台のような動きをするのが本来だと思うのですが、これでは真逆です.三脚とセットで安かったのであんまり確認せずに購入してしまいましたが、この雲台は失敗です.雲台は再検討ですね.前述の梅本製作所の雲台は評判が非常によいのですが、値段もそこそこしてしまうのが悩ましいところです.
【補足】
自由雲台496の使いづらさですが、試し撮りをしているうちに徐々に慣れてきました.締め付け強度を調節するフリクションダイアルの使い方がポイントなのでしょうか.
・取り付け:フリクションダイアルをかなりゆるくしてボールヘッド部分を回転させてカメラにねじ込む
・雲台本体のパン:フリクションダイアルをきつめにセットしてロックレバーをゆるめて雲台本体を回転させ、その後カメラ(=ボールヘッド部分)を回す
多少慣れたものの、梅本製作所のように1つのダイアルでパンとロックが調整できた方がやはり数段優れているという印象にはかわりありません.