2011/09/15
『シャープ、「GALAPAGOS」メディアタブレットを9月30日で販売終了』
昨年12月に発売開始されたシャープのガラパゴス・メディアタブレットですが、後継機も出ることなく1年もたたずに販売終了となることが発表されました.
昨年の記事では2011年の早い時期に100万台の出荷を目指すということになっていましたが、そもそも直販メインで店頭でのデモも限られたものであり、実際の販売台数は目標に遠く及ばなかったのではないでしょうか.
失敗の要因はいくつも考えられますが、製品自体がiPadの後追いであることに加えて製品に魅力がなかったのが最大の敗因であるように感じられます.それに加えて、まだ日本の電子書籍市場が未成熟だったのもあげられることでしょう.
ツタヤとの協業である、ガラパゴスの名を冠した電子書籍販売は継続され、アンドロイドOS系の製品にサービスされるようです.なので今回の発表は専用ハードからの撤退になるのですが、この状況でシャープがサービスを継続する理由というのは正直いってあんまりないような気もします.
2011/09/06
「書籍の“自炊”代行は複製権侵害」出版社7社と作家122人が業者に質問状
買ってきた書籍を裁断してページごとに分割し、ドキュメントスキャナに取り込んでPDFなどのデジタルデータに変換する行為を「自炊」といいます.デジタルデータにするときにOCR機能を使ってテキストをきちんと文字として認識することで検索が容易になったり、iPadなどのデバイスに大量のデータを取り込むことができるなど、メリットが多いため徐々に普及しているようです.
ただし、導入にあたってはいくつかの障壁があります.書籍の裁断を行う裁断機やドキュメントスキャナは価格もそれなりに高価で(両方あわせて5万円くらいでしょうか)、なおかつ場所をとるなどの難点もあり、気軽に自炊を行える環境にないのも事実です.そこで、書籍を送ると裁断からデジタルデータ化までの自炊作業を代行して行ってくれる業者が登場しています.
ところが、こうした代行自炊業者に対して作家や出版社などが「複製権」の侵害であるとして、各業者に質問状を送ったそうです.買ってきた書籍を個人が自炊するのはOKだけれど、委託されて自炊するのは「使用する者が複製できる」という著作権法の範囲を超えてしまっているというのが理由だそうです.
また、裁断した書籍がオークションに流れるなど、自炊行為自体を「「紙の本が消えてデータに変わるだけ」と言うことはできないなどと苦言を呈している」といったように、快く思っていないようです.
どうして個人が、わざわざお金を出して買ってきたまっさらの書籍をさらにコストをかけて裁断してスキャナにかけるような面倒なことをしているのか、考えたことはないのでしょうか.タブレットや読書端末が登場していることで読書スタイルそのものが変わってきているのに、それに出版社が応えるということがまず最初にすべきことでしょう.
「もうすでにいくつかの書籍は電子化されて売られている」というかもしれませんが、残念ながら現状はとても満足できるものではありません.電子書籍化されている数そのものが少ないことに加えて、さらに面倒な障壁があるのです.自分はiPadユーザですが、電子書籍を買おうと思ったら、まず「どのアプリで売られているのか」を調べることから始めなくてはなりません.現状は出版社、取次、広告代理店など各社が独自の電子書籍アプリをリリースしており、その中でコンテンツを囲い込んでいます.iPadに最初から用意されている「iBooks」には未だに一冊も日本語タイトルの書籍はありません.Appleの対応や縦書き処理など日本語独自の細かな問題もあるようですが、はたしてそれらがクリアされたときにiBooksに書籍が並ぶのか、また今までに各アプリで購入した電子書籍が無料でiBooksにデータ移行できるようになるのか、不安要素でいっぱいです.
自炊するために裁断した書籍がオークションに流れて違法コピーの温床になっているということを危惧しているのであれば「自炊なんて面倒なことをしなくてもいいや」と思えるような仕組みを構築すべきでしょう.それこそ、図書館が無料貸本屋になっている現状を駆逐し、読書家がヴァーチャルながら眺めて納得できるような、蔵書感に満ちあふれるシステムを作ってほしいものです.
自炊が発生した理由や経緯を考えずに、押さえ込むという方向に動いてしまったことは出版業界においては今後に響いてくる失策のように思います.
2011/09/03
数日前ですが、社内で使われているMac mini(2010)が、ファイルの書き込みでエラーが発生したりシステムの起動や終了がうまくいかなくなるなど、動作が怪しくなってきたのでHDを交換することにしました.
※急いで交換作業を行う必要があったので写真は撮っていません.
元々入っていたHDはSeagate製の320GB、5400rpmの製品でした.新たに導入したのは日立製の320GB、7200rpmの製品です.手持ちの320GBがなかったので秋葉原に出かけてドスパラで買い求めたところ5400rpmは在庫が切れていたので7200rpmにしました.事務作業など、速さを求めない用途であれば発熱の少ない5400rpmでも十分ではないかと個人的には思っていますが、まあ在庫がないのでは仕方がありません.
初期のMac miniは開けるのを拒むようなデザインで、お好み焼きのヘラのようなパーツを隙間に突っ込んでこじって開けるしか方法がなく、どうしても傷が付いてしまったりと厄介な代物でした.が、2010年モデルは裏面の黒い大きなフタが回転するようにできており、これを開けることで内部にアクセスできるようになっています.
とはいえ、簡単に交換できるのはメモリくらいのもの.HDについては無線LANのアンテナや冷却ファンを外さないとアクセスすることができません.
外装が凝りに凝っているのがApple製品の特徴ですが、内部も作り込まれているのには驚かされます.Windowsマシンなんかは統一性のない色とりどりで雑多なケーブルがだらんと内部を這っていたりしますが、黒のきちんと長さが調整された細身のケーブルが配線されている様子はデザインが行き届いていることを思い知らされます.
基本的にネジでパーツを外してコネクタの抜き差しでHD交換できてしまうので迷うところはないのですが、1ヶ所だけ考え込むところがありました.HDのコネクタとは反対側のなにもないところにケーブルが伸びて小さなパーツが取り付けられているのです.ネットで調べた限りではおそらくは温度センサーかなにかのたぐいのようで、両面テープで固定されているだけなのではがして新しいHDに張り直せばOKのようでした.
部品の交換作業自体は30分もあれば完了します.ただし、複数のトルクスレンチなどが必要なので要注意です.HD交換後はOSをインストールし、TimeMachineから書き戻せばほぼ作業完了です.
2011/08/25
「速報:アップルのスティーブ・ジョブズ CEO が辞任、後任はティム・クック」
朝から衝撃的なニュースが飛び込んできました.
スティーブ・ジョブズがAppleのCEOを辞任して会長職になり、新CEOとしてティム・クックが就任しました.
ジョブズについては以前にも手術を伴う長期の休暇を取っているなど、健康面に難があることが伝えられていましたが、やはり厳しいようです.いつ買収されてもおかしくないほどにまで傾いていたAppleという会社をここまで建て直し、MacのみならずiPodやiPhone、iPadといった未来を感じさせる製品を次々にリリースし、アメリカでトップの企業にまで育て上げた手腕はこの21世紀初頭においては最高の経営者であるといえるでしょう.
ティム・クックをはじめとして、ジョブズが選び育てた優秀なスタッフがAppleをさらなる成長に導き、そしてそれをジョブズが見守るという構図が長く続いてくれることを切に希望します.
2011/08/23

MacOS X用のテキストエディタ「Jedit X」を使い始めました.
過去にSmultronとFraiseを使ったり、ほかに「mi」を使ったりしてきましたが、どれも自分には馴染めませんでした.
Jedit Xは有料(2,940円)ということもあってちょっと敬遠していたのですが、20日間はお試しで使えるとのことなのでものは試し・・・と使ってみたところ、今までのどのエディタよりも馴染めたのでさっそくレジストしました.
自分がテキストエディタに求めるものはそれほど複雑なものではなく、
・タブエディタ(複数のファイルを1画面にまとめられる)
・行番号表示
・HTMLタグのカラー表示
・テキストエンコードがきちんとしていること
くらいのものなのですが、今まで試したエディタは肌が合わないというか一長一短でした.これは長く使えそうです.
Jeditというと、漢字Talk7とかMacOS 8の時代に使っていたのを思い出します.当時、「Jterm」という通信ソフトを使っていましたが、それのオマケとかそういう感じで開発されたソフトだったように記憶しています.パソコン通信の衰退とともにJtermは消滅しましたが、Jeditがこうした形で生き残っているのもなんだか不思議な気もします.